バカと仲間と異世界冒険記!   作:mos

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ここから3話に渡り、雄二のターンになります。



第四十九話 責任感

 目を覚ました()は上体を起こし、溜め息をついた。

 

「……ハァ……」

 

 朝からこんなにテンションが低いのは低血圧のせいなどではない。そもそも俺の血圧は正常値だ。こうして気分が滅入っている理由はただひとつ。目前に迫っていた扉の島を逃してしまったからだ。

 

 姫路は自分のせいだと自らを責めている。確かに姫路の力が直接船の破壊に繋がっているが、誰かが無茶をしないよう予め手を打っておかなかった俺にも落ち度がある。残り日数も僅かになり、焦る気持ちは誰にでもあったはずだ。しかも目的の島が目の前にあるのだから浮き足立つのも無理はない。

 

 ただ、俺は”問題を起こすとしたらあの明久(バカ)だろう”と決めつけていたのだ。だから姫路のあの行動は正直予想外だった。つまり責任は俺にもあるということだ。それに姫路を責めたところで船が戻るわけでもないからな。

 

 とにかく俺たちは扉の島に行く手段を失ってしまった。残された時間はあと2日。もはや船を買う金を稼ぐなどと悠長なことは言っていられない。俺たちはどんな手を使ってでも扉の島に行かなくてはならない。だが今はその”手”が思いつかねぇ……。

 

「ハァ……」

 

 またひとつ大きく溜め息を吐く。ふと窓に目をやると、カーテンの隙間から僅かに灯りが溢れているのが見えた。日光ではない。この弱々しい光は月光だ。まだ夜が明けていないのか。

 

 ……少し頭を冷やしてくるか。

 

 思い立った俺はベッドを降り、制服に着替えた。隣のベッドでは明久がスヤスヤとアホ(ヅラ)を晒して寝ている。

 

(まったく、気楽なもんだぜ……)

 

 のんきな明久(バカ)の寝顔を横目に、俺は音を立てないように部屋を出てきた。

 

 

 

      ☆

 

 

 

 ホテルを出てきた俺は町を見渡した。町中を歩く者は誰ひとりとしていない。

 

 ざわつく波の音。

 漆黒の空。

 同じ色の海。

 上空の満月からは妖しくも神秘的な光が降り注いでいる。

 

 この世界では夜中に活動する者がいないと聞いていたが、本当なんだな。しかしここまで人の姿が無いとまるでゴーストタウンだ。まぁ、頭を冷やすにはちょうどいいがな。

 

 俺は暗い夜の町を歩き始めた。気温はわりと低い。寒いほどではないが、長袖を着ていても少々ひんやりするくらいだ。

 

 しかしこうして歩いてみて気付いたが、この町の構造は他とは少し違うようだ。

 

 今まで訪れた町の建物は、中央の魔壁塔を中心に円を描くように内側を向いて建てられていた。だがこの町の民家や商店はすべて海の方角を向いて建てられている。町の外形は円形なのに対し、建物は東西に一直線に並べて建てられているのだ。他の町との共通点は、町自体が丸い円形であること。それと魔壁塔が守護シンボルとして町の中心に聳え立っていることくらいだ。

 

 ふと海岸に目を向けると、多数の帆船が陸付けされているのが目に入ってきた。それら船たちは波に揺られ、俺に向かってフリフリと帆を振って見せる。

 

 ―― どうだ、俺たちが欲しいか。ざまぁみろ ――

 

 小さな帆船たちの姿はそう言っているかのように見えた。

 

 そうだ。俺はお前たちがほしい。島に行くためにはどうしても船が――お前たちが必要なんだ。だがそれが叶わぬことは昼間に思い知らされた。ならば……俺はどうすればいい?

 

 こうして悩んではいるが、完全に手が無いわけではない。一応、現時点で手段は2つ頭に浮かんでいる。

 

 1つはそこらへんの船を盗むこと。

 

 一番手っ取り早く解決する手段で、最も確実だ。どうせ扉の島に辿り着ければこの世界とはおさらばだ。盗んだことがバレようが構いはしない。だが、そんなことはあのバカ正直な明久や姫路が許すわけがないだろう。それに俺自身も盗みというのはあまり気が進まない。

 

 もう1つの手段は船を自ら作ること。

 

 これなら誰にも迷惑をかけることはない。だがこの手段には大きな問題がある。それは俺たちに造船技術が無いことだ。マッコイ爺さんの力を借りれば可能性はあるが、あの爺さんは今ごろ自宅で自分の船を弄りたおしている頃だろう。そもそもカノーラの町まで戻っていては時間切れになってしまうから、この案は使えない。

 

 つまりどちらの案も実行に移すわけにはいかないのだ。最悪の場合は1つめの案で行くしかないのだろうが、それは最後の手段だ。まだ他にも手があるのかもしれない。……いや。きっと何か手があるはずだ。俺はまだ手を尽くしていない。考えるんだ。

 

 俺はゆっくりと歩きながら頭をフル回転させた。

 

 島の位置からして陸路は無理だ。海路は船を使う以外に何かあるだろうか。クジラやイルカ、もしくは亀などの動物の背中に乗って……? ゲームの世界ではわりと定石だが、この世界で話ができる動物がいるとは思えない。

 

 ならば空路はどうだ? 飛行機や気球ならば扉の島まで辿り着けるかもしれない。だが飛行機などという技術はこの世界では聞いたことがない。気球ならば構造はわりと単純だが、あれは進む方向が風に左右され非常に難しいと聞く。そもそも気球という技術自体もこの世界の文献で見たことがないし聞いたこともない。もしこいつが現存するのならば既に移動手段として運用されているはずだ。

 

 ……ダメだ。空路も使えない。やはり翔子や他の者の知恵を募るべきなんだろうか。

 

「ハァ……」

 

 考え疲れてしまった俺は思わず溜め息をついた。そしてこの時、気付いた。岸壁に沿って歩いていた自分がいつの間にか西側の端にまで到達していたことに。目の前には高さ5メートルもの高い壁。外周壁が俺の視界を遮っている。

 

 この町の外周壁は海上には建てられていない。つまり上空から見ると南側がCの字状に口を開けているのだ。頻繁に船が出入りするためにこのような構造になっているのだろう。そんなことを考えながら俺は壁を目で追っていく。すると壁の途切れた部分にあるモノを発見した。

 

 そいつは海上からぴょこんと首を出していた。といっても生き物ではない。あれは船の鼻面。船首だ。恐らく操作をミスったかで座礁し、やむなく廃棄された船の残骸だろう。

 

 

 ……

 

 

 待てよ?

 

 

 ……そうだ。

 

 

 船を買うことも作ることもできないのであれば、捨てられている船を修理すればどうだ? 一から作るより時間も掛からない。捨てられているものならば誰かに許可を取る必要もない。動力が無事で船体が残っていれば俺でも修理できるかもしれない。要は浸水しなければよいのだ。

 

 この手なら行けるかもしれねぇ。よし! 探してみるか!

 

 早速俺は岸壁から海を覗き込んでみた。暗闇の中で見えるのは先程の船首のみ。だが目を凝らしてよく見ると周囲にも残骸があるようだ。更に海上を目で追っていくと、右手の外周壁の外側でも木片のようなものが顔を覗かせていた。

 

 ……町の外なら何かありそうだな。

 

 この時間は門が閉まっていて外には出られない。だが夜が明けるまで待つのは時間が惜しい。ならば手段はひとつ。俺には召喚獣の力がある。この程度の壁ならば飛び越えることだって可能だ。

 

「――試獣装着(サモン)!」

 

 召喚獣を装着した俺はまず付近の民家の屋根に飛び乗る。そして立ち幅跳びの要領で一気に壁を飛び越えた。

 

 

 

      ☆

 

 

 

「おっ? 意外とあるじゃねぇか」

 

 月明かりの下、思わぬ収穫に俺の胸は躍っていた。マリナポート西の海岸には、元は船の一部であったと思われる残骸が多数放置されていたのだ。船としての形を保っている物もいくつかあるようだ。

 

 よし、片っ端から当たってみるか。

 

 装着を解いた俺は砂浜に打ち上げられている船体をひとつひとつ見て回り、状況を確認していった。船首部分しかない物。塞ぎようがないくらいに大きな穴が船底に空いている物。真っ二つに割れているもの。いくつかの残骸を見て回ったが、どれもこれも使い物にならない。

 

「チッ。こいつもダメか……」

 

 暗い砂浜に1人。俺は藁にも縋る思いで船を探し回った。それにしてもなぜこれほど大量の残骸が放置されているのだろう? この散らかり具合は誰が見ても汚らしいと思うだろう。町の者は掃除をするつもりがないのか?

 

 いや、待てよ? そういえばここは町の外か。魔障壁もここまでは届いていない。つまり危険なので手を出せないってわけか。なるほど。単純な理由だった――っ!

 

「誰だ!」

 

 急に背後に何者かの気配を感じ、俺は拳を握り振り向いた。

 

  ザァ……

 

 波の音と共に潮風が吹き抜け、そいつの髪をなびかせる。暗闇の中。月の光を受けたその髪はとても艶やかで、キラキラと輝いていた。

 

「……雄二ならきっとここに来ると思った」

 

 黒い人影がゆっくりとした口調で静かに言った。女の声。それもよく聞き慣れた女の声だった。

 

「なんでお前がここにいるんだよ」

「……?」

 

 女は小首を傾げてじっと俺を見つめる。「私が居るのがなぜ不思議なの?」とでも言いたげな顔だ。

 

「ったく、とぼけやがって。ここは魔障壁の外だ。ってことは魔獣に襲われる危険性があるってことだろうが。そんな危険な場所になぜ来たのかって聞いてんだよ」

「……雄二もそんな危険な場所にいる」

「いいんだよ俺は。いざとなりゃ召喚獣の力があるんだから」

「……私にも召喚獣がある」

「そりゃまぁ、そうなんだけどよ……」

 

 なんか説得しづらいぜ。さて、どう言ったら帰ってくれるか。こいつは何を言っても聞きそうにないからな。とにかく強引に追い返した方が良いだろう。

 

「とにかくお前はすぐに帰れ。ここは危険だ」

「……危険なら尚さら雄二を1人にしておけない」

「だから俺はいいんだっつってんだろ! いいから帰れ!」

「……雄二はここで何をしているの?」

「何って、そりゃお前、船を調達してんだよ」

 

 言った直後、”しまった”と思った。こんなことを言って翔子が引き返すわけがなかった。

 

「……私も手伝う」

 

 そう言うと翔子は砂浜を歩き始めた。

 

「待てよ翔子! どうしてそんなに意地っ張りなんだよ!」

 

 イラッと来た俺は思わず大声で叫んでしまった。すると翔子は足を止め、こちらを振り返り、

 

「……帰りたいから。雄二と一緒に」

 

 あいつはそう言って可憐に微笑んだ。なんなんだよ。ったく……そんな顔を見せられたら怒れねぇだろうが……。

 

「しゃーねぇ。分かったよ。お前の好きにしろ」

「……うん。一緒に探そう。雄二」

「あぁ」

 

 俺は翔子と共に暗い砂浜を歩き、転がっている船体を確認して回った。気付けば辺りは明るくなってきていた。海を見てみると、水平線の向こうが徐々に薄い青に変わりつつある。そろそろ夜明けのようだ。

 

「それにしても翔子。どうして俺がここにいると分かったんだ?」

「……昨日の状況からして漁師の人に頼むのは無理。だから廃棄寸前の中古を探すと思った」

「そりゃそうだが……なら港で中古を探すと思わなかったのか?」

「……町の人にはほとんど聞いた。だからきっと雄二なら捨てられた船を探すと思った」

「お、おう……そうか」

 

 俺はこいつのこういうところが苦手だ。まるで俺の全てを見透かしたようなことを言いやがる。しかも実際に言い当てているところが更に気に入らねぇ。

 

 実は以前、不覚にも明久の前でこのことを愚痴ってしまったことがある。それを聞いてあいつは『それって雄二の気持ちをよく理解してるってことだよね。だったら良いことなんじゃないかな』なんてぬかしやがった。翔子が俺を理解しようとしていることなど知っている。だが俺は自分の思考を読まれるのが嫌いなんだ。何の意外性も与えられないし、そもそも翔子に読まれたら今後Aクラス戦で不利だ。

 

 ただ、この話を明久にした後、俺の心に少しだけ変化が現れたような気がした。”嫌だ”と思う気持ちが少しだけ薄らいだような気がしたのだ。俺もあのバカに感化されちまったかな。

 

「……雄二。これが使えそう」

 

 どうやら翔子が何かを見つけたようだ。

 

「どれだ。見せてみろ」

「……こっち」

 

 翔子が指差しているのは完全に裏返しになっている船体だった。長さは7、8メートル。曲線を描いた船底は至る所に傷が入っていて、全体に緑色の藻が生えていた。この様子からすると打ち上げられてから相当年月が経っていそうだ。よく見ると船底の板を貼り合わせた部分に隙間がある。これでは浸水してしまうだろう。

 

「惜しいな。もう少し傷んでなければ使えそうなんだがな」

「……ダメ?」

「あぁ。板が傷んで隙間ができちまってる。これじゃあっという間に沈んじまう」

「……修理してもダメ?」

「修理か。確かにこの程度なら修理できるかもしれねぇな」

「……何があれば修理できる?」

「そうだな。まずはこの隙間を埋める木片だな。それと浸水を完全に防ぐ接着剤のようなものが要る」

「……あそこの板は使えない?」

 

 翔子は浜に転がっている木片を指差す。そこには何枚かの木の板が折り重なって放置されていた。

 

「使えそうだな。削る必要はあるがな」

「……拾ってくる」

「あぁ。頼むぜ」

 

  ゾクッ

 

「っ――!?」

 

 突然首筋にとてつもない悪寒を感じ、俺は思わず背筋を伸ばした。すぐさま左右を見渡して視線の主を探す。だがいくら見て回してみても悪寒を感じさせるような存在は見当たらなかった。

 

「……雄二?」

「ん。あぁ……いや。なんでもない」

 

 何だったんだ? 今の悪寒は。凄まじく嫌な視線を感じたような気がする。殺意というか嫉妬というか……須川たち異端審問会の連中に狙われているような気配だった。まさかあいつらもこの世界に来ているのか? ……いや、学園長(ババァ)は俺たち7人を指して”全員”と言っていた。他の者が来ている可能性は限りなく低い。だとしたら今のは何だったんだ……?

 

「……あっちにもある」

 

 翔子は海岸の西側に向かって歩いて行く。なんでこいつはこんなに楽しそうなんだ。

 

「おい翔子、あんまり町から離れると危ねぇぞ」

「……大丈夫。雄二がいるから」

「ンだよ。俺に守らせようってのか?」

 

 俺は翔子の後を追って歩き出した。

 

  !?

 

 その直後、頭上からとてつもない圧迫感が迫ってくるのを感じた。それに気付き空を見上げてみると、

 

「うぉっ!?」

 

 もともと空は黒かった。夜明け前なのだから暗い夜空なのは当然だ。この世界では月は昇るが、俺たちの世界のような星空は無い。故にただ黒いだけの夜空だった。それが今、俺の頭上には更に黒い巨大な物体が浮き上がり、視界を覆っている。いや、浮いているのではない。落ちてきているのだ。

 

「……?」

 

 翔子はポカンと空を眺めている。やべぇ! あいつ状況を理解していないのか!

 

「翔子!!」

 

 俺は咄嗟に翔子の元へと駆け寄った。そして少々乱暴に翔子を抱きかかえると、そのまま砂浜を駆け抜けた。だが砂に足を取られて思うような速度がでない。く、くそっ! このままではあのデカイやつの下敷きだ!

 

「うおぉぉぉぉーーーーっ!!」

 

 俺は無我夢中で走った。足を踏み出す度にズルリ、ズルリと滑る。それでも俺は走った。

 

 ――翔子を守らねば

 

 その思いだけが俺を突き動かした。

 

「……雄二?」

「ちっくしょぉぉぉーーっ!」

 

 俺は翔子を抱えたまま砂浜にダイブする。

 

 ――ド、ズゥゥン……

 

 その直前、凄まじい地響きが空気を震わせた。音が背後で聞こえたということは、どうやら退避に成功したようだ。

 

「は、は、ははは……ま、間に合ったぜ……」

 

 膝を折ってへたりと座り込み、俺は安堵の声を漏らした。それにしても一体何が落ちてきたんだ? そう思って振り返ってみると、そこには山のような岩がドンと聳えていた。高さは俺の身長の約2倍。幅はその更に2倍はあるようだった。

 

「な、なんだこいつは……なんでこんな岩が降って来やがったんだ?」

 

 この世界では雨ではなく岩が降ってくるのか? そんなバカな。いや、ここは召喚獣とゲームの世界が融合した異常な世界だ。何が起こっても不思議ではない。

 

「……あの」

「ん。あぁ、怪我は無いか翔子?」

「……嬉しい」

「あァ? なんで嬉しいんだよ。危うく潰されるところだったんだぞ?」

 

 と尋ねた瞬間、えらい状況になっていることに気付いた。俺は砂浜に膝を折って正座をしている状態だ。そして俺の両腕の中には頬を赤く染めた翔子がすっぽりと収まっているのだ。いわゆる”お姫様抱っこ”というやつだ。

 

「すっ……! す、すまん……!」

 

 慌てて身を離し、背を向ける俺。と、咄嗟のこととはいえ、なんて恥ずかしい真似をしちまったんだ俺は……。

 

「……雄二」

「わ、忘れろ! 今のは忘れろ!」

「……そうじゃなくてあれ」

「いいから忘れろっつってんだろ!」

「……違う。あそこに誰かいる」

「誰か?」

 

 翔子は土手の上の方を指差していた。ここはマリナポートの西側。町を出ですぐの海岸だ。先程落ちてきた岩の向こう側には町の魔石灯の灯りが見える。そしてこの砂浜から内陸側は結構な角度の斜面になっていて、登った先はすぐに背の高い木々が茂る林になっている。翔子が指していたのは、その林の方角だった。

 

「っ――! お前はここで待ってろ!」

 

 俺は見つけた人影に向かって走り出した。

 

 あの黒いローブには見覚えがある。今落ちてきた岩は恐らく奴の仕業だ。黒いローブを着たこんなにも大きな岩を落とせる者。俺の知る限り、こんなことができる奴はただ1人。

 

「待ちやがれ!」

 

 俺が坂を登り始めるとその人影はスッと林の中に消えていった。くそっ! こそこそと付け狙いやがって! 俺に用があるのなら正々堂々、正面から来やがれってんだ!

 

『……雄二!』

 

「そこを動くなよ翔子! すぐに戻る!」

 

 俺は猛ダッシュで斜面を駆け上り、怪しい人影の後を追った。

 


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