さっさとクリスに追い付く為に、サブマシンガン片手に突っ走ってますよ。
ケルベロスもハンターも、足を止めずに走り撃ちを行う俺にはかないません、一発で倒せないなら……と数の暴力です。
《キシャー――》
ハイ、ハンター倒した…っと。
クリース!! どこだー!!
あくびにもそんな大声は出しません。
敵には音で反応するタイプもいましたから。
可能性の高い図書室目指して(ついでに書斎からＭＯディスク拾って)
物置前で弾幕展開中～
ハンター速えぇ!!
もう一丁のサブマシンガンを抜き二丁でハンターに弾丸を叩き込む………
えぇい……!! アンブレラ社の生物兵器は化け物か!?
…………って化け物だ……orz。
階段上がって右手にいるハンターにデザートイーグルの50AEをプレゼント、一撃の元吹き飛ばす。
と同時に背後から来るが反対の手で持ったサブマシンガンで弾幕を形成。
ふっ!! 左右によける余裕の無い狭い通路で戦ったのが仇となったな！
見なくても(っ～か見たくないけど)悲鳴でハンターに命中しているのがわかる。
そして本来コの字廊下から迂回しなければならない図書室に扉をデザートイーグルを何発も撃ち込んでぶっ血kill!!
(ぶっちぎる)
タックルして穴だらけのドアを破りカッコ良くキメましたが………
えぇっと…………
はい、ハンター死んでました。
扉を貫通したデザートイーグルがハンターを蜂の巣にしました。
……がむしゃら、って怖いですね。
まぁ、レベッカ嬢助かりましたが。
とりあえずレベッカに鍵を託して西物置に行くよう指示。
下手すればまたハンターに襲われるが、イベントだし大丈夫。
中庭へ戻りましょ……さて………貯水池まで戻って来たのですが…
デコ(ウェスカー)とバリーが寄宿舎から出てきましたよ。
慌て危険覚悟で林に身を隠しましたが……二言三言話した後、デコ(ウェスカー)は洋館に行きました。
おぉ……!!本編の裏舞台!!
思わずテンションがあがりますが、兎にも角にもまずやるべきはバリーとの接触です。
林から抜け出し……
ってぇ!! アダー!! アダー!!(ヘビ)
プチ・パニックでエレベーターで滝のとこに降りると
「バリー」まぁ普通に呼びかけます。
「ブラッド……!? お前、何でここに!?
後退したんじゃ無かったのか!?」
驚いてる驚いてる。
と言うか後退命令知ってるって事はやっぱり家族をネタに脅されてるか……
「この先の施設にヘリポートがあってな。 あのまま飛び続けても不味いし、それにそっちを放って置けなかったからな」
(そう、特にバリー、お前をな。)
「……そうか。俺は大丈夫だクリスと―」
「さっきにクリスから聞いたよ。
“事情は知っている”」
わざと一部分を強調する。どこで聞かれてるかわからないからな。
「……!?」
気づいてくれたみたいだ、なら……
「大丈夫か………？
クリスから聞いたよ、疲れてるんだろ。 そんなん様子じゃ“間違いを起こす”んじゃ無いか？」
そう言って背中を叩くと、反対の手でメモを二枚ほど渡す。
「俺の方は大丈夫だから、クリスに付いてやってくれ、腕は良いが、奴は無理をし過ぎるきらいがある。」
「………あぁ、わかった。」
そう言ってバリーはウェスカーと同じようにエレベーターに乗るとクリス達の居る洋館へと向かって行ったら。
………サイドパックから固形燃料を取り出すとジッポで火を着け、紙製のコンロに入れる。
このコンロ、意外に火力があり、コーヒーを淹れる(温める)位はお手のものだ。
都会の灯りにまぎれ、見えない星空も、周囲が森林に囲まれたここでは良く見える。
６月とは言え、夜はまだ結構冷える。
コーヒーで暖を取りながら観る余裕の無かった星空を眺める……
うん、完璧だ……
化け物さえいなければ。
さっきにバリーに渡したメモは、一つは研究施設の警備システム資料だ、アレには
顧問研究員(Ａ・ウェスカー)とはっきりと書かれている。
これにより俺もウェスカーの正体は知っていることがバリーにもわかったはずだ。
もう一つは自作のメモだが
8108310
と書かれている。
これは洋館西、西階段と西側廊下を繋ぐ扉のロックナンバーだ。
クリスには生き残って欲しいからね、少しでも可能性を上げないと。