Gate/beyond the moon(旧題:異世界と日本は繋がったようです)   作:五十川タカシ

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ついに始まりましたアニメ版ゲート!
これから2クールの間、非常に楽しみです!!

後、今回微グロ注意です。







第三十八話「狂乱の黒騎士。あるいは鏖殺の凶鳥」

 ――それは全くの偶然だったと云っていいだろう。

 

 海苔緒は地脈に接続した際、深部で眠っていたバーサーカーのクラスカードに触れてしまったことも、

 海苔緒の魔力に呼応してそのクラスカードが活動を再開し、地脈という半無制限の魔力源を依代に黒化英霊となって顕現したことも、

 黒化英霊の聖杯を求める本能に従い、銀座での肉体の変質により半ば小聖杯に成りかけた海苔緒を標的へ定めたことも、

 黒化英霊が地脈を通じて鏡面空間に近しい性質を持った場所を見つけ、標的を仕留める狩場に選び、引き込む機会をじっと窺っていたことも、

 全ては偶然なのだ、偶然でしかない。しかし偶然という歯車が重なり噛み合った瞬間……それは必然へと姿を変える。

 

 

 

 

 ――故にこの戦いは必然だ。海苔緒にとって抗えぬ必然であり、同時に避けられぬ運命(Fate)でもあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(黒化英霊、……だと!!)

 

 海苔緒はその正体をすぐさま看破した。ただマスターの能力を行使し、ステータスを透視しようとしても何も分からない。纏う黒甲冑も靄のような幻惑に覆われ、意匠はおろか形状の判断もつかない。

 それでも海苔緒は真名に心当たりがあった。あの叫び、黒い姿、そして現在――砂の中から無造作に拾ったMP40、“シュマイザー・サブマシンガン”が握り手から墨汁を垂らすかの如く、みるみる鎧と同じ黒色に同化し、破格の魔術兵装(ほうぐ)へと変貌を遂げていく悍ましい光景。ああ成ってしまえば、もはや砂詰まりにより動作不良など関係はないのだろう。

 

 間違いない。あの黒化英霊の正体はランスロット――かつて誉れ高きキャメロットの、円卓の騎士として無双の剣技を誇った勇者。かの円卓の騎士王よりもっとも完成された武人との称賛を受け、全幅の信頼を得ていた湖の騎士。

 

 ――だがその栄光はみる影もなかった。甲冑の間隙から漏れる怨嗟の絶叫はひたすらに低く昏く、獣畜生の唸り声と聞き紛うほどである。

 これがかつて……甘いさえずりで無自覚に多くの女性の心を溶かした男の声なのだろうか? 海苔緒には俄かに信じられなかった。

 兎にも角にもランスロットが短機関銃を拾ったタイミングで、海苔緒はアストルフォを連れ、キャスターの魔術で飛び上がり上空へと退避した。

 ……が、ランスロットの視線は真っ直ぐ海苔緒を捉えており、上空に躍り出た海苔緒をしっかり補足し続けている。

 狂乱の座にて召喚された黒化英霊ランスロットは、顕現時にアーサー王を求めるバーサーカーとしての狂気と、聖杯を手にせんとする黒化英霊の本能が混濁した結果――小聖杯もどきである海苔緒を、=アーサー王として誤認しているのだ。

 そして今まさに! ランスロットが狂気によって研ぎ澄まされた牙を、海苔緒(きしおう)に突きたてんとした刹那……無数の火線がランスロットを薙いだ。

 云うまでもなく鉄血団結党である。別に海苔緒たちを援護するつもり等はさらさらない。

 単に自分たちの知らない存在であったから、敵と認識しただけのこと。

 

 ……訳の分からない邪魔者を排除して海苔緒たちを殺害し、この場所から脱出する。

 

 そんな意図をもって、鉄血団結党は黒甲冑の騎士を路傍の石として排除しようとしたのである。

 火薬により鉄の玉を吐き出す悪魔の武器の威力を確かめているエルフたちは黒甲冑が穴だらけになり、黒騎士の五体がバラバラに引き裂かれる姿を脳裏に浮かべた。

 

 ――それが大いなる思い上がりだとも知らず。

 

 鉄火の雨がランスロットへと次々命中する。

 衝撃で砂埃が立ち込めランスロットは見えなくなり……突然煙の中から漆黒に染まった三又槍が空気を食い破る勢いで飛翔してきた。

 

「えっ――」

 

 そのまま鉄血団結党の一人の胴を命中――貫通した穂先にハラワタをグチャグチャに掻き回される。その状態から槍に引き摺られたエルフは、後方の艦の底部装甲に縫い止められ、上半身と下半身は引き千切れながら痛みを感じる暇もなくあっさり絶命した。

 

「「………………ッ!?」」

 

 何が起こったのか? 鉄血団結党は理解出来なかった。

 だが砂塵で姿が隠れている黒騎士は、仲間の死を受け入れる時間を鉄血団結党に与えることなど決してない。

 続いて秒間約八発の連射速度(サイクル)で吐き出される死の洗礼(なまりだま)が鉄血団結党を襲う。

 

「カウンターで防御しろぉぉぉぉぉぉ!!」

 

 状況を一番早く認識した団員が声を大きく張り上げ、呼応するように全員が先住魔法の【カウンター】を発動した。全力で展開された不可視の壁は小口径の銃ならば十分防御が可能な……筈だった。

 

 ―ー瞬く間に二輪の真っ赤な花(せんけつ)が咲き乱れた。

 

 鉄壁の筈のカウンターは障子の張り紙の如く信じられないほどに容易く突き破られ、二人の団員に着弾。一発命中する毎に熟れた西瓜が弾けるかのように、二人の肉体は欠損していく。

 どうやらランスロットの騎士は徒手にて死せず(ナイト・オブ・オーナー)により、小口径の9mmルガー弾は、その一発一発が大口径のハンティングライフル並に威力が拡大されているらしい。

 数秒と経たず二人の上半身は文字通り挽肉と化し、二人の居た地点には二個の下半身と、濃厚な鉄の香りを漂わせるチリソース仕立ての肉片入りシチュー(・・・・・・・・・・・・・・・・)が盛大にぶちまけられた。 

 鉄血団結党全員がこうならかったのは、至極単純にランスロットの持つMP40の弾倉が空になったから。

 地獄の如き情景を見た残りの彼等は、発狂したかのように絶望に満ちた悲鳴を上げる。

 だが黒甲冑の狂戦士は絶叫に関心を持つことなどなく、ただ淡々と砂の中から次の処刑道具(ぶき)を取り上げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一流の処刑人(シェフ)の手により鉄血団結党が血肉の残骸(フレンチ)へと変わっていく中、海苔緒とアストルフォは呼び出したヒポグリフに乗っていた。

 海苔緒たちはこの世ならざる幻馬(ヒポグリフ)の次元跳躍により、通常空間に復帰出来ないか試していたのだ。

 しかしながら結果は上手く行かなかった。

 

「駄目だ! 戻れない。多分、アイツ――ランスロットを倒さないと、ここから出られないんだ」

 

 アストルフォの口から漏れた言葉は明確な根拠を持たなかったが、アストルフォの理性蒸発スキルは直感スキルを兼ねている節があり、海苔緒自身もキャスターの能力により異界の歪みがランスロットを中心としているのを魔術的に知覚していた。

 

(多分、歪みさえ解消すればヒポグリフで脱出は出来るだろうな。つまり……)

 

 十数キロ四方の仕切られた異界を滞空しながら海苔緒は地上のランスロットを見下した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 現在ランスロットの手に握られていたのは、大日本帝国陸軍制式採用していた96式軽機関銃。分隊支援火器でありながら着剣が可能な珍しい銃であり、ランスロットの持つソレも着剣がなされている。

 ランスロットの魔力に浸された96式軽機関銃はサーヴァントすら鏖殺する威力を持ち、なお且つ弾倉が空になった状態でも漆黒の魔槍として機能を果たしていた。

 現に――、

 

「来るなぁぁぁぁぁ!! クルナァァァぁぁ…………ガァッ!!」

 

 エルフの持つ突撃銃の弾丸は、ランスロットの黒甲冑に傷一つ付けることが出来ない。神秘を持たぬ攻撃は意味を成さないのだ。先住魔法での攻撃の方がまだ可能性があった。

 対して接近したランスロットが振りかざした96式軽機関銃の銃剣の切っ先は、カウンターの障壁を容易く破り、エルフの腹を深く抉った。

 そのまま串刺しにされ持ち上げられた哀れなエルフは、丘に上がった魚の如く四肢をバタつかせた後、すぐさま事切れる。

 ランスロットの周りには既に十数の血の泉が出来上がっており、絶命したエルフの残骸(なきがら)が横たわっている。

 残るは鉄血団結党の構成はたった一人の少女。

 彼女こそはエスマーイルを信奉し、ティファニアに憎悪を抱く少女――ファーティマだった。

 ファーティマは歯の根が合わないほどに恐怖に打ち震えていた。何故こうなってしまったのだろう、と彼女は自問する。

 エスマーイルからビダーシャル暗殺の大任を任せられた時、ファーティマはかつてない喜びを感じていた。

 ティファニアの母シャルジャルの一件で苛烈な差別を受けて育ったファーティマは、人一倍他人に認められたい欲求を抱いていた。

 それ故、自分を認めて今の地位まで引き上げてくれたエスマーイルに対して彼女は、並々ならぬ信頼を寄せていたのだ。

 ファーティマは必ずやシャルジャルの娘を含めて裏切り者を皆殺しにし、ついで虚無の悪魔共を討伐して見せると、誓いを新たにして今回の襲撃に臨んだ。

 

 そうして一切を蹂躙されたのだ……目の前の黒い悪魔に。

 

 悪魔はエルフに語られる伝承(ガンダールヴ)の如く武具を自在に操り、ファーティマの仲間たちを成す術なく惨殺した。

 鉄血団結党が抱いていたエルフとして誇りや自負は、圧倒的な暴虐の前に何も意味を成さなかったのだ。

 その様子を目撃したファーティマは、自分が抱いていた決意や覚悟が如何にちっぽけな矜持(もの)に過ぎなかったかを今更ながら悟ったのである。

 心の鎧の一切合財を引き剥がされたファーティマは幼い頃に戻ったかのように泣き叫び、助けを求める叫びを上げた。

 

「助けて……お母さん」

 

 無論常識考えれば助けなど来ない。仲間は皆息絶えたのだから。助けてくれる者など居る筈がない。

 ゆっくりとした足取りで、ランスロットはファーティマへと近づいていく。

 万事休す! ランスロットの片腕がファーティマの首に迫り、

 

 ――横合いから突貫した幻馬がランスロットを吹き飛ばした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 正直に述べて――海苔緒たちは極めて不利な状況に置かれている。

 対魔力の低いバーサーカークラスのランスロット相手なら、上空から魔術を連射していれば楽勝なのでは? と思うかもしれないが、実はこの異界、極端に大気中のマナが薄いのだ。

 そもそもキャスターが他のサーヴァントの挑む際は、策を幾重にも巡らせつつ陣地作成を施した己の領域に引き込んで戦うのがセオリーであり、不意討ちを喰らって敵陣に引き摺り込まれるなど本来なら詰みもいいところだ。

 戦闘区域がハルケギニアであったなら潤沢なマナに物を云わせて、絨毯爆撃でランスロットを封殺できただろうが、ここでその芸当は実質不可能であった。

 ならばアストルフォを前衛。海苔緒を後衛としてランスロットに長期戦を挑むのはどうかと云うと……それも悪手である。

 魔力を外部から碌に補給出来ない現在、長引けば長引くほど戦いは不利になる。

 いくら小聖杯もどきの海苔緒とはいえ、アストルフォへの魔力供給+ヒポグリフの展開+自身のキャスター転身状態維持という、莫大な魔力消費をいつまでも続けられる訳でない。

 ならば必然的に短期決戦で挑む必要があり――ランスロットがエルフの少女(ファーティマ)に気を取られている今こそが、絶好の機会であった。

 海苔緒の手にはルクシャナから護身用として手渡された精霊石数個の内の、火石の一つが収まっていた。

 これをキャスターの魔術で一気に解放すれば、ジョゼフの虚無の獄炎ほどにないにしろ、対魔力の低いランスロットに致命傷を与えることが出来る。

 海苔緒は分からなかったが、ファーティマの蒼と白を基調とした服や金の髪、碧眼、加えて華奢で小柄な体型が、ランスロットにかの王を想起させており、今なら海苔緒たちに対する注意は一欠片も向けられてはいなかった。

 

 ――つまりファーティマごと焼き払えば勝ちの目を拾える。

 

 海苔緒は火石を強く握り込み、魔法陣を前面に展開する。照準は勿論ファーティマに迫るランスロット。かざした腕は強く震えていた。

 海苔緒の心の中で無数の声が響く。

 

 

 ……自分が手を下さなくとも、ランスロットに殺されるならどうせ同じ事だ。

 ……相手は屋敷にロケット弾をぶち込んだテロリストだ。同情する必要なんてねぇだろ!

 ……注意がこっちに向いてない今がチャンスなんだぞ。他のエルフたちが嬲り殺しにされんのを黙って見てた癖に今更善人面してんじゃねぇぞ!! 見捨てるのも■すのも大差ねぇんだから、さっさと火石をブッ放しちまえ! それで楽になれる。

 

 

 火石を握り込んだ腕の震えはさらに酷くなった。

 それでも海苔緒は、震えが伝播した唇で火石を解放する詠唱を紡むごうとし――、

 

『助けて……お母さん』

 

 ファーティマの叫びを聞き、完成間近の術式を放棄した。

 余りの己の馬鹿さ加減に、今度は別の意味で全身を震わせる海苔緒。

 俯いた顔をゆっくりと上げ、ヒポグリフの手綱を握るアストルフォへと視線を向けると、待っていたかのようにアストルフォは頷く。

 無言であったが、その目は語るべき言葉を雄弁に物語っている。

 つまり――、

 

「あっ、もぉぉぉクソッタレが! こうなりゃヤケだ、ヤケ! ――ヤツに突っ込むぞ、アストルフォ!!」

「うん、了解したよ。しっかりボクの後ろに掴まってね、ノリ!」

 

 こうして勝ちの目をふいにした大馬鹿(ノリオ)と、それに従う英霊(バカ)はランスロットに向かって突撃を仕掛けたのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 突貫の瞬間、アストルフォは海苔緒の能力で取り出した触れれば転倒!(トラップ・オブ・アルガリア)でランスロットを突き倒した。

 よってその効果によりランスロットの下半身は強制的に霊体化され、砂に塗れながら無様に転倒する。

 その隙をついてアストルフォは幻馬に跨ったままファーティマを回収し、海苔緒は手榴弾を投げる要領で、術式を込めた火石を転倒したランスロットへ向けて投擲する。

 何が起こったか理解出来ずに喚くファーティマに海苔緒は催眠魔術を掛け、アストルフォに抱えられたファーティマは昏倒した。

 そのまま海苔緒たちは一目散で上空へ復帰する。ちょうど同じ頃合いで火石に込められた解放術式が発動、地上で大爆発が発生する。

 辺りに転がっていた戦車や飛行機などに引火したのか、辺りで次々連鎖爆発が起こった。

 

 

(この爆発なら一たまりもねぇ筈だ。――やったか…………って、あっ!)

 

 

 自分の思考が盛大なフラグだと気付いた時には既に遅かった。

 大気を焦がす炎の燃え盛る音の中に、怪物の咆哮の如き――けたたましいエンジンの駆動音が響いた。

 その方向へ視線を向けると、煙の中を突っ切って……下半身が喪失したままバイクのハンドルを握ったランスロットの姿を現す。

 バイクのサイドカーには機関銃が取り付けられており、戦闘を目的とした改造が施されているのは一目瞭然。

 ランスロットは爆発の間際、己の近くで砂に埋められたソレを見つけ、両手の腕力だけ跳躍して取り付いたのである。

 

(糞が! あんなモンまで宝具に出来るとか、インチキも大概にしやがれ!!)

 

 海苔緒は地上のランスロットに向かってけん制の魔力弾を打ち出すが、騎乗スキルはおろか下半身すら消失している筈のランスロットはその状態で黒鋼の駻馬(かんば)を巧み操り、物の見事に全弾を回避する。

 数分の追いかけっこの後、ランスロットの下半身が復帰し、宝具化したバイクはさらなる加速を開始した。

 追跡を続ける海苔緒だが、ランスロットは海苔緒たちが高度を下げた瞬間を見計らって反転し、船の残骸を射出台(カタパルト)代わりに利用すると、上空へと躍り出た。

 

「――なっ!!」

 

 予想外の行動に縮まる両者の距離。好機とばかりにランスロットはこれまで温存していたサイドカーの機関銃を、ヒポグリフに向かって怒涛の如く連射する。

 ランスロットの憎悪に侵された黒い弾丸は一発一発が文字通り“必殺”の威力を持っている。

 だが海苔緒が予め精霊石一つを触媒にして仕込んでおいた自動防御術式が、毎分900発近い速度で放たれる死の礫を弾き返した。けれど触媒となった精霊石はみるみる小さくなっていく。

 数秒を経て触媒の精霊石が消滅する間際、跳弾した弾がランスロットのバイクの燃料タンクを貫き爆散……が、その数秒前にランスロットは躊躇いなくバイクから飛び降りている。

 加えてだが、ランスロットはバイクから脱出した時点で次の武器に目を付けていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 爆発の煙にまかれた海苔緒たちが煙の中から脱出すると――聞こえてきたのは恐ろしき怪鳥の(たけ)り。

 次の瞬間視界に映ったのは――空を舞う漆黒の“フォッケウルフ Fw190”の背に竜騎兵(ドラグーン)よろしく騎乗するランスロットの姿。

 その両手には、それぞれ一挺ずつダブルドラムマガジン仕様のグロスフスMG42機関銃、通称“ヒトラーの電動ノコギリ”が握られていた。

 憎悪の魔力に浸され異形の力を受けた液冷倒立V型12気筒(ユンカース・ユモ・213)エンジンが、穢れた咆哮を上げて昏く淀んだ空を鳴動させる。

 その光景を目にし、海苔緒は絶句した様子で呻くように呟いた。

 

 

 

「どこぞの魔女(ウィッチ)気取りか、クソッタレめ!!」

「……Ar……thur……!!」

 

 

 

 海苔緒たちとランスロットの第二ラウンド(くうちゅうせん)の火蓋は、こうして切って落とされたのだった。

 




本来ならランスロット戦は前編後編に纏める予定でしたが、
長くなるので前中後に分割します。

後、最期に登場したランスロットの装備に元ネタが何なのか? は、分かる人には分かると思います。タイトルに凶鳥を付けたんで、フォッケウルフTa 183も捨てがたかったんですが、このネタがやりたいためにフォッケウルフ Fw190にしています。



では、

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