闇を斬る!   作:2047masaru

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第17話

 

カイside

 

朝普通に起きたら何故か隣にシューレが寝ていた

 

「ムニャムニャカイ・・・カイは今日から私の部下になるそうです。よろしくですぅ・・・」

 

「起きてんじゃね?おーいシューレさーん?」

 

俺が声を掛けたら

 

「はっ!私寝てました?」

 

「うん、もうグッスリと寝てたよ?」

 

「そうですか・・・すみません。」

 

「まぁ別にいいけどそれよりタツミはいいの?」

 

タツミが気になって言って見た

 

「タツミは・・・何かあった筈なんですけど・・・忘れました」

 

さすが天然ヤバい

 

「それよりも今日は何すんの?」

 

「んー?今日は・・・一先ず河原にいきますか?」

 

何故にそこで疑問形?

 

「まぁ了解」

 

そう言って俺たちは動き出した

 

 

 

 

 

▫️▪️▫️▪️▫️▪️

 

[河原]

 

ダンッ

バシャッ

 

「んしょっ!」

 

「鎧泳ぎお疲れ様でした」

 

シェーレが言って来たけど

 

「これくらいなら余裕だな」

 

「そうですか?その鎧結構重いはずですけど?」

 

そうかな?

 

「これは暗殺者養成カリキュラムに記された鍛錬法です。

私はアジトでは役割とかありませんので集中して鍛えられます。」

 

俺よりもタツミがやった方がいいんじゃないかな?それよりも

 

「何で役割ないの?」

 

「・・・料理は焦がしてアカメをクールに怒らせました。

掃除は逆に散らかってブラートを困らせてしまいました。

買い出しは塩と砂糖を間違えてレオーネに笑われました。

洗濯は・・・うっかりマイン本人も一緒に洗ってしまいました・・・」

 

シェーレがしゅんとなってしまったけど

 

「ドンマイだけど最後の奴は良くやった。

そういえばシェーレ、俺とタツミが会った時帰還メンバーにいなかったよね?」

 

「えー?何か理由があった気もしますが忘れました・・・」

 

忘れるんだ

 

「こんなんですいませ・・・」

 

ポロリ

 

シェーレの眼鏡が落ちた

 

「あっ!眼鏡眼鏡・・・」

 

「・・・・・」

 

シェーレって眼鏡外しても美人なんだな

 

「そういえば気になることがあんだけど・・・」

 

俺は少し恥ずかしくなったから違う話をだした

 

「シェーレはなんでナイトレイドに?」

 

シェーレが眼鏡を掛けながら

 

「遡って説明しますと・・・

私は、帝都の下町で育ちました。

幼い頃から何をやってもドジばかりで私には一つとして誇れる物がありませんでした。「アイツはどこか頭のネジが外れてる」そんな風によくからかわれていました・・・ですがそんな私にも仲良くしてくれる友達がいたんです。

私がどんなにドジをしても彼女は決して私のことをバカにはしませんでした。彼女といる時間だけが私にとって唯一の幸福でした。

---その日までは---

彼女の家で遊んでいると男が殴り込んできました。

友達の元彼氏でふられたことを逆恨みして家で暴れ始めたんです。

そして・・・とうとう私の目の前で彼女の首を絞め始めました。

男は麻薬でおかしくなっている、私は・・・・・彼女を助けなきゃと思いました。

驚く程冷静でした。台所から刃物を持ってきて、隙だらけの男の首筋・・・急所に刺し込みました。男はあっけなく死にました・・・彼女はその様に震えていましたが、逆に私の頭はクリアでした。

結局その一件は正当防衛として片がつきましたが、私が彼女と会うことは二度とありませんでした。

そして、後日・・・道を歩いてると男達がいきなり襲いかかってきました。殺された仲間の復讐だと、どうやら男はギャングの下っ端だったようです。「お前の親はさっき殺しておいた・・・次はお前だ」と4人は猛りきっていました。そんなことを言われたのに私は、驚く程平常心でした。

男の単純な一撃をかわし護身用のナイフで急所を刺す。その男を盾に他の男達も次々と殺していきました。

男達を全員頃した時・・・私は確信したんです、ネジが外れているからこそ殺しの才能がある。社会のゴミが掃除出来る、役に立てることが一つあると、

以後、帝都で暗殺稼業をやっていたところを革命軍にスカウトされました」

 

「・・・・・そこで暗殺者養成カリキュラムなのか・・・」

 

「ハイ、私はカイやタツミ程即戦力じゃなかったですから」

 

・・・・何かナイトレイドの皆って色々抱えてんのな・・・

 

 

 

▪️▫️▪️▫️▪️▫️

 

[会議室]

 

あれから数日がたって全員集まっている。

 

「タツミ・・・そろそろ傷も癒えてきただろらザンクから奪取したこの帝具・・・お前がつけてみろ」

 

ナジェンダさんがタツミに帝具を差し出した

 

「!いいの?!皆は?!」

 

そんなに嬉しいもんかな?

 

「帝具は一人一つだ」

 

「体力、精神力の磨耗がハンパないからね」

 

そんなに疲れんのか?

おっタツミが頭に着けてみたぞ?

 

「文献に載ってなかった帝具だから謎が多いが・・・」

 

「ふーんタツミどうなの?」

 

「心を覗ける能力があったろう?

私を視てみろ!」

 

アカメがきいてみた、てか俺でもアカメの気持ちわかるぞ?絶対に夜に肉が食べたいとか肉が食べたいとかてかそれしかねぇ!

 

「夜は・・・肉が喰いたいと思っている」

 

タツミが言ったけど

 

「完璧だな」

 

「「いや、まだ能力発動してないだろ」」

 

俺とレオーネがハモった。

てかやっぱりアカメは思ってたんだな

 

「心を覗かれるなんて嫌よ、五視があるならもっと別の能力試しなさいよ」

 

マインが嫌そうな顔でタツミに言った

 

「チェッ文句ばっか、・・・じゃあ」

 

そんなこと言ってタツミは黙ったら帝具が発動した

 

「どう?タツミ?」

 

「なつ?!」

 

タツミが顔を真っ赤にした

 

「どうしたのよ?」

 

マインが近づいてきいてみた

 

「わわわわわわ」

 

そんなことやってたらいきなりタツミが倒れて

 

「どうしたんだ?!」

 

俺がそんなこと聞いてみたら

 

「まずいぜ拒絶反応だ!」

 

「急いで外そう!」

 

アカメが急いで帝具を取った

ナジェンダさんが

 

「相性だ・・・お前には合わなかったのさ」

 

そんなのあんのか・・・

 

「ダッサイ外見とか思ったんじゃないの?帝具は使う人間の第一印象が大事だって言うわよ?」

 

「ゔっ!」

 

マインが説明してくれてタツミが気にしてた、てか俺もそんなこと思ってたらタツミみたいになってたのかな?

 

「これは革命軍本部に送ろう。

解析し貴重な戦力にするだろう」

 

「私たちは殺し屋チームだが帝具集めもサブミッションとして存在する。ザンクのような敵が帝具持ちの場合・・・奪取・・・最低でも破壊が望ましい・・・」

 

破壊って出来るんだ。結構丈夫そうだけど・・・てことは

 

「帝具が多い程革命軍が有利なんだ」

 

「そうだ・・・この帝具に関する文献を読んでおくといい」

 

ナジェンダさんがそう言って俺とタツミに本を渡してきた

 

「すげぇ・・・色々あるな・・・これで一部かよ」

 

「へー色々載ってんな、アカメの武器とかあんのな・・・」

 

タツミが

 

「ところで一番強い帝具ってなんだ?」

 

「それは俺も知りたいな」

 

俺もナジェンダさんに聞いてみた

 

「・・・用途と相性で変わるさ・・・だがあえて言うなら"氷を操る帝具"・・・だと私は思う。幸い、使い手は北方異民族の征伐に行っているがな・・・」

 

待ってその人って・・・やっぱりいいや、

ラバが

 

「北の異民族は強いからね、ホラ北の勇者っているじゃん」

 

あの人か〜

 

「心配入りませんっていくらあの女でも征伐に一年はかかりますよ。」

 

「・・・そうだな・・・」

 

 

 

 

 

「フッ

フッフッフッ強敵上等!

どんどん帝具も集めようぜー!」

 

タツミが機嫌良く言ってきた

 

「どうしたんだタツミそんなにご機嫌で」

 

「だってさカイ、まだ未知の力を持つ帝具がいっぱいあるんだろ?

そこで俺はピーんときたね!

こんだけの性能揃い・・・もしかして・・・・・もしかしてだけど・・・」

 

タツミが手を握り絞めて

 

「死んだ人間を生き返らせる帝具もあるかもしれねぇ・・・そうだろ?!」

 

皆が黙ったてかタツミお前バカだろ

それでもタツミは

 

「そしたらサヨとイエヤスも生き返るかも・・・だから俺は帝具集め・・・」

 

「ねぇよ」

 

兄貴がキッパリと言った

 

「・・・兄貴・・・?」

 

「帝具であろうと死んだ人間は生き返らねえ、命は・・・一度きりだ」

 

「・・・わ・・・分からねぇだろそんなの!探してしなくちゃ!」

 

うるさいな、普通に考えてみればいいのに

 

「始皇帝がいい証拠だ。そんな帝具があれば生き長らえてる」

 

「不老不死が無理と分かったから帝具を残したんだろうよ」

 

「・・・・・あ・・・」

 

タツミがやっと分かったような顔をする

 

「タツミ諦めろ・・・そんなこと考えているとこの前のザンクの時みたいになるぞ?前は俺が間に合ったからいい物を・・・お前そのうち・・・死んじまうぞ?」

 

俺がタツミにキツイ事を言ったらタツミは黙った

 

「・・・あぁ悪かった。」

 

その日は来れで終わった・・・




今回のは余りカイが出てませんね。すみません。
てか文が少しおかしいですね、


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