【凍結中】ペルソナ4 ~静寂なる癒しを施すもの~   作:ウルハーツ

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辰姫 零 打ち上げに参加する

 8月1日。昼間。既に八十神高校は夏休みに入っており、雨の日以外この時間は神社の目の前を掃除することで零は毎日を過ごしていた。例え熱くても服装は変わらず、巫女服である。

 

 現在神社に人気は一切無い。そのためキツネが居り、箒を動かす零の横で静かに丸まって座り込んでた。と、鳥居の向こう側。商店街の方から足音が聞こえる。音だけでその足音の主は走っていることが分かり、その音は徐々にこの辰姫神社に近づいていた。そしてその音に気づいたのだろう。丸まっていたキツネが耳を立てて顔を上げると起き上がった。

 

「ぜぇ……ぜぇ……た、辰姫さん。助けてくれ! この通り!」

 

 鳥居の向こうから走ってきたのは陽介。その顔は何処か必死であり、夏の暑さと走った事による過度な運動によって額から汗を滝の様に流していた。そして零の目の前に立つと膝に手を置いて苦しそうに息を吐きながら言う。余りに必死な様子の陽介の姿に零は箒の手を止めて神社の中に1度入る。その時陽介は見捨てられたとでも思ったのか、膝を突いてしまう。が、零はすぐに出てくると陽介に何かを渡す。それは1本のペットボトルだった。

 

 陽介はそれを見た瞬間、すぐにお礼を言ってそのペットボトルの中身を飲み干す。汗の分だけ水分を失っていたため、かなり喉が渇いていたのだろう。すぐにその中身は無くなってしまう。

 

「ふぅ……突然悪いな。って、落ち着いてる暇はねぇんだ! マジでこの通り! 俺を、俺達を助けてくれ!」

 

 全てを飲み干して少し冷静になった陽介。しかし用事を思い出した瞬間、再び焦り始める。そして零に詰め寄る様に近づこうとした時、キツネが間に入って陽介の行動を止めた。それを見て零はしゃがみ込んでキツネの頭を撫でると巫女服の胸の辺りにある服の重なる部分に手を入れる。そしてそこから紙とペンを取り出した。その行動の最中。しゃがんでいることもあって服が捲れ、陽介から見て中が見えそうになっていた。だがギリギリの所で見ることが出来ず、陽介は少し残念がると同時に巫女服の裏に内ポケットが付いているのかと疑問に思う。

 

『説明。して』

 

「あ、ああ。実はな……」

 

 零が紙に書いて質問をしたため、陽介はすぐに冷静になる様に自分に言い聞かせると内容を説明し始める。陽介の焦っていた理由。それは悠の家でこれから【料理対決】が行われ、その参加者は千枝・雪子・りせ・悠の4人。悠に関してはよく作っているので安心しており、りせに関しては期待をしている物の千枝と雪子による料理は非常に危険極まりない物。しかも食べるのは男達+悠の従妹の菜々子との事。子供に食べさせるのは非常に危ないとの事。

 

 そこで前回の林間学校の時に陽介に取って最高のカレーを作った零を呼べば少なくとも美味しい料理は確実に1品出来る。もしかしたら味を掻き消してくれるかも知れない。【料理対決の救いの1人として零に参加して欲しい】。それが陽介のお願いであった。

 

 「頼む!」と手を合わせ、頭を下げる陽介。零はしばらく黙った後、陽介が顔を上げたのを見て頷いた。そしてその行動に陽介は助かったと心の底から感じるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 同日。昼間。ジュネス食品売り場に零は陽介によって連れてこられた。その場には既に悠・千枝・雪子・りせの4人が集まっており、完二もここに来ているとの事であった。そして零の知らないもう1人も居る様で、今現在はこの場に居ないため後で紹介すると零は悠に言われる。

 

 そして料理対決に最も重要なお題を決めるため、悠は自宅に居る菜々子に電話を掛ける。何か好きな物は無いかと質問をし、最初は何でも良いと言う菜々子。しかし深く聞けば『オムライスが食べたい』との事。この時お題は【オムライス】に決定した。

 

 陽介はそのお題に「オムライスなら大丈夫だな」と言い、何故か全員は黙る。零は元からのため特に気にしない物の、千枝達も黙っているため陽介は「どうした?」と質問をする。が、その質問に千枝は何か焦った様に「何でも無い!」と言うと食材を取りに行くと言ってその場を去った。そしてその言葉に雪子とりせも去っていく。それぞれがまったく別の方向に。

 

「何でオムライスで全員取りに行く方向が違うんだ? こりゃ、2人に全力で協力しないとな。欲しい食材、取って来てやるから言ってみ?」

 

「分かった……そうだな、ハーブを入れてプロヴァンス風にしよう。陽介」

 

 そんな女子達3人の後姿を見ながら陽介は呟くと悠と零に協力するため、食材を取ってくると言い出す。陽介はこのスーパーの何処に何があるのかを完全に知り尽くしているのだろう。悠は少し考えた後、作る内容を言って食材を陽介に言う。陽介はそれを必死に覚えると今度は零に視線を移した。既に零は紙に必要な食材を書いており、陽介にそれを手渡した。

 

 受け取った陽介は悠と零、2人分の食材を集めに向かう。そして残ったのは悠と零の2人だけ。無言による居心地の悪い空間がこの場に出来上がっていた。

 

「その、悪かったな。突然」

 

『別に良い』

 

 悠は何とか話そうと考え、かなり強引に呼んでしまったことを謝る。零はそれに紙を見せながら首を横に振るだけで答える。悠は焦った。一切会話にならないと。

 

 その後陽介達が食材をそろえて戻ってくるまでの間、悠と零は一言も喋る事無くその場で待っていた。そして全員が揃えば陽介は恐る恐る籠の中に入っている食材を見る。そしてりせの籠に入っているのを見て驚いた。何と中には『フォアグラ』が入っていたのだ。そしてそれを見たりせは「ふふん」と勝ち誇った様な表情を見せる。

 

「スペシャルなオムライスって言ったらこれでしょ。ちゃんと先輩達にも食べさせてあげる。姫先輩は私があーんしてあげるからね!」

 

「……」

 

「む、無言は寂しいよ姫先輩……」

 

 りせの言葉に陽介は嬉しそうな表情を浮かべる。やはりアイドルと言う事からりせの料理には大きく期待しているのだろう。りせは悠と陽介に言った後、零に近づいてウィンクをする。が、された零は何も言わずに無言だったためかなり滑ったかの様にりせは感じた。テレビに出ているため、人一倍その辺りは感じ易いようだ。

 

「まぁまぁ。とにかくこれなら林間学校みたいにはならなくて済むか?」

 

「酷い物を食べさせられたって聞いたよ? 一体誰がそんな酷い物を……」

 

 陽介の言葉にりせは業とらしく千枝と雪子を見ながら言う。それを聞いて千枝は咳払いをすると「調子に乗るのも今のうちですことよ」と似合わないお嬢様の様な台詞を言う。そしてそれに続いて雪子が「一撃で仕留める」と答える。この場に居る全員が口には出さないが『何を』と感じた。

 

 話をしていると完二が現れる。完二は何となく暗い雰囲気なのに気づき、その中に零がいるのにも気づいた。そのため、持っていた物を上に上げて「姫先輩!?」と驚く。そしてその行動で持っていたものが全員の目に止まった。

 

「ちょっと! それお酒じゃん!」

 

「へ? あ、やべ! あ、ははは。姫先輩、違うんすよこれは」

 

 千枝の言葉で完二は自分が学生が持っていては可笑しいものを持っていたのに気づく。そしてすぐに誤魔化そうとする。主に零に対して。零は唯黙って完二を見ているだけであり、完二は逃げる様にお酒を戻しに行く。と、突然千枝が思い出した様に「クマ君は?」と呟いた。そしてその言葉に全員は周りを見渡し、零は誰だかわからずに首を傾げる。

 

 零以外の視線が一箇所に止まり、零はその視線を追う様にその方角を見た。底には美少年と言っても過言では無い少年が試食コーナーに居る女の人と喋っており、褒めることで沢山食べようとしていた。恐らくその少年が【クマ君】なのだろう。陽介はその姿に怒りをあらわにするとクマを連れ戻しに向かうのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 同日。夜。悠の住む堂島家に全員は足を運んでいた。家の中は広くも狭くも無いため、さすがに大人数だと少し狭いと感じる。が、それぞれが楽しんでいるため一切苦にはなっていなかった。

 

 キッチンは一箇所のみ。そこに4人は集まってオムライスを作っている。陽介は悠の手伝いをしており、クマと菜々子はテーブルとテレビのある場所でその姿を見守っていた。

 

 千枝と雪子はお互いで別の物を作りながらも協力し合い、りせは鼻歌を歌いながら、悠と陽介は稀に菜々子やクマと話をしながら作っていた。零は相変わらずの無言である。そして数十分後。テーブルの上には5つのオムライスが置かれる。そして菜々子を真ん中に全員でテーブルを囲むように座り込んだ。

 

「さ、食べて食べて!」

 

「ま、待て! いきなり菜々子ちゃんに食べてもらうのは……な?」

 

 りせが笑顔で言う物の陽介は以前の事から非常に慎重となっており、千枝に視線を向ける。向けられた千枝は「こっち見んな!」と抗議し、完二が「毒見役っすね」と納得するように頷いた。

 

「毒見ってひっどぉーい! じゃ、私のは花村先輩。食べてみて!」

 

 りせは完二の言葉に業とらしく言った後、陽介に自分の作ったオムライスを勧める。陽介はアイドルと言うことから安心しきっており、一口オムライスを口に含んだ。と同時に何かを我慢する仕草をし、口の中の物を飲み込むと「これは奈々子ちゃんには食べさせられないな」と呟く。が、それを聞いてりせは【独り占めをしたいほど美味しい】と勘違いする。そしてその間に悠も1口食べ、その後に来た味に顔の変化は出さないようにして飲み込んだ。そして悠は思う。これを零が食べたらどうなるのだろう? と。

 

「なぁ、これ辰姫さんが食べたら表情変わるんじゃね?」

 

「……かもしれないな」

 

 何とか食べ終えた2人は小声で話をする。陽介も確実に次に食べるのは零だろうと感じていた様で、考えることは一緒だった様だ。その証拠に現在りせは零にあーんをしようとしている。そして零はそれを躊躇無く口に含んだ。

 

≪……≫

 

 零の食べる姿に全員が黙る。陽介と零は自分の感じた味覚から必ず表情に変化を起こすと感じていた物の、零は普通に食べているように口を動かしていた。そして誰もが分かる様に飲み込み、感想を紙に書く。感想は『凄く辛い』の一言。悠と陽介は変化が無い事に少し残念がるのと同時に何事も無く食べた零に驚いていた。そしてそれを合図に次に移る。次は……雪子だ。

 

 完二は雪子の番になると躊躇無くオムライスを口に含む。そして無言でもう1口。もう1口と繰り返した。感想も言わずに無言で食べる完二に雪子は少し焦る様に「か、感想は?」と質問した。答えは、

 

「なんつんだ? 不毛な味?」

 

「ふ、不毛な味!? 味に不毛なんて使わないでしょ!? 美味しいの、美味しくないの!?」

 

 余りにも料理の感想にふさわしくない感想。雪子は完二に詰め寄り、悠はオムライスに手を伸ばす。同様に零も手を伸ばしており、2人で同時に口に含んだ。普通なら広がるオムライスの味は勿論、具の味も何もしない。唯何かを噛んでいるだけにしか感じないと悠は思った。零も同じ様に思ったのだろう。完二に続いて同じ様に紙で『味が無い』と答える。

 

「ひ、姫ちゃんまで……そんな」

 

 完二が最初に味が無いと言った時には「繊細な味が分からないだけよ!」と答えていた雪子。しかし零が完二とほぼ同じ様な感想をした事で流石にダメージが着たのか背中にどんよりとしたオーラが出る。しかしそこで菜々子が雪子の作ったオムライスを食べ、「美味しいよ」と感想を言う。そしてその感想と同時に雪子は菜々子を救世主とでも言わんばかりに見つめ始める。なので全員はそっとしておく事にし、次に千枝に視線を移した。

 

「つ、次はあたしか。き、緊張するけど絶対旨いと思う!」

 

「クマがいただきまーす」

 

 視線を向けられた千枝は驚いた後、作った時の手ごたえらしきことを言う。そしてそれを合図にクマが迷い無く口に含み、千枝が「どう?」と質問をすれば

 

「うん。不味い。ほら、ヨースケ達も食べるクマよ」

 

 何も包まず素直に感想を言う。陽介はクマの感想に若干引きながらそれを口に含み、何かを納得する。悠もそれを口に含んだ。出た答えは「普通に不味い」だ。クマ同様に直球で感想を言ったため千枝は落ち込み、陽介は林間学校に比べたらと言い出す。が、慰めが更に追い討ちを掛ける事になった。しかしここでも菜々子は千枝のオムライスを食べ、同じ様に美味しいと感想を言う。雪子同様に菜々子を見つめる千枝。その横で雪子が千枝のオムライスを食べ、余りにも『普通に不味い』と言う感想がそのままだったのか笑い始めた。

 

「りせちゃんの食べて見なよ!」

 

 雪子の笑いが癇に障ったのか千枝はりせのオムライスを見ながら「絶対にあたしの方が旨いから」と言う。そして雪子はりせのオムライスを食べ、

 

「う……」

 

「一撃だ……」

 

「まぁ、天城や里中のもあれだけど倒れはしないかな、ハハ」

 

 即倒れる。それを見て完二は呟き、陽介は完全に呆れながら乾いた笑いをする。その光景にりせは『子供には分からない味で先輩達が子供』と言うと泣き始める。そして零の場所に擦り寄ったため、零は静かにりせの頭を撫でた。現在雪子は倒れているため、誰も止める物は居ない。

 

「か、辛いけど美味しいよ。ね?」

 

 2人同様に菜々子はりせのを口に含むと辛さを我慢して飲み込み、感想を言うと抱きついていた零に同意を求める。零はそんな菜々子の問いに頷き、それを見たりせは泣き顔から一変笑顔になると「姫先輩と奈々子ちゃんが一番大人!」と言う。完全に嘘泣きだったようで、余りの変わりように千枝は引いていた。

 

「そう言えば姫先輩と鳴上先輩も作ったっすよね?」

 

「お兄ちゃんのどれ!」

 

 完二が聞くと菜々子が悠が作ったと言う言葉に反応する様に聞いた。悠は自分の作ったオムライスを指差すと菜々子はそれを食べた。

 

「菜々子、どうだ?」

 

「うん! おいしいよ!」

 

 悠の質問に菜々子は笑顔で答える。その笑顔は心からの物と全員が感じることが出来る反面、やはり確実に先程のは無茶をしていたのだとも感じた。と、陽介が零のオムライスを探す。現在1口を手をつけられていないのは既に1品のみ。陽介は「辰姫のいただくぜ」と言うとそれを食べた。

 

「うぉ! カレーでもそうだけど辰姫さんって料理美味いよな! 奈々子ちゃん、これ食べてみ?」

 

「? うん。……凄い! こんなオムライス初めて食べた! お兄ちゃんのと同じくらい美味しい!」

 

 陽介は食べてすぐに感想を言うと菜々子に進める。菜々子は言われたとおりに食べると再び笑顔になって元気良く感想を言った。そしてその感想に悠が零を、零が悠を見る。お互いに見つめ合う形だ。そして悠が笑うと零は静かに視線を外した。

 

 その後、菜々子によって悠と零のは半分ほど食べられた。流石に全部を食べることは小学生には無理だ。なので残ったのを起きている全員で食べる。そして数分後、全員は一息をついていた。

 

「奈々子ちゃん、お腹一杯になった?」

 

 千枝の質問に菜々子は頷く。と、座っていた陽介が全員に提案をする。それは『8月20日にある商店街のお祭りに皆で行かないか?』と言う物だ。そしてその提案にりせは大きな声で賛成し、クマは「浴衣クマか!」と何故か楽しみと言った表情を浮かべる。ふとその光景を見ていた零は菜々子が【お祭り】と言う言葉に下を向いたのに気づいた。

 

『奈々子ちゃん。皆と行ける』

 

「いーの?」

 

「ああ、もちろん」

 

 零は紙で菜々子に質問すると零を見た後、悠に確かめる様に聞く。そして悠はその質問に笑顔で答えた。と同時に菜々子は「わーい!」と元気良く喜び、その微笑ましい光景を見ながら陽介は「決まりだな」と答える。ふと悠は思った。零が菜々子の後押しをした時、文的に何かが可笑しい事に。

 

「出店で買うと色々と美味いんすよね。神社辺りは出店が……神社?」

 

「あ! 辰姫さん、もしかして参加できないんじゃないの?」

 

「姫先輩、そうなの?」

 

 完二が祭りに付いて想像していた時、出店が並ぶ姿を想像した。そしてそこが神社である事に気づくと固まり、それを見て千枝が気づいた様に言う。そして恐る恐るりせがしつもんすれば、零は首を縦に振った。つまりその日、零は全員と行動を共にすることは出来ないと言う事だ。そしてそれを聞いてりせが「そんな~!」とショックを受ける。

 

「おまつり、来れないの?」

 

『神社に居る。楽しんで来て』

 

 自分を後押しした零が来れないのかと心配になり、菜々子が聞けば零は首を横に振る。そう。例え祭りに出られなくとも祭りをやっている場所に住んでいるため、会おうと思えば簡単に会うことが出来るのだ。零はそれを伝える様に言うと菜々子の頭を少し撫でて立ち上がる。そしてそれを合図に他の全員も立ち上がった。もう学生には遅い時間なのだ。

 

 零が帰ろうとすれば、りせが一緒に帰ろうとする。そして完二もそれについていこうとする。住んでいる場所はほぼすぐ側のため、一緒に帰るのが一番良いのだろう。雪子はまだりせのオムライスによるダメージを受けており、千枝が介護しながら一緒に帰る。そして陽介はクマと共に帰った。

 

 一気に静かになった堂島家。悠は残った洗物を片付け始める。それを見ていた菜々子も手伝いを始める。しばらく洗物をした後、もう寝る時間となった時。

 

「今日はにぎやかだった! 楽しかったね!」

 

「! ああ」

 

 菜々子は悠に向かって笑顔で言い、悠はその笑顔に衝撃を受けながらも返す。菜々子にとって久しぶりの賑やかな1日。喜んでくれたと感じた悠は満足し、それと同時に事件が終わったのだと考えると眠りに付く。その日の眠りは悠に取って非常に心地良い物になるのであった。


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