Bio Hazard Side <b>    作:白風 海斗

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ストレスも発散し、気分的も肉体的にグリーンなfine状態。

 

ジルと一緒に廃工場に行きます。

 

吊り橋を渡ると三度登場ネメシス君

 

俺は飛び降り、ジルは入り口を閉じて“振り切ります。”

 

水質サンプルを入力して……………

 

…(1)

 

…(1)

 

……(2)

 

………(3)

 

……………(5)

 

……………………(8)

 

…………………………………(13)

 

わからん!!!

 

しかも…の数、フィボナッチ数列かよ!?

だったら次は21個…がならんでんのか!?

 

自棄だ自棄、デタラメに入力すれば何とかなるだろ!!

 

………………………………………………………

 

…………………………………………………………………………………………

 

 

だめだ、21個どころか34個になっちまった……………とりあえず上に行こう、上に…………

 

 

意気消沈で排水路に出た所で沈んでいたゾンビどもが起き上がって来ました。

 

………忘れてたorz

 

カルロスのM4とクルツで吹っ飛ばしましたが…

 

テンションさがるなぁ……………………上に上がると休憩所でコーヒーを一服

 

だってする事無いんだもん………

 

ジルが合流、ミサイルとかミサイルとかミサイルについて2~3話すと水質サンプルを処理するために降りていった。

 

次に備えて処理ルームに続く通路で待ち伏せしようと思う…

 

 

 

「ブラッド。」

ジルが追い付いてきた。

 

手で付いて来るように示す。

 

 

しばらく歩くと弾丸が壁を削った。

ニコライだ。

 

 

ジルを大型冷蔵庫の陰に押し込む。

 

「まだこんな所をうろついていたか…」

 

「御生憎様、おかげで壮健でいられた。所でお仲間さんはどうした?」

 

「他の監視員には死んで貰った…」

 

「自分の報酬を増やすためにか?

そりゃ良いな、あんたがいなければアンブレラの所にデータは届かない。」

 

「私達は無関係でしょ!?」

ジルが叫ぶが意味はない、なぜなら…

 

「無駄だ、ジル。アンブレラはS.T.A.R.S.(俺達)の事が大層お嫌いでな。」

「そうだ、君達の死亡確認にも報酬が出る。安い金額だがね」

 

「あんたの財布の中身になる気はさらさらと無いわね。」

放っといてもネメシス君がやってくれるのに、ニコライの様子を見ようとジルが影から首を出した時、辺りが真っ白になる。

 

……閃光手榴弾!!

モロに直視したジルが気を失って倒れる、その瞬間影から飛び出したニコライがこちらに迫る!!

 

胸に鈍い衝撃……

ニコライはナイフを突き立てに来たのだが、クリスも呆れるほどの幸運は伊達じゃない。マガジンパウチの中身、ブローニングの予備弾倉に阻まれる。

てゆかマガジンパウチやらホルスターやらジャラジャラ付けてて良かった…そのまま右手でニコライの腕を掴み、左ストレート!!

 

ありゃ?

 

何でわし、地面にひっくり変えってるの?

なにやら一瞬の交錯で投げられました。

 

近接弱かったのね……わて(T_T)

 

 

ニコライはそのまま走り去って行った。

 

俺はジルを起こそうとしたがびくともしない、もしかして………

 

ネメシスと一騎打ちと言う奴ですか………?

 

 

 

持ち物かくにーん!!

 

ひとぉーつ!! クルツ二丁!!

 

ふたぁつ!! デザートイーグル!!

 

みぃつ!! ブローニングHP【改】

 

よぉっつ!! P7M13

 

いつぅつ!! 壊れたスナイパーライフル

 

 

 

よしかてる!!よしかてる!!とつにゅう!!

(自己暗示中)

ぶらっど・びっかーず、とっかんします!!(洗脳完了)

システムディスクを差し込むと扉を開く、警報が鳴り響き処理ルームが稼働し始めた事を告げる。

 

ネメシス君登場!!

 

と同時に退場!!

 

デザートイーグル!!

デザートイーグル!!

デザートイーグル!!

 

クルツ!!

クルツ!!クルツ!!

クルツ!!クルツ!!クルツ!!

 

廃液はいらね。

 

カードキーを死体から拾うと急いで部屋を出る、この部屋は危険だ。

 

部屋から出ると意識を取り戻したジルが出迎えを受ける。

 

いよいよミサイルが来る、ジルを引き連れ、ミハイルと合流し管理塔に行く。

 

ニコライのヘリが離陸し飛び立たんとする。

ミハエルがニコライを説得するが、意味はなく。

飛び去っていった。

カルロスがなんらかの無線を聞き留め、連絡手段を求め飛び出して行った。

 

俺もミハイルも、それぞれ行動を開始した。

 

 

 

 

side jill

 

脱出の手段であるヘリもニコライにより奪われた、最後の希望はあの無線だが、それも壊れてしまった。

しかし私はあきらめるつもりは無い。

 

 

手分けをして廃工場を捜索する、すると管理塔から、裏手に出られた。

 

何やら、タイラントが交戦した形跡がある。

遺体の首に掛かったドックタグを見ればどうやら米軍らしいが…

 

そして据え置かれた大型の機械………どうやらレールガンらしい。

 

しかしいま必要なのは強力な兵器ではなく、脱出の手段だ。

 

出口に近づくが、びくともしない。

 

やむを得ず、いったん管理塔に戻った。

 

 

「ジル、さっきの無線と連絡がとれたぜ。」

戻ると、歓喜に染まったカルロスがこちらに叫んできた。

 

 

「ブラッドの奴が無線を修理したんだ。」

見ればブラッドの指先は黒く汚れていた。

「型はふるいが、S.T.A.R.S.オフィスのと機種は同じだったからな。」

そう嘯くブラッド

 

ミハイル曰わく、ここに直接降りるようだ。

 

どうやらあの先にヘリが降りれる広い場所があるらしい。

 

「兎も角、一刻の猶予も無い、急ごう。」

ブラッドがみんなを促し、全員梯子を降りて行った。

再び、レールガンのある部屋へと戻ってきた私達に奇妙な違和感が襲った、何か先ほどこの部屋に入ってきた時と違うのだ。

………そして私は違和感に気付いた

 

“タイラントの屍や遺体が無い”のだ!!

 

とっさに上、積み上げられたがらくたの上を見ると、人型とすら言えない肉異形の塊と化した漆黒の追跡者がそこにはいた。

 

「上を!!」

とっさに叫ぶとネメシスは腐液を撒き散らしてくる。

 

私が警告したため何とか全員が避わす。

 

「ヤロォ!!」

 

カルロスが叫びM4を撃ち放つが、巨大なネメシスに全くのダメージを与えられない。

「ばけものめ!!」

マグナムを撃ち放ち。

 

ブラッドがロケットランチャーを撃つ。

 

しかし、異常とも言える耐久力でびくともしない。

 

何か………もっと強力な兵器は……

 

!!

 

レールガンだ!!

 

カルロスやブラッド、ミハイルが応戦するなか、先程拾ったマニュアルを見ると、バッテリーユニットを起動させて行く……

 

レールガン、“パラケルススの魔剣”充電、開始します。

 

無機質な合成声で、レールガンが起動したことがわかる。

 

「S.T.A.R.S.(星)が欲しいんでしょ 星の光をくれてやるわ!!」

 

私が叫ぶのと、レールガンが発射されるのは同時だった。

 

レールガンの閃光が走り、圧倒的な威力を持ってネメシスを撃ち砕いた。

 

あとに残ったのは射線上に抉られた部屋と、僅かな肉片だけだ。

 

レールガンはオーバーヒートしたのか、停止している。

 

電力供給が止まった為、電子ロックが停止する。

 

他の全員が疲れ果てている中、何故かピンピンしているブラッドが扉を開け、早く来るように急かしている。

 

狭いエレベーターを抜けるとそこには一機のヘリが止まっていた。

 

私、ミハイル、カルロス、殿のブラッドが乗り込むとヘリは離陸を開始した。

 

「急いでくれ、もうあまり、ミサイル到達まで時間がない。」

 

ブラッドがヘリのパイロットを促す。

 

そのヘリのパイロットとは………

 

「すまなかった、ジル、ブラッド。

米軍の包囲の所為でこのタイミングしか無くてな。」

 

「……時間だ!!」

カルロスが見ていた腕時計から視線を外し、外に目を向ける。

 

白い雲の尾を曳きながら飛んだミサイルは眩い閃光と共に爆風を引き起こし、空中にあったヘリを大きく揺さぶった。

 

後に残ったのは大きなキノコ雲だけであった。

 

 

 

 

 

 

………以上がラクーン・シティで起こった生物災害事件の概要である。

 

この事件により、ラクーン・シティは地上から消滅し、今は広大な跡地が残るのみである。

 

しかしアンブレラ社はこの跡地を利用していまだに何らかの実験を続けているようであり、それは決して許されるものではない。

 

いつかアンブレラ社が糾弾され、真実を白日の元にさらされる事を切に願う。

 

 

…………ジル・バレンタイン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

fin?


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