アニライブ!   作:名前はまだ無い♪

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話が一向に進まない!何が原因なんだろうか…

今月中には第3話の中盤〜初ライブまで行きたいなぁ〜行けるかなぁ〜?


バッチリだよ!by穂乃果

「さて、グループの名前も決まったし」

「後は作曲だね」

「作詞はもう出来たの?」

 

夏希の言葉をことりが引き継ぎ、若葉は海未に聞く。

 

「バッチリだよ!」

 

と穂乃果が答え紙を取り出す。

 

「ちょ、ダメです!見ないで下さい!」

 

とそんな穂乃果から紙を取り返そうとする海未。しかしその努力は功を奏さずに若葉の手に渡る。

 

「私とことりちゃんはもう見たから、あとは2人が見て大丈夫だったらそれで決定だよ」

 

穂乃果の言葉を聞きながら歌詞が書いてある紙を読む。海未は穂乃果の後ろで崩れ落ちている。

 

「流石海未、って感じかな」

 

若葉は夏希に歌詞を渡しながら言う。

 

「俺も特に無い、つか俺は口出し出来る程作詞出来ないし」

「じゃあ歌詞はこれで決定だね!」

 

夏希は歌詞を穂乃果に返すと穂乃果は紙を鞄にしまう。

 

「じゃあ私西木野さんの所に行ってくるよ」

「俺も行くよ」

 

そのまま教室を出て行く穂乃果とそれを追いかける若葉。

 

「にしてもあの2人ってホントに仲良いよね」

「昔から仲は良いよね」

「まさか……シスコン?」

 

夏希が言った台詞に海未とことりは笑い

 

「それは無いですよ」

「うんうん。仲が良いって言っても他の兄妹と比べてって意味だしね」

 

と否定する。

 

☆☆☆

 

一方真姫の元に向かった高坂兄妹はと言うと

 

「んーやっぱり居ないね」

 

1年生の教室に来ていた。放課後とあって今は数人しか教室に居なかった。しかしそこには真姫の姿が無かった。

 

「あ、若葉せんぱーい!」

 

これからどうしようか2人で悩んでいると、背後から元気な声がした。名前を呼ばれた若葉が振り返ると凛と花陽、愛生人が居た。

 

「や、3人とも今朝振りだね」

「お兄ちゃんこの人達は?」

「ああそっか、紹介しないとか」

 

と若葉は穂乃果と凛、花陽、愛生人を順番に紹介していった。

 

「それで若葉先輩と穂乃果先輩はどうしてここに?」

 

愛生人が教室を指しながら先輩2人に聞く。

 

「西木野さんに用があったんだけど」

「もう帰っちゃったのかな」

「あの、西木野さんなら多分音楽室に居ると思います」

 

訳を話し少し残念そうな感じの2人に、花陽が真姫が普段居る場所を教える。

 

「そう言えば西木野さんよく音楽室にいるよね」

「花陽ちゃん、凛ちゃんありがとう!」

「あ、そうだ。3人とももし良かったら新歓の日に講堂でライブする予定だから来てね~!」

 

お礼と宣伝をしてから2人は音楽室に向かった。音楽室に近付くに連れピアノの音が聞こえてきた。どうやら花陽の言った通りだったみたいだ。

 

「やっぱり何回聞いても綺麗な音だね」

「そうだね。弾き終わるまで聞いてようか」

 

2人は壁に寄り掛かり真姫の演奏を聴く。

 

「♪〜………」

 

どうやら演奏が終わったようで若葉が立ち上がる。よりも早く穂乃果が素早く立ち上がり、拍手をする。

 

「ゔぇえ!」

 

中から真姫の驚いた声がした。

 

「ちょ穂乃果」

 

若葉も穂乃果に続いて音楽室に入る。

 

「何の用ですか?」

 

若葉と穂乃果がピアノの傍に行くと真姫が足を組み替えながら聞く。

 

「やっぱりもう1回お願いしようと思ってね~」

「しつこいですね」

「だよね~我が妹ながらそう思うよ」

 

穂乃果が頼み込むも少しウンザリした様子の真姫。それに苦笑いしながらも賛同する若葉。

 

「そもそも私はそう言った曲は聴かないんです。何か軽く感じて」

「西木野さんって普段どんなの聴いてるの?」

「普段はクラシックとかジャズを聴いてますけど」

「でもこの前歌も歌ってなかった?」

「聴いたことない曲だったし、西木野さんが作詞したの?」

「……そうですけど」

 

若葉と真姫が話してる間穂乃果は何か考えていた。そして口を開き

 

「ねぇ腕立て伏せ、出来る?」

「はぁ?」

「出来ないんだぁ」

 

とバカにした口調で言う。

 

「な、出来ますよそのくらい!」

 

と真姫はブレザーを脱いで腕立て伏せを4.5回行う。

 

「凄い、穂乃果より出来てる!」

「ちょ、お兄ちゃん!」

「当たり前でしょ。私はこう見えて」

「じゃあ次は笑ってやってみて」

 

と穂乃果は昨日海未に言われた事を真姫にやらせる。

 

「え、何で?」

「いいから」

 

と穂乃果に押し切られる形で真姫は笑顔で腕立て伏せを始める。先程とは違って少し遅めに腕立てが行われた。

 

「ね?アイドルって大変でしょ?」

「何のことよ!全く」

 

と言いながら立つ。

 

「穂乃果、それじゃあ何のことか分からないよ?」

「そう?」

「「うん」」

 

若葉と真姫の言葉が被る。

 

「西木野さん、穂乃果が言いたいのは今のと同じくらい歌って踊るのは大変だ、て事を言いたいんだよ」

「へ、へぇー」

 

若葉の説明を受けてもどこか腑に落ちない顔をする真姫。

 

「はい!」

 

穂乃果が真姫に紙を差し出す。

 

「だから私は」

 

そんな穂乃果にまた断りを言おうとすると

 

「読むだけなら、ね?いいでしよ?」

「西木野さんがやりたくなかったらそれでいいから」

「答えが変わることはないと思いますよ?」

「だったらそれでもいい、そしたらまた歌を聴かせてよ」

「俺達は西木野さんの歌声が大好きなんだ」

「うんあの歌声とピアノを聴いて感動したから、西木野さんに作曲をお願いしようって思ったんだ」

「毎日神田明神の階段で練習してるから、興味があったらおいでね!」

 

そう言って若葉と穂乃果は音楽室を出て神田明神に向かった。

 

 

 

 

 




さて今回も始まった後書きコーナー。第2回のゲストはこちら!佐渡君です!
夏「どうも」
あれ?何故にクールキャラなのかな?かな?
夏「いや特に意味は無いけど、あえて言うならなんで俺なのかな〜と」
だって夏希って試験生第2号でしょ?
夏「そうだな」
だからだよ
夏「だからなのか…」
そんな落ち込まないで、ね?
夏「ま、理由はどうでもいいんだけど、前回若葉が「今回は1万字行くってさ!」て言ってたのはどうなったんだ?」
いやあれ嘘だからね?
夏「嘘かよ」
嘘だよ!?
夏「まぁ嘘なら嘘でいいんだけど、若葉から一つ質問を預かっててだな」
あー前回言えなかったヤツか
夏「「俺のヒロインは決まってるの?」だってさ。実際のところ決まってるの?」
一応決まってはいるよ?勿論夏希や愛生人のもね
夏「あれま。俺の相手も決まってるのかよ。誰なんだ?」
ネタバレになるから詳しくは言えないけど。若葉と愛生人の相手は既に登場していて、夏希のはまだ未登場って所かな
夏「え、俺の相手はまだ邂逅してないの?」
そんなことより
夏「そんなことじゃねえだろ!」
キャラ紹介にもあった夏希の秘密って何さ?
夏「あと1.2話辺りで出てくるんじゃねぇの?そこはお前の匙加減だろ」
アッハッハ。俺がそんな事考えながら書いてるとでも思うてか!
夏「ちゃんと考えながら書いてないから遅更新なんたろうが」
何も言えねぇ
夏「今後ともこんな名無しを皆さんお願いしますね」
じゃあ次回予告!
夏「つってもこれ書いてる時ってまだ次回書き始めてな」
さぁ!夏希、言っちゃいなよ!
夏「えーと次回、『μ's、ミュージック…スタート』」
じゃあねぇー!
夏「またな〜」

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