翌日、翌々日は休みだったため練習は階段ダッシュとステップ確認を行った。
そして休日明けの朝
「おはよー…」
「おはよう」
欠伸をしながらリビングに入って来た穂乃果に、朝から店の仕込みを手伝っていた若葉が朝食の準備をしながら返す。
「ハイ、これ穂乃果の弁当ね」
「あれ?朝ご飯の準備をしてたんじゃないの?」
「だから今日の朝食は弁当のオカズの余りだよ」
「えー!」
「あ、それとこれね」
ぶーたれている穂乃果を無視して若葉はポストに入っていたCDを穂乃果に渡す。CDの表面には「μ's」と書かれている。
「お兄ちゃんこれって」
「多分ね。朝練の時か昼休みにでも皆で聞こっか」
それから穂乃果は朝食を摂り、若葉は食器を洗い、自室で着替える。
「「いってきまーす」」
「いってらっしゃーい」
2人は店の前で掃き掃除をしている裕美香に挨拶をし、神田明神へと向かう。
「穂乃果、今日は筋肉痛大丈夫?」
「うん!まだ始めて5日目だけど大分マシになってきたよ」
と朝の兄妹での雑談をすること暫し、神田明神に到着する。
「今日は遅刻じゃないよね?」
「大丈夫、時間までまだあるから」
心配そうな穂乃果に腕時計を見ながら答える若葉。
「もしかして1番乗りだったりして!」
と穂乃果が元気良く階段を駆け上ると
「おはようございます。穂乃果、若葉」
「おっはー穂乃果ちゃん、若葉」
既に海未と夏希が境内にいた。
「おはよ。2人とも早いね」
若葉は挨拶を返しながら何時にここに来たのかを聞くと
「私は若葉達が来る少し前ですよ」
「俺は海未ちゃんよりも数分前に」
どうやらそんなに間は空いてないらしい。
「あ、ことりちゃんだ。おっはよー!」
「おはよう〜」
ことりが到着した所で
「じゃあストレッチからの階段ダッシュ5往復始めよっか」
と若葉の指揮で朝練が始まる。ストレッチは2人1組で行うため海未はことりと、穂乃果は夏希と行っている。4人がストレッチをしている間に若葉はタイマーや記録ノートの準備をする。
そして階段ダッシュが終わり、境内で休んでいると穂乃果が集合をかけた。
「ジャジャーン!これが今朝、ウチのポストに入ってましたー!」
穂乃果がCDを上に翳しながら大きな声で話す。その行動にか、CDが出来た事に対してか、若葉以外の3人から歓声が上がる。
「じゃあ今から聞きたいと思います!」
と穂乃果はことりが持って来たCDラジカセにCDを入れ、他の4人に目配せをする。4人は頷き返し
「「「「「μ's、ミュージック…スタート!」」」」」
5人の元気な声が境内に響く。
若「さぁ後書きのコーナー始めるよー。今日のゲストはこの人!」
穂「私、高坂穂乃果高校2年!」
若「我が妹である穂乃果だよ」
穂「何で今回はお兄ちゃんと穂乃果なの?」
若「そう、正にその事でちょっと連絡があってね。ちゃんと伝言預かってるから大丈夫だよ」
穂「あ、その手に持ってる紙がそうなの?」
若「じゃあ読むぞ。『スクフェスの超難関マジで無理…』」
穂「………ん?」
若「あ、読むの違った。こっちだったかな?『20話目にしてようやくオリキャラが…』これも違うね」
穂「何でそんなメモ書きがあるの?
若「さぁ?俺に聞かれても、っとこれだこれ。『急用が入ったから今回から若葉よろしく!』………ん?今回"から"?」
穂「よ、良かったね!お兄ちゃん!」
若「良かった…のか?」
穂「うん!流石穂乃果のお兄ちゃんだよ!」
若「そうか。よし!穂乃果、今回何か聞きたいことってある?感想でもいいけど」
穂「前回で『今月中には初ライブ前まで行きたい』って言ってたけど間に合うの?」
若「このペースだと間に合わないだろうね。1日に2更新とかしないと」チラ
画面の向こう(ビクッΣ(゚д゚lll))
穂「穂乃果達の練習は順調だよ」
若「後は踊りの振り付けと歌のパート分けかな?」
穂「そうゆうのは次にやるんじゃない?」
若「じゃあ穂乃果。次回のタイトル言っちゃえー!」
穂「次回『パート分け?』…てやっぱり次やるみたいだね」
若「だね。それではまた次回」
穂「感想とか感想とか、後は感想とか待ってま〜す!」