Bio Hazard Side <b>    作:白風 海斗

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30 IF 派生

少女………まぁ、名乗って無いがシェリー・バーキンであることは確定だしシェリーで。

 

普通に話し掛けたのでこちらがゾンビとかじゃない事がわかったのか、手を差し出して引き起こし…………

 

 

 

 

 

痛ぇ………!!

ぶ、ブーツが!! 腹がぁ!!

レオンに扉ごと蹴り飛ばされました。

 

なにそれこわい!!

しかもシェリー、びっくりしたのか走ってっちゃったじゃないの!!

 

つうかマジ腹痛ぇ………

吐きそう、つーか逝く。

 

 

無事再開したクレアと共に、怪物から逃げ回る少女を追っていた。

 

しかし、少女は子供がようやく通れそうなドアの穴を潜っていってしまった、……見失う訳にはいかない。

 

板と釘で打ち付けられた扉に蹴りを加える。

 

もとから扉は腐っていたのか、思っていたよりも簡単に砕け、勢い余ってそのまま倒れそうになる。

 

そして肉っぽい感触。

「ぐは………!!」

 

聞き覚えのある声だ、これは……

「ブラッド!? すまん!!」

 

先ほどS.T.A.R.S.オフィスで遭遇した男だった。

 

悶絶っぷりを見る限り、彼を思いっきり蹴り飛ばしてしまったようだ。

 

「レオン、彼は……?」

後ろにいたクレアが不安げな口調で俺に問う。

 

「さっき言っていた生存者だ、S.T.A.R.S.のメンバーでブラッド・ヴッカーズと言うらしい。」

 

「S.T.A.R.S.!? ブラッド、私はクレア・レッドフィールド、兄のクリスを探しているの。

その………」

 

「あいつなら……アンブレラを追ってヨーロッパに向かった、俺と同僚もう一人はここラクーンの調査に残ってたんだが……

それよりさっきの子は良いのか?」

 

「そうだ、早くしないと!!」

思い出したように叫ぶレオン

 

「俺は少し休んでから追い掛ける。

コイツを持っていけ。」

そう言うとブラッドはショットガンとマグナムを一丁づつ差し出した。

 

女でマグナムを扱うのは大変だろう、俺がマグナム、クレアがショットガンを持ち、少女が走り去った方向へ掛けだした。

 


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