アニライブ!   作:名前はまだ無い♪

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何故だろう、他の投稿者さんの作品を読む度に自分の作品に自信が持てなくなる…
ま、それは置いといて←おい
今回は有名な(?)希のあの台詞が!

そして理事長室に呼び出された若葉を待っていた運命とは!?

それにしても最近は暑くなってすっかり夏!って感じですね


2/22
加筆修正


カードがウチにそう告げるんや!by希

理事長室に着いた若葉はノックをして入室する。

 

「えーと、俺何かやらかしました?」

 

入室して直ぐに彩にその確認を取る。

 

「いえ、別にそうじゃないけど。何かやったの?」

「いや、そうじゃないなら大丈夫です」

 

彩の問いに否定で返すと少し微笑んでから

 

「貴方を呼んだのは紹介したい人がいたからよ」

「紹介した人、ですか?」

「ええ。入って来てくれるかしら?」

 

彩の台詞で理事長室の隣の応接室に続く扉が開き

 

「なっ、お前は!?」

 

そこから入って来た人物に驚く若葉。それを見て驚いた顔をして、楽しそうに笑う人物。そして驚いた表情の彩。

 

 

 

一方、穂乃果達はというと。

若葉が理事長室で楽しい、基誰かに驚く前、若葉と別れた時間まで戻る。

 

「若葉君行っちゃったね」

 

ことりは若葉が急ぎ足で向かった方向を見ながら呟く。

 

「一体何をやったのでしょう」

「んーお兄ちゃんの事だから問題起こしても気づかなさそうだからなー」

 

と海未と穂乃果に至っては心配どころか、本人が聞けば即否定する様な事を口走っている。

若葉君はそんな人じゃないと思うけどなー。と言うことりの言葉は2人の耳に入って来ない。

 

「取り敢えず生徒会室に行きましょう」

 

海未の一言で再び生徒会室を目指し歩き始める。

 

 

 

「失礼しまーす」

 

前回と同じ様にノックをし、中に入る。生徒会室には前日同様、絵里と希の2人だけがいた。

 

「朝早くから何?」

 

朝早くだからかなのか少し苛ついてる感じの絵里。

 

「講堂の使用許可を頂きたいと思いまして」

「部活動に関係無く生徒は自由に講堂を使用できると生徒手帳にも書いてありましたので」

 

「新入生歓迎会の日の放課後やなぁ」

 

用紙を穂乃果きら受け取りながら日付を見て希が言う。

 

「何をするつもり?」

 

生徒会としては何をするか把握する為なのか内容を3人に聞く。

 

「それは…」

「ライブです!」

 

絵里の質問に言い淀んだ海未の言葉を続ける形で穂乃果が宣言する。その言葉に絵里の顔が少し険しくなる。

 

「3人でスクールアイドルを結成したので、その初ライブを講堂でやる事にしたんです」

「ちょ、穂乃果!」

 

「まだ出来るかどうかはわからないよ?」

 

穂乃果の宣言に少しばかり難色を見せる二人。

 

「えー!やるよー!」

「待って下さい。まだステージに立つとは」

 

まだ少し躊躇いがあるのか海未が穂乃果に言い返そうとすると

 

「出来るの?そんな状態で。新入生歓迎会は遊びではないのよ」

 

そう言って用紙を穂乃果に返そうとした絵里の手を

 

「ええんとちゃう?」

 

横にいた希が止める。

 

「希!」

 

絵里は申請を断ろうとした時、自分の腕を掴んだ希を驚いた顔で見る。希はそんな絵里を無視して続ける。

 

「3人は講堂の使用許可を取りに来たんやろ?部活でもないのに、生徒会が内容までとやかく言う権利は無いはずや」

「それは…」

 

今度は絵里が言い返せなくなる。それを確認した希は講堂使用許可証を受理する。

 

「「「失礼しましたー!」」」

 

3人、特に穂乃果は受理して貰ったのが嬉しい様で、元気に生徒会室を出て行く。

 

そして三人が居なくなった生徒会室では絵里と希が話していた。

 

「何故あの子達の見方をするの?」

 

絵里は開口一番に1番気になっていた事を希に聞く。

 

「何度やってもそうしろって言うんや」

 

希は机の引き出しからタロットカードを取り出しながら言い、窓際に移動する。

 

「?」

 

その行動の意図が読み取れず不思議な顔をする絵里。

 

「カードが」

 

窓を勢い良く開け放つ。勢い良く開けたからなのか和風が巻き起こり、カードを幾枚も巻き上げられる。

 

「うわっ!?」

 

突然の風に短い悲鳴を上げる絵里とは反対に、両手を広げて風を一身に受ける希。そして

 

「カードがウチにそう告げるんや!」

 

 

 




と、云う訳で今回は区切り良く第2話のアバンで終わります。

え?全然本編進んでないじゃんって?それに関しましては誠に申し訳ないです。本編が碌に進んでないのに短編を並列で書くとか、自分の愚行に呆れています。




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