この頃忙しくて・・・
それではどうぞ
14話
カイside
俺は今あの時手に入れた帝具をナジェンダさんに報告していた。
「ナジェンダさんこの帝具俺が使っていい?てかこの帝具俺から取れないんだけど」
俺は右手を見せながら言った
「その傷が原因なのか?」
「うん多分そう、傷と言うよりこれが帝具かな?」
「それはどう言うことだ?」
「うーん?何て言えばいいのかな?まぁ細かい話はいいでしょ?」
「ふっそれもそうだな、少しでも革命軍が有利になればいいことだしな」
「まぁそうだね」
「それよりも新しい任務が来た。
全員会議室に呼べ」
「了解」
俺とナジェンダさんは歩きながら会議室に向かった
▫️▪️▫️▪️▫️▪️▫️
「今回の標的は帝都で噂の連続通り魔だ。深夜無差別に現れ首を切り取っていく、もう何十人殺されたかわらかん」
皆が集まって新しい任務の話をしていた。
「その中の3割は警備隊員なんだろ?強ぇな」
確かに強そうだな
「間違いなくあの"首切りザンク"だろうね」
「なんだそれ?」
うん、俺も知らない
「知らないの?
ほんとド田舎に住んでたのね」
「悪かったな、そうゆう情報には疎いんだよ俺は」
俺がそんな事言ったらシェーレが
「スミマセン、私も分かりません」
シェーレも知らないのか
「シェーレは忘れてるだけだと思うわ」
何だよ忘れてるだけなのかよ。
それよりも
「そいつはどんな奴なんだ?」
マインが
「首切りザンク、元は帝国最大の監獄で働く首切り役人だったそうよ。
大臣のせいで処刑する人数が多くて、毎日毎日、繰り返し繰り返し、命ごいする人間の首を切り落としていたんだって、何年も続けてるうちにもう首を切るのがクセになってしまったそうよ」
話長っ!まぁそんな事やってたら頭がどうかしちまうもんな、
「で、監獄で切ってるだけじゃ物足りなくなって辻斬りに」
物足りなくなったのかよ!
「討伐隊が組織された直後に姿を消しちまったんだが・・・まさか帝都に出てくるとはな」
それまで何処にいたんだろ?
タツミが
「危険な奴だな、探し出して倒そうぜ!!」
これは全員で殺る任務なのかな?
俺がそんな事思ってたら兄貴がタツミの頭に手を乗せて
「まぁ待てタツミ」
「・・・兄貴?」
これは何時ものパターンだ
「ザンクは獄長の持ってた帝具を盗み、辻斬りになったんだ、二人一組で行動しないと・・・お前危ないぜ、勿論カイもな」
((今、別の意味で危ないと思った))
俺とタツミはそう思った
「よし、では任務開始」
ナジェンダさんが最後に言って皆別れた。
んー俺とタツミはアカメと着いてくか
「アカメー?一緒に行こ?」
俺はアカメに聞いてみた
「ん、分かった」
「よし!んじゃ行くか!」
「おう!」
俺とタツミはそんな事言ってたらアカメが
「少し待ってろ」
「ん?分かった」
「んだよせっかく気合入れたのに」
「まぁまあタツミそんな事言うなって」
そんな事言ってたらアカメが戻ってきた。速いな
「よし行くぞ」
「早かったな」
俺が聞くと
「忘れ物取りに行ってただけだから」
「ふーんそっか」
そんな事言いながら走り出した
▫️▪️▫️▪️▫️▪️▫️▪️
カイside
「うん、私達の受け持ちはこの区画だ」
アカメとタツミの3人で歩いてた
「帝都住民は辻斬り怖さで外出てないな」
タツミがそんな事言ってるけど実際はかなり人がいるよ?
そんな事思ってたら誰か来た。
俺はタツミの口を塞いでアカメを横に担いで隠れた
「なぁアカメ、あれ何?」
俺は変な男達を指しながら言った
「帝都警備隊だ。
ああいう連中もいる。気をつけていこう」
「了解っと」
また歩き始めようとしたらタツミが
「探す前に一つ二人に聞いてもいいか?」
そしたらアカメが
「安心しろ、携帯食料は持ってきた」
「いやそうじゃなくて、帝具って何?」
「「・・・・」」
俺とアカメは一斉に武器を出して
「「こういうのだ」」
「分かりません」
だろうな、
「俺も分かんないもん、って事でアカメよろしく」
「分かった」
[約千年前、大帝国を築いた始皇帝は悩んでいた。
『国を不滅にするために、叡智を結集させた兵器を作り上げろ!!』
伝説と言われた超級危険種の素材
オリハルコンなどのレアメタル
世界各地から呼び寄せた最高の職人達
始皇帝の絶大な権力と財力は現代では到底製造できない49の兵器を生み出し、それを"帝具"と名付けた
帝具の能力はどれも強力で中には一騎当千の力を持つものもある。
帝具を貸し与えられた臣下達はより大きな戦果を上げるようになったという。
だが五百年前の大規模な内乱により、その半分近くは各地に姿を消してしまった]
「・・・・と言う訳だ」
「「・・・・・」」
俺とタツミは何も言えずにいた。
てか帝具ってそんなに凄い物だったんだな
タツミが
「・・・つまり皆が持ってる武器も帝具なんだな」
「ボス以外全員そうだ」
「アカメの帝具は特に危ないよな」
「なんでだ?」
「だってその武器触れただけで即死だから、だよねアカメ?」
俺がアカメに聞くと
「うん、こいつを手に入れて随分経つが一斬必殺の武器としてすっかり有名になってしまった」
「そりゃそうだ、無敵じゃん」
「いやこの刀にも弱点はある」
「例えば?」
あっ俺も気になる
「手入れの時に気を使う。
指を切れば即死だ」
「「あーーー・・・」」
「戦闘では相手を直に切らないと呪いを流し込めない」
「兄貴みたいな鎧で守られてる相手にはキツそうだな」
「俺の鎧と一緒だな」
「何!カイお前鎧なんか持ってんのか?!」
タツミが俺の襟首を掴みながら言ってきた
「んー?一応持ってるよ?今度見せてやるから待ってろ」
「よし!んじゃ期待してるからな!」
そう言いながら俺らはまた歩き始めた
???side
男は時計台の上に立って何かを呟いていた
「んーっ、辻斬りに加えて殺し屋も現れたと来たもんだ、全く物騒な街だねぇ・・・愉快愉快♡
・・・さぁて・・・どの首から切っていこうかなぁ?」
男はタツミ達の方を見て
「・・・決めた、美味しいモノは先に頂いてしまおう」
そう言って男はその場から消えた
ついにお気に入り数が100件こえました!
何か嬉しいですね!
さて今回はほとんどが解説みたいになってしまいましたね。
次の話は頑張りたいと思いますので来れからもよろしくお願いします!