アニライブ!   作:名前はまだ無い♪

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お久し振りです!
今回は夏希の個人回です!


お〜い、佐渡く〜んbyツバサ

 予選決勝の翌週。若葉と真姫は夏希の家を目指して歩いていた。

 

「それにしても夏希の家ってきれいになってるのかな?」

「さぁ? でも招待するって事はそれなりにきれいになってるって事でしょ?」

 

 若葉の隣を歩きながら真姫がそう返す。若葉は真姫の言葉にう~ん、と空を見上げる。

 

「ほら若葉、どこに行くのよ。夏希の家はこっちよ」

「あれ? そうだっけ?」

「そっち行ったら遠回りになるでしょ。時間がないんだから迷ってる暇なんてないわよ」

 

 間違った道に行こうとした若葉の服の袖を引っ張り、夏希の家の方に向き直る。

 そして二人が着く頃には既に、アイドル研究部のメンバーとA-RISEのメンバー、総勢十三人が揃っていた。

 

「ってA-RISE、さんまでなんで!?」

「別にA-RISEで良いわよ~」

「それにしても皆同じ反応するんだな」

 

 A-RISEを見て驚く若葉と真姫を見て、夏希達は楽しそうに笑う。あんじゅはその空気に構う事なく若葉に手を振って挨拶をする。

 

「ど、どうも」

「さ。メンバーも揃った事だし、さっさとパーティ始めるか!」

 

 夏希の音頭でクリスマスパーティが始まる。希とあんじゅが意気投合し、一緒になってツバサを揶揄ったり、英玲奈と絵里が夏希を揶揄ったりとしている。

 

「よし、俺も夏希を揶揄いに行こうかな」

「やめた方が良いと思いますよ」

「なんで?」

 

 若葉が立ち上がりながら言うと、隣に座ってジュースを飲んでいた愛生人が止める。若葉は止められた理由が分からないようで、愛生人に首を捻って聞く。

 

「僕達が行っても揶揄いののネタにされるだけですよ」

「……確かに」

 

 愛生人の言葉に若葉は頷き座り直す。それから暫くして解放された夏希が疲れた様子で若葉と愛生人の間に座る。

 

「お疲れさまでした」

「本当だよ。てかなんで助けてくれないんだよ」

「いやだって、別に俺達が助ける義理ないし?」

「冷たい奴らだな~」

 

 夏希は持っていたドリンクを一気に煽り、若葉と愛生人を見やるも、二人とも肩を竦めて答える。夏希はそんな反応に溜め息を吐き、その場に寝転ぶ。

 

「ところでさ夏希」

「んぁ? なんだよ」

「そろそろ僕達も気になってたんですけど」

「夏希とツバサさんってどういった出会いだったの?」

 

 二人は先程の希とあんじゅ達の会話を思い出して夏希に話を振る。夏希は天井を少し見ると上体を起こす。そんな夏希の隣にツバサが座る。

 

「良いじゃない。話しましょうよ」

「ツーちゃん……ハァ、分かったよ。話せばいいんだろ。え~っとあれはいつだったかね」

「中学二年生の中頃に設けられた生徒会長同士の会合でしょ?」

「あぁそうだったな」

 

 

 

 夏希は三滝原(みたきはら)中学の校門に立って腕時計を見ていた。

 

「なぁそろそろ時間だよな?」

「うん、あと十五分を「そろそろ」って考えるともうそろそろだね」

「夏希君が早いだけだって」

 

 夏希の言葉に両隣に立っていた一組の男女、氷山(ひやま)玲奈(れな)大岡(おおおか)綾奈(あやな)が揃って呆れた様に溜め息を吐く。

 

「お待たせしました」

 

 夏希がもう一度腕時計に目を落とすと、聞き覚えのない声に顔を上げる。そこにはセーラー服を着た女子中学生三人が立っていた。夏希が先頭に立っているおでこが特徴的な少女と目が合うと、少女はにっこりと笑い手を差し出してくる。

 

「初めまして。桜蘭(おうらん)女子中の生徒会長の綺羅ツバサです」

「こちらこそ初めまして。三滝原中学生徒会長の佐渡夏希だ。よろしく」

 

 夏希は差し出された手を握り返し、校舎内の生徒会室に案内する。六人は席に座ると改めて自己紹介をする。ツバサの右隣に座っている黒髪を腰まで伸ばした東原(ひがしはら)(みやこ)。左隣に座っている茶髪を肩で揃えた長塚(ながつか)柚月(ゆづき)

 

「それじゃあ早速だけど話し合いを始めるか」

「そうね。始めましょう」

 

 夏希とツバサは互いに二年生と分かると、途端に砕けた口調になり、それにつられて他の四人も砕けた口調になって行く。

 

「取り敢えず今年から始まった合同文化祭について、今日は終わりにでもするか」

「そうね。今日の目的は顔合わせだし」

 

 夏希の言葉にツバサも頷いて同意する。すると柚月が少し遠慮気味に手を上げる。

 

「あの綺羅会長」

「もう柚月。別にツバサで良いって言ってるじゃない。畏まった場とは言え、生徒しかいないんだし」

「ツ、ツバサ。折角だからこの後皆でどこかに行きませんか?」

 

 柚月の言葉にツバサは夏希に視線を送る。夏希はツバサの視線を受けた後、玲奈と綾奈を見ると二人は笑って頷き返す。ツバサも京を見ると頷く。

 それから数カ月間、合同文化祭に向けて二校の準備は順調に進んでいった。そして

 

「ついに明日だな」

「そうね。この数カ月、あっという間だったわね」

 

 夏希とツバサは、翌日の文化祭の準備で慌ただしく動き回っている生徒達を屋上から見下ろしていた。屋上には二人の他には誰もいない。二人は少しの間見つめ合うと口を開く。そのタイミングで二人の携帯が同時に鳴る。

 

「もしもし?」

「私よ」

 

 それから一言二言話すと電話を切り顔を見合わせる。

 

「綺羅、ちょっと呼ばれたから行ってくるわ」

「佐渡君、奇遇ね。私も呼ばれたから行かないといけないわ」

「そっか。それじゃあまた明日、だな」

「そうね。また明日」

 

 お互いにそう言って屋上を後にした。

 

 

 

 夏希はそこまで話すと空になったコップに飲み物を注ぎ、飲む。そして周りを見渡すと、いつの間にか全員が夏希の話に聞き入っていた。

 

「どうしてこうなった」

「なんか面白そうな話だからついね~」

「それより早く続きが聞きたいにゃ!」

「私も気になるな」

 

 夏希の疑問にあんじゅ、凛、英玲奈が続きを催促する。夏希はそんな三人と皆の無言で催促を受け、隣に座っているツバサの頭を優しく撫でてから話を再開する。

 

 

 

 文化祭が終わって一週間。三滝原中生徒会室で夏希はボーっと外を眺めていた。

 

「あの~夏希君? 大丈夫?」

「いやいや、どう見ても大丈夫じゃないよね?」

 

 綾奈が心配そうに声を掛けるも、玲奈が首を振って否定する。夏希はそんな二人に気付いてないのか、まったく反応を示さなかった。

 一方、桜蘭中生徒会室。こちらでも同じくツバサが机に伏せて心ここに非ずな状態だった。

 

「あの、ツバサさん?」

 

 京が不安そうに覗き込むも、ツバサは何も言わずに眺めていた。その様子に困り果てた京と柚月は互いを見合うと肩を竦めた。それから会長印が不必要なものの書類を片付け始める。

 

「……あ」

 

 二人が書類を片付けていると、突然ツバサが声を上げる。気になった二人が見ると、ツバサは携帯を取り出し画面をマジマジと睨み付けていた。

 

「……ツバサ?」

「ちょっと出てくるわね」

「あ、うん」

 

 柚月の返事が聞こえてないのか、廊下に出て電話に出る。画面にはここ一週間話す事がなかった人物の名前が表示されていた。

 

「も、もしもし」

『あー……もしもし』

 

 電話を掛けてきた夏希も何を話すのか決まってないらしく、二人の間に沈黙が流れる。

 

「『あの」』

 

 そして二人同時に話して再び黙り込む。少しして夏希が話し始める。

 

『あのさ、もし良かったら今度の日曜にその、ちょっと付き合ってくれないか?』

「え? 付き合うって……」

『いや、別にそういう意味じゃなくてだな。その母さんから映画の券貰ったんだが、それが二枚セットでな。玲奈と綾奈に断られちまってな。ほかのやつらにも断られたんだよ』

 

 夏希の誘いに最初喜んだツバサだが、選ばれた理由を聞いた途端少し浮かない顔になる。それでもツバサはその誘いを断る事はせず、すぐに受諾する。

 

『じゃあ今度の日曜、十時くらいに駅前に集合したいんだけど、大丈夫か?』

「日曜日の駅前に十時ね。大丈夫よ」

『それじゃあまた日曜』

 

 夏希はそう言って電話を切る。ツバサは切れた電話を名残惜しそうに見つめる。

 

「どうしたの? デートのお誘い?」

「なっ!? 柚月! いつの間に」

「ツバサが集合の日時を繰り返した時からだけど?」

 

 柚月が答えると、ツバサは顔を赤くして手を左右に勢いよく振る。声が大きかったのか、生徒会室にいた京も顔を出す。

 

「大きな声出してどうしたのさ」

「京~聞いてよ~。今度の日曜にツバサがデートに行くんだって!」

「え!? 相手は誰!?」

 

 ツバサの代わりに柚月が答えると、京は驚いて目を開き、相手について聞き返す。柚月は面白そうに笑うとそれはねー、と話す。

 

「えー! 相手って佐渡君なの!?」

「ち、違っ!」

「え? 違うの?」

「ち……がわないわよ」

 

 柚月が首を傾げて聞くと、ツバサは顔を逸らしながら肯定する。それを見て二人はニヤリと笑うと、ツバサを両脇から抑え生徒会室に連れて行く。その後、ツバサは夏希との関係を根掘り葉掘り聞かれるのだった。

 一方、ツバサとの電話を切った夏希はと言うと

 

「夏希君デートだね、デート!」

「ち、違う! これは券が余ったからで、別にデートとかそういうんじゃ決して!」

「でもその券の話、初耳なんだけど?」

 

 先程の電話を聞いていた玲奈が少し口角を上げて聞くと、夏希はだってよー、と返す。

 

「今度の日曜、玲奈は部活だろ。んで綾奈は家の手伝いで二人とも一日潰れんだろ? 他の奴らに聞いて断られたのは本当だしな」

「……夏希君って」

「もしかしなくても……」

 

 夏希が理由を説明すると、綾奈と玲奈は口をポカーンと開ける。そんな二人を見て夏希は首を傾げる。

 

「「頭良かったりする!?」」

「いや、頭良くなくても役員の大まかなスケジュールくらい把握できるだろ」

「え、それ普通なの?」

「多分私じゃ無理」

 

 この瞬間、二人の間で夏希の株が僅かながら上がった。

 

「それで? なんで少し早目に集合するの?」

「どれどれ? あ、本当だ。映画14時からじゃん」

 

 二人が映画券の時間を見て不思議に思い夏希に聞く。夏希は机に肘をつくと、当たり前のように言う。

 

「んなの、現地集合現地解散で喜ばれるのは嫌いな上司との旅行だけだろ。それにせっかくなんだから楽しんで貰いたいしな」

「夏希君、それ思考が完全にデートのそれだよ?」

「あ? デートってのは相手の事を考えて、あれこれ考えて色々やる事だろ? ……あれ?」

 

 夏希は自分の言った言葉に首を傾げる。玲奈と綾奈も苦笑いを浮かべる。結局その日はそれで解散となった。

 

 そして日曜日。待ち合わせの10分前に駅前に来ていた。

 

「おーい、佐渡く~ん」

 

 夏希が待ち合わせ場所に着くと、正面からツバサが手を振りながら駆け寄る。

 

「待たせちゃったか?」

「ううん。私も今来た所よ」

「そっか、じゃあ行くか」

 

 夏希はそう言うと身体を反転させて歩き出す。ツバサも夏希の隣に並び歩く。少し歩くとツバサと夏希の距離が僅かに開く。夏希はそれに気付いたのか、そっと歩きペースを落とし距離が開かないようにする。

 

「さてと綺羅。少し早いけど昼飯にでもするか?」

「そうね。お昼時に行っても混むだろうし」

「じゃあ綺羅の好きな店選んでいいぞ」

「えっと、じゃああのお店にしましょう」

 

 そういってツバサは一軒のファミレスに向かって夏希の手を引っ張る。そして店に入る時に手を繋いでいる事に気付き、顔を赤くしながら慌てて手を放す。

 

 

 

 そこまで話した所で夏希は一回伸びをする。

 

「なんかここまで結構かかっちまったな」

「そうね。意外と長くなったわね」

 

 夏希の言葉にツバサが頷く。

 

「それでどうなったんだ?」

「英玲奈が凄い目を輝かせてるんだけど」

 

 身を乗り出して言う英玲奈の様子に、あんじゅが珍しいものを見た目をする。その光景にツバサも苦笑いで頷く。

 

「それじゃあ続き行くか」

「そうね」

 

 

 

 一緒に映画に行ってから半年。それから何度か出かける事はあったものの、特に進展もなく一年が過ぎた。お互いが生徒会長職を後輩に受け継いだ年の文化祭。昨年に続き三滝原中と桜蘭中の合同文化祭が催された。

 そして二日目の夜。校庭でキャンプファイヤーの周りを踊っている生徒達。夏希とツバサの二人は屋上から眺めていた。

 そんな時、不意にツバサが口を開く。

 

「私、来年からスクールアイドルを始めるの。もう高校からもその話が来てる」

「……そうか。綺羅ならきっと凄いスクールアイドルになれるさ」

 

 夏希は驚いて目を見開くも、すぐに表情を戻しツバサを応援する言葉を述べる。そして何か決心した様子でツバサに話しかける。

 

「なぁ、綺羅。少し長話して良いか?ここぞというタイミングを逃した馬鹿な奴の話を」

 

 ツバサは無言で頷き、夏希もそれを見て話し出す。

 

 そいつはどこにでもいるような中学二年生だった。そんなある日友達からの勧めで生徒会長という地位を手に入れちまった。しかもその年から急に、文化祭は他校との合同でやる事になった。

 そいつはそいつは一人の女生徒と出会った。相手校の生徒会長だ。

 その年の初めに顔合わせをして以降、文化祭の事で連絡を取り合ったり、偶に一緒に買い出しに出掛けたりした。そいつはそんな些細な事とは言え、その女生徒とそういった事が出来るのが嬉しく思ってた。

 そのままその年の文化祭は終わり、連絡を取り合う事が少なくなり、一緒に出掛けたりする事がなくなった。けど、そうなって初めてそいつはその女生徒の事を単なる女友達として見ていた訳じゃない事に気付いたんだ。

 それから生徒会長の仕事の引き継ぎが終わった頃合いに連絡を取って、久し振りに二人で出掛けた。その時にそいつは確信した。

 あぁ俺はこいつの事好きなんだ、と。

 気付いてからそいつは何度も遊びに誘った。相手の女生徒も断る事はせずに誘いに乗ってくれた。

 そして次の年の文化祭。そいつはその女生徒に想いを伝えようとして屋上に連れて行くも、その女生徒のこれからの事を聞いてもっと早くに想いを伝えれば良かったと後悔したんだ。

 

「どうだ? 馬鹿げた話だろ?」

「そうね。とても馬鹿げた話だわ」

 

 

 話し終わった夏希は肩を竦めてツバサに聞く。ツバサもそれにうなずき、夏希は顔を曇らせる。そんな夏希を見てツバサは溜め息を吐くと続ける。

 

「だってそうでじゃない。その話の通りならその"そいつ"は、まだ"女生徒"に想いを伝えてないんでしょう? 相手の答えを聞く前に諦めるなんて、そんな馬鹿げた話はないわよ」

「綺羅……」

「今度は私の話を聞いてくれるかしら?」

 

 ツバサは夏希の答えを聞かず話し出す。

 

 ある所に、人よりも努力をしていた女生徒がいました。その女生徒は努力の甲斐あって勉学と部活、その両方をそつなくこなしてました。二年に上がるある時、先生から生徒会長をやらないか、と誘われ女生徒は一言返事で生徒会長になる事を決めました。

 そして女生徒が会長になった年、他校との合同文化祭が行われる事が決まりました。相手校の生徒会長と連絡先を交換し、それから何度も一緒に出掛け、その年の文化祭は無事に成功に終わりました。

 文化祭が終わり、相手校の生徒会長と繋がりが希薄になったある日、高校の校長先生から中学を卒業したらスクールアイドルをやってみないかと誘われたのです。女生徒は相手校の生徒会長の事を忘れる為に、その提案を受け練習に励み始めました。

 そして生徒会長の任を外れた時、相手校の生徒会長から久し振りに遊びに誘われました。女生徒はその誘いに一言で返事し、当日、久し振りに会った時、確信したのです。

 あぁ私はこの人の事が好きなんだ、スクールアイドルで必死に埋めようとした心の穴は彼に会えないから生まれたんだ、と。

 それから何度も彼に誘われた彼女は、その全てに乗り、翌年の文化祭の夜、思い切って彼に自分のこれからについて告白しました。

 

「綺羅……それって……」

「相手がどう思ってるのかなんて、言ってみないと分からないものよ?」

「綺羅にはお見通しって訳か」

「あら? 佐渡君もじゃない?」

「かもな」

 

 夏希は照れたように頭を掻き、ツバサもキャンプファイヤーを眺める。

 

「なぁ、綺羅」

「ツバサ……ツバサって呼んで。私も……私も夏希って呼ぶから」

「分かった……ツバサ」

「夏希……」

「俺はツバサの事が」

「私は夏希の事が」

 

「好きだ」

「好きです」

 

 

 

「俺とツバサの話は終わりだ」

「それにしても夏希がツバサさんの事を苗字で呼んでるのは新鮮ですね」

「まぁ知り合った頃はね。それにしても懐かしかったわね」

 

 ツバサは夏希の肩に頭を持たれかけさせながら懐かしむように言う。夏希も同じ事を思ったようで頷き返す。

 二人の思い出話が終わると、それぞれは頷くなり、目尻に溜まった涙を拭いたりと様々な反応を示していた。

 それからその空気に耐えられなくなった夏希の一言でクリスマスパーティーが再開されたのだった。




友「いや~青春だね~」
夏「なんでゆーみんがいるんだよ!」
若「ほんとだ。友実姉がいる」
愛「てことは若葉さんも知らなかったんですね」
友「当たり前じゃん。私が勝手に来たんだから」
夏「迷惑甚だしいなオイ!」
若「まぁ来ちゃったもんは仕方ないから、四人でほんぺん(あとがき)やっていこうか」
愛「もうルビには何も言いませんよ」
友「それにしても今回は念願叶って夏希の個人回だったね」
夏「あぁ。思わぬ形で叶ったが、作者がちゃんと考えてくれてたみたいで良かったぜ」
若「確かに。68話で言ってた「良い感じの辻褄合わせ」が回収出来たね」
愛「話数にすると32話とか、長過ぎて誰も覚えてないと思いますけどね」
夏「まぁそれでも書いてくれた事はありがたいけどな。でだ、本題に移りたいんだが」
友「OK任せて。なんで私がここにいるかだよね」
愛「なんかノリが軽いですね」
若「まぁ友実姉だから」
友「実は先日、目出度いことに私が出ている「巻き込まれた図書委員」が無事に完結しましたー」
夏「嘘だろ!? 俺たちより後に始めたのに……」
愛「まさか負けるだなんて……」
友「ふふふ。私が女オリ主だからね。話の展開がさせやすかったんだろうね、きっと」
若「いや、普通にアニメ二期の話を丸々カットしたからでしょ。あと劇場版のも」
夏「俺らも二期が無かったら10カ月で終わってるしな」
愛「でも二期でやりたい事がたくさんあったから、それを二期でやらないとなると、番外編が増えて結局一年とかかかりそうですけどね」
友「でしょ?」
若「でもそっちもなんやかんやで50話近く行ったよね」
友「まぁね」
夏「俺らの50話ってどこだっけか?」
愛「夏合宿が始まった回ですね」
友「私の方は34話で始まったよ」
若「これ以話しても脱線しまくるから今回はここまでにしない?」
夏「だな。じゃあ今回はここまで」
愛「友実さんもお疲れさまでした」
友「バイバーイ」

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