凪のあすから ~変わりゆく時の中で~   作:黒樹

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少年の人生は呪われている。
そう気づいたのは昔、二度目の大切な人を失ってから。
少年はまた一人になって、思い出した……
自分がどうして生きているのか、どうして昔の誓を忘れてしまったのか、どうして逃げていたのか。

自分ですら忘れていた事にも。



第三十二話 “呪い”の果てに

 

 

 

……誠の馬鹿!

 

 

胸の中のモヤモヤが凄く苦しい。昔はチサキさんと仲良くしていてもそこまで気にならなかった、けれども今の私は胸の辺りがチクチクして苦しんでいる。

大人になるに連れて、私は独占欲が強くなったのか……嫉妬という感情は止まることを知らない。

 

大体、誠があんなに女の子にへらへらしているのが悪いんだ。女の子に近寄られて囲まれて、頬を緩ませて鼻の下まで伸ばして……私がそう感じただけだけど、やっぱり誠がそうしているように見えて仕方ない。

 

目覚めて久しぶりに会って

『綺麗になったな』

なんて真剣な目で見詰めてきて、私の胸はそれだけでドキドキしっぱなしで今にも張り裂けそうだ。

本当はもっと話していたかったけれど、クラスメイト達が誠に群がって私だけ出て来てしまった。嫉妬する癖に自分から出てくるなんて、なんて馬鹿なことをしたのだろうと反省するけど今更、戻れない。

 

「……結局、悪いのは私だ」

 

自傷するように呟く。

海辺の砂浜を一人で歩きながら、私は後悔していた。誠はモテることがわかっていたのに、どうしてクラスメイト達の中に一人残してきたのか。

折角、チサキさんも誰もいないのに…

 

砂浜をじゃむっ、と蹴り飛ばしてみる。

少し空振り気味に空を蹴り、冷えた砂はそんな音を立てて乾いた音を鳴らした。

 

――じゃむっ

 

続けて同じような音が鳴る。

 

――じゃむじゃむ

 

それは近づいてきた。砂浜の上を走るような音に私はちょっとした期待を寄せる。

もしかしたら誠が追いかけてきたんじゃないか、なんて希望と期待に胸を膨らませる。もしそうなら、少しだけ気付かないふりをして誠を困らせようと無視をした。

 

「み、美海ちゃん!」

 

……あーあ、台無しだ。

私を呼ぶ声は誠な筈もなく(女の子に囲まれてるし)、振り返るといたのは峰岸淳。

私の夢の時間を壊した本人は、息を切らしながら必死に私を見ながら息を整えている。

 

サユの言っていた通りなら、私に告白をしにきたのだろうけど…私には好きな人がいる…それにバレている告白なんて気まずいだけだし。

出来るだけ邪魔されたくない私は先に話に終止符を打とうとした。

 

「もしかして告白?」

 

「え、あ、えっと……」

 

狼狽える峰岸君にとっては、告白することはバレていないと思っていたのか、違ったのか。

私の自惚れだったのかもしれない。別に期待していたわけじゃないけれど。

 

「ごめん、私が自惚れてた」

 

「――ち、違うよ、あってる!」

 

決心を決めたのか、謝る私に峰岸君は言い直した。

早く終わらせたい私は先行する。峰岸君が言い出すよりも早く、なにより……誠にこんな姿を見せたくない。そんな一心で受け流す。

本当なら聞くべきなんだろう。けれど、誠ならきっと文句は言わないだろう。そんな気がした。

『自分を一番大事にしろ』

昔、誠が言った言葉だ。自分を一番大事にしない誠が放った数々の言葉のうちで、一番誠に似合わない言葉。全部、自分の事は後回しにして誰かの助けになる彼が、これを言うのは変だった。

 

峰岸君は不自然な動きで私を見詰める。これでもう終わりは来た、今度も私から話そう。

 

 

「……ごめん、私には好きな人がいるから」

 

たった一人の大切な人。

お母さんより、お父さんより、晃より、他の誰よりも大切な人。

断られた峰岸君は悲痛な顔で私を見る。

まだ、終わってない。

目には困惑の色が浮かんでいた。

 

「だ、誰だよそれ!?」

 

叫ぶ峰岸君は必死に大声で呼び止めようとする。

 

「…無理だよ、小学校の時から好きだったんだ!諦められるわけないよ!」

 

――まるで子供みたい

駄々をこねて玩具を強請る大きな子供、自分が世界の中心であると信じて疑わない、何かが自分を中心に廻っていると本気で信じている、純粋な何も知らないただのちっぽけな子供。

 

君がそう言うなら、私だってそうだよ?

 

峰岸君がそんな感情を持つより前に誠に出会って、小さな好きが愛に変わって。恋を知って。今でも長い長い片想いに心を痛ませて、苦しんでる。

君よりも長い間の片想いをして、これ以上に出逢えない大切な人に好きを隠し続ける。凄く苦しい。

 

 

それに、君は……

 

「峰岸君、君は誠が不審者扱いされて、教室がざわめいた時に…私を守ろうとした?それとも、貴方は何もせずに黙って怯えて見ていたの?」

 

これは空想のお姫様の希望論。

とある危機に陥ったお姫様を何処かの勇者か王子が救ってくれて、恋に落ちるという“吊橋効果”が乗った在り来たりな話。

どんな昔話にもある、そんな話。一度は女の子が憧れる妄想でしかない夢物語。

 

もしかしたら、峰岸君が私を庇っていたら惚れていたかもね。そういう話だ。けれど、誠との再会を邪魔されたなら私は……恨んでいたかも。

 

図星だったのだろう。峰岸君は困惑した表情で、しかしその“私の大切な人”の存在が誰だかわかったのか、また大きな声で一つの思い違いをする。

 

「あの人なんだね?そうなんだ……でも、なんで、僕とあの人の何が違うんだよ!」

 

全く違う。

叫ぶ峰岸君は必死に呼び止めようと、近づいてきたと同時に腕を掴もうとした。

けれど、その行動は急に入ってきた声と海から出た光に遮られる。

 

「美海、探したぞ。時間だ」

 

何の時間?と聞き直さない。私にはこの現象の理由、それよりも誠が来たことが嬉しかった。

誠は不思議そうな顔で私と峰岸君を見比べて、私の手を少し強めに握ると走り出した。

 

 

 

私を連れ出した王子様は、一人の男から少し離れたところで手を優しく握りなおす。

私はそれをそっと握り返した。

 

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

 

美海が怒って何処かに行ったあと、それを追いかける少年に不安を感じた俺は尾行した。美海に追いついて話をしたいが、既に少年は先行して美海に向かっているために先につくことはできない。ならば、せめて美海の邪魔をせずに影から監視しようとしたが……クラスメイト達から聞いた話により一層、不安は大きくなった。

 

『あれ?峰岸君だよ』

『美海ちゃんに告白するんだって』

 

これを聞いた瞬間に俺は行動を開始する。女子達に少し面白そうだから見てくると嘘をつき。

本当の思いを隠して物陰、つまりは岩陰に隠れた。

聞こえてきた会話の最初は本当に驚いた。美海自身が告白されることを知っていたらしく、それを断る美海の言葉が少年と俺にまで突き刺さった。

『……私、好きな人がいるから』

聞こえにくかったが確かに聞こえた。美海の口から放たれた言葉は確かに胸に突き刺さる。

 

……そうだよな、あんなに可愛いしモテるだろうし、もう年頃の女の子だし。

 

あれから5年は経ってしまったのだ。俺のいない間に美海は恋をして変わって、本当に綺麗になって変わった。いない間に美海は成長している、と眠りに落ちた自分が恨めしくなってしまう。

後悔はもう取り返しのつかないところまで来ていて、悲しさが胸に溢れる。

俺が見ていた少女は一人でに俺を必要としていなかったと現実は残酷に伝えていた。

 

 

悲観に暮れる中、少年はまたアクションを起こした。必死に昔から好きだった事を伝え、俺とは違い自分の胸のうちを曝け出す。

 

……何時だったか、俺が自分を抑えるようになったのは。

 

少年は自分に正直に美海に告白をする。その姿と美海の姿にモヤモヤとした感情を覚えながら、邪魔したい衝動に駆られながら見守るのは非情に苦しい。

だが、聞く側の美海は迷惑そうな顔で峰岸氏の言葉を断り続ける。峰岸氏――少年はまるで子供のようだ。諦めきれないよ、と叫ぶ少年に諦めろよと自分ではできない願いを願望を胸に沸かせ、この感情に苦しみながら割り込みたいのを必死に抑え。

 

ああ、そうだ……そうなのか。

これは嫉妬してるんだ。

自分にはそんな勇気がないから、美海が好きだから、嫉妬するだけして自分はこうやって逃げている。しかし、俺にはそんな資格ないと、胸の中の何かが囁いていた。

 

 

……今だに手は震えている

 

この恐怖は何時まで経っても退いてくれることを知らず、どうしても拭えない不安を作る。枷になったこの恐怖は俺の成長と未来を閉ざして、右手はブルブルと。

 

 

正体は解っているけれど、どうしようもない。

諦めて逃げと守りに徹した俺に、未来など……

 

 

少年は去ろうとする美海の腕に手を伸ばし、掴もうとするが…迷惑そうだったのと、もう見てられない光景にモヤモヤとしながら声を掛けた。

 

「美海、探したぞ。時間だ」

 

少年と美海の間に割り込むようにして美海の手を掴み、引いて前を先導する。

握り締めた手は力強く、柔らかい美海の手を壊しそうな程に力強く握られる。

海から出た光が二人を照らし出して神秘的だった。

 

導かれるようにして走り、早歩きになった時には強く掴み過ぎていた手は優しく握りなおし、美海はそれを優しく握り返している。

 

「ねぇ誠…あの時…」

 

「!誠、美海か!?」

 

やっと口を開いた美海の声を遮るのは、先にたどり着いていた紡だ。

息を切らし気味に、こっちを見る。視線は俺の右手と美海の左手に向けられるが、すぐに逸らされた。

 

それを無視して辺りを見回す。

光が収束し、大きな光を発すると目くらましに思わず左手で遮るが……砂浜に横たわっている影が目に入る。

 

「光…!?」

 

先に声をまたもあげ、紡が横たわる影――光に駆け寄る。

俺は美海の手を引き、その後ろに立った。

 

「あれ…ここは…」

 

「よう馬鹿、やっと起きたか」

 

「…誠?それにお前の横のは…お前、誰だ?」

 

誰だかわからない、光が見るのは隣で手を握っている美海だ。彼女はそれを言われて、手に力を入れる。

哀しみか、怖さか、忘れられるということは何よりも悲しい。人は二度死ぬ。一度目は肉体とその人が死んだ時、そしてもう一つは……

 

――誰かに忘れられた時

誰かが覚えている限り死んだ人は人の胸の中で生き続ける。その逆で、誰かに忘れられた時、人は二度目の死を迎える。

 

慰めの言葉ですら、皮肉にも裏がある。

こんな言葉の矛盾に気づくのは何人いるだろうか……

 

「…美海だよ。お前、わからないのか?」

 

「はぁ?お前、何言って…」

 

本気でわからないようだ。そこで何かに気づいたように、辺りを見回し始めた。焦りの表情を浮かべながら、怒ったようにただ一人の名前を呼ぶ。

 

「そうだ…マナカは、マナカはどこ行ったんだ!?」

 

「残念ながらまだ…っておい、光」

 

マナカの安否を聞いて絶望の表情を浮かべ、聞き届けると同時に光は気を失い倒れた。

……多少、ふらつくことはあったが。

それでも俺は倒れることなどなかった。倒れたくとも倒れられない、理由があるから。

 

 

 

――――――

 

 

 

「……では、明日には脳外科医の先生も帰ってきますので、脳の検査は後ほど」

 

庭で聞こえる医者の声に横になりながらも、ただ目を閉じて耳をすませる。光が倒れ、それを紡に運んでもらいやっとの思いで美海の家に帰ってきたのだが……流石に医者の目は誤魔化せなかった。

行われたのは外傷の検査、光は問題なく通過したが、問題は俺の方。数日前にテレビを殴りつけ、切れた皮膚のあとが塞がらずに残っていた。それを見つけた医師に傷のことを聞かれ、ちょっと転んだだけと答えたが……外傷の隠蔽など出来るはずはない。

テレビを数回殴ったことで、できた傷は転んだ傷とは思われるはずもなく『まあ、大した傷ではありませんが…異常があればすぐに知らせてください』と見逃された。

しかし、これだけではない。

『ですが、今日はもう貴方は休んだ方がいいでしょう。見たところ足もふらついているし、右手は震えが止まっていない、それを抑えている左手もまともに動かせていない。寝起きと偽っているようですが、本当に演技が得意な少年だ。全く、慎吾君に注意されていなければ気付きませんでしたよ』

年配の医師は慎吾先生と面識があるらしく、最初から無茶をし通すことはバレていたらしい。

 

……その時の美海が哀しそうな顔をしていた。

それだけが忘れられない。

 

色々あったな、と目まぐるしく回る思考の中、部屋の外からした視線に目を向ける。

覗き込む目は美海と似たグラデーションを持つ、宝石のような瞳。

 

『こら、晃ダメだよ!誠は寝てなきゃいけないんだから』

 

急に瞳が隙間から引っ込む。

全く騒がしいな。頭は違和感あるけどそこまで酷くない。

トテトテと走り逃げる音に苦笑しながら、ベッドを出ると扉の前に隠れた。見つからずに偵察するにはこの手しかない。

扉の前の気配に息を殺しながら、座って覗いているであろう美海に上から視線を向ける。

予想通り、美海は扉の前で覗き込んでいた。

 

美海を脅かしてやろう、小さなイタズラ心が前に出て、気づかないのをいいことに手を伸ばす。

中を覗くことに集中している美海は当然の如く気づかず無防備だ。なんだか将来、今も心配になってくる。覗き込む美海は目的の人物が見つからない事に必死に集中して探しているが……結論が出るより先に悲鳴を上げることになった。

 

「――ひゃ!?」

 

頬に突然触れられた感触に驚き、可愛い声を上げながら飛び上がる。

美海は扉の前に座り込み、動かなくなった。

 

「まったく…美海、そんな覗きこんでないで入ればいいだろう。此処は君の部屋だろ?」

 

「…も、もう…脅かさないでよ」

 

顔を赤くした美海がホッとしたように、右手で胸を撫で下ろすように掴む。

しかし、俺がいたのは美海に割り当てられた部屋……彼女のベッドも服も置いてあるのは当然、

……下着だってあるだろう

一人の少女が生活している部屋に何故かぶち込まれた俺は気が気じゃない。それも好きな人の部屋……緊張しない筈がない。アカリさんも大変な事をやらかしてくれた。

 

入るように促すが、美海は立ち上がろうと手をつき…上手く立ち上がれずに滑る。何度やっても同じだった。繰り返し立ち上がろうとするがペタリと床に座り込んでしまう。

 

……腰を抜かすほど、ビックリしたらしい

 

立てない美海は俺を睨みつける。

 

「もう、誠の所為で立てなくなったじゃん馬鹿!」

 

「ゴメンゴメン、でもコレで問題解決だ」

 

ペタリと座り込んだ美海の横に座り込み、不思議そうな顔をする美海に何も言わせず、言われる前に行動に移す。

右手で肩を抱き寄せ、左手を失礼ながら彼女の膝裏に潜り込ませ抱えあげる。

――ひゃあ!!と小さく甘美な声を上げるが、すぐに何をされたかに気づき、俺の顔を見た。

 

「ちょっ、誠は寝てなきゃいけないんだから、それにお医者さんだって――」

 

「……」

 

……本当に成長したな。

美海の声に耳を傾けるが無視を決め込み、柔らかくも儚く強い身体の感触に安心する。

 

俺は卑怯だ。

こんな方法でしか合法的に美海に触れず、想いも告げないで、こんなことを……

 

愛した人の存在が誰かの手に渡ることを恐れて、相手には好きな人がいるというのに、その身体に触れている。

現実を直接、確かめることも出来ずに告白もしないで、卑怯だとは解っていても。

 

俺は……どうしても想いは伝えられない。

そんなことをする資格は、俺には……ないのだから。

 

 

美海をベッドの上に下ろし、俺も同じく隣にドサッと座り込む。

奇妙な光景だ。恋人でもなんでもないのに、同じベッドで腰をかけるというのは。

昔見た映画の光景に似ていて、今の俺ではどうしても、その光景と見当違いにも重ねる。

やめよう、そんな夢を見るのは。

 

フッと笑ったとき、いきなり服を掴まれた感覚にビクッと小さく反応し、そちらを見る。

美海が顔を隠すように俯いていた。落ち込んだように見える彼女は、口を開く。

 

「ねぇ誠は、何時からだったの……?」

 

「?何がだ?」

 

「…無理をしていたの?」

 

心配してくれている。そう気づくのに一秒とかからない。何について聞きたいのかも解っていた。

 

「……どうして教えてくれなかったの?」

 

「それは別に隠してたんじゃない。ただ眠かっただけだ、それに美海には…」

 

――教えたところで何も出来ないだろ

これでも言葉を選んで、わざと突き放す言葉を選んだつもりだ。

美海なら本当の事を言ったところで、気を使われていただろう。そんなことは知っている。優しい美海に少し体調が悪い、なんて言えば気を使わせてしまう。

それが嫌だった。

 

それに、好きな人がいるならば、もういいのだ。

こうして顔を見れた。それだけでいい。俺が諦めれば、この先もずっとその先も美海は幸せでいてくれれば。

 

独りになって、初心に帰って、やっと思い出して気づくことができた。

 

 

 

 

 

――大切な人を守りたいから

 

 

 

何かをする。

何を犠牲にしてもいい。

もう、悲しまないために……美海との約束を俺が破らずに、美海からその約束を無くす方法は一つだけ。

 

俺が嫌われれば、自動的に『美海のところからいなくならない』という約束は消滅する。

 

大切な人だから、決めたんだ。

今日で最後にするつもり。こんな幸せな日々はこの人生で一番に輝いていて、勿体無いくらいの幸せをくれた。

 

 

 

部屋から去りながら、願うのは一つだけ。

纏わりつく俺の“呪われた人生”から、美海が影響を受けずに幸せに暮らして、生きること。

 

 

この“呪い”は運命に絡みついていた。




誠は何かに気づいたようです。
しかし、すれ違いはこんなにも見ていて気持ちのいいものではないとは。
書いている間、心が折れそうでした…グスンッ
早く、くっつけよ!
たまに思います。
というか、イチャつかせたい。

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