最終予選ライブから二週間。日付はその年最後の日、十二月三十一日。「穂むら」の居間では穂乃果がいつものように炬燵に入って寛いでいた。若葉は既に着替え、出かけていた。
「っは、見逃した! どっちが勝った? 紅? 白?」
「ぴんく~」
「ピンク……?」
穂乃果はウトウトして見逃した紅と白に分かれる歌合戦の結果を雪穂に聞くも、そんな雪穂も若干寝ぼけているのか曖昧な答えを返す。雪穂の答えに頭を傾げていると、テレビの画面から除夜の鐘の音が響く。
「穂乃果。海未ちゃんとことりちゃんが来てるわよ」
「あ、うん。今行くね」
居間から出て海未とことりに年明けの挨拶をする。
「明けましておめでとう!」
「……まだ年明けてないよ……?」
「え? じゃあよいお年を?」
「それは別れの挨拶です」
穂乃果の流れるようなボケに対し、ことりは困った様に、海未は呆れた様に突っ込む。
「それより穂乃果ちゃん。その格好で初詣に行くの?」
ことりの言葉に自身の格好を見直す。部屋着に半纏を着ただけの、どう見ても外出する為の物でない服。穂乃果は慌てて着替える為に部屋に駆け上がって行く。
「やっぱり、今年は最後の最後まで穂乃果は穂乃果でしたね」
「えっと、来年も穂乃果ちゃんは穂乃果ちゃんだと思うよ?」
海未が呆れながら言うとことりも同じ事を思ったのか、特に否定する事もせずに言う。そして時間が気になったのか、携帯を取り出して時間を確認するとちょうど日付が変わった所だった。
「あ……年が明けちゃった……」
一方、先に出掛けていた若葉はと言うと。
「う~。なんで若葉は普段着なのよ」
「だって浴衣は持ってても晴れ着は持ってないし」
晴れ着を着た真姫と一緒に、集合場所である神田明神に向かって歩いていた。
「私は普通の格好で良いって言ったのに……」
「でも似合ってるよ? 俺も今度詩音さんに着付けの仕方教えて貰おうかな……」
真姫と腕を組んで歩いている若葉。二人の格好は違っており、先に言った通り真姫は赤を基調とした晴れ着、若葉は普段着だった。
「それにしても穂乃果は大丈夫だろうか」
「まさか穂乃果寝てたの?」
真姫が呆れたように聞くと、若葉は出掛ける直前の穂乃果の様子を思い出す。
「一言声かけたけど、なんか船を漕いでたな」
「起こしてあげなさいよ……」
若葉の言った光景が容易に想像が出来るのか、苦笑いで答える真姫。
「ねえ若葉」
「うん?」
「来年も、こうしていられるかしら」
「もちろん」
真姫が不安そうに見上げて聞くと、若葉は笑顔で即答する。その答えに真姫は嬉しそうに笑うと若葉の肩に頭を預ける。
その頃愛生人と凛はと言うと。
「なんか、私邪魔じゃない?」
「邪魔じゃないよ!」
「そうだよ。それに僕達は昔も一緒だったし」
二人と花陽を加えた三人で神田明神に向かっていた。並び順は愛生人を真ん中に、右に凛、左に花陽となっている。周りからは両手に花状態の愛生人へ、偶に嫉妬の視線が贈られるも三人は気付いた様子もなく歩き続ける。
「今年はどんな年になるのかな?」
「さぁ? でも去年よりも楽しい年になると良いね」
「うん」
愛生人の言葉に花陽と凛が頷く。そんな三人は集合場所に着くもまだ誰もおらず、連絡も何もないので単に早く着いただけ、と結論付ける。
「それにしても皆遅いにゃ~」
「いや、僕たちが早いだけだよ」
愛生人が腕時計を見せながら言うと、凛は愛生人にへばり付く様にして確認し、納得する。
「やっぱり私お邪魔じゃないかな……」
そんな二人を見て呟いた花陽の声は誰にも届かなかった。
「お待たせ」
「やっぱり皆普段着なのね」
愛生人達が着いてから少し、道の向こう側から若葉と真姫が渡ってくる。そしてお互いに新年の挨拶を交わす。
「若葉さんってさり気ない気遣いも出来るんですね」
「愛生人は偶にバカにする発言をサラッと言うよね」
道路を渡って来る際、真姫の手を取っている所を見て言うと、若葉が少し怒ったような笑顔で返す。
「う~着替え中に年が明けちゃうなんて~」
「ちゃんと出掛ける準備をしないからです。若葉からも何か言われなかったんですか?」
「お兄ちゃんは何も言わないで出掛けちゃったんだよ~」
新年早々若葉と愛生人が茶番を繰り広げていると、角を曲がって穂乃果、海未、ことりの三人が現れる。
「若葉さん、穂乃果さんを放置してきたんですか?」
「まさか。一応出掛ける時に声はかけたんだよ」
穂乃果達の会話が聞こえた愛生人が若葉に聞くも、若葉は頬を掻きながら答える。
「花陽ちゃん、凛ちゃん、愛生人君に真姫ちゃん。明けましておめでとう!」
「おめでとうございます」
「おめでとうにゃ!」
「若葉もおめでとうございます」
「うん、海未とことりも今年もよろしくね」
穂乃果に自然に無視された若葉には海未が挨拶し、今集まれるメンバーが集まった事を確認し、神田明神へと階段を上る。
「凛ちゃんのスカート可愛いね~」
「でしょ! クリスマスに買って貰ったんだ~」
若葉は後ろから聞こえたことりと凛の会話を聞いて隣を歩く愛生人の脇を肘で突く。その意味合いが分かった愛生人は、そっちは何をプレゼントしたのか、と視線で問いかけるも、若葉は正面を向き視線を逸らす。
「あら、高坂君達じゃない」
「あ、ツバサさん。明けましておめでとうございます」
「明けましておめでとう」
若葉が正面を見るとA-RISEの三人と目が合った。年越しの挨拶を交わしすれ違う。その際、英玲奈に呼び止められた為、若葉と愛生人は立ち止まる。
「そう言えば二人は佐渡を知らないか?」
「夏希ですか……いや、自分は知らないですね。愛生人は知ってる?」
「いや、僕も知らないですね。それよりそれが原因ですか? ツバサさんの機嫌が悪いのは」
「あぁ、神社で会えると思っていたのか、一時別行動をしていたのだがな。見付からなかったのか、戻って来てからはご機嫌斜めなんだ」
愛生人はツバサの機嫌が悪い理由が分かり、一人頷く。
「それにしても一、二年生揃って初詣か」
「はい。英玲奈さん達もですか?」
「ええ。地元だしね」
「英玲奈。行くわよ」
ツバサに呼ばれ、英玲奈は若葉と愛生人の元から離れる。
「そうだ。これからも大変だと思うが頑張れ」
「言われなくても」
「当たり前です」
英玲奈が振り返りざまに言った言葉に、若葉と愛生人は胸を張って返す。英玲奈もそれを見てフッと笑うと穂乃果達と話していたツバサ、あんじゅと合流して帰る。
「お兄ちゃん達英玲奈さん達と何話してたの?」
「ん? あぁ応援された、かな?」
「ですね」
後ろから追い付いた穂乃果が若葉と愛生人に話の内容を聞くと、二人は夏希の事を伏せて話す事にした。
「そう言えば夏希君来れないんだっけ」
「なんでも外せない用事があるとか」
「外せない用事ってなんだろう?」
それから八人の話題は夏希がどこにいるのか、と言う話になった。
「独り暮らしだから実家に帰ってるとか?」
「あ~確かにそれはありそう」
「でも夏希さんの実家ってどこにあるんでしょうね。少し気になりません?」
愛生人が振り返りながら聞くも、誰も気にならないのか頷く人はいなかった。そんなメンバーの対応に愛生人は凛の横にスッと移動する。凛はやや落ち込み気味の愛生人の腕に自分の腕を絡ませる。
「それにしても凄い人の数ね」
「だね。まぁ初詣だし、この近くにはここしかないからね」
神社の人だかりを見て若葉は真姫の手を握って答える。真姫は握られた手を見て笑う。
「逸れたら大変だしね」
「な、そんな事しなくても逸れたりなんかしないわよ!」
「じゃあ手、離す?」
「……このままが良い」
若葉の意地の悪い笑みの質問に、真姫は繋がれたままの手を見て答える。
「それじゃあ皆と合流するよ」
若葉は少し前を行く穂乃果達を見ると、真姫の手を引いたまま人の合間を縫って進んで行く。真姫も引かれるままに若葉の後を着いて行く。
「あ、お兄ちゃんに真姫ちゃん! またお兄ちゃんが迷子になってないか心配したんだよ!」
「さすがの俺もここで迷子にはならないよ」
合流するや否や穂乃果が怒った様に言うも、若葉はそれに苦笑いで返す。そして話す事少し、賽銭箱の前に辿り着く。お賽銭入れ、各々手を合わせる。
「かよちんは何お願いしたの?」
「秘密。ことりちゃんは?」
「もちろん「ラブライブ!」優勝だよ」
「さ、後ろもつっかえてるから早く退こうか」
若葉の掛け声で賽銭箱の前から移動しようとすると、海未はまだ手を合わせている穂乃果を見た。
「穂乃果……?」
「穂乃果さん長かったですね」
「また欲張りなお願いしたんでしょ」
真姫の言葉に穂乃果はそんな事ない、と返す。
「ただ、十二人で最後まで楽しく歌えますようにって」
「そうだね」
「でも長すぎにゃ」
「だって一番大切な事だもん。だから念入りに」
ともう一度穂乃果が手を合わせたので、若葉が手を引いて賽銭箱の前から移動する。若葉に続き他のメンバーも移動をする。
「あれ? 花陽は?」
移動した後、真姫は花陽がいない事に気付き辺りを見回す。それに倣って皆も見回し、海未が人ごみの向こうを差す。
「あ、あそこにいます」
海未の差した方に人ごみの頭越しに花陽の手だけが見えた。
「ちょっと迎えに行ってくる」
「お兄ちゃんはここにいて!」
「若葉は行ったらいつ帰って来るか分からないから、行っちゃダメ!」
若葉が花陽の元へ行こうとすると、穂乃果と真姫に止められる。理由が理由なだけに何か言い返そうとするも、他のメンバーも似た様な視線を送って来ているのに気付き、口を閉じる。
「それじゃあ僕が行ってきますね」
「アキ君気を付けてね」
若葉の代わりに愛生人が屈伸をしてから人ごみに向かって行き、花陽を連れて帰って来る。そして八人は希に言われた神社裏に向かう。
「あ、希さんいましたよ」
「希ちゃ~ん」
希と新年の挨拶を交わす。
「忙しそうだね」
「毎年こんな感じよ。でも今年はお手伝いさんがおるからね」
若葉が横を見るとにこが段ボールを持ち上げていた。
「希~、これそっち~?」
「にこちゃん!?」
凛がにこの名前を呼ぶと、にこは驚いて持っていた段ボールをから手を離す。
「っと、にこっち落とすなよ。危ないだろ」
その落ちた段ボールが地面に落ちる前に夏希が段ボールを捕る。夏希の登場に驚いたのは若葉と愛生人だった。夏希の元に歩み寄ると肩に腕を回し、少し移動する。
「夏希。ツバサさんに会わなかった?」
「ん? 会ったぞ」
「じゃあなんでツバサさんの機嫌が悪かったんですか?」
「機嫌悪くなったんだ……」
愛生人の言葉に夏希はあぁ、と納得し段ボールを持ち直す。
「ツバサと会って少し話したからな、それだけで終わっちゃった事に機嫌悪くしたんだろ。ちゃんと穴埋めするから大丈夫大丈夫」
夏希はそれだけ言って希たちのもとへ戻る。三人が戻ると絵里も合流しており、アイドル研究部が勢揃いした。
「ねぇねぇ若葉君! 真姫ちゃんとにこちゃんでユニット作れそうじゃないかにゃ?」
「ユニット?」
戻って早々凛が若葉に言うと、若葉はにこと真姫を見て少し考える。
「確かに和風ユニットとか出来そうだね」
「若葉も乗らないでよ!」
「私達は色物じゃないわよ!」
若葉も頷いて賛成すると、真と姫にこは穂乃果へと同じ突っ込みをする。
「ほらほら、いつまでも話してないで早く戻るわよ」
「はいよっと」
「ほなまた」
そう言って神社に向かって歩く四人を見送る八人。
「なんか姉弟みたいだね」
「て事は絵里さんか希さんが長女ですね」
「にこは末っ子っぽいよね」
「じゃあ夏希君は三つ目?」
凛のふとした一言から三年生の姉弟構成の話になる。しかしそれは花陽の一言で終わった。
「でも、あと三カ月もないんだよね。三年生……」
「花陽、その話は「ラブライブ!」が終わるまでしないと、この前約束したはずですよ」
「分かってる……でも」
海未の言葉に花陽は少し俯きながら頷く。後ろにいた他のメンバーも心なしか少し暗い顔をする。
「三年生の為にも「ラブライブ!」優勝しようってここまで来たんだもん! 頑張ろう最後まで!」
穂乃果の言葉に皆も顔を上げて笑い、頷く。
「お姉ちゃ~ん!」
穂乃果達と別れた絵里達の元に亜里沙が駆け寄って来る。絵里は抱き着いて来た亜里沙を抱き止めると何をお願いしたのか聞く。
「亜里沙。何お願いしてきたの?」
「あのね。音ノ木坂に入学して、μ'sに入れますようにって」
「……そう」
「? じゃあ雪穂が待ってるから行くね!」
亜里沙はそう言うと絵里から離れ、来た道を戻って行く。そして亜里沙が見えなくなったタイミングで希が切り出す。
「やっぱり、一度皆と話し合った方がええんやない?」
「そうだな。これからの事は大事だしな」
「そうね」
翌日。穂乃果と若葉は生徒会の仕事の為に登校していた。
「お兄ちゃ~ん。なんで冬休みなのに仕事があるの~」
「冬休みだから仕事があるの。普段だと出来ない事をやるんだよ」
「う~」
若葉の言う事に納得はいってる穂乃果だが、寒い中朝から登校する事に対しての不満は少なからずあるようで、手袋を嵌めた手を若葉の顔に近付ける。
「そんなに寒いの?」
穂乃果の手を避けながら聞くと、穂乃果は手に息を吐き当てながら頷く。そんな穂乃果を見て若葉は自身の手袋からホッカイロを取り出すと、穂乃果に渡す。
「あー! お兄ちゃんズルいー!」
「ズルくない。ちゃんと防寒対策しない穂乃果が悪い」
穂乃果はホッカイロを受け取りながらも、若葉に非難の視線を向ける。
「ほら、早くいかないと海未にまた怒られるよ」
「え! もうそんな時間!?」
若葉の言葉に穂乃果は慌てて時計を確認し、時間ギリギリと分かり駆け出す。若葉も穂乃果の後を追って駆け出す。
そして生徒会室に駆け込むと、既に海未、ことり、夏希の三人が資料の整理を始めようとしていた所だった。
「ゴメン! 遅れちゃった!」
「お待たせ~」
「時間ギリギリじゃないですか! 若葉も着いていながら何をして」
「まぁまぁうーみん、そこで止めないと作業が進まないぞ~」
海未の説教が始まりそうになった所で夏希がそれを止める。夏希の制止の言葉に海未も渋々頷き椅子に座り作業を始まる。若葉と穂乃果もそれぞれの席に座ると作業を始めていく。
それから数時間。その日の生徒会の仕事を終えた穂乃果、海未、ことりはそのままアイドル研究部部室に、若葉と夏希は屋上へと向かった。
「よ、もう始まってるか?」
「まだ始まってませんよ」
「そりゃ良かった。二回も遅れたくないからね」
愛生人が答えると若葉は安心した風に息を吐く。それをみた愛生人は夏希に事情を聞くと、夏希は朝あった事を愛生人に話す。
「若葉さんが遅れるなんて珍しいですね」
「まぁね。今冬休みだし」
若葉が軽くストレッチしながら答え、屋上を眺める。そこはいつもμ'sが練習しているが、今は部室で着替えている為誰もいない。
「こうして見ると屋上って広いんだな」
「ですね。いつもは一部しか使わないし、皆がいるから狭く感じますもんね」
「まぁ、よく考えるとここにステージ作ってライブしたからね」
三人が屋上を眺めながらしみじみと言葉を連ねる。
「高校生が揃って何言ってるのよ」
三人が話していると、後ろの扉から着替えていたメンバーが出て来る。それから軽く身体を動かしてから柔軟を始める。
「そう言えば、決勝は選曲とか全部自由だけど、その辺どう考えてるの?」
「え、自由なの?」
「はい、曲だけではありません。衣装も踊りも曲の長さも基本的に自由です」
真姫の背中を押している若葉の言葉に穂乃果が驚いた声を上げる。
「とにかく、全代表が一曲ずつ歌いきって」
「会場とネット投票で優勝を決める」
「完全投票制と言うシンプルなシステムだってよ」
「良いんじゃないの? 分かりやすくて」
「それで出場グループの間ではいかに大会までの間に印象付けておけるかが重要だと言われています」
穂乃果以外のメンバーが「ラブライブ!」決勝の情報を話し出す。
「全部で五十近くのグループが出てるからね、印象付けは大切だよ」
「ネット投票の人達は目的のグループしか見なかったりするからね」
「確かに、全グループを一度に見るのは辛いかも」
「μ'sはA-RISEを破ったグループとして注目されていますが」
「うん。もう一声欲しいよね」
「でも、事前に印象付けておくなんて出来るの?」
穂乃果は今までの話から印象が大事、という事が分かりその方法を聞く。それに答えたのは花陽だった。
「はい。それに必要なのはキャッチフレーズと言われています」
「取り敢えずその話は後にして、今は練習するよ。話はそれから」
若葉は話が長くなると思い、花陽の説明を中断、練習に取り組み始める。
そして練習後、部室で花陽がパソコンを起動して説明を始める。
「出場チームは、このチーム紹介ページにキャッチフレーズを付けられるんです」
花陽はそう言うと、いくつかのグループを例として取り上げる。
「皆よく考えてるわね」
「そう言われてみればμ'sにはキャッチフレーズないですね」
愛生人の言葉に全員が顔を見合わせる。確かに今まで誰も考えた事がなかったのだ。
「キャッチフレーズかぁ。それってμ'sを一言で表すんだよね」
穂乃果の一言に皆うーん、と考えるも、良いキャッチフレーズが思い浮かばずその日は解散となった。
若「明けましておめでとうございます」
夏「いやいや! 新年の挨拶はこのタイミングじゃねえだろ!」
愛「でも本編の時系列では間違ってないですよ」
夏「リアルの時期を考えろよ」
若「そんなの読者の読んでる時期によるでしょ」
愛「そういえば、にこさんと真姫ちゃんの和風ユニット結成されましたね」
夏「ユニットは組んでないけど、Blu-rayの特典で「ずるいよMagnetic today」歌ってるしな」
愛「そうそう、作者が若葉さんと真姫ちゃんが腕組んでる場面で胸糞悪くなって書き換えてやろうか、って言ってましたよ」
若「いや、作者が何言ってんだよって話だよね? それ」
夏「まぁ書いてるの作者だしな」
若「さて、本編で話せる事はもうないかな?」
愛「じゃあ珍しくこの文字数で終わりですか?」
?「いやいや。まだ終わらないぜ!」
夏「お、お前は! ……誰?」
愛「そのリアクションしといて知らないんですか!」
若「と、言うわけで。今回特別ゲストとして「ラブライブ!~一人の男の歩む道~」から香川ナオキが来てくれました~」
ナ「どうも初めまして。香川ナオキだ、よろしく」
夏「いやいやいや! どうしているんだよ!」
愛「そうですよ! 完全に別作品じゃないですか! コラボしたわけでもあるまいし」
ナ「二人ともナイスツッコミ!」
夏「そういう事が聞きたいんじゃねぇ!」
若「実は今回、ナオキが主役の作品がお気に入り200件を突破したお祝いで記念回を書いたんだけど」
愛「まさか、一方的に僕達が出たとか、そういうのですか?」
ナ「いや、若葉だけ」
若「そういう事」
夏「どういう事!?」
愛「kwsk」
若「作家間で話し合いが行われた結果、真姫の旦那役としてウチの作者が軽いノリで「旦那の名前が無いなら、若葉で良いんじゃね?」て言ったら、ナオキの作者もノリノリで合意してくれたから友情出演枠で出てきたんだよ」
夏「旦那の名前が無いとか、作者かよ」
ナ「その流れ実際に笑い話であったんだからやめろよ」
愛「あったんだ……」
若「てなわけで、ナオキ主演の「ラブライブ!~一人の男の歩む道~」著シベリア香川もよろしくね! ナオキも今日はありがとう」
ナ「じゃ、俺帰るわ」
愛「アッサリ帰りましたね」
夏「つかナオキの口調はあれで合ってたのかよ」
若「そこは心配しないで。この
愛「今回と言い、前回と言い、なんかゲスト多いですね。これは次回も誰か来る流れなのか!?」
若「いや、それはない」
夏「あれま」
愛「そうなんですか。それじゃあ今回はここまでにしましょう」
『バイバーイ』