アニライブ!   作:名前はまだ無い♪

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さあさあ寄ってらっしゃい見てらっしゃい。

楽しい(かどうかはわからない)話しの始まりでい!

UAが先日12.000を超えましたー!(ワーパチパチ)


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加筆修正


貴方の居場所はどこですか♪by若葉

二手に別れた2人と3人。落ち合う時間を決め、練習できそうな場所を探しに行く。

 

☆男子組

 

若葉と夏希は校内を彷徨い歩き

 

「中々良い場所見つかんないね」

「つか、ここどこだよ?」

「さぁ?」

 

現在絶賛迷子中だった。

 

「ま、適当に歩いてたら知ってる場所に出るでしょ。校内はそんなに広くないし」

「取り敢えず来た道を戻るか」

 

そう言って元来た道を戻る。戻る筈だったが、なんせ道に迷っているので元来た道すらうろ覚え。さらに迷った結果

 

「職員室に着いたね」

「そうだな。しかし職員室で練習は無理だろ」

 

何故か職員室に着いていた。

 

「迷子の迷子の夏希君~貴方の居場所はどこですか♪」

「変な替え歌歌ってんじゃねえよ!」

 

夏希がツッコミを入れると同時に若葉が足を止める。

 

「どうした?」

「いや、ここって・・・」

 

急に止まった若葉を不思議に思い夏希が聞くと、彼は目の前の扉を指さす。

 

「その部屋がどうかしたのか?」

「アイドル研究部って書いてある」

「あん?そんなバカなことが・・・」

 

若葉の発言に夏希が扉の上のプレートを見る。

 

「あ、ホントだ」

「誰かいるのかな?」

 

若葉は扉を叩く。しかし返って来たのは無音だった。

 

「鍵は・・・開いてないな」

 

ガチャガチャとドアノブを捻る夏希。鍵が開いていたらどうするつもりだったのか・・・

 

「開いてないなら仕方ないね。夏希行こ~」

「そうだな。場所探さないとだしな」

 

それだけ言って再び歩き出す2人。

 

「お、屋上に着いたぞ?」

 

適当に歩いた結果、屋上に辿り着いた2人。

 

「鍵は・・・開いてるね」

「少し不用心過ぎね?まぁ都合は良いけどさ」

「日当たり良好だけど日影があまりない」

「しかも雨の日は練習できそうにないし」

 

屋上を見渡し誰もいないことを確認すると、候補として考える。そして何とかポスターの場所まで戻ることが出来た。がそこにいたのは

 

「あれ?あそこにいるのは・・・小泉さん?」

「若葉の知り合い?」

「茶髪の子の方はそうだけど、もう1人のツインテールの先輩は知らない」

「知らないのに先輩だって分かるんだよ・・・」

「リボンの色で分かるんだけど、その説明受けてないの?」

「・・・あ、ああ!説明ね!うん、受けたな!うん」

 

夏希は彩から説明を受けていたが見事に忘れていたのか、慌てた様に言う。

 

「あ、2人が行っちゃったぞ?」

「ポスター見てたからライブに招待してみようか」

「だな」

 

ポスターの元へ行き穂乃果達女子組を待つ。

 

 

 

時は少し戻る。

 

☆女子組

 

穂乃果、海未、ことりの3人は体育館に来ていた。そこではバレー部とバスケ部それにバドミントン部が活動していた。

 

「むーここも使えそうにないね」

 

入口から中を覗いた穂乃果が不満そうに呟く。"ここも"と言ってる様に穂乃果達は既にグラウンドや広場を見て回ったのだが、どこも既に他の部活動や委員会が使っていたのだ。

 

「職員室に行けば空き教室の鍵貸して貰えると思うよ?」

 

主な場所は使えないため空き教室を使おうと空き教室の戸を開けようとするも、そのすべてに鍵が掛かっていた。それを見たことりの言葉で職員室に向かう一向。

 

「空き教室を開けて欲しい?こりゃまた何で」

「スクールアイドルの練習をするため・・・です」

「お前らが?スクールアイドル?・・・フッ」

「あぁ!今鼻で笑われた!?」

 

職員室にて鍵の管理をしている先生に交渉するも一笑に付された。職員室から出て廊下にて3人で話し合うも

 

「そろそろ時間です。集合場所に向かいましょう」

 

結局何の収穫もなく時間が来てしまった。ポスターの場所の戻ると若葉と夏希は既に戻っていた。

 

「ごめーん!待たせた?」

「いや、そんなに待ってないよ」

「で、どうだった?」

「申し訳ありませんが、こちらはこれといった収穫はありませんでした」

「若葉君達はどうだった?」

「まぁ見つかったっちゃー見つかったかな?」

 

そして5人で屋上に向かう。屋上を見た3人は先程の2人と同じ感想を言う。

 

「よし!場所も決まったし、歌の練習をしよう!」

「うん!」

「はい!」

 

穂乃果を真ん中に3人が横に並ぶ。若葉と夏希は入り口の近くでその様子を見る。

 

「………」

 

しかし幾ら待っても歌声は聞こえない。それから5人は歌詞が出来てない事を思い出した。

 

「歌詞は海未ちゃんが書くとして、作曲は誰に頼む?」

「う〜ん…夏希君は出来る?」

「生憎と俺は楽器系は絶望的でね」

「若葉君は……無理だね」

「ねえことり?答え聞く前に諦めるの辞めない?」

「お兄ちゃん出来るの?」

「出来ないけど?」

 

と雑談、もとい緊急会議をその場で開く。

 

「前の学校の奴に頼めそうなのいないのか?」

「それを聞くって事は夏希もか」

 

最終手段として若葉と夏希の学校の知り合いに頼もうとするも、該当する者はいない。

 

「つか、あの子。え〜と…そう。西木野さんは?」

「あ!あの歌の上手い!」

 

若葉の言葉に思わず大きな声を出す穂乃果。他の3人は何の事か分からず首を傾げる。

 

「作曲の方は一応当てはあるから、ちょっと今から行ってくるよ」

 

そう言って若葉は屋上を後にした。

 

「じゃあ俺らは帰ろっか」

「そうだね」

 

という訳で若葉を置いて帰宅した。

 

一方若葉は音楽室に向かっていた。一年の教室に行ったらクラスの子から、真姫は音楽室にいるかもしれないと聞いたので向かったのである。

 

「西木野さんい---ないな」

 

音楽室の扉を開けようとするも、鍵が掛かっているので開かなかった。真姫はどうやら帰ったみたいだ。

 

「仕方ない。出直すか」

 

そう言って若葉も帰宅したのだった。

 

 




今回は場所探しでしたね。

それにしてももう8月。暑いですね

ではまた次回もよろしくお願いします!

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