ミュウツーとミュウ   作:イグのん

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ルカリオ絶体絶命!? 

 

「私の名前はミュウツー」

 

 

目の前の一度も見た事の無いポケモンに対してルカリオは状況が理解出来ずにいる。

目の前にいるこのポケモンの異様さが―――ルカリオの冷静な思考を躊躇い無く奪っているからだ。

それほどまでにミュウツーはルカリオにとって異例の存在だった。

 

 

その最たる原因はミュウツーが持っている波動。

ルカリオは己が波動を使いこなす事は勿論、自分以外の者がどれほどの波動を持っているかが瞬時に理解できる。

この能力によりミュウツーの波動を直接的に感じ取れたルカリオにはミュウツーがどれ程の強さを持っているかが本能的に察知できた。

 

 

このポケモンは今まで見てきたどんなポケモンよりも強い。

これ程の波動を持っているのなら単純なバトルでの強さも恐らく計り知れないに違いないとルカリオは肌で感じている。

 

 

そして何よりもルカリオが何よりも注目していたのはミュウツーの眼であった。

自らの絶対的な強さを体現したような鋭い視線。

その圧倒的カリスマ性にルカリオは魅せられそうになっていたのだ。

実際には見る事が出来ないが、ルカリオは見えない分正確にその凄さを肌で感じ取っていた。

 

 

そんな強さを兼ね揃えたポケモンが一体何の用なのか。

暫く考えが纏まらなかったが、時が経つにつれ思考が次第にクリーンになる。

 

 

「………何の用だ………?」

 

 

聞きたい事は山ほどあるが、現状がそれを許さない。

既に持てる力のほぼ全てを使い果たしたルカリオはもう長時間の会話もままならない位に衰弱している。

それ故に今聞き出すのは本当に必要最小限の事だけでいい。

そう判断したルカリオは限界寸前の体に鞭を入れ、僅かに顔を上げた後にミュウツーに対して問いを投げた。

 

 

「……ルカリオ、お前は何故この部屋に監禁されている?」

 

 

帰ってきたのは更なる問い。

簡潔に聞き出したいルカリオにとってみれば質問を質問で返されるこの引き伸ばしは苦痛でしかない。

何しろ意識を保つだけでも精一杯なのだ。

こうして言葉を交わすだけでもなけなしの体力が消耗されてしまうのだから。

 

 

「………相当消耗しているな」

 

 

そう言いながらミュウツーはルカリオに歩み寄る。

手が届く距離まで近寄ったミュウツーはルカリオに対して静かに、そしてゆっくりと手を伸ばした。

 

 

触れられるその手は見た目の印象とは裏腹にとても暖かい。

まるで包み込まれているような心地良さに不思議な感触をルカリオは感じ取っていた。

 

 

そしてその後に自らの体に起こった変化にも――。

 

 

「……ッ!? ……枯渇寸前だった波動が……回復していく……?」

 

 

先程まで空っぽ寸前の波動。

ミュウツーが触れた瞬間にそれは信じられないスピードで回復しているこの事態にルカリオはただ驚くばかりだった。

 

 

自分以外に波動を分け与えようとするこの行為自体は波動の扱える者であれば難しい事では無い。

難しいのは分け与えるその波動の量。

生命エネルギーである波動は所有するポケモンによって個体差が当然存在する。

 

 

体格、ポケモンの力量、体調など波動の量が変化する要因は様々だが、当然ながらポケモン一匹が所有出来る波動に上限は存在する。

今回の様に他のポケモンに波動を分け与える場合には、そのポケモンが持つ波動の上限を超えてしまわない様に量を調整しなくてはならないのだ。

無論それは簡単な事では無い。

分け与えるポケモンの波動の上限を見極める観察眼とそれを超えない力の流出を行う波動の精密なコントロールが必要になってくる。

 

 

これを実現できるポケモンは本当に数少ないだろう。

そう、少なくともルカリオはこんな緻密な波動のコントロールなど今まで自分以外に出来る者などいないと思っていた。

だが現実は違った。

自分と同等か、もしくはそれ以上の波動の使い手が目の前に居る。

そんな現状にルカリオは驚愕と同時に少なからず歓喜していた。

 

 

「……どうやら、体は回復したようだな。この部屋から私と似たようなエネルギーを感知し、私の力で代用出来るとは思ったが案の定か……」

 

 

「やはり、お前も『波動の使い手』なのか?」

 

 

「――私の力がお前の言う波動なのかどうかはわからないが、確かに私はお前とよく似た力を持っている」

 

 

「お前、もしかして……?」

 

 

「お前の思っている通りだ。私はお前の言う波動については何も知らない。寧ろお前の方が詳しいだろう」

 

 

ミュウツーが波動という力を知らないという事実。

そして波動を知らないにも関わらず波動の譲渡を成功させたという異例。

ここまでくれば最早、ルカリオがミュウツーを疑う道理は無い。

 

 

元々ミュウツー相手に襲い掛かる事など考えもしなかったが、助けてくれた事でルカリオの中の僅かな警戒心が無くなったのだろう。

先程までの険しい表情から一転し、仲間を見る様な安心感がルカリオの胸中を渦巻いていた。

 

 

「お前がいなかったら俺は間違いなく死んでいた。――礼を言う」

 

 

「その礼を言うのは、この苦境を乗り越えてからでも遅くは無い」

 

 

「苦境? ………っ!?」

 

 

ミュウツーの一言に疑問を浮かべるルカリオだが、ミュウツーが僅かに入り口の扉に意識を向けた事が気になりルカリオも同時に意識を向ける。

そこには確かに苦境が存在した。

 

 

近づいてくる足音のそれは先程の有象無象の部下の様に焦りや焦燥を感じさせるそれでは無い。

乾いた足音のみが一定の間隔で近づいてきていた。

その足音の主が誰なのか、ルカリオはよく知っている。

その主は他でもないルカリオを捕獲しこの監禁部屋へ監禁する様に命じた張本人であり、ポケモンハンターの首領でもある『ポケモンハンターJ』に他ならなかった。

 

 

程なくしてその主は二人の前に姿を現した。

両目を覆う計測器を静かに外したその素顔からミュウツーはJの絶対的な悪の存在を感じ取る。

 

 

「――ほう、意外な鼠が入り込んでいるな」

 

 

ルカリオとの間に立ちふさがるミュウツーを一瞥し、Jは奇妙な笑みを浮かべる。

 

 

「まさかお前に会えるとは思わなかったがな。―――ミュウツー」

 

 

「………私の事を知っているのか?」

 

 

「ああ、知っている。尤も、お前は私の事を知らないだろうがな。さて……」

 

 

一旦言葉を区切り、右手に備えられた光線発射装置を構えるJ。

既にJは交戦体制に入っており最早説得も遅延行為も意味を成さないだろう。

だがミュウツーには一切の動揺も焦りも無くそこにあるのは何処までも聡明で絶対なる強さをその眼に秘めた姿だった。

 

 

「駄目だミュウツーッ! その光線を浴びたら―――」

 

 

唯一この場でその装置の恐ろしさを理解しているルカリオがミュウツーを呼び止めるがミュウツーのから返って来た返答は淡々とした答えだった。

 

 

「心配は無用だ」

 

 

それは親が子供を諭すような力強さの篭った一言。

この状況では普通ならば「何がどう無用なのか」と危惧してしまう場面かもしれない。

だがルカリオはそんな不安とはまるで間逆の感情をミュウツーに対して抱いていた。

 

 

言うならそれは期待感。

出合った瞬間から圧倒的な強さを誇示し続けていたこのポケモンならばきっと何かしらの策があるのだろう。

そんな確証の無い期待感を抱いてしまう。

そんな不思議な可能性に目の前のポケモンは満ち溢れている。

 

 

「どうした。撃って来ないのか?」

 

 

「何を企んでいるかは知らんが無駄な事だ」

 

 

言葉と同時に発射されたレーザー光線は一切の躊躇い無くミュウツーへと向かっていく。

しかし、ミュウツーも何の策も無しにこの勝負に挑んでいる訳では無い。

 

 

「果たしてそうかな?」

 

 

瞬時に右手を前に翳してバリアーを展開するミュウツー。

並みの攻撃なら傷ひとつ付かないであろう鉄壁の盾である。

 

 

 

 

 

 

 

 

――――そのはずだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「――――ムッ!?」

 

 

ミュウツーには確信があった。

殆ど威力の感じられないこの光線であれば100%防ぎきれるという確信。

だが、現実は違っていた。

 

 

光線を防いでいるバリアーを展開している右手の先端部分から物凄い勢いで石化していっている。

完璧に凌いだと思われたJの光線は結果としてミュウツーを石化させる一撃必殺の攻撃になった。

 

 

そこには―――1つの石像が残される。

言うまでもない、それは光線を浴びて石化したミュウツーの石像だった。

 

 

「ミュウ……ツー……」

 

 

「フッ、どんなポケモンよりも強く生み出された最強のポケモンという噂から少しは出来る者だと思っていたが…。とんだ期待外れだったな」

 

 

拍子抜けの幕切れに肩透かしを食らうJは興味が失せたと言わんばかりに踵を返してこの場を去ろうとする。

だが、その歩みは瞬時に停止せざるを得なくなる事となる。

 

 

 

 

 

『その言葉、そのまま返そう。―――とんだ期待外れだったな』

 

 

 

 

 

聞こえる筈の無い目の前のポケモンの声によって。

 

 

無論、ミュウツーは石化していて話す事は不可能である。

今この場を支配しているこの声はミュウツーのテレパシー。

並外れた能力を持つミュウツーの力は特殊加工されたこの石化状態をいとも簡単に突破してしまったのだ。

 

 

そして次の瞬間にはミュウツーの石像に亀裂が走る。

一つの亀裂はそこから無数へと広がり、やがて限界を迎えた石像はバラバラに砕け散った。

その中から現れたのは光線を受ける前と何ら変わりない傷一つ無いミュウツーだった。

 

 

「………フッ、そうこなくては面白くない。流石は最強のポケモンと噂されるだけの事はあるな」

 

 

「……」

 

 

「ならば、お前にはここで退場願おうか」

 

 

「っ!?」

 

 

その一言に嫌な予感がした時にはもう既に手遅れだった。

次の瞬間にはルカリオの足元の床が突如消え、その落とし穴にルカリオは落ちていってしまったのだから。

出現した穴に即座に駆け寄るミュウツーだが、その穴の中を見た瞬間に戦慄する。

その穴の下からは外の景色である森が見えている。

そう、その穴は艦外へと繋がっており侵入者を排除するシステムの一つでルカリオは落とし穴から艦外へと排出されていた。

 

 

 

「さあ、ルカリオを助けに行かなくて良いのか?…このまま放って置けばあのルカリオは間違いなく助からん。衰弱したあの状態でこの上空から落下すればどうなるか…。それが分からないお前では無いだろう?」

 

 

「……クッ!」

 

 

敵の術中に見事に嵌られた事にミュウツーは苦心するが、今は何より艦外へ落ちていったルカリオを救出しなければならない。

そう考えるとミュウツーは開いた落とし穴から一目散に艦外へ脱出しルカリオの救出へと飛び出していった。

 

 

「…………」

 

 

「あ、あの…J様――」

 

 

嵐が去ったような惨状。

意を解したかのタイミングで駆け付けてきた部下が話を切り出すが新たな事態にその行動は中断を余儀なくされる。

 

 

「ッ!! 何事だっ!?」

 

 

艦内全体が再び揺れ動く。

しかし先程までその原因を作っていたルカリオはおらず新たな可能性であるミュウツーもルカリオの救出の為にこの艦内には居ない。

まさかこの期に及んでまた新たな侵入者が紛れ込んだとでも言うのか。

 

 

『報告しますっ! 第3格納庫にて損傷を確認。外壁に穴が開いた事で捕獲して固めていたポケモンが幾つか吸い出されてしまった模様ですっ!』

 

 

「…依頼の有った『サーナイト』と『アブソル』は無事なのか?」

 

 

『それが……、どうやら一匹のポケモンが急遽第3格納庫に出現し、外壁を破壊した後に固めていたサーナイトを連れ逃走したとの連絡が……』

 

 

部下の予想外の報告に内心で頭を抱えるJだがそれも無理は無い。

何せ依頼の有ったポケモンを一度は捕獲に成功しておきながら一匹のポケモンの襲撃によって逃がしてしまうというこの体たらく。

そしてそのおまけと言わんばかりに閉鎖室及び第3格納庫に空けられた巨大な穴。

これによってこの艦自体が正確な移動コントロールを失い、現在は若干とはいえ飛行にも支障を来たしている状態だ。

このまま飛行を続ければ最悪の場合墜落という可能性もあるだろう。

 

 

「……面倒だ。依頼の有った『サーナイト』と『アブソル』は別のを探す。第3格納庫は直ちに切り離せ」

 

 

「り、了解しましたっ!」

 

 

元々悪名が轟いているポケモンハンターだが行っている実態はポケモン売買を主とした取引である。

取引とは相手との信頼関係を築く事が何よりも重要なのだ。

現にこれまでJが取引相手との契約を反故にした事はおろか時間遅延をさせた事すら一度も無く完璧に取引を遂行させてきていた。

しかし、今回の取引で相手に無事サーナイトが引き渡せないなどという事態になろうものならあっという間に信用を失ってしまうだろう。

 

 

「今日中にはアブソルとサーナイトを取引相手に渡さねばならん。サーチエリアを広げ対象を直ちに探し出せと各員に伝えろ」

 

 

「了解しました。……ところでJ様……ルカリオとあのミュウツーというポケモンについて、如何致しましょうか?」

 

 

「……放っておけ。今あいつ等に深入りするのはデメリットでしかない。泳がせておけ」

 

 

「し、しかしこの艦内に長期間監禁して我々の情報を得ているルカリオを野放しにしておくというのは―――」

 

 

「放っておけ」

 

 

『…り、了解しました…』

 

 

腑に落ちない点が多々存在するがJの命令で部下はおとなしく引き下がるしかない。

 

 

「………ミュウツー………」

 

 

退室する直前に振り返り飛び去ったミュウツーを思い返すJ。

ミュウツーが齎した惨状にJは感嘆の念を抱くほか無かったが我に帰ると部下と共に閉鎖室を後にしていった。

 

 

そして誰もいなくなった閉鎖室及び格納庫が切り離され周囲一帯に轟音が鳴り響いたのはすぐ後のことであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうやら、此処はひと段落ついたわね。お疲れさまガブリアス」

 

 

所変わってシロナは現在残っていたポケモンハンター全員に勝利し、駆け付けた巡査がハンターの一員全員を連行して行ったところである。

 

 

「……サーナイト。……無事でいて」

 

 

窮地を脱した現在残っているのはバトル後の手当てをガブリアスに施しているシロナと只管サーナイトの無事を祈るティア。

この場が収束したとはいえサーナイトが攫われたままの現状にティアはただ祈る事しか出来ない。

 

 

「大丈夫よ。貴女のサーナイトはきっと無事に戻ってくるわ。――絶対にね――。」

 

 

確信したかのようにそう断言するシロナの一言を聞き幾ばかり冷静さを取り戻すティア。

チャンピオンである彼女がここまで信頼している相手を最早疑う必要性は皆無も同然だった。

 

 

「っと、噂をすれば…かしらね?」

 

 

そんなシロナの言葉に意識を向けた瞬間に上空のはるか向こう側から何かが急接近してくるのが確認できた。。

距離が大分離れている為に姿はハッキリとは見えないが、ポケモンであることは間違いない様だ。

 

 

その姿が徐々に鮮明になるにつれ、ティアは笑顔と共に滂沱の涙を。

そしてシロナは驚愕の表情へとなっていく。

何故ならその姿は……。

 

 

「ミュウ♪ ミュウミュウ~~」

 

 

ポケモンハンターJを追っていった筈のミュウツーでは無く、ポケモンセンターで治療を受けている筈のミュウだったのだから。

その上ミュウの手にはJによって捕獲された固められた状態のサーナイトが抱えられていた。

二重の予期せぬ事態に彼女達は各々色々な意味で取り乱している。

 

 

「ミ…ミュウ!? あなたは確か、ポケモンセンターで治療を受けていた筈では……」

 

 

「ミュウ?」

 

 

事実確認を求めるシロナに対して、ミュウは不思議そうに首を傾げつつも固まってしまったサーナイトをそっと下すとサーナイトが乗せられていた台のスイッチを下げる。

 

 

「――……サーナ?」

 

 

次の瞬間にはサーナイトは完全に元の姿になり、うっすらと意識を取り戻していた。

そしてそんなサーナイトを見てティアも反射的にサーナイトへと駆け出していく。

 

 

「サーナイトッ! 本当に良かった。……貴女が無事で……」

 

 

「サナッ! サーナッ」

 

 

温もりを確かめる様にサーナイトを強く抱きしめ嬉しさのあまりに涙を流すティア。

そしてサーナイトもティアと無事に再会出来た嬉しさを胸に抱きながら身を委ねつつもティアを抱きしめ返していた。

 

 

「――ところでミュウ。ミュウツーはどうしたの? ポケモンハンターの飛行船を追っていった筈なのだけれど」

 

 

「………ミュウッ!? ミュミュウーー!! ミュウ~~ッ!!」

 

 

シロナの話を聞いた直後突如慌て出しシロナの袖を強く引っ張り出すミュウ。

一刻の猶予も許さない、そんな雰囲気を醸し出すミュウにシロナも徐々に不安が募り出していた。

 

 

「まさか……ミュウツーの身に何かあったのっ!?」

 

 

「ミュウーーーッ!!」

 

 

シロナの問い掛けに対してミュウは只管袖を強く引っ張るのみ。

その強引さは話をしている時間も惜しいと言外に表している。

同時にミュウはとある方向を尻尾で指し示しながら慌てている。

その方向は丁度ポケモンセンターの場所を示していた。

 

 

「…どうやら話している猶予も無いみたいね。わかったわ」

 

 

ミュウの只ならない雰囲気にシロナも状況を察してミュウに着いていく事を決心する。

ミュウの反応を見る限り事態は相当切迫していると見て間違いないだろう。

ならば一刻も早く駆け付けて状況を確認するのが最重要事項である。

 

 

そう判断したシロナはミュウと共にポケモンセンターに急行し始め――。

 

 

「待ってくださいッ!!」

 

 

「「ッ!?」」

 

 

背後から掛けられた声に急停止を余儀なくされていた。

 

 

「あの……私も一緒に着いて行ってもよろしいですか?」

 

 

「……」

 

 

急なティアの申し出に色々聞きたい事はあったが今はこうして話している時間も惜しい。

ならば事情を聞くのは後からで良い。

そう判断したシロナは言葉を話す訳でもなく、只一度だけ彼女に向って頷きポケモンセンターへと駆け出し始める。

そんなシロナの行為を肯定と判断したティアもサーナイトと共にシロナの後へと続くのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミュウツーとミュウ『座談会』

 

 

皆様おはこんばんちは。イグのんです。

今回も座談会張り切ってやらせていただきます。

よろしくお願いしますね。

お二人とも準備はよろしいですかね?

 

 

「大丈夫だ。問題ない」(とっても良い笑顔)ゴゴゴゴゴ

「ミュウ~♪」※訳『話をしよう』(とっても良い笑顔)ゴゴゴゴゴ

 

 

……え、あ、あのー……もしもしお二人様?

何か禍々しい雰囲気を纏っていらっしゃる気がするのですが………(;'∀')

 

 

「……遺言はそれだけか?」

 

 

待ってっ!!ちょっと待ってっ!!お願いだから待ってっ!!

こんなにも投稿遅れたのはちゃんとした理由があったんだからっ!!

そう、海よりも深く山より高---い理由がっ!!

 

 

「……やれやれ、致し方ない奴だ」

 

 

(ジトーっとした目で作者を見ている)

 

 

うっ! その件に関しては本当にすみませんでした。

マジで忙しかったんです。冗談抜きで。洒落抜きで(´;ω;`)

 

 

「……まぁ、気を取り直して座談会を始めるぞ」

 

 

「ミュウッ♪ ミュウミュウ~♪」(待ってましたと言わんばかりにはしゃいでいる)

 

 

さて、今回とそして前回の話の主役でもあったポケモンハンターJ。

元々ゲームには登場していないアニメのみのキャラクターになりますね。

実はこのJが悪役キャラとして大好きだったんです。

 

 

「…つまり、この話にもポケモンハンターJを絡ませたかったと?」

 

 

それもあったんですけど、DPのアニメを見てJとシロナがガチのポケモンバトルをしたらどうなるか?…って考えた事がありましてね。

物語としてこの二人のポケモンバトルを描きたかったんですよ。

 

 

「…またメタな発言を」

 

 

過度なネタ晴らしはしていませんし、こういった気になる一つの情報で読者の心を更に鷲掴みって寸法ですよ。

 

 

「ミュウ~~~♪」※訳『汚いな。流石作者汚い』

 

 

そこ、やかましいですよ~(^^♪(満面の笑みを浮かべながらミュウにグリグリ攻撃を仕掛けている)

 

 

「ミュウッ! ミュウミュウ~~……」(ジタバタと暴れて必死に逃れようとしている)

 

 

「それで、このポケモンハンターJは今後どうなるのだ?」

 

 

勿論しっかりとお二人と絡んできますよ。

当然ティアやシロナにもね。

 

 

「成程、気になる人は今後とも『ミュウツーとミュウ』を読んでいただきたい。今後もよろしくお願いする」

 

 

今回は投稿が遅くなってしまってすみませんでした。

でも、出来る限り失踪はしないつもりです。

長い目で当作品とお付き合いしていただければ幸いです。

これからも『ミュウツーとミュウ』を宜しくお願いいたします。

今回の座談会はこれにて終了ですありがとうございました。

 

 

「また会おう」

 

 

「キュ~~~~……」(完全に気絶しながらも片手を作者に持ち上げられバイバイの手を振っている)

 

 

 




大変期間が開いてしまい申し訳ありませんでした。
皆様お久しぶりです。イグのんです。
仕事のほうがとても忙しく投稿が手につかない状態が続いてしまい読者の皆様を待たせてしまいました。


さて、今回は絶体絶命のルカリオを救出する回でした。
前回でも申し上げましたがこのルカリオはかなり特殊ですね。
でもこういった一癖も二癖もあるキャラは大好きなので皆様と好みが合えば嬉しいです。


ではまた次回でお会いしましょう。

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