バカと仲間と異世界冒険記!   作:mos

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第五話 出会い

 宿を出た僕たちはサンジェスタの町を歩き始めていた。白い石畳の道。赤褐色のレンガ造りの建物。レオンドバーグや他の町と変わらない光景。ひとつ違うのは気温が低いことだった。

 

 道を歩く人々は皆コートやマントを羽織り、足早に通り過ぎて行く。そんな町の様子を眺めながら、僕たちはのんびりと歩いていた。当然のように手を繋いで。

 

「うわっ!」

「っと」

 

 何かをつま先に引っ掻け、(つまず)いてしまう僕。美波はそれを支えてくれた。

 

「大丈夫? アキ」

「うん。助かったよ」

 

 石畳の道はアスファルトと違ってデコボコしていて、時折足を取られてしまう。でも今まではこんなことで転ぶようなことはなかった。これは僕がまだ本調子ではないという(あかし)なのだろう。

 

「こうして何の目的もなく歩くのって、この世界に来てから初めてね」

「ん?」

 

 そうだっけ? と、この町に来るまでの道のりを再び思い起こしてみた。ガラムバーグで美波と再会し、戦争が始まると言われてジェシカさんに連れられ町を脱出。そして戦争を止めに入ったところを熊の魔獣に襲われ、レオンドバーグに入ってからは、ずっと元の世界に帰る手掛かり探し。確かに慌ただしい日々を送って来ていた。

 

「そうかもしれないね」

「ずっとせわしない生活をして来たんだし、たまにはこういうのもいいわよね」

「……そうだね」

 

 確かに今まで心に余裕が無かったのかもしれないな。突然こんな世界に飛ばされて。帰ろうにも手掛かりも何も無くて。おまけに魔人なんていう、わけの分からないヤツまで現れて……。

 

 ……

 

 いや、もうこんなことを考えるのはやめよう。せっかく美波に勇気を分けてもらったのだから。

 

「ねぇ美波、せっかくだしどこか店に寄って行く?」

「えっ? アンタお金持ってきたの?」

「あ。そういや手ぶらだった……」

「ウチもお金なんて持って来てないわよ」

「う~ん……じゃあ本当に散歩するだけになっちゃうね」

「ウチはもともとそのつもりよ? だってアンタが散歩したいって言ったんじゃない」

「いや、あれは雄二が――」

 

 雄二?

 

 待てよ? もしかして……。

 

「坂本がどうかしたの?」

「あ、ううん。何でもない」

 

 もしかしてあいつ、僕の心に余裕が無くなっていることに気付いていたのか? そうか……きっとそうなんだ。だからあんなに無理やり散歩に行かせようとしたんだ。気分転換をして心を落ち着かせて来いって言いたかったんだ。なんだ。そういうことだったのか……。

 

「なによ。坂本に何か言われたの?」

「うん。まぁね。でももういいんだ」

「?」

 

 まったく、そうならそうとハッキリ言えばいいのに。どうしてあいつはいつも肝心なことを言わないんだ。それで痛い目を見てるのはいつも僕じゃないか。でもああいう所は変わってないんだな。この世界でもやっぱり雄二は雄二だ。なんか少し安心した。

 

「それじゃ適当に歩いてみようか」

「そうね。ウチも一度この世界をじっくり見てみたいって思ってたし」

 

 美波はそう言って可憐に微笑むと僕の手をそっと握ってくる。彼女の手は細く、柔らかく、温かかった。それが僕の心に安心感を与えてくれる。僕は左手に意識を集中し、彼女の存在を確かめながらサンジェスタの町を歩いた。

 

 この世界でも道には車道と歩道がある。歩行者は道の両脇。真ん中は馬車が通る道だ。その境界に線などは引かれておらず曖昧だが、この世界の住民たちに混乱は無いようだ。それは僕たちの世界と違ってそれほど交通量が多くないからだろう。こうして歩いていても、馬車が通るのは5分から10分に一度程度だ。

 

 ではこの町が寂れているかというと、そうでもない。今歩いている道の両側には商店がずらりと並んでいる。

 

 衣類を売る店。

 食材を売る店。

 レストランのような飲食店。

 そして武具や旅の道具を売る店。

 

 それぞれの店の軒下には様々な看板が下げられている。そして通りには沢山の人が行き交い、騒々しいと感じるほど活気に溢れているのだ。

 

 それにしても、こうして眺めていると改めて思う。やはり町並みはどう見ても中世ヨーロッパだ。だが看板に書かれている文字や道行く人が発する言葉はどれも日本語。なんとも不思議な空間だ。

 

 しかし2週間も生活していると、そんな不思議な光景にも疑問を抱かなくなるようだ。こうして町中を眺めていても驚く物がほとんど無くなっている。慣れとは恐ろしいものだ。

 

 そんなことを考えながら僕は観光気分でのんびりと道を歩いていた。すると美波が突然こんなことを言い出した。

 

「なんだか静かな所に来ちゃったわね」

 

 その言葉で周囲の様子が変わっていることに気付いた。いつの間にか人気(ひとけ)の少ない住宅街のような所に来てしまったようだ。

 

「本当だね。いつの間にこんな所に……帰り道は覚えてる?」

「当然よ」

「そっか。なら良かった。実は僕はぜんぜん覚えてなくてね」

「アンタ最初から覚える気なかったでしょ」

「まぁね。あははっ!」

「まったく。そんなことだろうと思ったわ。……ねぇアキ、少し休憩しない?」

「ん? 疲れた?」

「うん、ちょっと。あ、ここ公園みたいね」

 

 ”ここ”とは今僕たちが立っている道の真横。そこは公園の入り口だった。公園は外周を背の低めな針葉樹で囲まれ、中には池がひとつと、いくつかのベンチが見えた。あれなら座って休めそうだ。

 

「それじゃここで少し休憩して行こうか」

「賛成っ」

 

 早速公園に入り、ベンチのうちのひとつに腰掛けて”ふぅ”と一息つく僕と美波。

 

「この町、レオンドバーグと似てるわね」

「うん。町の規模も同じくらいみたいだね。気温は低いけど」

「港町でこれ買っておいて良かったわね」

 

 美波が内側からマントを持ち上げて言う。どうせもうすぐ使えなくなるお金と思って無駄遣いしてみたけど、意外に役に立つな。これ。でも少し暑くなってきたかも。ずっと歩いていたからかな。少し汗ばんできたし、脱いでおくか。

 

「それにしても散歩をしたいなんて言い出すなんて珍しいじゃない。どういう風の吹き回し?」

「あぁ、実は雄二に外の空気を吸ってこいって言われてね」

「あ、さっき2人で廊下に出て行った時?」

「うん」

「ふぅん……坂本も結構世話好きね」

「あいつが世話好きねぇ……なんか気持ち悪いや」

 

 まぁ確かに気分転換は必要だったかもしれないけどね。おかげでだいぶ気分もスッキリしてきたし。って、そういえばもう1時間以上経つのか。そろそろ帰らないと皆が心配するな。特に姫路さんが。……ん? あれ? あんなところに人がいる?

 

「どうしたのアキ?」

「うん。あそこに人がいるみたいなんだ」

「えっ?」

 

 指を差すのは失礼な気がしたので、僕は視線を池の対岸に向けた。その人はゴロリとベンチに寝転がり、足を組んで顔に茶色いカウボーイハットを乗せていた。男の人のようだ。寝ているのだろうか。

 

「あ、ホントね。ぜんぜん気付かなかったわ」

 

 おかしいな。確かここに座った時は公園内には誰も居なかったと思ったんだけど……。でもあの様子からすると、ずっとあそこに居たような感じもする。今もまったく気配を感じさせないし、きっと僕が見過ごしていたんだろうな。

 

「釣り糸を垂らしてるし、何か釣ってるみたいだね。でもこんな小さな池で何が釣れるんだろ?」

「聞いてみる?」

「ん~……」

 

 雄二はこの世界にあまり関わるなって言ってたけど……。まぁちょっと話すくらい、いいよね。散歩ついでの雑談ってことで。

 

「そうだね。ちょっと話してみようかな」

 

 早速僕たちは池をぐるりと迂回し、彼の元へと行って話しかけてみた。

 

「何を釣ってるんですか?」

「……ん?」

 

 男はカウボーイハットから僅かに目を覗かせ、鋭い目付きでギロリとこちらを睨む。ヤバ。もしかして気に障ったかな……。

 

「……たまーにザリガニが釣れるな」

 

 ドキドキしながら返答を待っていると、こんなぶっきらぼうな答えが返ってきた。怒ってないみたいで良かったけど、ザリガニなんか釣ってるのか。変わった人だな。

 

「よっこらせっと。俺に何か用か?」

 

 身体を起こし、帽子をかぶりなおして男が言う。青い瞳にボサボサの茶色い髪。顎には不精髭を生やし、ボロボロのカウボーイハットをかぶり、身体に巻いているのは所々ほつれた傷んだマント。なんだかみずぼらしい風体(ふうてい)をしていたが、不思議と不潔さは感じなかった。

 

「あ、えっと、特に用ってほどでもないんですけど、何が釣れるのかなって思いまして」

 

 見た所、歳は20代後半から30代前半といったところだろうか。おじさん……と呼んでいいんだろうか。それともお兄さん? それもちょっと違う気がする。なかなか難しい。

 

「俺はここで釣りをするのが好きでな。毎日こうしてのんびりと糸を垂らしてるのさ」

「へぇ~、そうなんですか」

 

 と関心する素振りを見せながら、チラリと彼の脇のバケツを覗き込んでみる。それにはただ水が入っているだけだった。釣れていないみたいだ。

 

「見てのとおり今日はまだ釣れてねぇよ」

 

 僕の視線に気付いたのか、彼はそんなことを言った。釣れないと面白くないだろうな。すると今は機嫌が悪いかな? このへんで話を切り上げて帰ろうかな……。

 

「餌は何を使ってるんですか?」

 

 と思っていたら、美波が話を続けてしまった。

 

「何も?」

「えっ? 何も使ってないんですか?」

「あぁ。ほれこのとおり」

 

 彼はそう言って釣竿を引いて糸を上げてみせた。確かに糸の先には餌らしき物は無く、J字型に曲がった針が付いているのみだった。

 

「餌が無くても釣れるんですか?」

 

 美波が更に尋ねる。当然の疑問だ。ルアーを使うわけでもなく、針だけでザリガニが食いついてくれるんだろうか。

 

「極稀にな」

「餌は使わないんですか?」

「あぁ。使わん」

「でも使った方が釣れるんじゃないですか?」

「まぁな。でも俺は餌を使わずに釣るのが好きなんだ。ひと月に1回釣れればいい方だけどな。ハッハッハッ!」

 

 なんて気の長い人だ。世の中には変わった人もいるんだなぁ……。美波とカウボーイハットの男が話しているのを聞きながら、僕はそんなことを思っていた。

 

「ところでお前ら見かけない顔だな。どこから来た?」

 

 この質問はこの世界に来て何回目だろう。”別の世界から”と答えるべきなのだろうけど、それを言って理解してくれるとは思えない。ならばここは彼の知っているであろう名前をあげるべきだ。

 

「僕たち、ハルニア王国から来たんです」

「そうかハルニアか。俺はもう何年も行ってないな。今向こうじゃそんな格好が流行ってるのか?」

「格好? あ、これですか?」

 

 どうやら文月学園の制服を見て言っているようだ。別に流行りに乗ってこんな格好をしているわけではない。

 

「ハルニア王国の人たちはみんな普通の服装ですよ。これはちょっと事情があって着てる特別な服なんです」

「事情? なんだ? 事情ってのは」

 

 僕が答えると彼はなぜか話に食いついてきた。これを着ている理由は”他に着る物を買っていない”というのもあるが、元の世界に帰る手掛かりを探すヒントになると思っていることの方が大きい。でもこれってそんなに面白そうな話なんだろうか? まぁいいか。事情を話すくらい、いいだろう。

 

「えっと、信じられないかもしれませんけど、実は僕たちこの世界の人間じゃないんです」

「ん? だからハルニアから来たんだろ?」

「あ、いえ。ハルニアの前に居た場所がありまして……」

 

 困った。なんて説明したらいいんだろう。別次元の世界だなんて言って理解してくれるだろうか。もし僕が逆の立場だったら、きっとからかわれていると思ってしまう。

 

(アキ、ウチが説明しようか?)

 

 僕が困っていると、美波が小声でそう言ってくれた。これは助かる。

 

(ゴメン。頼むよ)

(任せて)

 

「続きはウチが説明します。実はウチら、別の世界から飛ばされて来ちゃったんです」

 

 美波の説明はド真ん中の直球だった。こんな説明で良いのなら僕にだってできるんだけど……。

 

「別の世界? なんだそれは?」

「ハルニアでもガルバランドでもなく、普通の手段では行けない所なんです。ウチらは異世界って呼んでます」

「ほぅ……面白そうな話だな。もっと詳しく聞かせろ」

 

 彼は急に目をギラつかせ、身を乗り出して興味津々といった顔をする。今まではこういった話をすると、可哀想な目で見られたり相手にしてくれないことが多かった。だからこうして真面目に聞いてくれる人がとても新鮮に感じた。

 

「おっと、まだ名乗ってなかったな。俺はアレン。見てのとおり毎日を遊んで暮らしている者だ」

 

 毎日を遊んでって……収入はどうしてるんだろう。

 

「ウチは島田美波です。島田って呼んでください。こっちはアキ……じゃなくて吉井です」

 

 なんて疑問を抱いていたら美波に僕の分まで自己紹介されてしまった。

 

「あ……ど、どうも初めまして。吉井です」

 

 僕は腰を曲げてペコリとお辞儀をする。格好悪いな僕……自己紹介くらい自分でやれよ……。

 

「シマダにヨシイか。よろしくな」

 

 この後、僕らはこれまで辿って来た道をアレンさんに説明した。

 

 突然この世界に転移したこと。

 魔獣との戦いのこと。

 仲間の情報を得てこの町に来たこと。

 

 もちろん王子たちの引き起こそうとしていた戦争の話は伏せて。他国の内乱なんて伝えるべきじゃないと思ったから。

 

「なるほど……(にわか)には信じ難い話だが……。しかし嘘ではなさそうだな」

 

 右手で不精髭の顎をさすり、アレンさんはニヤニヤと笑みを浮かべる。だが目は真剣そのものだった。バカにされているわけではなさそうだ。

 

「それでお前たちはその”自分たちの世界に戻る手段”ってのを探しにこの国に来たってわけだな?」

「そうなんです。僕の仲間も皆知らないみたいで……アレンさん、何か知りませんか?」

「いや。悪いが俺は知らん」

 

 やっぱり知らないか。まぁ、そんなに簡単に見つかったら苦労無いよね……。

 

「ふむ……」

 

 ひとしきり話した後、アレンさんは空を見上げて黙り込んでしまった。何かを考えているようにも見える。思い当たることでもあるんだろうか? そうしてしばらく沈黙した後、彼はこんなことを言い出した。

 

「なぁヨシイ、今暇か?」

「? まぁ、暇といえば暇ですけど……」

「よし、ならついてこい」

「は?」

「暇なんだろ? ちょっと俺と付き合え」

「えぇっ!? そ、そんなこと言われても困りますよ!」

「ん? なんだ、暇だったんじゃないのか?」

「いや、そうじゃなくて……」

「じゃあ何だってんだ?」

「それはその……僕にはもう……み、美波が……いるから……」

 

 それに男に付き合ってほしいなんて言われても……。

 

「ちょ、ちょっとアキったらこんな所で何言ってるのよ……は、恥ずかしいじゃない……」

 

 僕の隣では美波が肩を窄ませてモジモジと身体をくねらせている。そういう僕も自分が言ったことが急に恥ずかしくなってきて、顔が熱くなってきてしまった。

 

「なぁお前ら、何か勘違いしてねぇか? 見せたい物があるからついてこいって言ってるんだが?」

「「ふぇ?」」

 

 僕たちは揃って変な声を出してしまった。そりゃそうだよね。よく考えたら男であるアレンさんが僕に付き合ってほしいなんて言うわけないか。

 

「もう! アキったら変な勘違いしないでよ! ウチまで恥をかいちゃったじゃない! バカバカ!」

「いたたたっ! ご、ごめん! ごめんってば!」

「バカバカっ! アキのバカっ!」

 

 美波が僕の頭をポカポカと殴る。でも痛くない。それに美波はなんだか嬉しそうな顔をしているように見える。だからなのか、僕も自然と笑みがこぼれてしまう。

 

「あー。取り込み中悪いんだが……どうするんだ? 来るのか? 来ねぇのか?」

「「あっ……」」

 

 遊んでる場合じゃなかった。アレンさんに答えなくちゃ。でもどうしよう。知らない人について行っちゃいけないんだろうけど……。と考え込んでいると美波が小声で話しかけてきた。

 

(ねぇアキ、今は予定も無いし、行ってみない?)

(でも大丈夫かな。騙されて身ぐるみ剥がされたりしないかな

(ウチらには召喚獣の力があるじゃない)

(まぁ、そうなんだけど……)

 

 う~ん……美波はああ言うけど……ちょっと心配だなぁ。本当に大丈夫なんだろうか。

 

「安心しな。ンな盗賊のような真似はしねぇよ。お前らに見てもらいてぇ物があるんだよ」

 

 どうやら聞こえていたらしい。

 

「あ、あははっ! す、すみません……って、見てもらいたい物?」

「あぁ。たぶんお前らに関係する物だと思う」

「アキ、もしかして……」

「うん。アレンさん、僕たち行きます! それがたとえ地の果てであろうとも!」

 

 ――ゴンッ

 

「いってぇ~……何すんだよ美波ぃ……」

「バカっ! そんなトコまで行くわけないでしょ!」

「いいじゃないか。ちょっとしたジョークだよ」

「アンタが言うと冗談に聞こえないのよ!」

 

 むぅ。そうなのか。じゃあどんな冗談ならいいんだろう。

 

「ハッハッハッ! お前ら面白いな! ま、ついて来いや」

 

 アレンさんは笑いながら立ち上がり、歩き始めた。って、あれ?

 

「アレンさん、竿は持って行かないんですか?」

「ん? あぁ、すぐ戻るから構わん」

「そうですか」

 

 ということは、ここから近いってことか。

 

「行こ、アキ」

「うん」

 

 スタスタと公園を出て行くアレンさん。僕たちはその後に続いた。

 

 それにしても見せたい物って何だろう? 僕たちに関係するってことは何かしらの手掛かりなんだろうか。だとしたら願ってもないことだ。

 


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