アニライブ!   作:名前はまだ無い♪

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ちょっと待ってて〜

スクフェスのクリスマス特典に真姫ちゃんがなりましたね!


た、助けて〜by花陽

「いや〜そろそろ夏服に衣替えして眼福だな〜」

「そんな事を言う為にわざわざウチまで来たの?」

 

若葉はカウンターから呆れたように翔平を見る。今は休日でμ'sの練習もオフの日で、μ'sの新曲『これからのSomeday』をアップしたのがつい先日のことである。

 

「ハッハッハ!そんな訳ないじゃん」

「おかえりはあちらになります」

「ちょ、マジで帰そうとしないで!」

 

と翔平の対応がめんどうになったのか、これが正しい扱い方なのか、若葉が翔平を帰そうとする。

 

「それで?何の用なのさ?」

「あぁ、これこれ。μ'sはこれどうするのかな〜って思ってさ」

 

若葉が翔平の差し出したケータイの画面を見る。

 

「何々ーー?」

 

☆☆☆

 

次の日

 

「た、助けて〜」

 

アイドル研究部の部室に花陽が駆け込んで来る。部室にいた若葉と穂乃果、海未にことりは花陽のイキナリの救援要請に首を捻り

 

『ちょっと待ってて?』

 

と疑問系で返す。

 

「じゃなくて!大変です!ラブライブです!ラブライブが開催される事が決定しました!」

「な…ラブライブ!?」

 

花陽の知らせに穂乃果は驚き

 

「て、何それ?」

 

花陽に聞いた。先程の驚きは何だったのか…

 

「あーラブライブね」

 

と穂乃果とは対照的に落ち着いて花陽の言葉を聞く若葉。

 

「お兄ちゃん知ってるの?」

「まあ少しは」

「スクールアイドルの甲子園、それがラブライブです。エントリーしたグループの中から、このスクールアイドルランキング上位20位までがライブに出場、No. 1を決める大会です。噂には聞いていたけどついに始まるなんて〜」

「へぇ〜」

 

花陽の説明に納得する穂乃果。

 

「スクールアイドルは全国的にも有名ですし」

「盛り上がること間違いなしにゃ〜」

 

海未といつの間にか来た凛を無視して、部室のパソコンで上位20位やチケット発売日などを調べテンションを上げる花陽。

 

「て、花陽ちゃん観に行くつもり?」

 

そんな花陽の様子を見て穂乃果が聞く。その穂乃果の言葉に花陽は立ち上がり

 

「当たり前です!これはアイドル史に残る一大イベントですよ!見逃せません」

 

と穂乃果に詰め寄る。

 

「花陽ってアイドルの事になるとキャラ変わるよね」

 

若葉の言葉に真姫と愛生人が頷く。

 

「いや、アッキーは人の事言えないでしょ」

 

ゲームの事になるとキャラが変わる愛生人に夏希が突っ込む。因みにアッキーとは夏希が考えた愛生人のアダ名である。

 

「凛はこっちのかよちんも好きだよー」

 

と何時もの事で慣れている凛は呑気(のんき)に言う。

 

「そっか〜私てっきり、出場目指して頑張ろう!って言うのかと思ったよ」

「うぇぇぇ!?」

 

穂乃果の言葉に先程とは真逆のキャラになって壁際まで下がる花陽。

 

「そ、そそ、そんな。私達が出場なんて恐れ多い…」

「キャラ変わり過ぎよ」

「凛はこっちのかよちんも好きにゃー!」

 

真姫の言葉に頷く若葉と夏希。先程指摘された愛生人はなんとも言えない表情をしている。

 

「でもスクールアイドルやってるんだもん。目指してみるのも悪くないかも」

「てゆうか目指さなくちゃダメでしょ!」

 

ことりの台詞に穂乃果が突っ込む。

 

「そうは言っても現実的に出れるの?先週見た時そこまでの順位は無かったはずだけ…どぉ?」

 

と夏希がパソコンでμ'sのページを開きながら話していると、最後に変な声が出た。

 

「あれ?順位が上がってます」

「嘘ぉ!」

 

夏希と一緒に画面を見ていた海未が夏希の変な語尾の理由を説明する。真姫を皮切りにメンバーが画面を見ると、確かに順位は上がっていた。

 

「急上昇のピックアップスクールアイドルにも選ばれてるよ!」

 

ことりが画面の端を指すとそこにはμ'sの文字があった。

他にも新曲についての感想などが多数書き込まれていた。

 

「あれ?なんで若は驚かないんだ?」

「いや俺らサポート班だよ?そういった定期チェックとかも仕事の範疇じゃない?」

「「いや違うだろ(と思います)」」

 

若葉の言葉に夏希と愛生人の2人が否定する。

 

「あとラブライブ開催については昨日友達から聞いたから、かな?」

「友達って翔平君?」

「そうだよ。昨日店に来た時に聞いたんだ〜」

 

とお茶をすすりながら穂乃果の問いにノンビリ答える若葉。

 

「もしかして凛達人気者〜?」

 

感想を読んでいた凛が嬉しそうに言うと、真姫は何か心当たりがあるようで

 

「もしかしてそのせい?」

「え?」

「最近他の学校の子から写真良いですか?て言われたのよ」

「あぁ最初は断ってたのに結局写真を一緒に撮ってたあれか」

 

その時の事を真姫と夏希は屋上に着くまでに話していた。夏希がなぜ知っているのかと言うと、偶然その場を見ていたからである。

 

「それって出待ちってやつですよね」

「嘘。私そんなの全然ない…」

 

と凹んだ穂乃果を若葉が慰めてると

 

「でもそうゆう事もあります。アイドルというのは残酷な格差社会でもありますから」

 

と花陽が止めを指す。

 

「でも写真とかマッキーもだいぶ変わったな」

「わ、私は別に!」

「あ、赤くなったにゃ〜」

 

夏希の言葉に真姫は顔を背けるが、凛に顔を覗き込まれ赤くしてるがバレる。そんな凛に真姫が仕返しするかの様に頭にチョップする。

 

「う〜痛いよ〜」

 

イキナリの事で凛は頭を抑えながらその場にしゃがむ。

 

「あんたがいけないのよ」

 

頭を抑えてうーうー言ってる凛に真姫が言う。

 

「どっちもどっちじゃね?」

 

夏希の呟きに被せるように屋上のとびらが開く。

 

「皆、聞きなさい!重大ニュースよ」

「あ、にこ先輩」

「重大ニュースって言われても新しい試験生が来たって位じゃないともう驚きませんよ?」

「それよりももっと凄い事よ。この夏遂に開かれるのよ!スクールアイドルの祭典」

「ラブライブですか?」

「……知ってたの?」

 

ことりに遮られ、全員が知っているのかと確認すると全員が頷き、にこ先輩が膝を着いた。




若「さて今回は夏希と愛生人じゃなくてこの子に来てもらってます!」

花「ど、どうも小泉花陽です」
若「そんなに緊張しないで、ノンビリ楽しくやっていこ?」
花「は、はい!」
若「それにしても花陽はアイドルの事になるとキャラがガラッと変わるね」
花「そうですか?」
若「うん。見てて面白いから良いんじゃない?」
花「は、はぁ」
若「さて、俺ばっかり話すのは申し訳ないから花陽、語っていいよ」
花「えと、じゃあ説明を。夏希先輩と若葉先輩の呼び方が変わったのは気付いたと思いますが、各々の呼び方は『オリキャラ紹介と呼び方』を参照にしてください」
若「こら作者?何サラッと言わせてるの?」
だって物語中に説明入れるの面倒なんだもん
花「そこを面倒って言ったらダメだと思いますけど…」
なん……だと……
若「分かったら今後こういった事は控えるように、良いね?」
……はい
若「よし、それじゃあ花陽、次回予告よろしくね!」
花「はい。次回『貴方に言われたくないわ!』ご、誤字脱字、感想、アドバイス等をお待ちしております」

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