Bio Hazard Side <b>    作:白風 海斗

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さぁて、時計塔はジルに任せてと、裏口から病院に行きます。

 

ハンターはまだ投入されてない事を祈ります。

 

エレベーターのロックはテープが有りますから。

 

資料室で402号室の鍵を取ると。

401号室で金庫のナンバーを見れば棚は関係無し。

 

棚を動かさなくても絵を外せば、いいのですから。

 

ナンバーをピ…ポ…パ…ピっと

 

んでワクチンの原液を入手と、これだけでは量が足りないですから、これを培養しないと行けません。

 

エレベーターでB3Fへと降りますと…?

ゾンビです。

ゾンビがなだれ込んできました。

 

くるなぁぁぁ!!

 

クルツを連射するとあっと言う間に全滅しました。

 

研究室に入ると、培養槽の中に浮かぶハンターγがいます。

 

部屋の隅の培養液を拾うと合成装置にセット、電力供給を切り替えまして。

 

ゴポゴポ水のなくなる培養槽。

 

レバー選択はⅠ・Ⅲ A

一発成功すれば供給を培養槽に戻して回れ右、全力で逃げます。

 

病院から出ると鐘の音が響き渡る。

 

ジルが時計塔の鐘を鳴らしました。

 

あの鐘を鳴らしたのはジルさんですね

 

と、時計塔に戻ると二階のテラスに上がる、そして扉を開いた時に見えたのは、

視界一杯のヘリコプター(火達磨)。

 

ダッシュだぁ…………!!!!!

 

………死ぬかと思った。

 

でもネメシス戦に間に合ったからよしとしようか。ジルが追い詰められてます。

 

ブローンでPSG-1を構えるとネメシスの頭に一発!!

 

こちらを向いてスキが出来ます。

 

今の内に逃げとくれ、ジル コイツ(ワクチン)は万が一の保険だ。

 

ゴシゴシ(つ_⊂)

 

「嘘だろ??」

 

ネメシスが手に持ったロケットランチャーぶっ放してきました。

 

身を翻して避けるが爆風は避けられない。

砕けた時計塔の破片を浴び、全身血まみれになりながらも何とか、避わしきる。

 

「ジル!!」

やっと登場カルロス君、早ぇとこロケラン壊して下さい。

 

私もPSG-1で………無理でした、スコープ割れてますし、銃身ひしゃげてます。

 

クルツを取り出し、ストラップで手にがっちりと固定、単発にセット。

 

大きく息を吸うと……

 

最初にイメージするのは内部構造、逆鉤、スライド、給弾の動き………

 

次にイメージするは弾道、ただ真っ直ぐ、標的に向かって直線を描く。

 

次は重力、実際に飛ぶ弾道、放物線との微かなズレを修正する。

 

次には気温差、湿度、辺りは火の海、この修正は必須だ。

 

最後はにするのは敵の倒れるイメージ

どこに当たるか、倒れる方向はどうか、問題無い。

 

すべてをイメージし、ゆっくりとトリガーを引き絞った。

 

空気を切り裂いて飛んだ弾丸はネメシスの左胸に当たると、強い衝撃でネメシスの体を大きく吹き飛ばした。

 

スナイプの結果に満足しつつも、薄れかける意識の中、テラスにあがってきた何者かの足音を聞きながら意識を失った。結局、俺が目を覚ましたのは半日後だった。

 

テラスで、ロケランの余波喰らって倒れていた俺を回収したのはミハエルさん。

 

今は包帯のぐるぐる巻きでミイラ男状態です。

 

 

ズシッ………

地震? それとも建物が軋んだのか?

 

 

何でも、爆風で飛んできた破材が突き刺さっていたそうで、脇腹の鉛筆大の金属片を最大に、4~5個程刺さったそうです。

 

よく生きてたな……

 

あ~後、俺の援護射撃が効果あったのか、ジルは感染せずにすみました。

走れない事は無いんですが、少々キツい、さらに半日。

 

俺の体力回復を待って時計塔から………

 

 

S.T.A.R.S.!!!!!!

 

壁、突き破って来ましたぁ!!

つぅか忘れてたぁぁぁ!!

 

まだ意識朦朧としてたんですか俺!!

 

ヤバい!?

 

ジルはトンデモ地雷銃

(マインスロアー(改?))を構え。

 

カルロスがM4A1に付いたグレネードランチャーに弾を込め。

 

ミハエルがM629をがっしりと持ち。

 

俺がデザートイーグルをじっくりと狙いを済ます。

 

…………あれ??

 

楽勝じゃん………………

 

ジルのマインスロアーが、カルロスのグレネード、5.56mmが、ミハエルのマグナムが、俺の50AEがネメシスに殺到する。

 

ものの数秒でネメシスは制圧された。

 

ジルやカルロスが先を行く中、こっそり注射器を取り出すとネメシスに開いた風穴に押し当て、ピストンを引く。

 

NEME‐α付きとは言えタイラントの血液だ、τブラッドとして使えなくとも、治療や、対抗策を練るのにもサンプルは重要だ。

 

唯一、ミハエルがいい顔しなかったが、その意味をわかっているのだろう咎めはしなかった。

 

抗血液凝固剤と、少々の栄養を入れた病院で拾ってきた輸送アンプルに入れると、厳重に封をした。

 

これで、危険は無いだろう。

 

時計塔を出ると、すでにジル達は移動したらしく、公園の鍵は開いていた。

 

門を入ってすぐにはハンター、それも二体、どちらもこちらには背中を向け、まだ気付いてはいない。

 

デザートイーグルを構え、慎重に照準を合わせる。

 

まるでカメラの倍率を上げたかの様に、世界が拡張される。

 

.01mm単位で、銃身をずらし、整えていく。

 

目標にどのように突入するか、留まるか貫通するか、撃たれた“モノ”がどうなるか……

 

こんな至近に居るのに気が付かない緑色の怪物に嘲笑を浮かべながら。

 

引き金を引き絞る。

 

飛翔した弾丸はハンターβの肉を引きちぎり、そのまま貫通、二体目の脳髄に直撃、内部に留まり死に至らしめる。

 

一体目は倒れこそするが、いまだに動こうともがいている。

しかし、背骨を貫いた弾丸は脊椎を破壊し致命的な傷を作っていた。

 

池の中でもがくが、下半身の自由を奪われたハンターからは、傷口から血が滲むのみである。

 

 

滅多に使わないナイフを取り出すと止めを差す。

 

噴水に行くと、排水路はすでに開いていたのでクルツ片手にハシゴを降りる。

 

天井からボタボタと降ってくるのはスライディングワーム、サブマシンガンの火力に任せて殲滅しながら一気に突破。

 

墓地に着くと死屍累々。

 

ジル達が一瞬でヤってくれました。

 

ニコライが飛び出して来たのでとっさの判断で排水路出口に戻ります。

 

間一髪、墓地は陥没し、ジルやカルロスが穴の中にいますが………

 

来たか、俺のストッパー

(ゲームオーバー要素)

 

グレイブティガー“墓掘り人”二回戦目!!今回は盛大に行きますよぉ?

 

皆さんも(恥ずかしくても)一緒に

 

 fireeeeeeeeeee!!!!!!

(と書いて

 

“久々にーーーーーーー”

 

と読む、か…)

 

クルツ×二丁の

SMGと、何故か倒れた電柱の電力に感電死した芋虫を見下ろすと。

 

ジル達を拾うために、電車以来入れっぱなしのロープをサイドパックから取り出した。

 

 

 

 

 

やっぱり撃ちまくりって気持ちいいw


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