異世界より”超高校級”が参戦するようですよ!   作:ヤッサイモッサイ

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あれあれあれぇー?あれれぇー?読み返してみたら今回ひどいぞぉ?でもこれ以外
書けないっす。まじで表現の限界を感じる笑


だってね?

あのね?花村くんを永久出場停止にしていい?



方言がね?わからんのよ?
自分で書いてて思ったけど誰だよこれ。
てかアブリルラビーンってどこの方言だよ。歌手弁かコラ。
今回一番苦戦したところ?そうだね!何処っていうかまず絶望状態のサンプルが少なすぎるよね!飽きっぽい人とドM天才転び屋ちゃんだけだもんね!

あん?カムクラと狛枝?サンプルになると思ってんの?


そしてまたまた最後にはみなさんお待ちかねのあの人が!?




味わい深き絶望の舌

味わい深き絶望の舌

 

 

 

 

 

────なんで?

 

「ムムッ?何やら君から怪しい香りがするなぁ…………ひょっとして恋の味を知っちゃったりしたのかい?」

 

小さな影は洒落た髪に櫛を通しながらキザったらしくそう問い掛けてくる………… いやむしろそれは問いなどではなく自己紹介に近いものだったのかもしれない。

 

その言葉は確かに俺の知るあの男らしい台詞に相違なかったから。

 

 

 

 

「何をしてるんだよ…………花村!」

 

 

 

────男の名前は花村輝々。

超高校級の料理人として希望ヶ峰学園に招かれた逸材。

料理の腕前もさることながらこと”性”に関して並々ならぬ興味を持つ。

 

 

そしてジャバウォック島で最初の事件を起こした人物。…………それが花村輝々。

 

「なんで?なんでってそりゃあ…………」

「…………それは?」

 

顎に手を当て顔を顰めさせて俺の問に答える

 

「───そ こ に 女 の子 が い た か ら さ ! !」

「───はぁ?」

 

非常に碌でもない答えだった。

 

「花村…………ふざけるのはよせ。俺は真面目に聞いて──」

「ひどいや!日向くんは僕が嘘をついてるっていうんだね!?」

「いや、そういうわけじゃないけど…………」

 

…………だけどそれを信用するわけに行かないのも事実だ。そもそも俺が聞きたかった答えは理由ではなく原因…………なんの目的かではなくどうやってここに来たのかだ。

 

そしてめでたいはずの再会を素直に喜べない一番の理由は…………花村が漂わせる深い絶望の臭い。

 

「…………なぁ花村、もう一度聞くぞ?()()()()()()()()()()()()()?」

 

見逃すわけにはいかないそれ。

花村が俺を誘い出した理由。

俺がそれを再度問いかけなければならなかった。

また変な事を言って煙に巻こうが俺は僅かな反応すらも見逃さ無いと眼光鋭く観察する。

 

「ンフフ♪君は変わらないね。」

 

だがそんな俺の視線を知った事じゃないと言わんばかりに花村は尚のこと絶望を深めて表情を笑みに変えた。

先程までの困ったような表情はもう見えない。

 

「…………どういう事だ?」

「そのままの意味だよ。僕がとってもジューシーに揚げられた時と何も変わっていない。君の希望は…………ひどく脆い、ナンセンスだ!」

 

花村がそう言ってこちらへと指を向けた瞬間黒い紙が溢れるように花村の後ろから吹き出してきた。

 

その光景に少し後ずさりしながらもこちらへ飛んできた一枚のそれを掴み読んでみる。

書かれているのは…………ゲームの内容?

 

「俺はこんなゲーム承諾してないぞ!?」

「それでいいんだよ日向くん。もともと絶望という味覚は自身で刺激する事は出来ないんだから!」

「な、何を言ってるんだよ!」

 

何かに酔ったように狂言を吐きながらも花村は確かな口調で続ける。

 

「絶望は最高のスパァイスだ!最高のオードブルで最高のスープで最高のフィッシュで最高のシュラスコで…………???」

「お、おい!行っていることが滅茶苦茶だぞ!?」

 

だがこの感じは記憶がある。たしか絶望病に犯された罪木も…………!!

 

「やっぱり絶望に犯されてるんだな…………花村!!」

「…………絶望?ンフフ、何を言っているんだい日向くん。絶望なんて…………絶望なんて………………最っ高じゃないかァ!!絶望は絶望に絶望が絶望を────あぁ絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望ッ!!!ぬゥゥらべっちャァァ!!どげんかせんといかん!どぉげんかせんといかんでそれはぁぁぁぁ!!!」

 

…………どうか…………している。

絶望…………なんでここにいるのかはわからない。

でも…………ここにあるのならばそれは祓わなくちゃいけない。

 

目の前で花村が絶望に深く落ちていくごとに俺は逆に自分の中の希望を意識出来るようになっていた。

 

以前以上の活力に満ち溢れむしろ眼前の絶望を飲み込まんと体を動かそうとする。

 

 

───いいぜ、やってやるよ花村。

 

 

「…………その絶望…………撃ち抜かせてもらう!!」

 

 

────ゲーム開始だ。

 

 

▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽

ギフトゲーム名“絶望の味覚”

 

・プレイヤー一覧 日向創 花村輝々

・クリア条件 相手の希望、または絶望を奪う

・敗北条件 希望、または絶望に飲まれる 死亡した場合。

 

 

宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗とホストマスターの名の下、ギフトゲームを開催します。“絶望の星”印

△△△△△△△△△△△△△△△

 

 

 

 

 

 

 

「ンフフ、いいのかい?スマートにいうけどこれは君に得なんて無いんだよ?」

「得がなかったのはコロシアイ修学旅行の時から変わってないさ。これはあれの延長戦だ…………なら決着はつけなくちゃいけない。そうだろ花村?」

「フーム、随分と凝った希望だね。なら解してあげないと…………料理には使えないからね!」

 

やはり面と向かって対峙するだけで飲み込まれそうだ。

話していたって俺に勝利は見えてこない。

 

「それで?結局ゲームの具体的な内容はなんなんだよ。」

 

この謎の黒いギアスロールにはゲームの深い内容が書かれていない。

勝利条件が相手を希望に戻す事なのはいいとしても問題は手段だ。

 

「ン?僕は優しいからね、そんなものはないよ。好きにすればいいのさ!どうしてもというなら僕とアバンチュールなひと時を過ごすかい?」

「いや、いい。」

 

何故かわからないがアバンチュールなひと時と言われると背筋がゾッとする。

 

「つれないね。そんな消極的な考えで僕を希望化出来ると思うのかい?」

「出来るさ。いや…………してみせるよ。俺が勝って…………お前を助けて見せる。」

「助けてみせる…………ねぇ?」

 

俺の言葉の何かが琴線に触れたのか花村はそう俺の言葉を復唱して顔を俯かせる

 

「なんだよ。」

「いや…………別になんでもないさ。ただ他の人がどうかは知らないけど僕を希望化するのは不可能だよ。」

「そんなことないぞ花村。それが難しいことなのはわかる。でも不可能なんてことは無い!」

「…………ンフフ、傑作だよ日向くん。」

 

…………俺の言葉が聞こえてないのか?

 

「それじゃ仕込みをはじめるとしようかな?」

「…………仕込み?」

「例えばの話。日向くんは僕がどこまで”あの世界”の真実を知っていると思う?」

 

…………花村が死んだのは何も明らかになっていない時だ。もちろん何かを知っているわけが無い。

だが絶望としてここに立っているということは逆にジャバウォック島での事を知らないという可能性も出てくる。両方の知識を持ってるのは俺とあの時俺と共に脱出した四人だけの筈なんだから…………。

問題は花村の絶望がギフトによるものなのか前の世界でのものなのか…………それによって花村の記憶がジャバウォック島でのものなのかそれ以前のものなのかがはっきりする……。。

 

「───全部だ。花村は外の世界のこともジャバウォック島でのことも全部知っているはずだ。」

「…………ハァ?頭がおかしくなっちゃったのかな日向くんは。それとも忘れちゃったの?僕が死んだのは一番最初の学級裁判の時で──」

 

「その言葉───”斬らせてもらう!!”」

「…………アポ?」

 

…………アポ?

 

「と、とにかくサービスが過ぎるんじゃないか花村?なめてるのかどうかは知らないがこんなの考えるまでもない。」

「そんなこと言わずにちゃんと味わって欲しいものだね。」

「悪いけどそれは無理だ。そもそも真実を知らない人間は『どこまであの世界の真実を知っているか?』なんて言い回しはできない。というかそもそもそういう話題すら振れるはずがないんだよ。そして何よりも希望化と言う言葉は未来機関のごく一部が使っていた言葉…………絶望だった頃の花村にもジャバウォック島での花村にも知る機会なんてなかった筈なんだ。」

 

思い込みを利用した巧妙な叙述トリック…………だけど俺は伊達にあの修学旅行を生き抜いていない。

 

「なるほどね。そうして日向くんは謎を美味しく頂いちゃったわけか。」

「…………待て。その表現は色々と危ない気がする。具体的に何とは言わないけど俺の良く使う言葉と相まって凄く危険な感じがする。」

「それじゃぁなんで僕はそれを聞いたのかな?これは解けるかい?ヒントが欲しければこのブーメランパンツに着替───」

「俺を絶望させるためだろ。自分が希望を持たないことに自信があるってことはその理由を相手が知れば相手は勝利できないことを悟って手早く諦める…………つまり絶望するわけだ。」

「───あべばっ!?……ムムッ、なかなかやるね日向くんは。予想以上だ。」

「花村、言っておくぞ。俺も絶望なんてする気はない。お前を絶対に希望に導いて見せる!」

「導いて見せる…………か。やっぱりあの人が言っていたとおりだ。」

「…………あの人?」

 

脳裏によぎるのは罪木も言っていたあの人と言う言葉…………まさか───

 

「日向くんは脆い。日向くんのそれは絶望には眩しすぎるよ。ほらよく居るだろう?やたら暑苦しい熱血キャラ。下級生にも一人いたね。石丸くんだっけ?まぁどうでもいいけど彼みたいな輩ってあまりやる気を持ってない人からすれば冷めるだけなんだよ。鬱陶しいのさ。今の日向くんは───あの狛枝に似ているね。」

 

───へ?

 

「俺が…………狛枝に!?冗談じゃない!俺はただ希望を!」

「希望希望希望希望希望希望───冗談じゃないっペよ!!いぃったい何様だズラァ!!」

 

オラは希望なんかいらねぇ!」

 

オラは絶望でえぇ!」

 

オラはもう料理人なんかじゃ…………ねぇんだよぉぉぉお!!!」

「話を聞いてくれ!」

「話!?またオラを処刑台に送るんか!?オラは守ろうとしただけ!それだけしかないっぺよぉ!!!」

 

ダメだ。また錯乱状態になった。

 

「オラは望んで絶望に落ちたんだぁ!真実を知ってなおオラは絶望になっただ!余計なお節介もいい加減にしてけろ!!オラは、オラはぁぁぁぁあ!!」

 

 

 

 

 

 

 

「────()()()()()()()()()?」

 

どういうことだ?

なんで花村は絶望になったんだ?

望んで?

そんな訳が無い。だって花村は…………最後まで母親のことを………………???

 

「………………母親?」

 

………………真実を知って………………それはどこまで?

 

────全部。

 

なんでそれを俺に?

 

────絶望させるため。

 

 

…………なぜ花村は俺が絶望すると?

 

 

 

─────俺が超高校級の希望だったから?だからこそ俺だからこそ絶望すると…………。

 

「そん…………な…………嘘だ。」

 

花村が絶望したのは………………俺のせい?

 

俺が超高校級の希望になった事を憎んでるのか?

 

 

 

 

俺があの事件の元になったから………………なのか?

 

 

「嘘じゃないよぉ〜ぅ」

 

 

そんな風に失意に沈む俺の意識を…………どこか状況にそぐわぬ明るい第三者の声が見送るのを最後に俺の視界は暗転した

 

 

 

 

 




みんなやったね!ついにこの作品にもプリチーなマスコットキャラクターが登場したよ!
とっても可愛いね!
コイツも実はマスコットとしては優秀だよね!
可愛くてユーモアでハイスペックで在庫切れなしで遊園地持ってて声優豪華でちょっぴりお茶目で印象に残る!完璧!
皆さん!このマスコットは人気間違い無しですよ!
千葉の舞浜辺りに遊園地たててもいいと僕は思うよ!


ついでに日向くんはカムクラと融合したせいで実はいろいろ不安定だよ。カムクラも同様だよ!

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