「ギャアァァァァ、ギャアアアアァァァァァァァッ!」
囂しい鳴き声が静寂していた雪山に響き渡ると、周囲から手下と思われるギアノスたちが出現する。それらはヴァイスの前方から、そして後方から、四人を包囲するような形で接近してきた。
「ちっ、囲まれた!」
焦りと怒りを表すようにノエルが荒い舌打ちをする。
四人の焦燥を更にかき立てるように、ギアノスたちもけたたましく咆哮する。そして、ドスギアノスが一際大きく喉を震わせると、総勢八体のギアノスがヴァイスたち目掛けて猛襲する。
「ノエル、アーヴィン。二人は前方のギアノスたちを頼む!」
鉄刀を鞘から引き抜きながら、ヴァイスは身を翻す。その視界の先には、既にこちらに向かってくる四体のギアノスの姿があった。
ヴァイスに続いてルナもそちらへと向き直り、ツインダガーを振り抜く。残る二人も、ヴァイスに対して有無を言うことなく標的を視界の中に定めた。
「くそっ、やるしかないか!」
「後ろは任せましたよ、二人とも!」
ボーンシューターにLV2通常弾を装填すると、アーヴィンがスコープに顔を落とす。そして、銃口から放たれた弾丸がうち一体のギアノスに命中したのを合図に、剣士の三人が同時に地面を蹴った。
混沌としたギアノスたちの群れの中に飛び込むと、ヴァイスとルナはそれぞれの獲物を振りかざし斬撃を放つ。
一方ノエルは、単独でギアノスたちに乗り込む。援護はアーヴィンに任せたまま標的は一体に絞り込み、確実に仕留めに掛かる。アーヴィンもその信頼に応え、ノエルの死角から迫り来るギアノスたちを沈めていく。
最後の一体にまで追い詰めたギアノスも、ノエルの繰り出したアイアンガンランスの一突きで吹き飛ばされ、絶命する。
散乱したギアノスの亡骸が、再び静寂と化した純白に沈む。その光景を見兼ねたドスギアノスが再び鳴き声を上げると、ようやく動きを見せる。
「奴らの大本が来るわよ!」
ルナが警告を発してから間を置かず、鳥竜種特有の跳躍力を生かしてドスギアノスの身体が宙に躍る。着地地点の付近にはノエルがいるが、それでも避けられそうにない。ガンランスを構えた状態では、抜群の身体能力を持つノエルでさえ難しいのだ。
それはノエル本人も理解している。右手に装備した大盾を正面に構え、飛び掛かって来たドスギアノスを何とかやり過ごす。
盾でガードされたために、ドスギアノスの身体が空中で揺らぐ。地上には上手いこと着地出来たようだが、それでも体勢を崩してしまったことに変わりはない。
それを見逃すことなく、ヴァイスとルナが再び詰め寄る。側面から間合いに踏み込んだルナがツインダガーを振り抜く。大胆に肉薄したルナはそのまま連撃を繰り出し、無数の斬撃を浴びせる。
一方ヴァイスは、後退したノエルと入れ替わるように正面から斬り込みつつも、余裕を持った立ち位置で動く。こうすることでドスギアノスの注意はヴァイスへと向けられ、肉薄するルナから関心を逸らすことを狙いとしたのだ。
その狙いは成功し、ドスギアノスは自らの視界に映るヴァイスを標的として定めたようだ。鋭い眼光がヴァイスを見据え、そして喉を震わせる。
周囲を薙ぎ払うように身体を一回転させる。しかし、事前にその動きを予測していたヴァイスは斬り下がって後退していたために痛手を負うことはなかった。
「よし、前に出るぜ!」
後ろに下がっていたノエルが前へ躍り出ると、再びヴァイスと入れ替わって囮役を引き継ぐ。
一方、ドスギアノスから距離を取ったヴァイスがアーヴィンの方へと顔を向ける。ヴァイスの視線からその意志を汲み取ったアーヴィンが頷き返すと、LV2通常弾を再装填する。囮役を買って出たノエルの援護に徹するのだ。
LV2通常弾が銃口から放たれ、それがドスギアノスの喉元に命中する。ドスギアノスの注意が僅かに逸れた瞬間に漬け込み、ノエルが正面から突っ込む。
走り寄った勢いそのままに一突き、そこから立て続けにアイアンガンランスを突き出し、ボウガンと似たような構造の引き金を引く。炎熱を迸らせ銃口から弾丸が放たれ、それがドスギアノスの顔面を焼き尽くす。
「キィアアアァァァァァァァァッ!?」
ドスギアノスの咆哮が轟く中、ノエルは弾倉に装填された弾丸を撃ち尽くすまで矢継ぎ早に引き金を引き続けた。そうして最後の弾丸を撃ち出す頃には、ドスギアノスも体勢を立て直していた。弾切れを見計らったドスギアノスは牙を剥き出しにノエルに掛かったが、しかしそれも強固な盾に阻まれる。
ドスギアノスとの鍔迫り合いを制し、ノエルがステップを踏んで後退する。十分な安全圏にまで達するとポーチから追加の弾丸を取り出し、装填する。
ノエルの抜けた穴はヴァイスとルナの二人が補っている。その間隙を縫ってノエルがドスギアノスに詰め寄る。しかし、今度ばかりはドスギアノスも易々とノエルの接近を許さない。いとも容易く二人を振り払うと、そのままノエルに飛び掛かった。
「うぉっ!?」
「大丈夫ですか、ノエル!」
後方で支援を続けていたアーヴィンが駆け寄ろうとするが、その目の前でノエルは地面から飛び上がった。
「あぁ、悪い。ちょっとばかり掠っただけだ」
ドスギアノスから距離を取り、身体に付着した雪を払い落としながらノエルは復答する。
その様子を見たアーヴィンも安堵の溜め息を漏らし、自らの仕事に意識を戻す。
しばらくすると、回復薬を使用してノエルは体力を回復させたようだ。堆く積もった積雪を蹴り上げ、アイアンガンランスをドスギアノス目掛けて突き出す。予想外の一撃にドスギアノスの身体も一瞬竦んだ。
ドスギアノスが動きを止めた一瞬の隙を逃さず、ノエルは更に畳み掛ける。
身体に刻まれた銃創に矛先を向け、銃口から弾丸を放つ。銃撃音が空寂を貫くと、ドスギアノスの表麟を焼き尽くす。
ヴァイスとルナも続く。互いにドスギアノスを挟み込むように位置取り、斬撃を繰り出す。
しかし、ドスギアノスは幾度の斬撃と銃弾をその身に受けようと気に留めず、身体を一回転させる。身体つきの割に長い尻尾が周囲を薙ぎ払い、ヴァイスとルナはそれに吹き飛ばされる。
「うぐっ!?」
普段なら容赦なく地面に叩きつけられるところなのだが、辺り一面は積雪で塗れておりそれがクッションの役割を果たしてくれた。後方に吹き飛ばされたルナも、地面に身体を強打することはなかった。
どうやらヴァイスも大きなダメージを負ったわけではないようだ。同じように身体を起こし怪我の具合を確認する。そして、回復薬は不要だと判断して、もう一度ドスギアノスとの距離を詰めていく。
太刀の間合いに踏み込むと、抜刀していた鉄刀を振り下ろす。上段から振り抜かれた軌跡は縞の鱗を貫き、決して浅くはない傷をその身体に負わせる。
斬撃を浴びたドスギアノスも眼を瞬かせると、ヴァイスに向けて鋭い眼光を向ける。危険を悟り後退したヴァイスの足元に、それから間を置かずにブレス状の白色の物体が飛び散った。
「氷液か……!」
足元に着弾した液体と、それを放ったドスギアノスとで視線をやりくりしながら、ヴァイスは息を呑んだ。
氷雪地帯に生息するドスギアノスとギアノスたちは、体内で氷液という特殊な液体が生成する。その名前のとおり、この氷液自体の温度は低温で、彼らはこの氷液をブレスとして吐き出すことも可能なのだ。
もちろん、人間がこのブレスを浴びてしまえば体温はたちまち低下してしまい、身体を動かすことでさえ難しくなってしまう。
しかし、ヴァイスもいつまでも怯んだままではない。ノエルとルナが前に出て攻撃を繰り出す中、ヴァイスもタイミングを見計らって肉薄した。
ここぞとばかりに、二人も絶えず武器を振るう。しかし、ドスギアノスは持ち前の跳躍力を生かし、三人の包囲網を手も無く突破してしまう。単独になったドスギアノスは、後方で射撃を続けているアーヴィンに目を付けた。
「そっちに行ったわよ!」
「えぇ、分かっています!」
スコープから顔を上げると、アーヴィンはボーンシュータ―を構えたまま雪上を転がる。
しかし、ドスギアノスも執念深い。視界からアーヴィンが外れても、身体の向きを変えては追い回す。そうして徐々に両者の距離が縮まり、ドスギアノスが牙を剥き出しにして噛み付きかかったところで横槍が入る。二人の間に割り込んだノエルが盾を構え、間一髪の差でドスギアノスの牙を防いだのだ。
「助かりました、ノエル!」
「おうよ!」
アーヴィンの感謝の言葉にノエルは答えると、そのままドスギアノスを弾き返す。ドスギアノスが体勢を崩したところに、背後からヴァイスとルナが走り寄る。
背中を見せたこの瞬間を絶好の機会と踏んだヴァイスは、接近すると気刃斬りを繰り出す。普段とは異なる、身体全体を使って繰り出される三度の斬撃は、ドスギアノスの不意を突く決定的な一打となった。
「ギャオオオォォォッ!?」
怯んだドスギアノスを目の前に、ヴァイスも知らずのうちに口角を僅かに持ち上げていた。
「よし!」
決して慢心ではないが、着実にダメージを与えていることを確信し、ヴァイスも意気込む。
それを受けてか、各個の士気も更に上昇する。今一度体勢を整え直したドスギアノスの元に、ルナとノエルが一際迫る。
背後で援護を続けるアーヴィンも、攻めの姿勢を見せる。弾倉に残っていたLV2通常弾をありったけ撃ち出すと、ポーチから火炎弾を取り出し装填する。銃口から放たれた火炎弾はドスギアノスの横腹に着弾し、煙焔が散り別る。
「キィヤアアァァァッ!」
苦手とする炎をその身に受け、さしものドスギアノスもたじろいだ。
アーヴィンの援護を受け、ルナも深く踏み込み応戦する。
しかし、ドスギアノスも一方的にやられ倒しというわけではない。瞬時に腕を持ち上げ、腕先の強固な尖爪で以てその剣身をガードしたのだ。
「ウソでしょ!?」
予想だにしない出来事に、ルナも目を丸くしてしまう。
しかしそうなると、今度はルナに隙が生まれる。ツインダガーを弾き返した爪を持ち上げ、乱暴に振り下ろす。ルナもツインダガーで防ごうと試みるが、剣身が細身の双剣では限界がある。当然のように力負けしたルナは、しかしながら致命傷は免れたものの軽々と吹き飛ばされた。
「くっ!?」
受け身をとることさえままならず、ルナの華奢な身体が積雪の中に埋もれる。
「大丈夫か?」
「えぇ……。これくらい、掠り傷よ」
駆け寄ったヴァイスの助けを借りながら、ルナは何とか立ち上がる。
彼女の言うとおり、左肩を少し掠った程度の傷で済んだらしい。これなら回復薬を使用すれば問題ないだろうとヴァイスも判断する。
「無理はするなよ。俺たちで時間を稼ぐ」
「悪いわね。お願いするわ」
ヴァイスの申し出に素直に応じ、ルナは一度ドスギアノスとの距離を取ることにした。
その間、ヴァイスは尚も応戦する。大胆に立ち回るわけではなく、時間を稼ぐように立ち位置を細かく変更しながら動く。
同じく前衛で踏ん張るノエルも、ドスギアノスの一撃を受け止めながら何とか対峙する。しかしながら、そのノエルも徐々に押され始めていく。
「おい、このままだと俺はジリ貧だ。アイアンガンランスの切れ味も、あんまり感触は良くないぜ……っ!?」
またしても振り下ろされた爪を盾で防ぎながら、ノエルが現状打破の策を要求する。
ガンランスに搭載された砲撃機能は、武器の切れ味を大きく消耗する。切れ味が消耗してはランスとしての役割を果たせないだけでなく、武器自体の保護のために砲撃でさえも行えなくなってしまう。砥石を使用する時間を作り出すには、ノエルが後退する僅かな隙が必要になるのだ。
「あぁ、分かってるさ……! なら、もう一度隙を作って、その間にルナとスイッチしてくれ!」
鉄刀を振るう手を休めることなくヴァイスが口にすると、ノエルもふっと笑みを浮かべる。
「そういうことなら、もう少しだけ踏ん張るぜ!」
そうしてドスギアノスの牙を盾で弾き返し、お返しとばかりに砲撃を放つ。
消え行く爆音の中、ヴァイスは後方にいるアーヴィンに視線を向ける。ヴァイスの視線の意図を理解したアーヴィンも頷き、急遽弾丸を変更する。LV1徹甲弾を装填すると、スコープ越しに見えるドスギアノスの脚部目掛けてその引き金を振り絞った。
銃口から放たれた徹甲弾はドスギアノスの右足首辺りに命中し、それが爆音を撒き散らして弾け飛ぶ。その破壊力は圧倒的で、それをもろに受けたドスギアノスの身体が宙を舞った。
「今です、ノエル!」
「あぁ、サンキュー!」
ドスギアノスが体勢を崩した隙に、ノエルがアイアンガンランスを肩に背負って後退した。ノエルと入れ替わるように、ルナが再び前線に戻る。
「意外と時間が掛かったわね」
「悪かったな。でも、その分だけ万全の体勢を整えられただろ?」
「えぇ、もちろん!」
ルナが答えると、研ぎ直したツインダガーの刃がドスギアノスの鱗を斬り刻む。
ヴァイスも負けてはいない。再びドスギアノスの背後に回り込むと、烈々たる気合いを迸らせ気刃斬りを叩き込む。
これだけでも十分なダメージを与えている。並みのモンスターなら、これだけの斬撃に耐えるのも不可能だ。しかし、それでもドスギアノスは平然とした佇まいで尚も攻撃の手を休めることはない。
「気刃斬りを食らっても、この程度ってところか……!」
焦る必要は無い。自然と逸る気持ちを抑え付け、自らにそう言い聞かせる。頭の中でそれを反芻させると、もう一度ドスギアノスへ斬撃を放つ。
体勢を整えたノエルも再び合流し、後方では弾丸を火炎弾からLV2通常弾に切り替えたアーヴィンからの援護が続く。
ドスギアノスも反撃を試みるが、前衛に復帰したノエルがパーティーの盾役となって全ての攻撃を防ぎきってみせる。しかし、無理に全ての攻撃を受けきるつもりでいると、すぐにスタミナが底を突いてしまう。しばらく守りに徹していたノエルも例外ではない。
「さすがにこれ以上は防ぎきれない。少しだけ時間を稼げないか!?」
「了解。私が惹き付けておくうちに後退して!」
普段はいがみ合っているルナとノエルも、いざモンスターと対峙すれば抜群の連携である。囮役を引き継いだルナが時間を稼いでいるうちに、ノエルは呼吸を整えるために一旦後退する。
ヴァイスとアーヴィンは、ルナの援護に回る。
背後からの斬撃と射撃。こうなると、ドスギアノスも安易にルナを仕留めることも出来ない。
そうこうしているうちに、小休止を終えたノエルが再び合流する。ルナと交代してドスギアノスの真正面に陣取り、顔面目掛けてアイアンガンランスを突き出した。
「キィアアァッ!」
対して、ドスギアノスも退かない。ノエルを一転に見据え、とにかく鋭鋒する。鼻先を掠めるかのような危うい場面もあったが、何とかノエルもドスギアノスの猛攻を耐え凌いだ。
しかし、このままでは再びノエルのスタミナが尽きる。その事態を危惧したルナが、今まで深く入り込んでいた間合いから更にもう一歩踏み込んだ。身体の底から湧き上がる闘志をその刃に乗せ、物凄まじい速度で斬撃を咬ます。
「りゃああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
自身の限界を凌駕する鬼人化。凄まじい速度で繰り出される斬撃がドスギアノスに数多の傷を刻み付ける。平常時のルナとは全く違う、繊細さの一つも感じさせない粗暴な立ち回りではある。だが、この繊細さと粗暴さの紙一重のバランスこそが、双剣を使いこなすルナの強みであった。
「ギャアアアアアァァァァァァァッ!?」
気迫ある斬撃の嵐を目の前にして、ドスギアノスも堪らず悲鳴を上げる。
そこをチャンスと見て、ヴァイスもその隙に攻め寄る。走り寄った勢いをそのままに、頭上にまで振り上げていた鉄刀を上段から振り下ろす。溜め込んだ気力を放出し、続けざまに気刃斬りをも浴びせる。
しかし、気刃斬りを通して感じられる手応えは、予想に反して今一つであった。どうやら、ここに来て鉄刀の切れ味も落ち始めたらしい。
三人に援護を頼み、一度後退しよう。そう考えていたヴァイスの目の前で、ドスギアノスが突然踵を返した。こちらに見向きもしないまま、そのまま積雪した斜面の向こう側へと姿を消したのだ。
ドスギアノスもこのままでは分が悪いと判断したのだろう。しかしながら、小憩を取るタイミングとしては絶好だった。
「はぁ……っ」
張り詰めていた緊張の糸を僅かに緩めるように、ヴァイスが短く息を吐き出した。
「なかなか、手強いですね……」
アーヴィンも、ここまでを振り返ってみて素直な感想を口にする。
緊迫していた状況が続いていたためか、他の二人もヴァイスやアーヴィンと同じような反応を示した。だが、狩場の真ん中で完全に気を許すわけにもいかず、四人はそれぞれで体勢を整える。
切れ味の低下を感じ始めていたヴァイスの他、ルナとノエルもそれぞれの武器に砥石を当てる。火炎弾を消費したアーヴィンはその分を補うため調合を行う。
最後に回復薬や携帯食料で体調を整えれば、ドスギアノスを追撃する準備は整った。
「支給品の閃光玉はこの辺りから使っていこう。ルナとノエルも、更に踏み込んでもらって構わない。アーヴィンは引き続いて俺たちの援護を頼む」
今後の方針を手短に決定すると、適度な緊張へ意識を持っていく。そうすれば、自ずと皆の士気は最高潮に達する。
「よし、ドスギアノスの奴にガツンと咬ましてやろうぜ!」
パーティー全員の気持ちを代弁して、ノエルが声を張る。自分と仲間の抱く強い気持ちは同じなのだ。それを改めて認識し合い、四人はドスギアノスの後を追ってエリア8を発った。