インフィニット・ストラトス Dark Knight Story   作:DASH君

20 / 30
更新遅れて申し訳ございません。
体調を崩した事と、MH4Gにハマっていたせいで遅くなってしまいました。
学年別トーナメントが終わった後は臨海学校に行きますが
その前にヒロインたちのパワーアップ回を重点に置こうと思っています。



MISSION 17 内なる闇と向き合え~セシリア編~

箒side

 

『紅椿』―――――それが姉さんから私に託される力。

一夏が今まで私にした事はその新たな力に振り回されない様にする為だった。

今までの事を考えれば思い当る節が多過ぎて、どうして今まで気付かなかったのか

私も一夏以外のみんなも思っていたほどだ。

我々が考え事をしている最中、一夏は『紅椿』の事を無視して姉さんに次の話題を言う。

 

「束さんに伝えたい事があるんです。」

 

『出来たらそれが良いニュースだと良いな。』

 

「残念ながら悪いニュースです。前に言っていた件で最悪の展開になりました。」

 

『そっか、やっぱりオーバー・スペックの所為で2人のISは限界なんだね。』

 

「それだけじゃなく、専用機持ち全員が同じ状態になる可能性が・・・・」

 

『そっか・・・・その為に第4世代の装備を造って欲しい訳だね。』

 

「ハイ。」

 

どうやら前々から一夏は姉さんにこの事を伝えていたらしい。

一夏の言う通りこのままでは鈴と簪のISが大変な事になる。

それを防ぐ為に姉さんに装備制作を依頼するみたいだった。

それしか方法が無いが不安もある。何故なら、姉さんは極度の他人嫌いなのだ。

興味の対象以外は絶対零度の如くの態度で接し、他者との交流を断ってきたのだ。

いくら一夏の頼みでもこの件は・・・・

 

『全然大丈夫だよ。紅椿が完成したから暇になったし、いっくんの傍に居る人たちのISも

興味があるからね。』

 

「良いんですか!?」

 

『勿論!!いっくんが信用しているのなら私だって信用できるもんね。』

 

私は今、姉の性格を知った上で困惑し、変な顔をして居る事だろう。

あの姉さんが他者に協力するだとっ!?

明日は隕石でも降って来るんじゃないかと思う仰天行動だと感じた。

そのまま姉さんはとんでもない事を言い出す。

 

『あと、今いっくんが信じる専用機持ちたちのISも同じ様にしちゃっても全然良いからね。』

 

「えっ?良いんですか?」

 

『やるやらないはいっくんの自由だし、ISがそうさせるなら仕方がないでしょ。』

 

「それもそうですけど・・・・」

 

『私が許すからどんどんやって良いからね。それじゃあ、早速装備を造るから電話切るね。

次の行事の時にまた会おうね!!』

 

「ハイ!!束さん、ありがとうございます!!良かったな2人とも!!」

 

「うん、これで打鉄弐式が助かるんだね。」

 

「ええ、思いの外ノリノリだったみたいだしね。箒?どうしたの?」

 

「いや、最後に会った姉さんのギャップの差にどう表現すればいいのか・・・・」

 

私は頭を抱えた状態になっている事だろう。

ちょっと待てよ?姉さんはさっき「次の行事の時にまた会おう。」と言ったな。

 

「そう言えば次の行事はいつだ?」

 

「えっと、7月の中旬だね。内容は臨海学校だったと思うよ。」

 

「姉さんはその時に渡す物を全部渡すつもりなんじゃあ・・・・」

 

「まあ、束さんなら間に合わせようとするだろうな。」

 

一夏がそう言うと全員が唖然としている。

臨海学校までの残り日数は約2週間弱、間に合うかどうか疑わしい。

その上、姉さんだって人の子、体を壊さないか心配だ。

 

「束さんの方は束さんに任せるとして、問題は“俺は”どうすれば良いかだな。」

 

「博士が“やっても良い”って言っていたから一夏の自由じゃないかな?」

 

「そうね、箒は専用機が当日に来るから出来ないとして、残る対象はセシリア、シャルロット

そしてラウラね。」

 

簪と鈴がそう言うと3人は引き締まった顔をして一夏と向き合う。

一夏が言うには『試練の間』と呼ばれる部屋に行くには条件を満たす必要があるらしい。

その条件が何なのかはわからないが、条件の1つに一夏が対象者を認めなければならない様だ。

一夏が相手を決める前に簪が一言言う。

 

「でも試練の間に入る前に予習した方が良いかも・・・・」

 

「どうして?」

 

「試練の間に出てくる敵は『The Legendary Dark Knight』に登場する敵ばかりだから。」

 

「そうね、中にはゲテ物みたいな奴もいたし・・・・」

 

「架空の敵が相手なのか、確かにそれならある程度知っていた方が有利だな。」

 

シャルロットの質問に簪と鈴が答え、ラウラが納得する。どうもやる事が多そうだ。

それを聞いたセシリアが“我こそは”と立ち上がった。

 

「それでしたらわたくしはすぐにでも行けますわ!!」

 

「本当か?なら本に関する質問しても良いか?」

 

「私からも出題してみるよ。」

 

「よろしいですわよ。」

 

そう言って一夏と簪はセシリアに本の内容に関する質問をし始めた。

質問内容は登場人物の人物像から武器の入手方法、さらには敵対した者が襲う理由など

幅広い質問をした。

私を含む、シャルロットやラウラはチンプンカンプンと言った様子で悩ませている。

一方、セシリアは迷いが無く全ての質問に正答を出し続けていた。

 

「最後に・・・・父親と敵対し、息子との闘いで敗北した光を操る悪魔の名前を答えよ。」

 

「『ベオウルフ』ですわね。理由は父親の代で左目を失い、再戦を願いましたが叶わぬまま

封印された悪魔ですわ。」

 

「スゴイ!!全部知っているんだね!!」

 

「入学までの間に博士がお読みになった本を閲覧しまして、とても面白い本でしたわ。」

 

「アンタ入学までの間に読んでたのね。」

 

「当然ですわ!!おかげで一夏さんの技の一部を見る事が出来ましたわ。」

 

「でも本に載っていない技だって使っているからな。」

 

「一夏さん、意地悪ですわ。」

 

「ハハハ、スマンスマン。」

 

「とにかく、試練の内容は鈴さんからある程度聞いていますわ。」

 

「と言う事はドッペルゲンガーの事もか?」

 

一夏がそう言うとセシリアは静かに頷き、鈴と簪はそれぞれ暗い表情をした。

表情の変化を見たのか、シャルロットは2人に聞いてみた。

 

「『ドッペルゲンガー』って、相手は自分自身の場面があるって事かな?」

 

「そうね、それも自分の心の闇との闘いね。」

 

「鈴はすぐに打ち勝ったみたいだけど、私は存在を否定しようとして苦戦する場合もあるよ。」

 

「それを踏まえて聞くけどセシリア、そう言った事に心当たりがあってその答えはあるか?」

 

「あるつもりですわ。しかし、それが答えかどうかまでは・・・・」

 

「そん時はそん時だな。」

 

「一夏、どう言う事なのだ?」

 

「ドッペルゲンガーとの闘いは闘いでの勝利では本当の勝ちとは言えない。本当の勝利は

心の闇を受け入れる勇気だけなんだ。」

 

心の闇を受け入れる勇気・・・・おそらく、一番難しい事なのだろう。

一夏はセシリアの目を見てそう答えた、問題はセシリアにその覚悟があるかどうかだ。

一夏の言葉に対してセシリアは静かに答える。

 

「絶対とまでは行きませんが克服できると思いますわ。」

 

「よし早速行ってみるか、高飛車なブルー・ティアーズと対話できるようにしてくれ。」

 

「わかりましたわ。」

 

そう言ってセシリアは静かに目を瞑り瞑想に近い形で集中し出す。

少し経って一夏が待機状態のブルー・ティアーズに触れたと思ったら急に2人揃って倒れた。

 

「セシリア!?一夏!?」

 

「大丈夫か!?」

 

「心配ないわ、丁度“入った”みたいだから。」

 

「外からだとこう見えるんだ。」

 

倒れた2人を起こそうと揺さぶるシャルロットとラウラ、しかし2人は全く反応しない。

私は素朴な疑問を2人にしてみる。

 

「大体試練にはどのくらいの時間がかかるのだ?」

 

「さあ?現実時間(リアルタイム)だと1分も経たない筈よ。でも入っている間は何十日も過ぎた感覚になるわ。」

 

「だからその間は2人が帰って来るのを待っていようよ。」

 

「そうだな。」

 

私たちは2人が戻って来るのをただ待ち続けるのだった。

 

 

一夏side

 

俺にとってはいつも通り、セシリアにとっては初めての試練の間に着いた。

案の定セシリアはまだ気絶していて、俺は早速起こしにかかる。

 

「セシリア、起きな。」

 

「うん・・・・一夏さん。」

 

「試練の間に着いているから起きるんだ。」

 

「あら・・・・ここが試練の間ですか、想像と違って神々しい雰囲気ですわ。」

 

「セシリアがそう言うならそうなんだろうな。」

 

「色が付いてある扉は鈴さんと簪さんが通った証ですのね。」

 

「ああ、2人が出来たんだ。セシリアだって出来るさ。」

 

「そうですわね、早速始めたいのですがどうすれば・・・・」

 

「ISを展開する事だな、そうすればどれがセシリアの部屋なのかわかる。」

 

そう言って俺たちはISを展開する。

すると鈴が通った桃色の扉の左隣の扉が蒼色に変化し、そこがセシリアの部屋となった。

俺たちは蒼色の扉に近づき、試練開始の準備をする。

 

「ここからは殆ど休み無しだが準備は良いか?」

 

「ええ、2人で力を合わせて試練を成し遂げましょう。」

 

「そうだな、それじゃあ行くぜ!!」

 

そう言って俺たちは扉を開けて試練を開始した。

扉を開けてからの最初の敵は全身鎧を纏った騎士たちだった。

 

「いきなり『ビアンコアンジェロ』だと!?」

 

「と言うと魔剣士の孫が闘った悪魔ですわね。」

 

「確かにそうだが、今までの場合と違って出てくるのが早過ぎる!!」

 

今まではドッペルゲンガー戦の手前で現れた敵だった。

しかし、今はこうして目の前に現れている。

だが、模索を後回しにして今は倒さなければ先に進めない。

 

「気を付けろ、こいつらはかなりの強敵だぞ。」

 

「わかりましたわ!!」

 

そう言って俺たちはビアンコアンジェロの集団に挑んだ。

盾が硬く正面からの攻撃ではまともなダメージは与えられない。

現にセシリアが繰り出す攻撃は盾で防がれ続けた。

焦りを見せるセシリアだが、焦った所でどうにもならない。

 

「セシリア、背後を狙うんだ。お前なら出来る。」

 

「わかりましたわ!!」

 

俺は前衛でわざと盾での防御を行わせ、ビットを展開するセシリア。

それによって背後がガラ空きとなりビットの攻撃が面白い様に当たり続ける。

そのまま俺はギルガメスに装備変更して連続蹴り『キック13』で一気に盾を破壊する。

これによりビアンコアンジェロの防御手段が消滅するのだ。

セシリアもビットを戻してスターライトmkIIIで狙撃し続ける。

俺も負けじとビアンコアンジェロに対してスナッチとバスターを繰り出した。

バスターでアンジェロの槍を突き刺し、追撃で抉り続ける。

 

発射(Fire)!!」

 

その台詞でビアンコアンジェロは槍の射出と共に壁へと吹っ飛び粉々になった。

俺の一撃が最後となって次の扉が現れ、それと同時にセシリアが俺に話しかける。

 

「鈴さんや簪さんもこの様な試練をこなしましたの?」

 

「いや、今回は別格だな。多分セシリアの成長に合わせた難易度だと思う。」

 

「と言うと?」

 

「強くなるのも考え物って訳さ。」

 

今までの試練は入手武器を得る為の適応訓練を行った後にドッペルゲンガーと闘っていたが

今回の場合だとセシリアは強くなり過ぎた為に難易度が跳ね上がったのだ。

しかし、現れた敵を考えると直ぐに終わる可能性もあった。

 

「とにかく先に進もう、みんなが待っている。」

 

「そうですわね。」

 

そう言って俺たちは先に進み続ける。

次の相手はビアンコアンジェロとアルトアンジェロの集団で更なる苦戦を強いた。

しかし、前の部屋の経験をフルに活かし難なくクリアする。

そのまま進み続けるが敵の“数”が増えていく一方だった。

クリアしていく毎に難易度が上がっていき、俺たちが疲弊する速度も今までより早かった。

 

「大丈夫かセシリア、疲れてないか?」

 

「大丈夫ですわ。しかし、少ない戦闘でここまで疲弊するものですわね。」

 

「今回は敵の質が高いからな、でもそろそろ問題の部屋に辿り着くと思うぞ。」

 

「わかりましたわ、次へ進みましょう。」

 

セシリアの言葉で俺たちは次へと進む。

そして案の定、次の部屋は問題の部屋だったのだ。

 

「予想通りだったか、ここが問題の部屋だ。」

 

「と言うとここがドッペルゲンガーとの闘いですわね。」

 

「ああ、覚悟は出来ているか?」

 

俺の言葉に考え出すセシリア、だけど次に瞳に迷いはなかった。

 

「大丈夫ですわ、一夏さんが信じてくれますから。」

 

そう言ってセシリアは檻の入り口に向かい、先へと進んで行った。

 

 

セシリアside

 

檻の奥へと進み、鏡の前にわたくしは立ちました。

すると鏡からもう1人のわたくし、ドッペルゲンガーがわたくしの目の前に立ちました。

しかし、よく見ると様子がおかしい事に気づきましたわ。

 

「ぐす・・・・ぐす・・・・」

 

そう、もう1人のわたくしは“泣いて”いましたの。

わたくしは迷わずもう1人のわたくしに問いかけましたわ。

 

「どうしてそんなに泣いているのですか?」

 

「貴女が泣かないからですわ。泣かないからわたくしが代わりに泣いていますの。」

 

「どうしてそんなに・・・・」

 

「怖いからですわ、他者が怖いからわたくしは泣いていますの。」

 

「怖い・・・・他者が・・・・」

 

ドッペルゲンガーの答えにわたくしは今まであった事を思い出しました。

両親を喪ってからわたくしの日常が一変しました。

そして両親の遺産を目当てに現れる金の亡者たち、遺産を守る為に必死になっていたわたくし。

思えばあの時の金の亡者たちの目が異常で怖く感じたのを思い出しました。

それと同時に他者への不信感も大きくなり信じられるものが無くなった気がしましたわ。

 

「お父さん・・・・お母さん・・・・一夏さん・・・・」

 

父や母ならまだしもそこに一夏さんの名前が入るとは思いませんでしたわ。

一夏さんの事を聞く為にもう一度問いかける。

 

「どうして一夏さんも?」

 

「だってわたくしは想い人からの寵愛を一番に受けたいからですわ。想い人からの愛を

わたくしだけに向けてほしい。そうでしょう?」

 

この言葉は愛に飢えているわたくし・・・・これも否定しませんわ。

両親からの愛も一夏さんからの愛も・・・・その気持ちに嘘はありませんわ。

一夏さんの方を見るとこのやり取りを見て驚いていますわ。

一夏さんの場合は誰に対しても優しく、わたくし1人だけと言う訳にもいきませんもの。

「一夏さんからの寵愛を一番に受けたい」これはわたくしだけの気持ちではありません。

箒さんや簪さん、鈴さん、シャルロットさん、ラウラさんだって同じ気持ちの筈ですわ。

しかし、一夏さんの気持ちは一夏さんだけのもの、我儘で迷惑をかけるのはおかしい話ですわ。

それらを踏まえてからのわたくしの答えは既に出ていましたわ。

そう思うとわたくしはもう1人のわたくしを抱きしめていました。

 

「他者が怖い・・・・確かに怖いですわ。今までも・・・・そして今でも。」

 

「ハイ、怖いですわ。」

 

「しかし、怖がっていても何も解決しません。時には1歩を踏み出す勇気が必要ですわ。」

 

「怖くありませんの?」

 

「怖いですわ。でも信じられる人たちが居るなら怖くはありません。」

 

これが1つ目の答え、そしてもう1つの答えは・・・・

 

「わたくしが求める愛は想い人を“束縛する”愛ではなく、想い人と“共にあり続ける”愛ですわ。」

 

「それだと他者のものに・・・・」

 

「貴女ならわたくしの心がわかる筈でしょう?貴女はもう1人のわたくしなのですから。」

 

「っ!?」

 

「想い人の気持ちは想い人だけの物。想い人の気持ちを尊重したいものですわ。

例えその結果、他の方のものになってもわたくしは後悔しません。」

 

それがもう1つの答えであり、わたくしの両親の最期と同じ生き方ですわ。

わたくしの両親は父が婿養子の形で夫婦となり、夫婦仲は最終的に冷め切ってしまいましたが

列車事故で亡くなる際は一緒でした。

思えば、両親は最期まで共にあり続けようとしたのかもしれない。

そう思うとわたくしの両親は愛を求め合い自分たちの想いを全うしていました。

わたくしも共にあり続ける愛を求めたい、その気持ちに嘘はありません。

 

「わたくしの心に秘めた気持ちを気付かせてありがとう、もう1人のわたくし。」

 

「わたくしの闇に対する答えを見つけてくれてありがとう、もう1人のわたくし。」

 

そう言うと抱きしめていたもう1人わたくしが光となりわたくしを包み込んでいました。

光に包まれている間かすかにですが何か見えた気がしました。

そう、わたくしの両親が見えた気がしましたの。

「天国に居てもわたくしを愛してくれている」そんな気がしましたわ。

光が収まるとわたくしの目の前には2つの武具がそこにありました。

 

「『カリーナ=アン』、『ナイトメアβ』・・・・これがわたくしに与えられる武具ですわね。」

 

『カリーナ=アン』は魔剣士の息子の仲間:レディが愛用していた銃器で

その名は母親の名を使っていましたわ。

『ナイトメアβ』はかつて魔帝が制作した破壊兵器の2号機で見た目は悪いですが

パワーは段違いなのがよくわかりますわ。

自らの想いを再確認していましたら檻の部分が下へと収納していき

一夏さんがこちらに来ました。

 

「一夏さん。」

 

「セシリアの気持ち、何となくだけどわかっていたよ。みんなの気持ちもな。」

 

「わかっていましたの。」

 

「ああ、だけど俺は不名誉なレッテルを貼られている。そんな俺がみんなの事を・・・・」

 

「そんな事を言わないでください。一夏さんがどう言われようとわたくしや皆さんの気持ちは

変わりませんわ。」

 

「そうか・・・・」

 

どこか悲しい表情をする一夏さん。

おそらく“自分は愛される資格が無い”と思っているのでしょう。

ですが、そんな事はないのですわよ。幸せになる権利は誰にだってあります。

一夏さんを見ながらわたくしは「一夏さんの心の闇を救いたい。」そう強く思いました。

 

≪To be continued…≫

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。