異世界より”超高校級”が参戦するようですよ! 作:ヤッサイモッサイ
こういうとなにか言われそうですが結構ランキングとか載ってるのを見るのが嬉しくて投稿した次の日とかは「うーん、載らないなぁ」見てるんですが何もしてない今日に載るというのはどういうこと?笑
はい、今回は書いていて気がついたらシリアスになっていてビックリしました。
そろそろ自分もプロットというものを覚え?へべきなんですかね。
良くわかんないです。
そしてカムちゃんがガチになるかも。具体的にはここからこの次の出来事ぐらいまで。
あとマジで原作買った方がいいかもしれない。そろそろストーリーが全然覚えてない。
ペルセウス行くまでになんかあった気もする。やべぇどないしよう。
そして花村終わって(結末はもう少し待ってください)安心してたら…………あれ?まだソニア(死語マスター)と田中(昏らき呪いに見初められし者)が…………もういやぁぁぁぁ!!!
あ、あと感想で日向君は「才能コンプレックス」ではなく「自分に自信がない」だけと教えてくれた人ありがとう!忘れてました完璧に
オーガとヴァンパイアの芸術、鬼の石像再び!
オーガとヴァンパイアの芸術、鬼の石像再び!
フォレスガロとのギフトゲームを終え館へと帰ってきた日向たち。
ぶっちゃけ無事とは言えないがそれにしたって厳しい条件と不確定要素の多かった虎のゲームと絶望そのものとの対峙を経て死者が出なかっただけで十分無事だと言っておきたい。
さて、そんなわけでギフトゲームに疲れて、春日部は療養だが自室で落ち着いている二人と子供たちと共にいるジンを除いた三人が今宵この談話室には集まっていた。
「ゲームが延期?どういう事だよ。」
「先程申請に行った時に知ったのですがどうやら巨額の買い手がついてしまったらしく、ギフトゲームは延期…………悪ければ中止になってしまうかもしれないとの事です。」
「何だそりゃ、エンターテイナーとしては三流以下だな。」
「それ以前に何の話だよそれ。なんかゲームに出る予定だったのか?」
十六夜と黒ウサギが進める会話にそう割って入ったのは日向だ。
何やら事前に場を設けて情報を共有していた二人とは違い日向は今の会話について何も聞かされていなかった。
「そう言えば日向はいなかったな。……簡単に言えばコミュニティ復興の第二歩目。元コミュニティメンバー奪還の話だ。」
「…………なるほど。どっかのギフトゲームの商品になってたってことか。なにやら時代遡行した気分だな、そういうの。」
「奴隷のいた時代へと…………てか?別に今の時代でもない話じゃないんだろうぜ。まぁ俺らみたいな日本の一市民にゃ耳の遠い話だけどな。」
「まぁその話は置いておいても中止か…………。事前に告知があったんだ。文句をつけたりとかその耳の繋がっている中枢的な所に異議申し立てができたりはしないのか?」
「出来なくも無いでしょうが結局はそのコミュニティ…………『ペルセウス』の裁量しだいですので。そして聞く噂からすればおそらく彼のコミュニティがこちらの異議を聞き入れて下さる可能性は限りなく低いでしょう」
そう耳を垂らす黒ウサギの姿は見慣れたものだがその身に絶望を纏っているのはまた別…………それほどまでに期待していたということなのだろうけど…………確かに手の出しようもない。
相手が法に則って動いている以上こちらの言葉は全てイチャモン。それを気にしない胆力、規模があるのならばこんな弱小コミュニティのことなんぞ歯牙にかける必要はない。
個人というなら別にしても組織規模で上位のものに逆らうというのは滅多にあるものではない。
またノーネームのように力が無いコミュニティは脱法の危険も犯せない。弱みを作れば瞬く間に潰されてしまうからだ。
「確かに取れる手はそう多くないな…………ってペルセウス?あのゴルゴンの?」
「派生は多々あるが蛇の髪をした石化の瞳を持つ女っていうならまず間違いはねぇよ。ペルセウス……空飛ぶ靴とその盾が有名だな。最も盾はそのゴルゴンの首をとったあとの話だが。それにその後は知恵の神アテナに盾を渡してる。」
「よくご存知ですね十六夜さん。こちらのペルセウスはハデスの兜であったりハルパーという鎌を持っていたりしますがそのとおりです。そして一番厄介なのはそのゴーゴンと同じ特性を持つ隷属させられた魔王にあります」
「…………魔王まで持ってるのか。直接戦闘はしたくないな。」
「何言ってんだよ。そんなこと聞かされたら戦うしかないだろ?…………ただ戦うまでが問題だな。サウザンドアイズにはプライドがねぇってか?」
「なんで戦う方向に話が進んでるのか知らないけど…………サウザンドアイズ?何でそこでサウザンドアイズが出てくるんだ?」
「サウザンドアイズは群体コミュニティなんです。特にペルセウスは傘下の幹部、だから直轄の幹部白夜叉とは違い双女神の看板に傷がつくことも気にならないほどのお金やギフトがあれば…………こういったギフトゲームの撤回ぐらいやるでしょう。」
…………なるほど。信用と言ったことを考慮しなくていいほどの大手ならばやりかねないな。
それでも普通はやるもんじゃないが…………あくまで実力主義がすぎるこの世界。元の世界とは市場の様子も違うだろうし可能性としてはありすぎるくらいだ。
「でも隷属させられた魔王…………ねぇ。」
確かに信用を失うことを気にしない暴挙に出れるだけの実力はある…………それならばその実力を否定されればどうだろう?
例えば名前も無い、旗もない。そんな連中に負けたとしたならどうだろう?
戦うのは嫌だけど…………
「十六夜は魔王と戦ってみたいよな?」
「ん?もちろんだ。戦える物なら是非とも。戦えないものでもこちらから迎えに行くぜ。」
「魔王と言ってもあくまで元がつきますがね…………ってお待ちください何を考えているですか日向さん?」
「いや…………別に。あとやめとけよ十六夜。白夜叉の時とは状況が違う。」
でもこの方法だと逃げられることもある。強者が弱者に構う必要がないからだ。
つまり少なくとも周りから見ても食いつかなければおかしい程度の餌を用意しなくちゃいけない。
まぁ餌なら既にあるか。あまり使いたくない手だからあくまでこれは最終手段にするにしても…………
「正攻法…………が欲しいよなぁ。」
それにしても花村に言われた通り俺も考え方が狛枝に似てきたのかもしれない。もっともその根幹は全く逆だが。
「まともに考えてあるようには思えねぇけどな。」
…………本当にそうなのか?
確かにあるようには思えないけど…………正攻法無しにそこまでコミュニティを大きく出来る程器量のいい存在に聞こえないんだよなペルセウス。
答えの出ない問題にため息をつきながらもはや癖のように窓の外の空へと視線をやって……………………ん?
「次回に期待するしかねぇな。どんなやつなんだよその仲間ってのは。」
「 そうですね………一言でいえば、スーパープラチナブロンドの超美人さんです。加えて思慮深く、黒ウサギより先輩でとても可愛がってくれました。近くに居るのならせめて一度お話ししたかったのですけど……。 」
…………スーパープラチナブロンドの美人さん………………いや美人ていうか………………
「あれは美少女の部類じゃないか?」
「あん?」
「はい?」
俺の言葉に疑問符を浮かべながら二人が窓の外へと視線を移すとちょうどその件の美少女が眼前へと降りてきた。
長く伸ばされたスーパープラチナブロンドの流れる髪に小さい体躯に合わぬ人を魅せる淫美な魔色の双眸。白き肌は闇夜でも幻想的に浮かび上がり背中に生えた一対の黒き羽と背景の赤い月もあってまるで吸血鬼のよう…………そう言えばつい最近その吸血鬼を思い浮かべる出来事があったような?
脈動というもはや木じゃないだろうと思えるような植生を見ている時に鬼化という謎現象を聞かされて…………。
「随分とうれしいことを言ってくれるじゃないか黒ウサギ。」
「れ、レティシア様!?」
「…………レティシア……ねぇ。」
黒ウサギの先輩があんなことをしたのだとしたらその理由は…………親心か?
この世界はみんながみんな年を偽り過ぎているせいか違和感が凄い───
「何やらそこの白髪頭から失礼な気配を感じるな。ひょっとしてお前とそこの金髪が黒ウサギが呼んだという新しい仲間か?」
…………気配ってなんだよ。気配で心がわかるとか聞いたことがないぞ。
「そうだぜ吸血ロリ。昼間は丁寧なもてなしありがとよ。うちの女子ども泣いて感謝してたぜ?」
「お前って何でそんなに噛み付くわけ?ステイってわかるか狼。」
「…………お前もお前でなんでこのタイミングでその話を引っ張ってくるわけ?なに?お前だってボッチだろうが。」
「仲間はいたからボッチではないぞ。どこぞの誰と違ってな。」
「その法則で言ったら俺だって今はぼっちじゃねぇだろ!」
「…………私は糾弾されていたんじゃなかったのか?えぇと…………こいつらは仲間同士なんだよな黒ウサギ?」
「えぇ…………残念なことにこの十六夜さんと日向さん、それに飛鳥さんと曜さんがわたし達の新しい仲間ということになります。」
「なに?そういう言い方をするなら俺は抜けるぞ。」
「そしたら今度こそ正真正銘ぼっちだな。」
「だからお前は一言多いんだよ!!」
十六夜をなだめるのも一苦労だ。いまはまだこの弄りのネタがあるからいいが無かったらあちこち食いつくコイツを止めるのも…………いや想像したくない。
「それでレティシア様は一体なんの御用でこちらに?というかどうして…………。」
「何、大したようではない。ただ黒ウサギ達の新しい仲間がどんなものかと…………見に来ただけさ。結果的にはお前たちの仲間を傷つけることになってしまったが…………。」
黒ウサギの言葉の後半を遮って堂々と語られる真実。
「どうしてここに来たのか」というよりは「どうして此処に来られたのか」の意味の方が正しいか…………それを喋りたがらない理由は…………流石にそこまではわからないか。
「実は黒ウサギたちがノーネームをノーネームのままコミュニティとして復活させると聞いたとき、その愚行に憤っていた…………。それが如何に無茶で、茨の道を進むことなのかわかっていたからな。」
「茨の道というか道が無いよなもはや。」
「崖に茨が道を作ってくれてるってことかもしれないぜ?」
「…………俺なら絶対に渡らないぞそんな道。」
「…………そんな言葉遊びでどうこうなる話じゃない。」
…………まぁそれも確かにそうだ。でもまぁその反応で良くわかった。
「あー…………つまりこういう事か?何らかの方法でレティシアは俺たちのことを知り、その茨の道とやらを切り開く力があるのか…………もとい黒ウサギたちと共に歩いていける存在なのかを知りたいと。」
「そういう事なら言葉遊びよりも確実な方法があるじゃねぇか。なぁ日向?」
「その暴力的な発想があたかも俺との合作ですみたいなふり方やめてもらえるか?」
「とか言いつつ俺の考えてることが良くわかってるじゃねぇか。というわけでだ吸血ロリ、そんなに俺たちが魔王と戦うことが心配なら…………自分で測りゃいい。そうだろ?元魔王さま。」
「…………なるほどそのとおりだ。ガルドとのギフトゲームには出ていなかったからと慎重派だと偏見を持っていたが案外好戦的なのだな。」
「主義主張は尊重するタイプでな。安心しろよ、お前が心配したやつに負けた時の主義主張もちゃぁんと聞き届けてやる。なぁ日向。」
「だからいかにも俺とお前の考えが一緒ですみたいな振り方はやめろ。」
それにしても元魔王は否定しないのか。
確かに大した自信だとも、コミュニティ崩壊経験者というだけではないもっと深い経験談のように語る物だとも思っていたけど…………魔王のバーゲンセールし過ぎじゃないか?箱庭に来て二日目にして元魔王二人と魔王らしき存在一人、そして今度戦うかもしれない元魔王一人とは…………意外とありふれていたりするのか?
…………そんなわけないか。
思わず溢れる溜息は自身が老け込んだかのように錯覚させてくる。
そんな抜けた気を引き締めるようにしたのは十六夜の言葉を受けたレティシアが戦う気になったからだろう。
少しピリピリと肌を刺すように空気が震えている。
「訂正は一つだけじゃないな。好戦的なだけではなく自信家でもある。その自信が身を滅ぼさなければいいんだがな。」
「身を滅ぼすのは自信じゃなくて過信だろ。意味を混同するなよ吸血ロリ。」
それに呼応するかのようにまた十六夜も闘気を高めて…………それに挟まれた俺は嫌になってくる。
「…………とりあえず外に出るか。」
まさか屋敷の中で力をぶつけ合うわけにもいかずそれとなく二人を外へと出す。
二人の合同で決まった力試しと言う名の軽い殺し合いのルールはそれぞれが交互に一撃を繰り出しそれを受けきれずにダウンした方の負けという激しく野蛮でかつレティシアの容姿的にまずい絵面になること請け合い無しのものになった。
知らんぞ、俺は児童虐待で都が動き出しても何も知らんからな。
そんな風に黒ウサギと下がって対峙する二人を見守っているとレティシアが黒と金のギフトカードから何やら巨大な騎乗槍のような物を取り出した。
身の丈程もあるそれをくるりと手だけで器用に回し構える。
…………でもあれってそういう用途じゃないよな?あれ明らかに投げるかまえだけど普通そういう槍って突進するやつだよな?
とあまりに異常な光景に内心でつっこんでいるウチにどうやら槍が放たれたらしくレティシアと十六夜の間を赤黒い閃光が貫いた。空気摩擦のせいか槍自体も赤く発熱している。
…………てか早くて目が追いつかない
「ハンッ、しゃらくせぇぇぇっ!!!」
だが対する十六夜も普通ではなかった。
あろう事かもはやビームとしか形容できない槍の穂先に生身の拳を合わせて気合の一言ともに砕いたのだ。
破片はその勢いのままに散らばってレティシアへと向かって───よけない?
やけに遅く流れる視界には目を閉じ何かを受け入れるような顔で飛んでくる破片を自身の肉体へと迎えるレティシアが…………なんでなんだ。
そう思ったところで自分の体は思うように動いてくれない。
異常に気が付いた十六夜もようやく怪訝な顔を浮かべるがそれでも助けるにはまだ遠い。
破片がレティシアへと直撃する───その瞬間辛うじて黒ウサギがレティシアをその空間から拾い出し最悪の状況を防いでみせた。
本当に危機一髪、黒ウサギがレティシアのギフトカードを見て神格やその他のギフトがないことを騒いでいる間俺は安堵の息を漏らしていた。
───助けられた。助かってくれた。
何よりもそれが嬉しく…………レティシアがなぜここに来れたのかとずっと考えていたことも忘れ気を抜いてしまった。
だからこそ空から迫る褐色の光とレティシアの離れろと言う言葉に反応できなかったのだろう。
俺がそのことにようやく反応したのは胸をなにか小さい手に押された時だった。
目の前でよけれたはずのそれに俺を助けたばかりに飲まれて灰色の彫刻へと姿を変えていくレティシア。
「───え?」
突き飛ばされた時の力が予想以上に強く尻元をついた俺の第一声はそんな気の抜けた言葉だった。
「いたぞ!石化した吸血鬼を捕縛しろ!」
「例のノーネームもいるがどうする!?」
「構わん、邪魔だてするのならば斬れ!!」
空から羽をはやした靴を履いて幾人かの男が急降下してくる。
急いでレティシアへ手を伸ばすもそれ以上の速度で降りてきた男に蹴りとばはれ距離が離れる。
「おい日向!?」
「日向さん!!」
レティシアの指示通り離れることができた二人がこちらへと意識を割く。その隙に降りて来た奴等はレティシアの捕縛を完了していた。
そして男たちが話すレティシアの商品としての価値、そして行き先。
「箱庭の外!?そんな、箱庭の騎士とまで言われる彼らヴァンパイアは箱庭の中でしか陽の光を受けられないのですよ!?それを外なんて…………!?」
しかしペルセウスはそれを「ノーネーム風情が」と切り捨てる。
不法侵入にこの領地内での暴挙と非礼、黒ウサギが激怒する理由はいくらでもあった。
「いでよ───《インドラの槍》!!」
そう叫んだ黒ウサギの手に握られるのは極光。
激しい雷鳴を轟かせながらもその力を先端へと収束させているその光の正体は雷を纏った黄金の槍。
まさに怒髪天を衝くを再現した黒ウサギがそれを先ほどのレティシア同様投擲のために構えた───だがそれはペルセウスと敵対するということ。
箱庭の法律の詳しいところはわからないがここで感情に乗っ取られて攻撃するのがまずいことであることはわかる。
「───ダメだ黒ウサギ!相手を考えろ!!」
とっさに叫んだその声が届いたのか黒ウサギの放った槍は大きく軌道をそれて月を隠し始めた雲を貫いて拡散した。
その様子に危機感を感じたのか先程までの罵詈雑言の類も鳴りを潜めそれぞれが自身を透明にしながらも遠くへと去っていく。
黒ウサギはそれを見送り十六夜は何かめんどくさそうに頭をかいていた。
レティシアが奪われた。
むしろ奪わさせたと言っても過言ではない。
俺は出来ることをしようと思って頑張っていたつもりだった。
だがそれがレティシアをここから失わせた。
頭の中では希望をもって死んでいった仲間のことがリフレインする。
十神白夜は立派にリーダーを勤め、殺人を犯そうとしていた狛枝を助けて死んだ。
辺古山はただ一心に九頭竜を思って希望をもって絶望へと落ちた。
田中は自身の信じる正しさの為に絶望へと沈んだし、弐代はどこまでも真っ直ぐに、確かな力をもって俺たちを元気づけてくれた。
狛枝は今もやり方が気に食わないし許す気にもなれないがそれでもあいつなりに希望を持って世界へ挑んでいたのは確かだ。その結果七海とウサミがあんな最期を迎えたのは…………忘れることもできない。
殺す方も殺される方もみんながみんな自分に希望を持っていた。それは花村だってそうだし絶望病にかかっていた罪木以外の全員がそうなのだろう。
それでも世界にはこうして軽い絶望で希望をいとも簡単に捨てる人間がいる。
希望のために絶望に染まる…………そんな光景を見てきたからこそ…………絶望に染まってもなお希望を持ち続けていたみんなを知っているからこそ俺は…………本当の意味で希望になりたいと思った。
自分に胸が張れるだろうと…………七海に見られても恥ずかしくない自分になろうと希望を追いかけてきた。
────それでも世界は絶望に溢れている。
そして俺はそれに抗うことができずにいる。
花村とのギフトゲームでは終了を待たずに意識を落とし、レティシアの不安を払うのも十六夜任せ、しまいには目の前で絶望に沈むことをよしとした仲間を救うこともできずにただ立ち尽くすのみ、そればかりか余裕もない仲間の足を引っ張るばかり。果ては仲間を取り返すという本来の目的を果たそうとする黒ウサギを止めるなどという愚行。
こんな有様で誰に胸が張れるというのか?
どうやって自信が持てるといのか?
「…………何をしてるんだ俺は。」
今まで他者にしか絶望したことのなかった希望としての俺はこの時初めて…………自分に絶望した。
最後なんか微妙です個人的に。
でもマジでこのタイミングで日向くんが別モードに変化するとは思えないしノーマル日向君は何もできないと思うんですよね。
でも希望希望してるから自己嫌悪…………黒ウサギを止めたのは間違えてないと理解しつつもだからといってあれはほんとうに止めて良かったのかと軽く疑心暗鬼に…………
はーい、カムちゃんスタンバイ初めてー。登場までカウントダウン入るよー