闇を斬る!   作:2047masaru

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第18話

 

 

カイside

 

俺とレオーネは今帝都のスラムって所にいる。タツミ?タツミはマインとどっかに行ったよ、多分

 

そんな事思ってたら色んな人達が

 

「こんにちはレオーネ」

 

「今度肩もんどくれよ」

 

「今日もエロイな!今夜飲もーぜ!」

 

「レオーネ遊んでよーっ」

 

レオーネは色んな人達に手を振って挨拶している

 

「なんて言うか・・・スラムは生き生きしてんな」

 

俺がレオーネに言ったら

 

「雑草魂だね、生まれた時から酷い貧乏ならたくましくもなる」

 

「だとしてもレオーネは人気すぎない?」

 

「そうか?まぁ私の産まれ育った場所だからなホームだホーム!

これでもマッサージ屋として腕がいいと評判・・・」

 

ドドドドドドッ

 

何か凄い形相で男達が走ってきた

 

「いたぞっレオーネだ!!」

 

「溜まったツケを払ってくれ!」

 

「博打で負けた金精算しろ!!」

 

「兄貴からちょろまかした金返せゴルァ!!!」

 

レオーネが回れ右して走り出したから俺も走り出した

 

「どーだ面白い所だろ?」

 

「嫌々!レオーネが殺しの標的にならないか心配だよ!!」

 

「何々カイは私の事心配してくれんの?」

 

あぁもう!

 

「今はそんな事いいから逃げるんでしょ?!」

 

「あははは!」

 

レオーネは笑ってるけど後ろの人達は・・・

 

「待てやゴルァ!!」

 

うわっ怖いな

ともかく走ろう。

 

と思い俺とレオーネは全力で走り出した。

 

てか俺が全力で走ったらレオーネ追いつかないと思うんだよね、

 

そんな事を思いながら走った

 

 

 

 

 

 

 

▫️▪️▫️▪️▫️▪️

 

数十分後

 

 

ザザッ

 

「ふぅ、ここまでくれば流石にまいたろ」

 

それにしても凄かったな〜、走っても走っても追いかけてくんだもん。どんだけ体力あるんだよ、まぁ結局まいたけどね

 

「だけなレオー・・・ってアレ?」

 

俺は周りを見回して

 

ヤバイ、レオーネとはぐれた。

んで道が分からん・・・!

どうしよう夜になったら暗殺があるのに・・・!!

 

俺がオロオロしてると

 

「ややっ、私の正義センサーに反応アリ!そこな君!何かお困りですかな?」

 

ん?俺のことかな?てか

 

「その服は・・・」

 

「帝都警備隊セリュー、正義の味方です!」

 

俺の方に敬礼しながら自己紹介してるけど警備隊ねぇ、オーガを思い出すな・・・

 

「キュウウン、キュウーン」

 

「?!」

 

いきなり犬?みたいなのが鳴きだした

 

「コロちゃんお腹すいたの?ガマンしてね!」

 

何食うの?ドックフード??

 

俺は気になって

 

「あの・・・ソレは・・・」

 

最後まで言わせて貰えず

 

「帝具"ヘカトンケイル"

ご心配なく悪以外には無害ですから」

 

・・・!文献に乗ってた奴だったな、それよりも何食うのか知りたかったな・・・

 

「ところで何を困ってたんです?」

 

やっと話を戻せる、ここは素直に言った方がいいか

 

「えっと・・・初めてここに来てそれで少し友達と離れたら道に迷ってしまって・・・元いた酒場の名前はわかるんですけど・・・」

 

「それは大変!友達も待ってる事でしょうし、私がパトロールかてらお送りしますよ!

こっちです、はぐれないでくださいね!」

 

そう言ってセリューって奴が俺の手を掴んで歩き始めた

 

「キュウー

キュウウー」

 

コロちゃんだっけか?怒ってんのかな?

 

 

そんな事を話してたら酒場に着いた

 

「では、お店はこちらになりますので」

 

「ありがとうございます」

 

「なんの!

悪を見つけたらご一報ください。

私たちが消滅させに行きますので!」

 

セリューが自分の胸を叩きながら言った

 

「そうですね、それは心強いです。」

 

「では!

行くよコロちゃんお腹すいたでしょ?死刑囚5人でどうですか?」

 

「キューーーッ」

 

引きずってるよ・・・てか人喰うんだな・・・

帝具使いの警備隊員か・・・あんまし強そうじゃなかったけど一応ナジェンダさんに報告しとくか・・・

 

俺はそう思い店に入って行った


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