ハイスクールD×D〜転生したら騎士(笑)になってました〜   作:ガスキン

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第六十二話 初心×残念=辱め

突然気絶したセラフォルーさんだったが、馬車が駅に到着したタイミングで目を覚ました。何はともあれ一安心した所で、俺達は列車に乗り込むのだった。

 

前回はグレモリー家専用の列車だったが、今回は普通の列車なので、当然一般の悪魔のみなさんも乗り込んでいる。時間的には昼前くらいなのだが、車内は人間界の朝のラッシュ並みに混んでいた。乗車して僅か数秒で、俺とセラフォルーさんは反対側の扉付近まで追いやられてしまった。

 

「大丈夫ですか、セラフォルーさん」

 

腕を突っ張り、体を盾にしながら小さいスペースを作って、そこへセラフォルーさんを立たせる。魔王である彼女がラッシュ程度で参ってしまうとは思えないが、今こうして俺の前で顔を俯かせている彼女の様子を見ていると庇護欲が湧くというか、何となく守ってあげたくなってしまう。それに、こうすれば痴漢対策にもなるしな。変な手が伸びて来たらすぐに締めあげてやる。

 

「う、うん。フューリーさんこそ、辛かったら、その、私にくっついてもいいんだよ?」

 

心配してくれるのは嬉しいですが、そうしたら意味が無いんですよ。とにかく、目的地に着くまではこうして・・・。

 

『間も無く急カーブに入ります。お立ちの方は吊り革、または握り棒をお持ちください』

 

え? と言葉を発する前に列車が大きく傾く。直後、後ろから襲って来た強い衝撃に、俺は思わず手を滑らせてしまった。そうなると、後は押されるままだ。

 

(まずい! このままじゃ、セラフォルーさんを押し潰してしまう!)

 

何とかそれだけは避けないといけない。そう思った俺は必死に踏ん張りながら再び腕を突っ張った。勢いが付き過ぎて扉をドン! と叩いてしまったがこの際しょうがない。それよりもセラフォルーさんの安全の方が大事だ。

 

ほとんど密着状態と言ってしまってもいいくらいの距離だが、どうにかセラフォルーさんを押し潰さずに済んだ。だが、ホッとする俺を見上げるセラフォルーさんは、どこか熱に浮かされているような表情をしていた。

 

(こ、これって所謂“壁ドン”ってヤツだよね? それじゃ、もしかしてフューリーさん、私の事を・・・!?)

 

「セラフォルーさん?」

 

「ん・・・」

 

何を思ったのか、瞳を閉じながらアゴをあげるセラフォルーさん。なんか、ドラマとかで見るキスを待っている女性みたいな感じだったが、何故にこのタイミングで?

 

(((この暑苦しい空間の中で何やってんだこいつら・・・)))

 

同時に、背中に突き刺さる視線が一気に増えた気がした。解せぬ。

 

・・・・・・・

 

・・・・・

 

・・・

 

ルシファードに到着後、駅前のターミナルでタクシーに乗って都内を移動する。ちなみに列車もタクシーもセラフォルーさんがお金を出してくれた。情けなかったが、彼女は優しい笑顔で気にしないでいいと言ってくれた。

 

三十分くらい経つと、周りに高そうな家が見えて来た。この住宅街のどこかにカテレアさんが住んでいるんだよな。一人暮らしと聞いたが、ああいう見た目出来る女性って、プライベートじゃ案外自堕落だったりするイメージがある。まあ、マンガとかからのイメージだけど。

 

そんな事を考えていると、タクシーが止まった。どうやら目的地に到着したようだ。セラフォルーさんに続いて降車すると、目の前に立派な一軒家が建っていた。あ、もう眼鏡も必要無さそうだし外しておこう。

 

「サーゼクスちゃんは本当はもっと凄い豪邸にするつもりだったんだけど、カテレアちゃんが断ったの。「既にただの“カテレア”である自分にはそんな物は必要無い」からって」

 

これでも充分凄いと思うんだけど、やはり魔王様はスケールが違うなぁ。でも一人暮らしで大き過ぎる家だと寂しいし、カテレアさんの言う事もわかる気がする。

 

「それじゃ、早速チャイムを・・・」

 

液晶画面付きの立派なインターフォンをセラフォルーさんが迷い無く押した。数秒して画面が点灯し、そこには面倒臭そうな表情のカテレアさんの顔が映っていた。

 

「どちら様・・・って、セラフォルー?」

 

「こんにちは、カテレアちゃん! 遊びに来たよ~~!」

 

「遊びにって、またあなたは唐突に・・・。帰ってください。私は忙しいんです」

 

「え~? そんな事言わないでよ~。せっかくカテレアちゃんが会いたがっていた人を連れて来たのに~」

 

「は?」

 

「にしし~・・・じゃーん! フューリーさんで~す!」

 

セラフォルーさんが画面から少し離れたおかげで、ようやく顔を合わせる事が出来た。

 

「お久しぶりです、カテレアさん。突然お邪魔してすみません」

 

挨拶と謝罪を入れ、軽く頭を下げる。だが、カテレアさんからの応えは無い。というか、固まってる?

 

「カテレアさん?」

 

「・・・くぁ」

 

「え?」

 

「くぁwせdrftgyふじこlp!?!?!?!?」

 

「? ふじこってだ~れ?」

 

最早言葉になっていない声をあげるカテレアさんと、辛うじて聞き取れた部分を尋ねるセラフォルーさん。ああ、どこからツッコだらいいんだろうか。

 

「セ、セラフォッ! フューリッ!」

 

「はいはい、落ち着いてカテレアちゃん。はい、深呼吸」

 

「す~~~は~~~」

 

「その調子。はいもう一回」

 

「す~~~は~~~」

 

それからもう二、三回ほど深呼吸を繰り返し、ようやくカテレアさんは落ちついた様だった。

 

「落ちついた、カテレアちゃん?」

 

「大丈夫、問題ありません」

 

あかん、それフラグや・・・。

 

「そ、それで、どうしてフューリー様が私の家に? そもそも、何故冥界にいらっしゃっているのですか?」

 

「リアスちゃんの里帰りの付き合いなんだって。それでね、カテレアちゃんがフューリーさんに会いたがってるって聞いたから、こうして来てくれたの」

 

「で、では、私の為にわざわざ!? ああ、フューリー様! このカテレア、あなた様のそのお気遣いに感激の意を禁じ得ませんわ!」

 

「そ、そうですか」

 

言えない・・・時間が出来たから会いに来たなんて絶対に・・・!

 

「そういうわけだから、お邪魔していいよねカテレアちゃん」

 

「ええ、もちろ・・・ッ! ちょ、ちょっと待ってください! 隠す・・・じゃない、片付けないといけない物がありますからちょっとだけお時間をください!」

 

「じゃあ三十秒で支度してね」

 

ちょっと短過ぎませんかね。どこぞの空賊だってもう十秒くらい猶予くれるのに。

 

「無理です! 十分、いや五分でいいですからお願いします!」

 

「しょうがないなぁ。じゃあ準備出来たら教えてね」

 

「感謝します! ええっと、ポスターはあそこで抱き枕はあそこで・・・ええい、面倒臭い! 全部押しこんでしまえ!」

 

スイッチを切り忘れているのか、画面越しにカテレアさんのそんな声が聞こえて来た。別にポスターや抱き枕くらいそのままでいいと思うけど。彼女なりにお客さんを招く時のこだわりみたいなものでもあるのだろうか。

 

「お、お待たせしました! どうぞお入りください!」

 

数分後、額に汗を浮かべたカテレアさんから許可が下り、俺はセラフォルーさんの後に続いて玄関へと向かった。

 

「お邪魔しま~す!」

 

「お邪魔します」

 

扉を開けると、そこには以前の会談の時と同じ服を纏っているカテレアさんが立っていた。

 

「よ、ようこそおいでくださいました、フューリー様! 心より歓迎させて頂きますわ!」

 

「ありがとうございます」

 

「ではセラフォルー。フューリー様の事は私に任せて、あなたは帰ってくれて構いません。魔王の執務で忙しいのでしょう?」

 

「そうはいかないよ。今日はお仕事はお休みだし、何より私は“保険”なんだから」

 

(チッ。サーゼクスも余計な事を・・・)

 

「あの、セラフォルーさん。その“保険”っていうのは・・・」

 

「あ、こっちの話だよ。だからフューリーさんは気にしないで」

 

「心外ですね。私がフューリー様にナニをするというのですかナニを」

 

そう言われると余計気になるんですけど。あとカテレアさんの何のイントネーションに若干違和感を覚えたんだけど・・・気のせいか?

 

「とにかく、フューリー様。いつまでも玄関で話すのも格好がつきませんし、まずはリビングにご案内しますわ」

 

カテレアさん、セラフォルーさん、俺の並びで長い廊下を進み、リビングへ向かう。予想通りというか、そこはウチの二倍はあろうかというくらい広くて立派なリビングだった。一通り見渡して隅の方に小さな水槽を確認した。中では小さな魚が元気よく泳ぎ回っている。見た事が無い種類の魚だ。やっぱり冥界の魚なんだろうか。

 

「すぐにお茶を用意しますので、フューリー様はお座りになっていてください」

 

「あ、じゃあ私もお手伝いを」

 

「いえ、セラフォルーも座っていてください。お客様に手伝わせるなどもってのほかですからね」

 

微笑を浮かべキッチンの方へ進んでいくカテレアさん。うーむ、どうやら俺のイメージは彼女には当てはまらないみたいだ。プライベートもキッチリしてるんだなぁ。

 

感心する俺とは対照的に、セラフォルーさんは何か考えている様子だった。どうしたんだろう。

 

「はい、お待たせしました」

 

机の上に三つのカップと、クッキーの皿が置かれる。香りからして紅茶だろうか。クッキーも美味しそうだ。

 

「実は私、お菓子作りが趣味でして。お手製のクッキーです。どうぞ遠慮無く召し上がってください」

 

「ありがとうございます。なら早速・・・」

 

「待って、フューリーさん」

 

手を伸ばそうとした俺を、セラフォルーさんが制する。

 

「セラフォルーさん?」

 

「どうしました、セラフォルー? 別に毒なんて入ってませんよ」

 

「・・・そうだね。毒は入ってないでしょうね。でも・・・」

 

一枚のクッキーを手にセラフォルーさんが立ち上がる。そのまま水槽の方へ移動すると、掌の上でクッキーを細かく砕き、その欠片を水槽の中にばらまいた。

 

突然の奇行に目を丸くする俺の前で、魚達が餌と思ってクッキーの欠片を口にする。それから数秒も経たない内に、あれほど元気に泳ぎ回っていた魚達が活動を停止した。え、死んだ!? 死んだの!?

 

「死んでないよ。ほら、エラが動いてる。眠っちゃったんだよ」

 

俺の心配を察したのか、セラフォルーさんがそう答える。いや、それならよかったけど。そもそも何で急に眠っちゃったわけ?

 

「・・・カテレアちゃん。これはどういう事かな?」

 

「おや、私とした事が、間違えて医療用の睡眠薬を混ぜてしまったようです。残念ですが、これは処分しないといけませんね」

 

あ、なるほどー。あはは、カテレアさんもドジっ子さんだなぁ。・・・故意じゃないよね? あくまでも事故なんだよね? 淡々とした調子で言葉を紡ぐカテレアさんにいいようも無い寒気を感じた。

 

しばらく居心地の悪い空気が続いたが、俺から頑張って話題を振り続けたおかげでなんとか雰囲気を和らげる事が出来た。。

 

「そういえばフューリー様。フューリー様をモチーフにした特撮ドラマが存在している事はご存知ですか?」

 

「え? ああ、はい。以前セラフォルーさんから聞きました」

 

「あ、そうだ! ゴメンねフューリーさん。DVD送るって約束したのにまだだったよね」

 

「いえ、別にそこまで見たいわけでは」

 

「何をやっているのですか、セラフォルー。仕方ありません。ならば今から観賞会を行いましょう。部屋からDVDを持って来ますからちょっと待っててください」

 

話聞いて・・・。

 

リビングを出たカテレアさんが少ししてケースを持って戻って来た。タイトルは『魔装騎士フューリー』・・・こうして実際に目にすると何ともいえない気分になるな。とりあえず、悶え死なない様に今から『気合い』を重ねがけしておこう。

 

―――これは、冥界の命運を託された少女と、それを守る騎士の戦いの物語である。

 

・・・今のナレーション、明らかにサーゼクスさんの声だった。何やってんですか魔王様。

 

冒頭からのサプライズに呆気にとられている間にも物語は進む。画面が切り替わり、セラフォルーさんの全身が映し出される。

 

―――彼女の名はセラ。どこにでもいる普通の少女である。そう・・・この日までは。

 

「本来であればここには私が映っていたはずですのに」

 

愚痴りながらも画面から目を離さないカテレアさん。そこからしばらくセラの日常シーンが流れていたが、突如彼女の近くで爆発が起きた。

 

『きゃあっ!?』

 

『ぐふふふ、見つけたぞ。今代の運命の女を!』

 

続いて、いかにも悪役ですといった感じの怪人が現れる。着ぐるみ・・・だよな? 流石に冥界だからってこんな怪人が本当にいるわけないよな?

 

『な、何を言っているの!? 運命の女って何!?』

 

『答える必要は無い。お前は黙って着いてくればいいのだ』

 

『い、いや! 近づかないで!』

 

演技上手いなセラフォルーさん。フィクションなのに助けに行きたくなってしまった。そして、怪人がセラにその手を伸ばそうとした次の瞬間だった。

 

『待て! それ以上その少女に近づくな!』

 

勇ましい声と共に現れたのは、蒼い鎧を全身に纏った偉丈夫。細かい差異はあるが、その姿はまさしくラフトクランズだった。という事は、もしかしてこれが・・・。

 

『な、何者だ貴様!?』

 

『我が名はフューリー! 魔装騎士フューリー! 邪悪なる者よ、我が剣で貴様をヴォーダの闇に還してやる!』

 

「キ、キマシタワーーーー! この宣告を受けた者は皆等しくヴォーダの闇に還されてしまうのですわ!」

 

やばい、カテレアさんのテンションがおかしくなって来た。そして俺のテンションもやばい。もうヴォーダの闇と聞くだけで過去の光景が鮮明に浮かぶようになってしまった。

 

『フューリーだと? 誰だか知らぬが、“教団”の幹部であるこのモー・ブ様に勝てると思っているのか?』

 

完全な敗北フラグを口にしながら怪人がフューリーに迫る。対するフューリーは落ちついた様子で腰から一本の剣を抜いた。あ、オルゴンソードまで再現してあるんだ。

 

『ドラゴンすら切り裂く我が剣の切れ味、身を以って知るがいい!』

 

今のってドライグさんの事言ってるんだよな。そういえば結局うやむやのまま終わってしまったけど、やっぱり一度ちゃんと謝った方がいいよな。

 

『死ねぇぇぇぇぇぇぇぇ!』

 

『はあぁぁぁぁぁぁぁぁ!』

 

一瞬の攻防が明暗を分ける。傷一つないフューリーに対し、怪人の方は額と肩から生えていた角が綺麗に切り飛ばされていた。

 

『ぐおお!? ば、馬鹿な! 儂の自慢の角が!?』

 

『さあ、止めだ』

 

『くっ!』

 

剣を突き付けられた怪人が焦りの表情を見せる。翼を羽ばたかせ、逃げ出そうとするがもしも俺の予想が正しければこのあとフューリーは・・・。

 

『逃がさん!』

 

あ、やっぱりライフルモードにするのか。剣から銃に変形したそれを握り、フューリーが引き金を引く。銃口から放たれた緑色の光が瞬く間に怪人を飲み込んだ。

 

『お、おのれフューリー! ゼクス様ぁ! 申し訳ありま―――』

 

その言葉を最後に、怪人の姿は消滅した。何気に黒幕の名前を口にしたっぽいけど、ゼクスってもしかして・・・。

 

『あ、あの・・・』

 

戦いが終わり、セラがフューリーに声をかける。それに応えずフューリーは背中のブースターを点火させる。

 

『ま、待って! あなたは一体・・・!』

 

『・・・運命を背負う少女よ。あなたは私が必ず守ってみせる』

 

『え?』

 

『では、さらばだ!』

 

高速で飛び去って行くフューリーを、セラはずっと見つめ続けていた。

 

『魔装騎士・・・フューリー』

 

―――謎の騎士フューリー。彼との出会いがセラの運命を大きく変えていくのだが、今の彼女がそれを知る術は無い。

 

最後にそんなナレーションで締められ、スタッフロールが流れ始める。いや、うん、作品としてはとても面白いと思う。思うが・・・やっぱりキツイわ。というか、俺こんな芝居がかった口調じゃないと思うんだけど。やっぱり『気合い』使っといてよかったわ。鑑賞中に何度『脱力』された事か・・・。

 

「どうだった、フューリーさん。フューリーさんの魅力を前面に出す感じで作ったつもりなんだけど」

 

「え、ええ・・・面白かったですよ」

 

鬱りそうになりながらもそう答えた俺を誰か労わってください。

 

「では、続いて第二話を・・・」

 

ッ!? ま、まずい。これ以上は俺の精神が持たない! 何とか話題を変えないと!

 

「そ、そういえば、そろそろお昼ですね。お二人とも、昼食はどうしますか?」

 

「え? あ、ホントだ。どうしようカテレアちゃん」

 

「そうですね。では、私のお気に入りのレストランがあるのですが、そちらでランチでもどうでしょう」

 

「いいね。フューリーさんもそれでいいかな?」

 

「はい」

 

もう外に出れるならどこでもいいです。

 

「わかりました。ではお店の方に連絡を。あとタクシーも呼ばなくては」

 

十分後、俺達は再びタクシーに乗り込み、カテレアさんのお勧めレストランへと向かうのだった。




我らがヒドイン、カテレアさんの再登場です。残念というか病み部分が生まれ初いるのは気のせいだと信じたい。

蛇足ですが、実は最後はレストランへ行かず、グレモリー邸に帰らせるつもりでした。家を出た直後にオリ主がハンカチを忘れた事に気付き、セラフォルーが代わりに取りに戻ると、そのハンカチを使ってカテレアがおっぱじめていたので黙って戻るという流れでしたが、もうどう書いても全年齢向けにならなかったので没にしました。

あと、最初の方の壁ドンネタはある方から頂いた感想を元に考えました。ありがとうございます。

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