闇を斬る!   作:2047masaru

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二回連続投稿です!



第19話

 

カイside

 

あれから夜になって仕事の時間になった。俺とレオーネは標的から少し離れた家の屋根にいる

 

「ヘェ〜ここが帝都の色町なのか・・・」

 

俺は下をみながら言った

 

「その反応可愛いねぇ、さーてお仕事して借金返さないと!」

 

「えっ?レオーネってその為にお金集めてんの?てか借金増やしてるよね?逆に・・・」

 

「良いんだよ別に・・・殺るか!

変身!ライオネイル!!」

 

レオーネがそんな事言ったらベルトが光だしてレオーネの姿が変わり出した。髪が伸びて耳も生えて尻尾も出てきた。

 

「よしっ、この格好になると昂ぶる昂ぶる!!」

 

よし、レオーネも準備が終わっただろうし・・・

 

ひょいっ

 

「んじゃサッサと潜入して殺しますかレオーネ」

 

俺はレオーネを抱っこ・・・世間で言うお姫様抱っこをして屋根を使って走り出した

 

「へ?えええええ?!私がやろうと思ったのにぃぃぃぃ!!??」

 

うるさいなぁ見つかるよ?

 

そんな事を思いながら走っていた

 

「ふぅっ、到着。ここでいいんだよね?」

 

俺は確認の為にレオーネを見たら俺の腕の中で

 

「あぁここであってるよ。

てかいい加減離して!」

 

レオーネは顔を真っ赤にしてそう言った

 

俺なんかしたっけ?

 

「まぁそれよりも何処に行けばいいの?」

 

俺は分からないからレオーネに聞いたらいつの間にか離れた場所にいた

 

「こっちこっち早くこいよ!」

 

「・・・・・」

 

さっきまでの態度は何処に行ったんだろうな?

 

「見てみろ」

 

レオーネがそう言い俺も屋根裏から下をみたら沢山の女の人達が抱き合ったり麻薬などで色々やってた。

そしたら標的2人が来た。

 

『おーやってるやってる。』

 

『お前達、ちゃんと稼げばもっと薬まわしてやるからな』

 

『ハァーイ♡』

 

『ん?親分・・・コイツ見てくださいよ。』

 

『あーダメだなコリャ、魚くせぇし壊れてるわ』

 

『ああ・・・もっと薬をおおっ』

 

『廃棄処分、新しいのと入れ替えろ』

 

そう言って男は女の人を殴った

 

「!?」

 

『またスラムのアホ女達に声かけましょうよ』

 

『おう、あそこのろくでなし共は金の為になんでもするからな』

 

 

 

 

「依頼通りの奴等だな・・・殺るしかねぇな・・・」

 

俺がそんな事言ったらレオーネが

 

「・・・・今殴られた子・・・スラムの顔馴じみだ・・・

ムカツク・・・さっさと標的始末しよう!」

 

気合入ってんな、

 

「了解・・・俺も昔から麻薬関係とか嫌いなんだよ・・・しかもシェーレの話の時も腹立ってたし・・・」

 

そう言い俺たちは行動した・・・

 

 

 

▪️▫️▪️▫️▪️▫️

 

『親分・・・そろそろ薬の販売ルートも拡充しましょうよ!』

 

『そうだな・・・チブル様の所へ相談に行ってみるか』

 

男達が離してる時に

 

ガゴォッ

 

天井が崩れて

 

「「お前達が行く所は・・・地獄だろ!!!」」

 

俺とレオーネがそういった、下っ端の男が

 

「し・・・侵入者だ!始末しろ!!」

 

そう言って後ろから数人の男達が襲って来た

 

俺は武器を出して

 

「貫け『シュタインボック』」

 

投げた、それで五、六人倒した。

レオーネは囲まれてるけど

 

「標的は密売組織一味・・・お前達も同罪だ・・・まとめて逝かせてやる」

 

レオーネは四人の男達を殴りまくって最後に思いっきり蹴った、

殆ど抵抗出来て無いじゃん・・・

 

そしたら下っ端の男が銃を構えて

 

「ざ・・・ざけんな!!

殺される程俺は・・・」

 

「誰もそんな言い訳聞かねぇよ!ぶっ殺せ『シュタインボック』!!」

 

俺はそう言い下っ端の男をシュタインボックで刺した

 

「・・・な・・・ぐっ・・・」

 

もう一人の男がレオーネに捕まって

 

「何が目的だ・・・金か・・・薬か?なんでもやるからその手を離せ!」

 

レオーネが首を絞めながら

 

「いらないな、欲しいのはお前の命だけだ」

 

「な・・・・なにもんだ手前ぇ等・・・」

 

レオーネが拳を構えて

 

「ろくでなしだよ!!」

 

ドゴォッ

 

男の腹を思いっきり殴った。

すげぇ男の腹綺麗に穴空いてるよ・・・

 

「だからこそ・・・世の中のドブさらいに適してるのさ」

 

「よし任務完了!帰還しよ、レオーネ?」

 

「ん?あぁわかった」

 

そう言って俺たちは屋敷を出た

 

 

 

▫️▪️▫️▪️▫️▪️

 

俺は少し気になってレオーネに聞いた

 

「・・・なぁさっきの女の人達これからどうなるの?」

 

「そこは私たちの領分じゃないだろ?」

 

「それは分かってんだけど・・・」

 

俺が悩んでるとレオーネが

 

「スラムに元医者のじいさんがいるんだが・・・これがまだまだ腕がいい。事情を話して診てもらうさ、若い女の子大好きだから喜ぶだろ・・・」

 

「レオーネ・・・」

 

「助かる可能性があるに越したことはないからな・・・」

 

「・・・ヘェ〜なんだかんだで優しいなレオーネは」

 

「私の顔馴じみがいたからだよ」

 

嘘だないてもいなくてもやっていたな

 

「まぁどんな理由でもいいさ、そこに希望があるんならね!」

 

俺は満面の笑みでレオーネを見た

 

「カイ・・・前から思ってたけどお前のそういう顔・・・可愛いなぁ・・・」

 

そう言ってレオーネは俺の頬を舐めた

 

「な・・・なっ・・・何すんだよ?!」

 

「ふふ・・・文字通りおねーさんがツバつけておいたんだ。

いい男になればおねーさんのものだ」

 

あれ?俺ってあんまりレオーネと歳変わんないと思うけど・・・まぁいっか・・・

 

「てかレオーネって名前長いよね?」

 

「そうか?」

 

前から思ってたんだよな〜

 

俺が考えてると

 

「そうだ!レオってのはどう?あだ名!!」

 

俺がレオーネ改めレオに聞いて見た

 

「レオ・・・レオいいな!」

 

レオはそう言って少し顔を赤くして喜んでた?のかな?

俺は

 

「・・・・さて別働隊の皆も無事かな?」

 

「無事だろ。」

 

「んーんじゃ俺近くまで迎えに行くからレオは先に帰ってて!」

 

そう言って俺は走り出した

 

「あっちょっ!まぁいいか・・・」

 

そう言ってレオも歩き始めた

 

 

 

▪️▫️▪️▫️▪️▫️

 

マインside

 

「シェ・・・シェーレエエエエエエェェェエエ」

 

私とシェーレは標的の始末が終わった後に帰還していたら警備隊と会ってナイトレイドってのがばれたから戦闘になったけど私の不注意でシェーレは心臓を撃たれてしまい帝具に食われてしまった。

 

「よくも、よくもシェーレを・・・」

 

私はさっきの戦闘で腕を折られたけど

 

「お・・・折られたぐらいでぇっ、!」

 

私がシェーレの仇を討とうとしたら周りから

 

「あれだっ!」

 

「交戦してるそ!!」

 

他の警備隊が来た

 

「!!」

 

「もっと応援を呼べぇ!!」

 

クソックソッ!こんな所で私は終わっちゃうの?

 

そんな事思ってたらいきなり目の前に

 

「飛べ『シュタインボック』!!」

 

 

槍と鎧を来た人が落ちてきた・・・

 

 

 

 

▫️▪️▫️▪️▫️▪️

 

カイside

 

あれからレオと離れて一人でマイン達が向かっているだろう噴水の所に向かっていたら・・・

 

『シェ・・・シェーレエエエエエエェェェエエ』

 

「マインの声!?シェーレに何かあったのか?!」

 

俺は気になり急いでマイン達の所に向かった。俺は走りながら

 

「『禁手化』!」

 

俺はそう言い『白龍皇の光翼』をまとった。

 

「アルビオン少し急ぐぞ!」

 

『あぁ』

 

そう言って飛んで噴水の近くまで行ったらマインが警備隊達に囲まれてシェーレが食われてた

 

「なっ!シェーレ!!」

 

そして俺は上から冷静に周りを見回して何をすればいいのか決めた

 

「飛べ『シュタインボック』!!」

 

シュタインボックに掴まってマインと警備隊達のちょうど真ん中辺りの下に落ちた

 

「大丈夫かマイン?」

 

俺はマインにそんな事言いながら脇に抱え込んだ

 

「なっ!何をするのよ、あんた誰よ!!」

 

俺は耳元で

 

「カイだよ」

 

「カイ?!私なんかよりシェーレを!?」

 

俺はシェーレの方をみたら首を横に振っていた

 

あの状態でもまだ意識はあるのか

そんな事思ってたら警備隊達が

 

「何だお前は?!」

 

何だと言われても・・・

 

「二天龍の一角、白龍皇アルビオン!」

 

俺はそう言ってもう一度シュタインボックを掲げて

 

「貫け『シュタインボック』」

 

あの帝具に向かって投げた

その瞬間にシェーレが

 

「エクス・・・タス・・・」

 

シェーレの帝具の奥の手を使って周りを眩しくさせた

 

「なんだ、この眩しさはっ!!」

 

「用心しろ何が起こるか分からん!!」

 

マインが

 

「シェーレッ!!」

 

「今のうちに逃げてください・・・マインと白龍皇・・・」

 

俺はシェーレの方を見て

 

「だが・・・!!!」

 

シェーレは俺をみて

 

「マインを・・・頼みます」

 

クソッ!

 

「あぁ頼まれた・・・」

 

俺はそう言いマインを掴んで空を飛んだ

 

そしたらあの帝具使いが

 

「コロ!早くそいつにトドメを!!」

 

バーカ今は修復中だ、さっき俺が投げたシュタインボックでなったんだよ。

 

そして俺とマインは空を飛びながらアジトに戻り始めた・・・

 

 

 

 

▫️▪️▫️▪️▫️▪️

 

俺とマインは次の日に帰還して皆に報告していた。

 

タツミが

 

「・・・や・・・やった奴は何処にいるんだよ・・・カイ!!マイン!!」

 

そこでナジェンダさんが

 

「待て、どうする気だタツミ!」

 

「決まってるだろうが、仇討ちだ!!!」

 

「やめろ、無策で突っ込めば死体が増えるだけだ」

 

「仲間がやられたんだぞオイ!!!俺はこのまま黙ってなんて!!!

カイだって・・・」

 

バキィ

 

兄貴がタツミを殴った

 

「見苦しいぞタツミ!!

取り乱すな!!!いつ誰が死んでもおかしくないと言ったろうが!!!そして人のせいになんかすんな!!俺たちは人殺しなんだよ!!お前もそれを覚悟して入って来たんじゃないのか?!!」

 

兄貴は拳から血が出るほど握り締めていた。

 

「すまない・・・俺が遅かったばかりに・・・」

 

俺が皆に言ったらナジェンダさんが

 

「仕方が無いお前も任務を終了してから行ったんだ・・・もしかしたらマインだって助からなかったかもしれん」

 

そこでナジェンダさんは区切って

 

「シェーレの死は決して無駄ではない。これで帝国も悟ったはずた。やはり帝具には帝具と、これからは帝具使いとの戦いが増えてくる。逆に言えば集めるチャンス!さらなる死闘のはじまりだ皆!!」




長かったですね、しかも途中グダグダですねすみません。
そしてレオーネの所やっと書けた!?まぁあだ名と言うのを持って来ましたが・・・それでシェーレ生存願ってた人達すみませんでした!!!!私も本当は嫌でしたけど・・・許して下さい!!

これからもよろしくお願いします!感想待ってます!

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