若「早くしてね〜」
そう慌てなさんなって、再開を記念してなんと今回は!
若「おぉ!?」
比較的文章が短いです。
若「ちょっと裏行こうか?」
え?何で笑顔で肩が捩れるように痛いぃぃぃぃ!
若「では本編をどうぞ」
「た、助けて……」
あれから場所は中庭に変わり、今度は花陽、凛、真姫の番になった。
そして1年生組の最初の被写体は花陽だった。そしてインタビュー開口1番が先程の台詞である。
「緊張しなくて大丈夫だよ。ただ聞かれた事に答えてくれれば良いだけだから」
そんな花陽に助け舟を出したのはカメラを構えている若葉。
「編集するからどんなに時間掛かっても大丈夫やし」
さらに希も助け舟を出す。
「で、でも~」
「凛もいるから、頑張ろ」
凛はそう言って花陽の隣に立ちカメラに映り込む。
「ほら真姫ちゃんもおいでー」
若葉は渡り廊下に肘を付いている真姫にカメラごと向く。自然と真姫がカメラに映る。
「私は大丈夫です」
「んもー」
髪を弄りながら断ると、凛が不満そうな声を出す。
「大丈夫大丈夫」
「そうやな。どうしても嫌なら無理にインタビューしなくても」
若葉と希が頷き合う。そして
「真姫だけはインタビューに応じてくれなかった。スクールアイドルから離れれば、唯の多感な15歳。これもまた自然な」
「って何ナレーション被せてるのよ!」
若葉がカメラのズームで撮りながら希がナレーションを入れていると、真姫が気付き撮影を止める。
「じゃあ真姫ちゃんも来た所で改めて撮り直そうか」
若葉の一言で真姫が諦めたように溜め息を吐き、花陽の隣に立つ。
「先ずアイドルの魅力についてから聞いていきたいと思います」
こうしてやっとインタビューらしいインタビューが始まった。
「では花陽さんから」
「えーと、その…」
希が花陽に質問し、花陽が答えようとした時
「かよちんは昔からアイドル好きだったんだよね〜」
「は、はい!」
何故か代わりに凛が答えていた。花陽も凛の乱入に驚いたのか少し詰まりながら肯定する。
「なるほど、それでスクールアイドルに?」
「は、はい…えっと…」
続く希の質問に声を小さくしながら返事をする。そして言葉を続けようとカメラを見ると
「ぷっ、くくく」
いきなり笑い始めた。花陽と同じ様にカメラの方を向いていた凛と真姫は花陽が笑い出した原因が分かったようで、凛は花陽と同じ様に笑っていた。
「ちょっと止めて!」
逆に真姫は少し怒った表情でカメラに近付き、レンズを手で隠す。
「どうしたの?」
レンズを手で隠されたので、若葉がカメラから顔を離して真姫に聞くと真姫は若葉の後ろを指差す。若葉が振り返ると、そこには人形を手にした穂乃果ぎいた。
「いや〜緊張してるみたいだから解そうかな〜って思って」
「ことり先輩と夏希先輩も!」
真姫の言葉に2人の方を見ると
「頑張っているかね」
「カンカンカン♪」
ことりがひょっとこのお面を、夏希が獅子舞を被って立っていた。
「何故獅子舞…」
若葉の呟きに答えれる人はこの場にはいなかった。
「全く、これじゃあμ'sがどんどん誤解されてくわ!」
「おぉー真姫ちゃんがμ'sの心配を」
「それがツンデレってやつなのかな?」
「な!?違いm」
『あ』
真姫が穂乃果と若葉の言葉を否定しようとした所に、夏希が被っている獅子舞が真姫の頭にかぶり付く。真姫は突然襲った暗闇にパニックに陥っているのか、獅子舞の頭をバシバシと叩いている。
「夏希、そろそろ放してあげなよ。抵抗してる手が弱ってるから」
そんな光景を数分見てから若葉が止めに入る。若葉の言う通り最初バシバシと叩いていた真姫の手が、時間が経つ毎に弱まっており、今はたん、たん、となっている。
「仕方ないな」
獅子舞の中から少しくぐもった声がしたと同時に真姫が解放される。解放された真姫は少しボーッとした後、皆の視線を感じて立ち上がり
「べ、別にそんな訳じゃないんだからね!」
『おぉー』
真姫のそんな台詞に一同は見事なツンデレ具合に感嘆の声を出す。そんな中、真姫は若葉が自身をアップで映しているのを見付ける。
「撮らないで!」
夏「さて、若葉が前書きに出張に行ってる為、今回は俺と愛生人の2人で進行して行くぞ」
片「分かりました」
夏「それにしても、この作品の平均文字数が約2.200文字。で、今回は何文字だっけ?」
片「えと、約1.500文字ですね」
夏「ま、俺らが愚痴っても仕方がないからな。読者の皆様も文句があったら是非、是非感想まで!」
片「今回メタ発言多目ですね」
夏「そもそもこのコーナー自体がそういったモノでしょ?」
片「結構これやってますが今初めて知りましたよ!」
夏「それは良かったな。じゃあ次回予告よろしくっ!」
片「えー…次回『だと良いんだけど』」
夏「ビデオ撮影は終わりだっけ?」
片「まだあるんじゃないですか?」
夏「後残ってるのしたら…練習とプライベートくらい?」
片「練習はまだしもプライベートはちょっと遠慮したいですね」
夏「それしゃあ、誤字脱字、感想、アドバイス等を待ってるぜ!」
片「それしゃあって何ですか」
夏「噛んだんだよ」