理想郷の皇帝とその仲間たち   作:海豹のごま

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テンプレ85:踏み台が踏み台にされる


日常編 その2
四十一話 カギと銀髪


 最近のカギ・スプリングフィールドは何かおかしい。ヘルマンとの戦いにて、あのネギを助ける行動を取ったカギ。ギャラリーの少ない中で、彼がネギを助けるメリットはさほど無かったはずだ。確かに一応兄弟として、助けた可能性はある。だがそれ以上がない。つまるところ、何かカギがおかしいのだ。なぜそうなったかと言うと、悪魔襲撃事件よりも前まで遡ることになる。

 

 

…… …… ……

 

 

 カギはいつものように麻帆良を歩いていた。最近本気で従者がほしくてたまらなくなってきたこのカギ。どうしたものかと考えていた。何せ、もうすでに”原作知識”なんか意味が無いのだ、とりあえず誰か従者になってほしかった。そんなことを考えながら歩いていると、一人の生徒がそこに居た。

 

 その生徒は佐々木まき絵。新体操を得意とする少女だ。天真爛漫でとても明るい彼女は、とても優れた運動神経を持っている。だが、それでも悪く言ってしまえば子供っぽいというものだ。だが、まあそこもまたこのまき絵の持ち味なのかもしれない。そんなまき絵を、従者にしようかと考えたカギ。従者にしようと思う程度に、カギはまき絵のことを気に入っていたのである。しかし、そこに現れたのは銀髪イケメンオッドアイだった!

 

 

「神威! こんにちわー!」

 

「や、まき絵ちゃん。いつも元気だね」

 

「神威も元気そうだね!」

 

 

 ファック!カギはそう思った。すでにまき絵には彼氏がいたらしい。全カギが泣いた。だからまき絵を従者にすることを仕方なく諦めたのだ。そこでカギに寝取り精神があれば、王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)からそれらしき薬を出して使い、あの銀髪からまき絵を奪おうとしただろう。しかし、カギは寝取るような真似はしなかったのである。だがそこで、カギはこの神威とかいう少年が気になった。

 

 

「おい、カモ。あいつ変じゃねぇか?」

 

「おうおう、何か怪しい雰囲気をビンビン感じるぜぇ~!!」

 

 

 あのカモミールも、あの銀髪に何かを感じ取ったらしい。それを調べるために、神威を調べようとカギは考えた。神威はまき絵に挨拶し少し会話すると、別の場所へと移動していった。カギはそれを追跡していったのである。

 

 

 だが、すでに追跡するものの姿があった。それは朝倉和美である。前に一度神威の本性を垣間見てしまった和美は、その後神威を調べていたのだ。それに付き添っているのはやはりマタムネだった。あの神威が和美に牙を向けば、何が起こるかわからないからだ。だからこそ、一緒になって神威を追跡していたのだ。

 

 

「あれはカギ君とカモっち?」

 

「そのようですね。さて、彼らも追跡するようだが、いかがしますか?」

 

「とりあえず、私たちは私たちで追跡しようか」

 

「では、そういたしましょう」

 

 

 とりあえず和美は自分たちだけで追跡する気にのようだ。下手にカギと合流しても、見つかる可能性があるからだ。それにマタムネも同意し、神威を追って移動をするのであった。

 

 

…… …… ……

 

 

 次に神威がやってきたのは、またしても3-Aのメンバーのところであった。その生徒は釘宮円である。神威はその円に挨拶すると、また移動を始めたのだ。

 

 この神威は虎視眈々と、3-Aのメンバーを手篭めにしようと狙っている。だからこうやって暇があるときは、麻帆良中を練り歩き3-Aのメンバーに片っ端から声をかけて居るのだ。

 

 そしてまたしても3-Aのメンバーに会っていた。その生徒の名は宮崎のどかだった。大好きなネギと友達になり、今最も元気な少女である。神威は早々にのどかへと声をかけようと近づいていった。しかし、そこに邪魔が入った。またしても転生者の少女、聖歌だった。聖歌の特典の一つに、強い幸運がある。この幸運により、友人であるのどかは守られているようだ。それを見た神威はしかたなく諦め、また移動を開始した。

 

 

 そしてまたまた3-Aのメンバーに会っていた。というか、神威の行動は先ほどからそればかりで、何の大きな変化もない。一見何がしたいのかわからない行動だが、カギはすぐにわかった。ニコぽかナデぽである。このカギですら手に入れようとすら思わなかった特典を、あの銀髪は持っていると睨んだ。そして、自分のように3-Aのメンバーを手篭めにしようとたくらんでいると見た。その神威の謎の行動に、カモミールはカギに質問していた。

 

 

「兄貴、あの野郎は何やってんだ!?」

 

「ああ、カモ。あいつは洗脳をしようとしているのさ」

 

「せ、洗脳だあああ!? どういうことっスか、それええーーッ!?」

 

 

 カモミールは洗脳と聞いてショックを受けた。このカモミール、口で人を動かすのは得意だ。口先のオコジョ妖精と呼べるぐらい、人を乗せるのがうまい。それだけに、流石に洗脳はやりすぎだと思っているのだ。

 

 それはカギも同じであった。流石にニコぽしてまで、自分の生徒を手に入れようとは思ってなかった。それだけカギは、自分に自信があるということなのだ。まあ、見た目以上に変態すぎるのが、玉に瑕なのであるが。そして、ニコぽやナデぽは洗脳であり、手に入れても人格がおかしくなるかもしれないと、カギは考えていたのだ。そんな自分専用信者など、流石にカギはいらないのである。腐ってもただのエロい男、クズではなくバカなのが、このカギのいいところであり悪いところだった。

 

 

「洗脳ってやばいじゃねぇか! 兄貴どうするつもりで!?」

 

「証拠が無いからなんとも。しかし、あの様子ならそう考えざるを得ないぜ……」

 

「ひでぇことをしやがる! と言うことは兄貴の生徒の何人かは洗脳されちまったってことじゃ!?」

 

「クソー……。ふざけやがって……!!」

 

 

 このカギ、ネギまの世界に来て、漫画の世界だと考えていた。だから、原作の女性キャラたちにちやほやされたいという願望を持ち、モテモテハーレム王になりたかったのだ。だが原作が無意味と感じてから、モテモテハーレムになって、どうするんだろうかと考えた。ぶっちゃけテンション高い3-Aのメンバーをハーレムにしたら、モミクチャにされて色々と大変だろうと考え始めていた。

 

 それに原作のネギがどうしようもないやつだった(カギの個人的な感想です)から、アンチしようと思っていた。

しかし、ここではとてもいいやつだ。こんな転生者で上目目線の自分でさえ、ネギは兄として見てくれている。そういうまったく問題を起こさない紳士なネギを見て、アンチ意味ねえやと感じていたのである。

 

 そもそも原作のネギだからアンチしたかったのであって、いい子なネギをアンチなど出来るはずが無かったのだ。だからなのか、ハーレム王より、好きな生徒を数人だけ従者にしたほうがいいかな、と思い始めていた。そんな時にあの銀髪が現れたのだ。今のカギにとって、それはあまり気分のいいものではなかった。

 

 

「俺はハーレム王になりたかった! だがアイツの行動は許せん! 洗脳でハーレムとか、男じゃねえ!!」

 

「流石兄貴だぁ! その通り! パンツが好きな俺でさえ、ありゃクズだと思うぜ!」

 

「いや、それただの変態だろカモぉー!?」

 

「いやいや、兄貴には及びませんぜー!!」

 

 

 このオコジョと人間、変態同士息が合うらしい。というのも、カギが爆発せずにいられたのも、このカモミールがいたからであった。このカモミールとバカなことを話していると、とてもスッキリするカギなのだ。

 

 そこで洗脳と聞いて即座にカギの下へやってきたものが居た。和美だ。和美はカギが洗脳と言っているのを耳にして、話を聞こうと考えたのだ。

 

 

「カギ君! 洗脳ってどういうこと!?」

 

「うおお、なんだ朝倉か。聞いちゃったのね今の」

 

「ばっちり聞かせてもらったよ! それで洗脳って言うのは一体!?」

 

 

 当然カギは突然現れた和美に驚いた。そして今の言葉を聞かれたことを、やっちまったと考えた。また、和美はクラスメイトが洗脳されていると聞かされ、少し混乱していた。当たり前である。自分のクラスメイトがあの銀髪に洗脳などされているなんて、考えたくも無い情報だからだ。だが、現実は非常であった。カギはその質問に答えたのだ。

 

 

「わかった、教えてやる。あの銀髪が使っているのは、”ニコぽ”か”ナデぽ”だ」

 

「は? ニコぽ? なでポ?」

 

「おう、ニコぽは笑顔を見せると異性が惚れる。ナデぽは頭を撫でると異性が惚れる」

 

「え? ええ? ちょっと、意味がわかんないんだけど!?」

 

 

 ニコぽもナデぽも説明されたって、普通に考えればわからない。何で笑えば惚れるのか、何で撫でれば惚れるのか。まったくわけがわからないのだ。だから和美はその答えにさらに混乱していたのだ。だがマタムネはすぐさまその正体を察した。それが凶悪な呪いだと言うことを。

 

 

「カギさんが言いたいのは、その行動で相手が絶対に逃れられない”惚れる呪い”にかかるということでしょう」

 

「な、何それ!? 冗談じゃない!!」

 

「冗談ならよかったんだがな……」

 

 

 女性としてそんなこと許されるわけが無い。色々カメラで撮ってきた和美ですら、怒りをあらわにしていた。当然だろう。そんなくだらない行動で、勝手に人が惚れるなんて、思いたくも無いのだから。それを答えたカギも冗談だったらよかったなあ、と思っていた。また、マタムネも目を瞑り、冷静な態度を取っていた。だが内心は穏やかではなかった。そして、大声で叫ぶ和美に、マタムネは注意を促したていた。

 

 

「あまり声を出さないほうがよいですよ。見つかってしまいます」

 

「う、うん……」

 

「あいつ移動するみてぇだぜ?行こうぜ!」

 

「おう、兄貴!」

 

 

 二人と二匹は神威についていくことにした。そしてそこで見たものは、やはりおぞましい何かであった。ひどい有様、醜い人間性であった。

 

 

…… …… ……

 

 

 今日も神威はハーレム作りに失敗し、イライラしていた。またしても三度、失敗したのだ。あれからまったくハーレムが増えない。そこにとても苛立ちを覚えていた。だからこそ、またしても醜いと称する転生者を殴っていた。いつもどおり、裏路地に転生者を呼び込んで、殴り飛ばしていたのだ。

 

 

「ぎゃ!? な、何しやがる!!」

 

「はは、君たちのような醜い転生者は、私のサンドバッグなんだよ」

 

「ふざけるな! ふざぎゃ!?」

 

 

 転生者を殴り飛ばす神威。どうやって転生者と一般人を見分けて居るかはわからないが、とにかく必ず転生者を殴っていた。そして、その転生者をいたぶる行為に、神威は罪悪感をまったく感じてないかった。むしろ清々していた。こんな醜いゴキブリを踏みつけて楽しいと思っているのだ。

 

 

「お、俺の特典は戦闘向けじゃねぇ! クソ!!」

 

「はっは、そうなのかな?じゃあ戦闘向けの特典ってやつを見せてやるよ」

 

「な、なんだそれ!?」

 

 

 それは無詠唱の魔法の射手。ただの魔法の射手である。だが、戦闘力の無い転生者にとって、それだけで十分脅威なのだ。その魔法の射手がわからないのか、その転生者は怯えながら驚いていた。そこで、それが放たれると、その転生者の右腕に魔法の射手が突き刺さった。そしてその場所から赤い液体が噴出し、神威の銀髪を赤く染めていた。

 

 

「ぎゃああ!? な、なんてひでぇ!!? いてぇよおお!!」

 

「はっはっは、醜すぎる、汚らしい()()を撒き散らさないでくれよ」

 

「う、ううああ……」

 

 

 神威は笑いながら転生者を見下していた。そして赤く流れ出すその血を体液と言った。つまりこの転生者を、すでに人として見ていないのだ。虫か何かだと思っているのだ。もはや恐怖で意味が解らなくなっている転生者が、痛みに耐えかねて動けなくなっていた。そこに神威はこの転生者の顔面を踏みつけ、気を失わせたのだ。

 

 

「はっ、弱い。醜いね……。本当に醜い」

 

 

 なんということだろうか。この神威の口癖は醜いである。だが、明らかに醜いのはこの神威のほうだった。そしてその光景を見ていた二人と二匹も、おぞましいものを見るような目で神威を見ていた。当然だ、こんな現場を見せられれば、そうなっても不思議ではない。

 

 

「アイツ……なんでこんなことばかりしてるの!?」

 

「ひ、ひでーぜ兄貴、俺っちもあんなやつ見たことねぇぞ!!」

 

 

 完全に怯えきっている和美とカモミール。それもそのはず、もはや人のすることではないからだ。転生者とは言え、一応生きている人間。それをこうも簡単に攻撃するのは、もはや異常でしかないのだ。流石のカギですら、ありゃねーだろ、と思うぐらい最低最悪な行動だった。そして、その神威に怯えた和美は、後ずさりを無意識に始めていた。

 

 

「あ、あんなやつに、ほ、惚れさせられるとか絶対嫌……!」

 

「お、おいそこには!」

 

 

 和美は今の神威の行動にも恐怖を感じていた。だが最も恐れたのは、洗脳されて惚れさせられるという行為だった。あの神威に微笑まれただけで惚れる、撫でられただけで惚れる。それがとても怖かったのだ。だから後ずさりをしてしまっていたのだ。だがそこに空き缶が落ちていた。それをカギが注意した時にはすでに遅く、和美の足と空き缶がぶつかってしまっていたのだ。そして、その空き缶が倒れ転がる音が、裏路地に大きく響いていた。

 

 

「……そして、そこに居るやつ……。出て来いよ?」

 

 

 こそこそと神威の行動を見ていた二匹と二人。その空き缶の音で神威にばれてしまったのだ。和美はしまったと思ったがもう遅い、完全にばれてしまったのだ。そして恐怖で身がすくみ、動けなくなってしまったようだ。

 

 

「わ、私……」

 

「ここはひとまず退散するとしましょう。あのものに捕まれば、どうなるかわかりません」

 

「だったら俺がヤツをひきつけてやる! その間にさっさと逃げな!」

 

 

 とりあえずマタムネが和美を掴み、逃げることにしたようだ。だが、そこで時間稼ぎとして、カギが神威と戦うと言い出した。流石のカギですら、あの銀髪を野放しにしておくことが許せなくなっていた。そして自分の特典を信じており、負ける訳がないと確信してたのである。

 

 

「その行動、痛みいる。では頼みましたよ、カギさん」

 

「ご、ゴメン、カギ君」

 

「気にすんな! 生徒に頼られるのも教師の勤めさ! そんでもって、まかせとけって!」

 

「兄貴、俺っちは残るぜ! 兄貴に何かあったら困るからな!」

 

 

 そうマタムネと和美はカギへ言い残し、早々に撤退して行った。だがカモミールはこの場に残って、カギの様子を伺うことにしたらしい。そして、カギはその場から飛び出し、挑発するように神威へと叫んだ。カギはあの銀髪と対峙したのだ。

 

 

「おう、俺だ! 俺が見ていたんだぜ?」

 

「あ? 君は子供先生? いやその片割れか。醜い兄弟の片割れか。もう逃げたかと思ったよ」

 

「ああ? 片割れだぁ? ナメんじゃねぇぞ!!」

 

 

 神威に片割れと言われ、さらに激昂するカギ。そしてカギは自らが信頼する最高の特典を起動した。それは王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)だ。即座に王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)を展開し、武器を飛ばすカギ。だが、それをものともせずにカギの目の前にやってきた神威がそこに居たのだ。

 

 

「ば、なんだと!?」

 

「その能力、この距離じゃ使えないだろう?」

 

「こ、この俺を、なめんじゃねぇぇぇ!!!」

 

 

 すると次はナギの能力で神威を殴り飛ばそうとした。その一撃はすさまじい威力なはずだった。だがカギは特典を鍛えていない。最終局面レベルのナギほどの力はまだ無いのだ。それをあっさりかわし、逆にカギの顔面に神威は拳を突き刺したのだ。

 

 

「ぐあ!?」

 

「やはり醜い。特典は鍛えてこそ意味があるというのに」

 

「こ、この!!ハンサム・イケメン……」

 

「遅いんだよ!!」

 

 

 カギは至近距離から千の雷を使おうと考えた。だが詠唱する前に、またしても神威に顔面を殴り飛ばされてしまったのだ。この神威、かなり特典を鍛えているらしく、すさまじい強さを持っていた。今の一撃でカギは、視界がぼやけて動けなくなってしまったのだ。そこへすかさず大技を、神威はカギへと叩き込んだのだ。

 

 

「はっ、”神々の神罰”!」

 

「があああぁぁ!?」

 

 

 神々の神罰。単純な気の衝撃波である。だが、その威力は戦艦の大砲を越える。その神々の神罰の衝撃波が、爆発音に似た音が発せられたのと同時に、カギの腹部へと命中したのだ。また、カギは障壁を張ったはずなのだが、それだけで体はボロボロにされ、吹き飛ばされてしまった。そして裏路地の外へとはじき出され、地面に転がったのである。その光景にカモミールも、恐怖で完全に固まっていた。

 

 

「弱い、あっけない。所詮醜い兄弟の片割れ。まあなぜ私を尾行していたかは大体予想がつくし、今回はこの程度で許してやるよ」

 

「ぐっ……ぐふ……」

 

「兄貴、兄貴ぃぃぃ!! しっかりしてくれえええ!!!」

 

 

 たった一撃で敗北したカギ。何が悪かったのかわからないほどだった。神威はカギをゴミを見る目で眺め、その場を立ち去っていった。そして、その立ち去る神威を睨みつけながら、カギは意識を手放した。そこでカモミールはカギに呼びかけ、叫ぶことしか出来なかった……。

 

 

…… …… ……

 

 

 あれからネギが持っていた治療薬で回復したカギだったが、あの敗北が許せなかった。特典は最強なものを選んだはずだった。だが現実的に敗北してしまった。あの銀髪が言っていた、特典は鍛えなければ意味が無いと。そこでカギはあの銀髪を倒したいと考えた。

 

 そして特典を伸ばすため、修行をすることにしたのだ。だからカギはエヴァンジェリンを頼み、戦闘はできないがアドバイスを貰おうと思ったのだ。その後、エヴァンジェリンはそれを渋々承諾し、魔法球を貸してカギを一から鍛えてやることにしたのだ。

 

 




待ちに待ったカギのフルボッコ回

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