朝にアカリさんにサヤマートで見つかり、俺と美海は家に帰ってきた。アカリさんが俺らを見つけた後、昨日はずっと外にいたんだから、家でゆっくりしなさいだそうだ。ついでに言うと、アカリさんと至さんは結局くっついた。やっぱりアカリさんは、至さんが好きで諦めきれなかったらしい。
「じゃあ、私はサヤマートに行ってくるから、二人はお風呂に入って寝なさい」
「わかりました。じゃあ、美海が先に入ってくれ」
俺は先に美海が風呂に入ることを勧めるが、俺は腕を掴まれる。その腕を掴んでいるのはアカリさんで、何故か俺と美海を見ていた。
「なに言ってんの、美海と誠君が一緒に入ればいいじゃない」
なに言ってるんだろうかこの人は? 俺と美海が一緒に風呂に入るなんて、おかしいだろ。もう既に美海は小学三年生・・・・・・年としてはもう女の子だ。その美海と一緒に入れとか、アカリさんはなにを考えているんだろうか?
隣の美海は既に顔を赤くして俯いているので、可愛いと言えば可愛いのだが、アカリさんは何故かきょとんとして俺と美海を見ている。
「何って、美海と誠君は昔は凄く仲がよかったんでしょ? 一緒にお風呂に入ったり、一緒に寝たりと何時も行動は一緒って聞いたわよ。まるで兄妹みたいで、凄く美海も楽しそうだったって」
「・・・・・・アカリさん、それは昔の話ですよ。この年で異性とお風呂に入る女の子なんて、何処を探してもいませんよ」
「そ、そうだよアカちゃん! 1人で入れるもん!」
美海は慌ててアカリさんをポカポカと叩き、アカリさんはニヤニヤしながら美海を見ている。なにを思っているのか、俺にはわからない。
美海は風呂の用意をして、慌ててお風呂の中に駆け込んでいった。アカリさんはひらひらと手を振りながら、風呂に駆け込む美海を見送った。
アカリさんはくるっと俺に向き直ると、俺の顔をマジマジとみてくる。俺の顔に何かついているのだろうか? そう思って顔を拭うも、なにもついてない。
「ミヲリと至さんの言ったとおりだね~。じゃあ、私はサヤマート行かなきゃいけないから、お昼ご飯とかはよろしくね。誠君に任せるわ」
「はい、いってらっしゃいアカリさん」
アカリさんは急いで家から出ていき、俺は1人部屋の中に残される。さて、俺はお昼ご飯でも作っておこうかな? 風呂に入ってからだと面倒だし。
そう思って、俺は冷蔵庫をあさって料理を作り始めるのだった。
──────
「・・・・・・おい──起きろって───」
誰かの声が聞こえる。俺はそう思って目を開けると、そこには光とマナカ、チサキに要が俺を見下ろしている姿が目に入った。俺の腕の中には、美海がぐっすりと眠っている・・・・・・うん、何時の間にか潜り込んでいたようだ。
確か昼は俺がご飯を作り、お風呂に入ろうと思ったが着替えが無くて、俺は家に戻って風呂に入ってからここに戻ってきた。美海は眠らずに俺を待っていて、俺が戻ってきたのを確認すると布団を二つ敷いて寝たわけだが・・・・・・こうなっていたと。
「お前ってロリコンだったんだな」
「誠ってロリコンだったのか・・・・・・だからチサキやマナカに興味なかったのか」
「仲良いよね、まーくんと美海ちゃん」
「でも、女の子と一緒に寝るなんて・・・・・・///」
「違うからな。ロリコンじゃない、俺は至ってふつうだ。それよりもお前ら何でこんなとこにいるんだよ? 鍵はかけたはずだぞ、それと、美海が起きるからうるさい」
光達が口々にロリコンとか言う中、マナカはずれた反応をして、チサキは顔を赤くして俺と美海を交互にみる。
美海はもぞもぞと動くと、起き上がった。
「う~ん・・・・・・」
「おはよう美海。と言っても、今は夕方だけど」
外は朱く染まり、日も暮れかけていた。美海はそれと同じくらい顔を真っ赤にして、俺から凄い勢いで離れる。少しショックだったのは、言わないで置こう。
「それで、光達は何でこんなとこに? 俺はそれを聞いてないんだけど」
「そんなの決まってんだろ。昨日はお前等だけ残ったし、アカリが様子を見てきて欲しいって言ったから鍵を貰って来たんだよ。今日はもうすぐアカリも帰ってくるってさ。で、何で布団が二つもあるのに一緒に寝てたんだよ?」
光がニヤニヤとしながら俺と美海を見たが、流石は姉弟と言ったところだろう。ニヤニヤしている顔が、昼間のアカリさんのニヤニヤ顔と似ている。
「そう言えば、昔は光もアカリさんやマナカと一緒に寝てたよね。確か、光も小学三年生ぐらいまでは同じことを何回も───」
「お前、何で昔の話を出すんだよ!? む、昔の話だろ///」
「え~、そう言う話でしょ今は」
俺は光の昔の話を持ちかけて回避して、起き上がる。光は顔を真っ赤にしながら、マナカをチラチラと見ているのでそれもバラしてやろうかな? やんないけど。
俺が次々と暴露をしようとすると、そこで玄関の方から音がした。どうやら誰か返ってきたらしく、俺は布団を片付ける。
「たっだいま~。光~、誠君と美海ちゃん起きてる~?」
「お帰りなさい、アカリさん。アカリさんが帰ってこなかったら光達の話を暴露してやろうと思いましたけど、残念です」
「あれ? その話だったら私も混ぜて欲しかったなぁ~」
「やあ、誠君と美海ただいま。二人とも元気そうで良かったよ」
どうやら至さんも帰ってきていたらしく、アカリさんの後ろから現れる。その手には買い物袋を持っていて、サヤマートで買い物してきたようだ。
「じゃあ、俺は帰るかな? アカリさん、至さん、美海、お邪魔しました・・・・・・って、何で3人で俺の腕や服を掴んでいるんですか?」
今度は昼間と違い、3人に服や腕を掴まれている。どうやら俺は何故か帰っちゃいけないようだ。
理由は知らないけど、そうらしい・・・・・・。
「誠君、昔のようにゆっくりして行きなよ」
「私も昔の話、じっくりとしたいからね」
「誠、この二人の昔話は長いから帰っちゃダメ」
やっぱり俺に、逃げ道は用意されていないようだった。
あれから光達も帰り、夜になった。俺はアカリさんが作る料理を至さん、美海と待つのだが、ミヲリさんの生きていた頃を思い出させる。アカリさんの台所に立つ姿はそう見えないけど、昔のミヲリさんを思い出させる。
「こうやってゆっくり話すのも久しぶりだよね。ミヲリがいた頃を思い出すよ」
「そうですね。俺も思い出しますよ・・・・・・吹っ切るのに、数ヶ月かかりましたけど」
「ハハハ・・・・・・僕も同じだよ。でも、誠君がそれくらいミヲリの事を思っていてくれて、僕は嬉しいよ。まあ、今日は君も泊まっていかないか? 昔のように、布団ならあるからさ」
「遠慮します。明日は学校に行かないといけませんので」
至さんが泊まることを勧めてくるが、俺は明日は学校を休むわけにはいかないので断る。少しくらい話をしていると、アカリさんが料理を運んできた。
「はい、料理できたよ~。いくら私が家に来るように言っても、昔は誠君、家に来なかったからね。
味の保証はできないけど、食べて」
「アカちゃんの料理、凄く美味しいんだよ?」
アカリさんと美海が勧めて、俺は箸をとって料理を口に運ぶ・・・・・・その味はミヲリさんとは違うけど、凄く美味しかった。
「美味しいですね」
「そうでしょ~。・・・・・・で、ミヲリとどっちが美味しい? 美海と至さんには聞いたけど、誠君は初めて食べるから聞いておこうと思ってね」
「はっきり言うと、断然ミヲリさんですね」
「ありゃ。至さんははっきりしなかったけど、誠君は美海と同じか・・・・・・」
俺ははっきりと感想を言い、アカリさんは残念そうにする。至さんの性格からして、はっきり言うことができなかったのだろう。まあ、ミヲリさんとアカリさんを比べること事態、至さんはやっちゃいけないことなんだが・・・・・・美海はハッキリしていたようだ。
「それで、アカリさんはもう帰らないつもりなんでしょ? 帰ったところで、あの胡散臭いうろこ様と親に説教喰らうだけですよ。村の人も一緒ですし」
「そうなんだよね~。美海ちゃんを必死に探すために光に連絡入れたらさ、『ああ、もううるせえよ! とっとと美海の母ちゃんにでもなりやがれ!!』だよ? 酷くない?」
「それは、光らしいですね」
「それに止めたのに『俺が絶対に見つけてやる!』って短歌切っちゃってさ。まあ、至さんの言うとおりに誠君が一番先に見つけたんだけどね」
「それも光らしいですね・・・・・・まあ、いろいろと無駄でしたけど」
「そう言えば、光愚痴ってたよ~? 海に潜らされたり、電話をしに行かされたりしたって。美海の事になると、誠君が凄い人の扱い荒くなるって」
俺とアカリさんがこれからのことや昨日のことなどを話ながらおかずをつつく・・・・・・。どうやら俺やアカリさんに愚痴やら短歌やら切ったらしく、相変わらずの面白いことをする奴だ。やっぱり全員分の昔の(恥ずかしい)話をしてやればよかったかな?
「美海は昔から誠君にくっついてたからね。今も仲良くなってくれて、僕も嬉しいよ。危うくミヲリと考えていたことが、間違いだと思うところだったけど・・・・・・」
「確かに、大きくなったらそうなりそうだよね。でも、至さんもミヲリも気が早いんじゃない? 流石にその頃から予想して、当たるのは凄いよ? ミヲリの感も凄かったけど、流石にそこまでは当たらないと思ったな~・・・・・・でも、今ならわからなくもないかな?」
至さんとアカリさんが頷きながら、よくわからない話をする。昔も至さんとミヲリさんがこんな話をしていたが、今でもどういうことかわからない。
「至さん、アカリさんも何の話をしてるんですか?」
「「将来の話」」
この日は最後にもっとよくわからない答え方をされて、俺は疑問を胸に家に帰るのだった。
翌日、俺は何時も通りに学校に来ていた。今日の授業はプールがあるのだが、みんな(特に女子)
が乗り気じゃなく、みんな(特に男子)が元気だ。女子は移動し始めており、その中で1人の男子が上の服を脱いだ。
「キャアーー!!」
「露出魔!!」
「変態!!」
「この馬鹿男子!!」
上を脱いだ男子生徒は酷い言われようで、罵倒を浴びせられる。こういう男子って、クラスに1人はいるよね。例えば、よく目立つ奴とか、そう言う類だ。
「あなた達も、女子は更衣室」
「えっ、あっ、うん」
チサキとマナカは女子に教えられ、教室から消えていった。光と言えば、マナカを見てぼーっとしている。やっぱり、恋の病って怖いよね。最近、無駄に紡に光が突っかかったりするんだよ。
女子が全員消えたとともに、俺は着替え始めた。別に俺は水泳用に着るのは初めてじゃないし、疑問に思っている光と要は仕方ないと思う。夏にミヲリさんと至さん、美海に連れられてプールに行ったことがある。
「誠、着替えたか?」
「そっちも着替えたのか・・・・・・じゃあ、そろそろ行くか。紡、今日は一緒に泳ごうぜ。お前って聞いたところ、速いんだろ?」
「まあ、いいけど・・・・・・」
俺は紡と泳ぐ約束をして、プールに向かった。
俺は紡とプールに向かい、そのプールに着いた。周りには男子生徒がいろいろと好きに会話していて、要と光は壁にもたれ掛かっている。そう言う俺も、紡と壁にもたれ掛かっていた。
「ああ~あ、今年の女子はあれだよな~」
「そうだよな~」
何処かの男子がそう話す中、女子がタオルを纏って出て来た。男子は全員がその姿に釘付けで、まさに年頃の男子と言ったところだろう。
「そうだ、今年は比良平がいたじゃねえか!」
「マジですげえ・・・・・・」
・・・・・・訂正。男子全員がタオルを纏っていないチサキに釘付けだった。俺は別に興味ないし、そんな過剰に反応するわけでもない。ただ、俺の首にある十字架のネックレスを二つ、手にしながらそれを眺めている。片方は青い綺麗な石。もう片方は綺麗な翡翠色の石。今までめったに離さなかったが錆びることもなく、ただ綺麗な形状を保っている。
「それ、どうしたんだ?」
「ああ、これは大切な物でさ。死んだ母さんが、最初で最後にくれた贈り物なんだ」
「そうか・・・・・・大事なんだな。形見ってことか」
「そう言うこと」
聞いてきた紡に軽く答えて、そのネックレスから手を離す。本来は不要な物を持ってきてはいけないのだが、先生に許してもらった。
俺がプールを眺めていると、先生が現れて号令をかける。
「はい、じゃあみんなタオルを脱いで、準備体操を始めるよ~」
「先生のエッチ。私達の体がそんなに見たいんだ~」
「先生にそんな趣味はありません。バカなこと言ってないで、早く体操始めるよ~」
生徒全員がプールサイドに並び、体操をする。そんな中、光だけは壁にもたれ掛かっていた。
「光、やらなきゃ怪我するぞ」
「何で息すんのに準備が必要なんだよ」
どうやら光は機嫌が悪いようで、やろうとしない。俺はそんな光を放っておいて、準備体操を続けた。理由を言ったのに、聞かない奴は知らないさ。後悔先に立たずだっけ? 兎に角、そう言うことだから頑張れ光。
準備体操も終わり、みんなが自由に泳いでいると先生からやめの合図がかかった。みんながプールから上がり、泳ぐペアを決めようとしている・・・・・・ペアは4人までで、俺と紡は決まっている。
「紡、お前は何で泳ぐんだ?」
「俺はクロール」
「じゃあ、俺もクロールだから一緒に泳ごうぜ」
光はまだ対抗心があるのか、紡と泳ぐことになった。
俺は紡の左隣、光が紡の右に並んで位置に着く。周りは俺らの勝負を見たいのか、プールサイドに群がり始めた。女子は女子で、予想と言うか、応援をしようとしている。
「やっぱり海の子って速いのかな?」
「紡君が一番だよ。私は断然!」
「やっぱり野生児っぽい先島君かな?」
「ねえねえ、比良平さん、海の子は誰が一番速いの?」
「まーくんが一番速いよ!」
「じゃあ、私は長瀬君を応援する!」
「えっ、誠を!?」
女子が口々にそう言い、チサキが慌て始める・・・・・・。それと、マナカが俺が一番速いことを言ったためか、光の視線が無茶苦茶怖い。俺にまで対抗心を燃やしているのか、殺気がここまで来ている。
俺は興味ないのに、何でこうなるのだろうか?
「それじゃあ、用意~スタート」
先生のその合図と同時に、全員が飛び込む。俺はクロールを開始して、泳ぐとみんなより先に折り返すところに着き、蹴って反転する。そうして泳いでいると、女子の悲鳴が聞こえた。俺はその場で泳ぐのを止め、後ろの方をみる。そこには、足を抱えている光と飛び込んで光の本に行くマナカ、俺も後ろに向かって泳いで光達のところに向かう。
先生と俺は着いた頃には、マナカと光はプールから上がって、座り込んでいた。
「全く、準備運動しないから・・・・・・爪がはがれてる。すぐに保健室に行って消毒してこい」
「・・・・・・お前、こう言うときでも親みたいだな・・・・・・」
「はい、マナカがついて行ってやれ」
「じゃあ、まーくんも行こうよ」
「二人で十分だろ。行ってこい」
俺は光とマナカを二人になるように言い、二人が保健室に向かうのを見守るのだった。
光とマナカを送り出した後、俺とクラスメイトたちは掃除をしていた。プールの授業も終わり、マナカと光は今だに帰ってこない。何か進展はあったのかな? まあ、あの二人が二人きりになったところでそれはないだろうけど。
「あっ、マナカお帰り。どうだった、光?」
「あっ、ちーちゃん・・・・・・」
チサキが声をかけるが、何も進展は無かったどころか仲が悪くなっている。そんな風に見えるマナカは何時も通りというか、なんというか・・・・・・。
「遅いぞ向井戸。保健室で何やってたんだよ」
「おいおい、保健室でやることなんて一つしかねえだろ」
「なっ、何もしてないよ!」
変な考えを起こす男子達・・・・・・そう言えば、こいつらがプールの先にもチサキのこと見てたな。名前は忘れたし、今度覚えておこう。
「向井戸さん、着替えてきて。誰かゴミを放ってきてくれない? 3人くらい必要なんだけど」
1人の女子がそう言い、ゴミ箱をみる。
「じゃあ、俺が行くよ」
「誠が行くんだったら、僕も行こうかな?」
「じゃあ、私も行きます」
俺と要、陸の女生徒が手を挙げる。珍しいな・・・・・・陸の奴が近づくなんて。俺はそう思いながらもゴミ箱を持ち、要と女生徒と歩いていくのだった。
歩き続けて、数分後に俺と要、女子生徒はゴミ処理の為に焼却炉の前にきた。俺と要達の後ろでは怪しげな木が浮き出ている。
「そう言えば、伊佐木君と長瀬君って海の人に見えないよね・・・・・・」
女子生徒がそう言い、下を向いた。どういうことか知らないけど、海っぽいとか陸っぽいとか、そんなのは人それぞれ。もともとエナがあるかどうかだけなんだし。
「どうして僕と誠が海っぽくないと思ったの?」
「だって、先島君って怖いし・・・・・・伊佐木君と長瀬君は怖くないし、長瀬君はそれ以前に他とは違う雰囲気を持ってるから・・・・・・」
「あはははっ、確かに誠って海っぽくないよね。陸で遊ぶのが一番多いし、昔から誠は1人で陸に上がってきてたからね。そうでしょ、隠れてないで出ておいでよ」
要は笑いながら後ろの茂みに声をかけると、そこから美海とさゆちゃんが出て来た。手に持っている木は、何処かで調達したのだろう。それも、隠れるために・・・・・・というか、ランドセルを背負ってるから学校の帰りか。
「何でバレた!?」
「いや、どう考えても不自然だったぞ。小刻みに揺れる木なんて初めてみたからな」
「まあ、そう言うわけだけど、何しにきたの?」
「えっと、おじょ・・・・・・」
さゆちゃんが木を振り回しながら聞いてくるが、俺が簡単に答える。要は気になったのか、ここにきた理由を聞き出した。それにさゆちゃんは口ごもり、恥ずかしそうにする。
「なるほど、おじょしさまでも手伝いに来てくれたのか」
「何でバレた!?」
「やっぱり子供のことは誠が一番だね」
「もしかして、プールの時にチサキさんに興味ないと思ってたけど・・・・・・ロリコンだったの?」
最後の最後で、見ないでいいところをみているクラスメイトだった。
はい、ロリコン疑惑で誠はいじられました。