Bio Hazard Side <b>    作:白風 海斗

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岩棚の洞窟から島の中に入ると、重傷を負ったロドリコが居た。

 

「誰だ!!」

ロドリコはそう叫ぶとデザートイーグルを構えた。

 

「安心しろ、敵対の意思は無い。

ただ…友人の妹を探しているだけだ。」

 

「友人…?」

 

「あぁ、名前はクレア・レッドフィールドという。」

 

「あぁ、あの娘か…、あの娘は俺が逃がした…。輸送機が飛んで行ったから、多分脱出した筈だ…」

 

「そうか……一足遅かったな、立てるか?」

 

「いや、いい…。俺は……この島の民の最後の一人だ……、ここに骨を埋めるつもりだ。」

 

「……そうか…。

こいつ(麻酔薬)を………、

キツかったら使ってくれ。」

医療キットの中、三本の注射器の内一つを取り出すとロドリコに手渡した。

 

注射器を受け取ると、緩慢な動作で腕に注射した。

「……そうだ、こいつ………。こいつをあの娘に返しておいてくれないか?」

ゆっくりと、しかしはっきりとした口調で取り出したのはジッポーライター。

 

「わかった、約束しよう。必ずクレアに渡す。」

 

ジッポーを、持つ手と共に握り返すと、背後に居た砂虫に45口径を撃ち込んだ。

 

Mk-23 SOCOM

LAMとサプレッサー用のネジ山を備え

(レーザー・エイミング・モジュール)

高いマン・ストッピングパワーを持つ45口径弾を12発も放て、30000発撃っても破損しない耐候性を備えたハンドガンだ。

 

バリーに頼んだらPhase1を持ってきた、

 

何でさ。

 

 

あ~あと、SOCOMって言っても通じなかった。

 

何でだろ。

45口径と50口径で砂虫を屠ると、地上へと向かうエレベーターをくぐった。その後ハンターや誘導機からちょろちょろと逃げ回りつつ、少しずつ、確実に歩を進めていく。

 

鳴り響く警報!! 回れ右!! 扉潜る!!

 

orz疲れた………

 

「………ここいたか、クリス!!」

後ろから声がする………。

 

この声は…………

わかります、えぇ、誰の声かはっきりわかります。

 

振り向こうとしますが、事実を認めたくない首が古びた機械の如く、ギシギシと軋みを立てながらゆっくりと向こうを見ます。

「……ブラッド!?」

ウェスカー来たぁ(゜∀゜)Yーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!

俺(°□°;)ヲワタ

 

まぁ、原作と違って筋肉付いてる分ガタイ良いから背格好もにてるから間違うのも分かるけどさ……。

 

着てるS.T.A.R.S.制服みて気付こうよね。

俺のベストの色、青(ブルーブラック)ですよ?

 

 

それで間違えるって…ウィルス注入して耄碌した?

 

とりあえず逃げ切るのは無理、人外ウェスカーには主人公クリスを当てるしか無い。

「“ウェスカー隊長”ご無事でしたか?」

 

わざと、嫌みを込めたセリフを吐く。

 

「気付いていたのか」

 

「まぁ、ウィルスの特殊性を考えれば、不死の研究は何らおかしく無いですから、洋館の時に言っていた、タイラントを持ち出そうなら、死を偽装する必要もありましたからね。

 ……大方、自らウィルスを注入してタイラントもどきになってるんじゃないか?

 

ついでに言えばアンブレラがそんなあんたを生かしとくとは思えない、ならばあんたの立場はアンブレラじゃなく、タイラントを売り渡そうとした商売敵、それなのにここにあんたがいるのはここ(アンブレラの施設)に有る何かを必要としているから……違いますか?」考えろ~ 考えろ~

何で神様は知恵と勇気を人類に与えたのか~!!

 

何か、何かウェスカー相手に生き残れる案は無いのか~!!

 

「やはり……貴様のような賢しい人間を敵に回すのは危険だな……」

やヴぁいやヴぁい!!

 

死刑宣告きましたぁ!!!

 

一応デザートイーグル抜きましたが……、ウェスカー早すぎですよ!!

 

ひゅん…!! 効果音付きそうな移動ってなによ!! ひゅん…!! って!!

速すぎですよ!!

まだ瞬間移動はしないですが…!!

 

殴んないでぇ~(ρ_;)

 

ちょ、首首首首首首首

苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい。

 

死ぬぅ………………


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