さて、出向の成果ですが………
S.T.A.R.S.が設立されちゃいました!
(b^ー°)
あの出向はS.T.A.R.S.設立に先立っての人材養成でしたか。
官民問わず優秀な人間を集める、と言うことで米軍で出向を受け、史実と違い。
“臆病者”とは微妙に違う俺も無事選定されました。
ポジションはオムニマンで大型火器の担当
原作だと化学防護要員でリア・セキュリティーだったケド、米軍出向でズレが出たな。
まあ、前回でガンマニアだったから知識も、訓練受けたから経験も人一倍あるけど。
あとやれることは……
せいぜいレベッカが入隊した時に、クリスの足引っ張らないよう稽古付けとくだけだ。出来ればVSハンターのイベント起きても生き延びれれば良いケド……
正直、ジル編なのかクリス編なのか解らないのが恐い、バリーには………
旅行のチケットでもプレゼントして置くか?
事件当日が出発日になるように。
前日からBチームが行方不明になるから。バリーは召集されるだろうし、家族は旅行中にしてれば脅しはできないだろうし。
“こちら”に来てから日課になった射撃訓練。
今日もシューティングレンジに詰めております。
抜く銃はFN ブローニングHP
本来“2”の女性キャラの使う拳銃であるが、俺の持つこれは一味違う。
第一にフロントサイトを削り取って、早撃ち時にホルスターに引っ掛からないようにしてある。
グリップのカバーは変形しない金属製。
手に合わせて削り、がっちりと掴めるように調節、スライドも最上級の物の中からさらに厳選し、強装弾に対応させた強化スライド、トリガーも連射に備えて軽い物に換装し、全体的にも軽量化を施しつつも強度を失わないように要所要所で補強も行われている。
まさにブローニング・カスタム
いや、スーパー・ブローニングか?
基地で仲良くなったマニアに紹介された、ガンスミス…、良いセンスだ。
でもこの一丁にどれだけつぎ込んだか。
(ToT)
握りなれた、しっくりと来る銃の感触を確かめつつ、的を見据える。
まるで体の一部のになったかのような、銃の隅から隅まで、理解できる。
中で部品がどう動くか、バレルを飛び出す弾丸がどう翔ぶか、頭の中でイメージ出来る。
そしてどこに弾丸がたどり着くかイメージを終えると引き金を引き絞った………
ひゅっ!
イメージ通りに飛翔した弾丸は、板に塗りつぶされた人型の“ど真ん中”を撃ち抜いていた。
「どっつはぁぁぁぁあ~~~
つっ疲れたぁ~」
この“狙撃”集中力一気に使い果たすんだよネ…
命中率は“ほぼ100%”だけど、時間がかかりすぎ、意味ないじゃんw
まぁ、その時間を縮めて一瞬で狙いつけられるように特訓してるんですけど。(^_^;)
でもやればやるほど狙いが正確になる感じ、照準が早くなる感覚。
………正直、堪んないw
さて、精密射撃の次は速度だ、
ブローニングをホルスターに突っ込むと、
もう一丁、別な銃を取り出す。
ベレッタ92SF
S.T.A.R.S.の制式拳銃だ、こっちは何の弄りは入れてない。
普通の拳銃。
3……2……1……!!
人の形に切り抜かれた的が次々に縦の“線”から90°回転し“面”になる。次にどこが動くかを見張りつつ左手に持ったベレッタで的を撃ち抜く……
……左…中央……右…また右……!!
バスバスと銃の弾丸を吐き出す音が連続して響き、的に当たる。
残り………4、いや3
2つ同時に跳ね上がる的、中央と右だ。
中央を撃つと同時に照準をすぐさま右手に向け、撃つ!!
最後の1つも中央で的が全て終わる。
的が全てオープンになる。全て的には当たっている、当たっているのだが……
だめだめだな~
“前回”利き手だった左手の方がやりやすいのだが、どうしても精度が……
右手は当たるけど使う分に違和感がある。
左手でも狙撃なら当たる自信あるんだけどナ~(>_<)
とりあえずメニュー終了。
シューティングレンジの片付けをする。
ちなみにこの後はクリスと一杯引っ掛ける約束をしている。
結局、クリスにバリーが付いてきてリチャードやフォレスト、エンリコ エドワード と………結局S.T.A.R.S.のメンバー大半がバーに集まってしまったなら、とウェスカーやジルも、と言う話になったが結局ウェスカーは来なかった。
しっかしジル、以外と行けるクチなのね……
そのビール何杯目よあーた。
フォレスト、あんたも見た目通りビール
(ジョッキ)ですか。
「自分から誘っておいて、イヤに静かだな、ブラッド」
横に座っているクリスがタバコを取り出し、ライターで火を点ける。
「まぁな、騒がしいのは好きだが……
自分で騒ぐのはあんまりガラじゃない。」目の前のショットグラスに入った酒をちびちびすすりながら答える。
「ふ~ん」
さほど興味が無さそうな、生返事が帰ってくる。
なら聞くなよ…。
「そういやブラッド、お前サムライ・エッジはどうした? 普段使ってるのサムライ・エッジじゃないだろ?」
なかなか鋭いな、さすがは主人公
さて、サムライ・エッジですか……
S.T.A.R.S.の制式拳銃、昔はただのベレッタだったのに、今は公式でも最初からサムライ・エッジなのね……
「前々から使っていた銃だし、単に愛着があるだけさ。」
まぁ確かにこっち来てからずっと使っていた銃だし。
「だけど制式装備だろ?」
「それを言ったらバリーの
44マグナムとかの事は言えないだろ?」
「それもそうか。」
「それに、“こいつ”は弄りを入れてるからな、使わないのは惜しい。」
ポンポンとホルスターを叩く
「ほぅ、どんなのだ」
バリー、あんた銃の改造と聞いて食指が動きましたか。
ホルスターから取り出すとマガジンを引き抜きバリーに手渡す。
「………なる程、握り難いがそいつは本人の手に合わせているからか。」
ぶつぶつと呟きながら手の中でブローニングを弄んでいる。
「いや、良い銃を見た。
大した物だな、ブラッド。」
一通りみて満足したのかそう言うとブローニングを返すバリー。
「なに、出向した時、知り合った奴に腕の良いガンスミスを紹介して貰っただけださ。」
ホルスターにブローニングを収めながら答える。
「腕の良いガンスミスねぇ……」
興味深そうに耳を傾けるバリー
「バリーも、今のサムライ・エッジに満足出来ないならケンドの所で弄り入れたらどうだ?
そうだな……45ACPとか10mmオートなんか使えれば良いんじゃ………」
「なる程な、今度ケンドに聞いて置こう。」
即答……!?
マジ改造するんか?
この、
S.T.A.R.S.の宴会はバリーが帰るまで続いた、
相変わらずの愛妻家なんだなバリーよ
若干、手直しは入れてるので、二次ファン時代と微妙に違います