Gate/beyond the moon(旧題:異世界と日本は繋がったようです)   作:五十川タカシ

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書いていて予想以上に楽しかったので筆が乗りました。
という訳で次話投稿。

ちなみに駒門さんはゲートの原作一巻や漫画版三巻に出てくるあの駒門さんです。
アウブレとゼロ魔も絡みます。

我らが最低系主人公、ノリオ君の活躍は次話までお待ちください。


第二話「ホシの名は平賀才人。または駒門の憂鬱」

 時間を少し遡ろう。

 銀座を歩くルイズと才人を尾行する複数の人物が居た。その中でも部下に指示を送るのは公安所属の駒門という男だ。

 駒門は爬虫類じみた目付きと日本人にしては高い鉤鼻が特徴的な人物だが、今は能面のような表情を浮かべており、スーツ姿もあって一見すればどこにでもいるようなサラリーマンにしか見えない。

 駒門はルイズと才人との距離を一定に保ちつつ尾行を続け、各所に配置された部下から報告を高性能小型イヤホンで逐次耳に入れていた。

 

『こちらハウンド1、ターゲットは銀座三丁目を東に移動中。今日の同行者はプリンセスのみ。繰り返す、今日の同行者はプリンセスのみ』

『こちらハウンド2、こちらも確認した。所定の位置で監視を続行します』

 

 駒門の耳に次々報告が届く。

 

「了解した。監視を続行しろ」

 

 駒門は襟の裏に隠された集音マイクに小声で指示を飛ばすと、尾行を続行する。

 何故才人がこのような監視を受けているかと云われれば、才人が公安に特例機密(ゼロ号)案件に関わる重要参考としてマークされたからだ。

 特例機密(ゼロ号)案件とは、公には存在しないことになっていない日本政府の極秘案件を示している。その機密の正体は異世界の関連する事柄だった。

 平賀才人……数年前に秋葉原で突然失踪、当時一七歳。必死の捜索も関わらず手掛かりが一つも見つからず一旦は停滞したが、一年と数ヶ月が経った頃、母親が才人に送ったメールの返信が平賀才人本人らしき人物から届き、捜査が正式に再開。

 メールの送信先を探知しようと四方八方手を尽くしたが、結局特定出来なかった。

 このまま迷宮入りになると担当者の誰もが思った。

 けれど数年経った今年の春、平賀才人は自らの足でひょっこり自宅に帰宅したのだ。

警察の事情聴取を受けた平賀才人本人曰く『失踪中のことは何も覚えていない』とのこと。家族もその言い分を信じている様子らしい態度を取っていたのと併せて非常に不審に思えた。

 家族の云い分としては『才人は辛い思いをして記憶を自ら封じ込めていると思うので、そっとしておいて欲しい』とのことだが、失踪事件を担当していた退職直前のベテラン捜査官は『失踪した平賀才人当人やその家族の態度はどこか演技めいていた』と調書に残している。

 もっと不審なのは失踪から帰ってきた平賀才人が、国籍及び所在地不明の外国人不特定多数と交際を始めたのだ。

 さらに平賀才人には現在、公にはされていない重大事件、『F-2戦闘機ハイジャック事件』の実行犯としての嫌疑も掛けられている。

 ここまで揃えば、白は白でも限りない灰色。どこかの国に拉致洗脳されて帰ってきた工作員と云われてもすんなり信じられるレベルだ。

 

「普通はハニトラにでも引かかったと思うだろうねぇ」

 

 薄く笑みを浮かべた駒門は周囲に聞き取れぬ声でボソリと呟いた。

 公安がいくら捜査しても何も情報が浮かび上がらない、平賀才人と交際のある不気味な外国人たち。その多くは女性たちだ。

 まず筆頭はプリンセス。平賀才人と最も頻繁に会っている外国人で、フルネームはルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールというらしい。少なくとも複数の洋服店にてその名前でサインを残していることが公安の調査で判明している。

 非常に長ったらしい上、まるで、『ダルタニャン物語』に登場するルイーズ・ド・ラ・ヴァリエールのような名前をしている。偽名だとしたら非常に大したセンスだ。

 次にアテンダント。黒髪黒目でソバカスが特徴的な女性。シエスタというらしい。日本人的な外見をしているが、いくらか異国の血が入っているようにも思える。

 才人に対して従者のように傅き接するため、アテンダントと公安からは呼ばれるようになった。

 何故か平賀才人と一緒に『佐々木武雄』なる人物の調査をしていることも確認済みで、公安も全力で調査にあたっている。

 備考として才人をプリンセスと取り合っている節があり、プリンセスとの仲は険悪なようにも思える。

 次にグレネード。名前はティファニア。金髪碧眼で、常に帽子や何かで耳を隠しているのと、非常に豊満な……バストが特徴的な女性だ。その圧倒的な胸部のボリュームに公安から『グレネード』という名が付けられた(※ふざけていません、多分)。女性下着専門店にて特注サイズのブラを注文しており、その時の計測サイズはなんとB100オーバー(※公安としての純粋な調査です。下心はありません、きっと)。

 駒門の部下たちからは『俺もこんな子が相手だったら、喜んでハニートラップに引っ掛かる』との意見が続出した。

 まさにその胸は一種の兵器と認定され、公安からは厚いマークを受けている(セクハラじゃありません……おそらく)。

 他にもアンリエッタ(クイーン)タバサ(ドール)を含め主に計五名の女性が平賀才人を取り合っている。

 まさにその様相は酒池肉林。

 公安からは『色んな意味で裏切り者!』『女に抱かれて溺死しろッ!』『リア充爆発しないかなぁ……、でも自爆テロだけは勘弁な』などと云った多数の意見が寄せられている。

 まぁ……それは置いておくとして、

 一番の問題は(くだん)の外国人たちが突如として現れ、突如として消えることにある。

 まるで魔法のようだ……と、目撃者からは証言が上がっていた。

 普通なら『何を馬鹿なことを……』と云うのだが、駒門たちには一蹴出来ない事情があった。

 何故なら、現在の日本政府は非公式ながら『魔法』の存在を認めているのだから。

 ――神聖エルダント帝国。

 日本が非公式ながら国交を結んだ『異世界』の国である。

 青木ヶ原樹海に発見された一種のワームホールのような穴は異界に通じており、そこには御伽話の存在だったドラゴンが生息し、人間だけではなくドワーフやエルフ、リザードマン、ウェアウルフといった人間とは違う知的生命体が暮らしている。

 そこは日本にとって無限の可能性を秘めたフロンティアであった。

 日本はエルダント帝国にて極秘計画(プロジェクト)『アウトブレイク・カンパニー』等、複数の作戦を展開していたのだが、アメリカの執拗な圧力と押し入り強盗めいた独自調査により、昨月その存在と計画がついに漏れてしまった。

 かの自由の国の言葉を意訳すると、

 

『HEY、ジャップ! 今までこんな素晴らしい場所を隠していたとは、親友に対して少しばかり水臭いのではないかい、HAHAHAHAHAHAッ! 安心したまえ、当然この事は親友同士の秘密にするつもりだよ。当たり前じゃないか、心の友よ(ブラザー)! 秘密を守るための協力も惜しまないよ! だからこの素晴らしい場所に協力して立派な秘密基地を作ろうじゃないか、HAHAHAHAHAHAッ!』

 

 何ともまぁ……厚かましいことこの上ない、ヤンキーらしい台詞と云えよう。

 しかしながら『協力させて貰えないなら他の国にこの情報を漏らしちゃうZO!』と脅迫された日には日本も首を縦に振らざるを得ない。

 まさに蛇に睨まれた蛙! ジャイアソにたかられるノビタ!

 だがここにきて新たな希望が浮上した。

 公安から尾行や盗聴で入手した情報を整理し、精査に検討した結果……非常に高い確率で例の国籍不明外国人たちが異世界人であるという結論が出たのだ。

 彼等はエルダント帝国と同じ世界の異世界人かもしれないし、もしかすれば新たな異世界の住人という可能性もある(今の所はコードネーム『グレネード』がエルフなのかもしれないと云う見解の影響で、青木ヶ原樹海と繋がる世界と同一視する者の方が関係者の中には多い。また、あんな巨乳がエルフなわけないという意見を申す関係者も中にはry)。

 ……閑話休題。

 特筆すべきは、コードネーム『プリンセス』が虚無(ゼロ)という特殊な魔法(より正確には世界扉(ワールド・ドア)だが)で日本と自分の世界を自由に行き来できるらしいという点にある。

 彼女をおさえることは異世界との通行手段を得ることとほぼ同義であり、何とか日本は彼女を穏便に説得し、新たな異世界の国との国交を結ぶことを目的に公安に指令を下していた。

 それによって異世界交流及び貿易のイニシアチブを日本が握り、アメリカの横柄な態度を牽制するのが狙いだ。

 一番困るのは日本が脅迫まがい行為をすることで『プリンセス』が自分の世界に逃げ帰ってしまい、二度と日本に来なくなること。

 幸いにもルイズと呼ばれるプリンセスや他の異世界人たちは日本に興味を持っているらしく、何度も日本を訪れている。

 平賀才人とその家族とも表面上だけではなく本心で親しくしているらしいことも好都合だ。

 引き続き情報収集しつつ、何とか最高のタイミングで接触を図りたい。

 その為に、夏の炎天下の中……駒門たち公安は今日も才人とルイズに張り付いていた。

 

『しかし上の連中は、いつになったらプリンセスにコンタクトを図るつもりなのやら』

 

 駒門の部下の一人が愚痴るように呟いた。

 何せ真夏の炎天下の中、ずっと監視を続けているのだ。愚痴の一つや二つ云いたくなるだろう。

 駒門は皮肉めいた口調で肩を竦め、部下の通信に応じた。

 

「何せ相手は金の卵を産む雌鶏だ。しかも驚かせれば、一体どこへ飛んでいくか分からないときてる。上としては、何とか餌をチラつかせてケージの中に押しこめたいのだろうよ」

『ははっ! まったく、違いありません。差し詰め我々は雌鶏の好みを把握するために派遣された飼育員と云ったところでしょうか?』

「フン! 言葉に気を付けた方がいい。何せあの雌鶏は非常に凶暴だ。それに……」

『足癖が悪い――ですか?』

 

 駒門の台詞を先読みして部下の一人が口にする。

 駒門はニヤッ――と、粘っこい笑みを浮かべて。

 

「……違いない」

 

『この馬鹿犬ッ! 馬鹿犬ッ! 馬鹿犬ッ!』

『――ボヘラッ! 勘弁してくれ、ルイズぅぅぅ!』

 

 現在ターゲットは天下の往来でプリンセスによってゲシッ、ゲシッとヒールの踵で足蹴にされていた。

 周囲からは『ママ、あれ何?』『シッ! 見ちゃいけません』といった声が聞こえてくる。

 

「ありゃ痛いぞ。あそこまでいくとある種の拷問だな」

 

 ……そういや馬上鞭みたいなのでプリンセスに叩かれていたこともあったなぁ。凝りないと云うか、もしかして好きで叩かれているのか?

 駒門が報告書に、ターゲットはややM的性趣向ありと記載するか、しないか、考え込んでいると。

 

『いいえ、我々の業界ではご褒美です』

 

 調子に乗って部下の誰かが呟いた。

 

「え?」

『え?』

『え?』

『え、あれ?』

 

 訪れたのは気まずい沈黙。

 駒門は珍しく視線を泳がせて……、

 

「誰も何も云わなかったし、聞かなかった。いいな」

『『了解』』

 

 部下たちの応答が駒門の耳に何重にも重なって響いた。

 駒門はノイズに目を細めつつ、小さく溜息を吐く。

 

「毒されてるねぇ。ミイラ取りがミイラ……か」

 

 駒門の部下たちは何度も神聖エルダント帝国に派遣されている。

 極秘計画(プロジェクト)『アウトブレイク・カンパニー』とそれに付随するアミュテックの躍進により、神聖エルダント帝国との交流においてオタク文化が重要な立ち位置を占め始めた影響から、諜報員たちも必然的にオタク文化に詳しくなる必要があり、その過程において駒門の部下の中にも本当にオタクになる者たちが増えていた。

 極秘計画(プロジェクト)『アウトブレイク・カンパニー』に反対するスタンスを取り、別の計画を推していた駒門としては耳の痛い話だ。

 けれど極秘計画(プロジェクト)『アウトブレイク・カンパニー』自体、政府のお偉方が『(オタク文化には)向こうの食いつきもいいし、こっちの世界でも流行ってるんでしょ? クールジャパンとか云って? とにかくそんな感じで頼むよ』と適当に始めたものだった。

 当時の駒門は『そんなものが簡単に成功するならこっちは苦労しないよ』と思っていたわけだが……結果、見事成功してしまった。

 一方駒門たちが推していた計画は地道にコツコツと進んでいたが、アミュテックのような華々しい成果はなかった。

 お上の人間というのは、成果が出たものには喜んで資金や人員を投入するが、逆に成果が見えないものには資金も人員も出し渋る。

 駒門や同じ計画を推進していた者たちにとって、アミュテックは目の上のたんこぶだったのだが、しばらくして突然、操り人形兼スケープゴートとして送られた筈の加納慎一が、何をトチ狂ったか独断専行を行い計画に支障をきたす(原作二巻)。

 駒門たちは『それ見たことか! ですが安心してください。我々が計画を修正して御覧に入れましょう』と、S……いわゆる特殊作戦群を使って加納慎一を排除(物理)しようとしたのだが、結局失敗した。

 駒門たちは完全に加納慎一を見誤っていた。

 ただのオタク、引き篭り、ダメ人間、ロクデナシ。

 今思えば、完全な色眼鏡であった。公安に連なる人間としてあるまじき失態である。

 加納慎一は神聖エルダント帝国ひいてはペトラルカ皇帝や周囲の信頼を勝ち取り、強固な関係を結んでいたのだ。

 駒門は結果として『オタクを舐めると痛い目を見る』と手痛い教訓を刻むこととなった。

 これ以上の介入は神聖エルダント帝国と日本の軋轢を生むと判断した駒門はアミュテック反対派から肯定派に鞍替えしたが、一部の人間は未だ分かっていなかったようで綾崎光流という人物をアミュテックに送り込む。

 彼等は綾崎光流を使って計画を自分達の意のままに操ろうとしたのだが……、

 

「クク、毒と薬の分量も分からん奴を送ってるんだがら、世話ねぇぜ」

 

 それが出来るのが加納慎一。駒門はそう認識していた。物事は何事もバランスが重要だ。時には天秤を傾けることも必要だが、安定した関係をエルダントと維持するならばやはりバランスを取るのが望ましい。

 それが分からないから失敗する。

 故に駒門は部下たちに毒と薬の分量を理解させるため、積極的にオタク文化を学ばせていた。

 まぁ、そのせいで先程の『いいえ、我々の業界ではご褒美です』といった弊害も生じている。

 

「俺も丸くなっちまったもんだ。これじゃ的場の奴を笑えねぇな」

 

 駒門は神聖エルダント帝国に常駐している知り合いの的場甚三郎の顔を思い出し、自虐的な笑みを浮かべる。

 

(これからエルダントに踏み込んでくるアメさんもその辺りのバランス感覚がおおざっぱだ。的場の奴もそこを突いて、アメさんの出鼻を挫くだろうな。精々踊らされるといいさ、以前の俺たちのように)

 

 アメリカの生え抜き情報工作員たちがエルダントで四苦八苦した挙句、最後には秋葉原で実地のOTAKU研修訓練をする光景を思い浮かべ、駒門は本当に楽しそうに嗤った。

 

「おっといけねぇ、仕事と仕事っと。こちらリーダー、各ハウンド、状況を報告しろ」

『こちらハウンド1、問題なし』

『こちらハウンド2、問題なし』

『こちらハウンド3、問題は……え?』

 

 通信の途中でハウンド3が間の抜けた声を上げる。

 

「どうしたハウンド3、状況を報告しろ」

 

 駒門は部下に報告を促す。

 

『……こちらハウンド3、通りのスターバックスの客と目が合った。こちらにウインクしてきた。プリンセスみたいなピンク髪の少女だ』

 

 非常に戸惑った口調でハウンド3は状況を説明した。

 

「ウインクした? 気のせいだろう。何百メートル離れていると思ってる。いや、分かった。こちらでも確認する」

 

 ターゲットとプリンセスが移動したのを確認してから、駒門は通りのスターバックスの横をゆっくりと通り過ぎる。

 ……居た。

 確かにピンク髪の少女がウィンドウ越し席に座っていた、相席しているのは黒髪ポニーテイルの眼鏡少女だ。

 ……しかし何だ、コイツは?

 公安に所属し、幾つもの修羅場を潜り抜けてきた駒門はピンク髪の少女から正体不明のプレッシャーを感じた。人の形をしているが人ではない、何か異質な存在のような気配を駒門は感じ取っていた。

 ……こっちを向いた!

 駒門の視線に気付いたのか、ピンク髪の少女が駒門に視線を合わせて無邪気に笑みを作り……、

 あろうことか監視をしているハウンド3の居る方向を指さした。

 まるで駒門に『向こうの人はお友達ですか?』と気安く問いかけているような仕草。

 駒門は背中から冷や汗がどっと噴き出す。

 

(一体何者……)

 

 ――が思考している最中、足の止まった駒門に後ろの歩行者はぶつかった。

 

「きゃッ!?」

「あっ……大丈夫ですか? すいません」

 

 現実に戻った駒門は後ろの女性にすぐさま謝罪した。

 

「もう、気を付けてよね!」

 

 女性は少し怒った様子で駒門に言葉を返し、すぐに前を抜けていく。

 ……しまった、あの少女は!?

 駒門が再びウィンドウ越しに少女を見た。

 すると少女は相席している友人らしき人物と話をしており、こちらを見ていた形跡は全くなくなっていた。

 

「こちらリーダー、ハウンド3、ピンク髪の少女がそれらを指さししてなかったか?」

『……いえ、こちらでは確認しておりません。すいません、どうやら自分の勘違いだったようです』

 

(どういうことだ? あまりの暑さに蜃気楼でも見ちまった……ってか)

 

 駒門は考えを纏めようとするが、

 

『こちらハウンド1、そちらへ向かって『プリーチャー』たちが接近しています』

 

 プリーチャーという単語は日本語に直訳すると『伝道師』を意味する。

 つまりそれは神聖エルダント帝国のオタク伝道師たる加納慎一を示す符丁であった。

 

「そうか、了解した」

 

 ……かち合うのは少々不味いからな。

 結局駒門は自分の見た物を幻覚と判断し、足早にスターバックスの前を去り、ターゲットの尾行を続行する。

 そしてそれから約十数分後、駒門はさらに己の目を疑う羽目になるのであった。

 

 

 

 

「なぁ、アストルフォ。さっき窓の方を指さししてたのは一体何だったんだ?」

「いや、別に。何でもないよ、ノリ」

 




正直云って、ゼロ魔Fの最終回を見てからずっと『才人君、公安マーク待ったなし』だなぁと考えてました。きっと私だけではない筈。なので今回のシーンが書けて非常に満足です。
今回駒門さんを出したのは、漫画版ゲート三巻を読んで駒門さんのことが非常に印象に残っていたからです。

皆さんの感想やツッコミ待ってます。

では次回また。

PS

ジャイアンではなくジャイアソなのはわざとです。

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