ハルケギニアの小さな勇者   作:負け狐

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最終章始まってから今までルイズの出番がほぼない


その3

 他の騎士達が飛竜一匹を相手取っているのに対し、彼は纏めて三匹と対峙していた。グリフォンを駆り、飛竜の攻撃を軽々と躱しながら持っていた剣杖をくるりと翻す。

 それによって生まれた風の刃により、飛竜の首は胴と泣き別れた。それでも体は飛び続け、しかし制御など利かなくなったそれは減速せずに壁にぶつかり染みを作った。ふん、と彼は鼻を鳴らし、残る二匹を仕留めに掛かる。

 

「ジャン!」

「ん?」

 

 すぐさま二匹目を仕留めた彼は、自身の名を呼ぶ声を聞きそこに目を向けた。見覚えのある金髪の女性が、普段通りの、あるいは普段以上のつり目で彼を睨んでいるところであった。

 やれやれ、と彼は肩を竦める。適当に最後の一匹を吹き飛ばしてから、一体何の用だとグリフォンを彼女の下へと降下させた。

 

「状況は?」

「そんなことを聞くためにわざわざ俺を呼んだのか?」

「ええ。そうでもしないと貴方は動き続けるから」

「……はぁ」

「何よその溜息は」

「いや、俺の義姉上は随分と人情に溢れているな、とね」

「やかましい。大体、わたしはアンタをルイズの婚約者と認めた覚えはないわ」

「はいはい」

 

 それで、状況だったか。そう言いながら、彼は、ワルドはエレオノールに言葉を紡ぐ。見ての通りだ、と言いたかったが、それを話すのが役目だろうと返されるのは目に見えていたので素直に語った。

 友好街へと続くこの門から入ろうとした亜人共の半数以上は討伐している。避難区域に向かった飛竜軍団も、彼の『遍在』を援護として向かわせているのでそこまで問題ではないだろう。そう述べると、成程と小さく頷いた。

 

「それで、君はどうしてこんな前線に?」

「様子を見に来たのよ」

「……そういうところはヴァリエールなんだな、君は」

「どういう意味かは聞かないでおくわ。――まあ、後は、そうね」

 

 余計な異物を流すように、門の中から外へと水が溢れた。流された亜人共の死体は、ワルドの片付けたオーク鬼とぶつかり合って山となる。

 そこへ追加で降ってくるコボルトの死体。ドサドサと積み重なった後、通常のメイジとは違う詠唱と共に生み出された炎で燃え上がった。

 

「こんなところか」

「エレオノールさん、始末終わったよ」

 

 片方はドスンと音がしそうな顔をフードで覆った巨漢、もう片方はストンと可愛らしい着地の音でもしかねない猫耳フードのコートを被った少女。それらがエレオノールの隣に立ち、揃ってその外套の下で口角を上げた。お疲れ様、と彼女はそんな二人を労い、視線をワルドへと戻す。まあこういうわけだ。そう述べて、彼女は薄く笑った。

 

「それはまた……随分と、染まったものだ」

「こういう時だからよ。そうじゃないと、おちび達に顔向け出来ないもの」

「難儀な性格だな」

「でも、それがエレオノールさんだから」

「そうだな」

 

 ワルドの言葉に、フードの少女も外套の男もそう返す。それは分かっているさとワルドは笑い、視線を再度前に向けた。半数を倒した、とはいっても、未だ眼前には大量の亜人の大隊がいる。通常ならばとうの昔に逃げてもおかしくない被害。にも拘らずこうして向かってくるということは、つまり、統率者を倒さぬ限り、目の前の連中は引いていかないということなのだろう。それは街へと侵入を許してしまった少数の敵の軍団も同様だ。

 

「エレオノール」

「何?」

「君は避難をしたらどうだ? 危険だ」

「ええ、そうね。それが最善でしょう。でも、嫌」

「ああ、そうかい。ルイズが見たら泣くぞ」

「おちびは大丈夫よ。――ルイズは、こういう時は姐の心を誇ってくれる娘だから」

 

 まだまだね、とエレオノールは笑う。苦々しい顔を浮かべたワルドは、前線を叩くと言い捨てると再度グリフォンを上昇させた。

 その最中、エレオノールはそう言えば言い忘れていたと彼に叫ぶ。何だ、と視線を下に向けながら、しかし彼女の言葉を聞いたワルドは何だそんなことかを表情を笑みに戻した。

 

「あら、いいの? ルイズの使い魔の彼、恐らく孤立しているわ」

「だろうな。だが、それがどうしたというんだ。あの使い魔を助ける義理も、理由も、好意もない」

 

 ふん、と鼻を鳴らしながらワルドは視線を外す。そうしながら、それに、と誰に言うでもなく彼は言葉を続けた。

 

「あいつがその程度で死ぬはずあるか」

 

 

 

 

 

 

「サイト!」

「んだよ!」

 

 急降下しながら鋭い爪を突き立てんとする飛竜の攻撃を引きつけて躱し、その足に刃を滑らせた。飛竜の骨と爪は竜のそれにおよばずともかなりの硬度を誇っている。普段使っている日本刀、あるいは先程まで奮っていたシュペーの長剣ならば別段問題はないであろうその行動は、しかし。

 彼の今持っている得物は、基本的に魔法主体で戦う用途の短剣であった。ついでに魂入りである。

 

「無茶するんじゃない! 私は基本こんな使い方するようなナイフじゃないんです!」

「いや、使えって言ったのお前じゃん」

「限度があるんですよ限度が! こんな激しいことされたら私の体が壊れてしまうでしょう!」

「……分かったんでその言い方やめろ」

 

 眼前で見ているのならばともかく、遠くで聞かれたら確実に誤解を招く。いつぞやのシルフィードの時とは違い捕まることはないだろうが、時と場合によっては主人に首を切られる可能性もありうるのだ。勿論物理的にである。

 

「で、俺の使い方をしないっていうんなら、どうすりゃいいんだ?」

「……力押し以外にやることはないんですかお前は」

「俺の師匠ルイズだぜ?」

「そうですね……私が愚かでした」

 

 はぁ、とナイフから溜息が漏れる。その反応もどうかと思うと心の中だけで反論しつつ、しかしまあ本当に壊れてしまったら後味も悪いので、才人は何か別の方法を考えることにした。先程の斬撃は技術よりも力に比重を置いていた。ならば、技術を前面に押し出せば多少負担は減るかもしれない。

 

「うし。んじゃ『地下水』、もう一回やるぜ」

「え? ちょっとサイト! 私さっき言ったばかりなんですけど――!」

 

 知らん、と才人は返す。文句に付き合っていては倒せるものも倒せない。何より、使えと言ったのはお前だ。

 そんなことを言いながらも、しかし才人はナイフに負担の掛からぬよう飛竜の比較的柔らかい腹を掻っ捌いた。致命傷にはならないのは分かりきっている以上、そこから追撃をする必要があるが、それは別段飛竜にせずともいい。

 

「これなら、文句ねぇだろ」

 

 ぐらりと体勢の崩れた飛竜の背。手綱を片手、棍棒をもう片手にしているコボルト目掛けて才人は第二撃を叩き込んだ。サクリとあっけなく喉が切り裂かれ、大量の赤い液体を撒き散らしながら飛竜と共に地面へと落ちていく。それを踏み台に跳び上がると、別の飛竜目掛けて再度刃を奮った。

 

「っと、浅いか」

「普通の長剣のつもりで振るうからですよ、この考えなし」

 

 握っている刀身から馬鹿にするような声が響く。やかましいと悪態をつきつつ、才人はならもう一撃と体を捻った。今度は空を切る。跳躍で詰めた距離を向こうが再度広げたのだ。

 

「……本当に、馬鹿」

 

 その斬撃の軌跡から、氷の刃が生み出された。なんじゃこりゃ、と振るった才人が目を見開く中、その刃は虚を突く形となって飛竜の顔面に突き刺さる。視界を奪われた飛竜は滅茶苦茶に暴れまわり、乗っていたコボルトを振り落とし、やがて己の体力も尽きて家屋にぶつかるとそのまま落ちていった。

 

「手助けしてやったんです。感謝しなさい」

「あーはいはい、さんきゅ」

 

 あからさまに投げやりな才人のお礼。だが、それでも『地下水』はどこか満足そうに鼻で笑った。握っている当の本人もそれが伝わり、なんとなく面白くない才人はぶうたれたようにそっぽを向いた。

 

「ほらサイト、次ですよ」

「わーってるよ!」

 

 残る飛竜は二体、その片方はコボルト・シャーマンが乗っている隊長竜だ。先程のようにはいかないだろうなと目を細め、しかしまあ試しに、と才人は『地下水』に声を掛けた。彼女もそれは承知のようで、特に何か言わずとも刀身に精神力を集めていく。

 

「行くぜ『地下水』!」

「ええ」

 

 足に力を込め、大地を蹴って、跳ぶ。ルイズほどとはいかずとも、十分な高度を手にした才人は、そのまま持っているナイフを振るった。周囲の空気が鋭くなり、多数の氷柱がその軌跡から生み出され、目の前の飛竜を穿たんと飛来する。

 それがどうした、とシャーマンは先住魔法によりその氷柱を叩き壊した。所詮毛なしザルの使うような浅知恵など、自分には通じない。そんなことを言いながら、お返しだと落下していく才人に向かって石つぶてを打ち出し。

 

「――んじゃ、試してみるか?」

 

 重力に逆らうかのごとく真上に浮かび上がった才人を見たことで、一瞬対処が遅れた。先程の跳躍とは違う、正真正銘の飛行。彼の身体は空を飛んでシャーマンの眼前へと迫った。

 我に返った時にはもう遅い。短剣を手にし、そこから魔法が撃ち出された時点でその可能性も留意しておくべきだったのだ。浅知恵、と嘲られるのは、果たしてどちらか。

 その答えは首から上を無くして四肢を投げ出しているシャーマンの姿が物語っているだろう。騎手のいなくなった飛竜はそのままあてもなく飛行を行い、そのまま何処へと消えていく。

 ふう、と才人は息を吐いた。『フライ』は『地下水』ではなく才人の精神力を消費して唱えたものである。今まで感じたことのない疲労が彼の中に残っていた。これが魔法を使った感覚なのか。そんなことを思いながら、ゆっくりと彼は地面に降り立つ。

 

「これで、全部か?」

「の、ようですね」

 

 とりあえずこの場は戦闘終了のようだ。それを確認すると、才人はやれやれと首を鳴らした。工房の方からは大丈夫ですかという声が聞こえている。どうやら刀の打ち直しは終わったようだ。右手の『地下水』を弄びながら、才人は少しだけ急いで工房へと足を進めた。

 

 

 

 

 

 

 シュペーの娘から受け取った日本刀を鞘から抜き放つ。鏡のように曇りのない刀身を見た才人は、おお、と思わず声を上げた。

 

「サンキュー、助かった、ありがとう」

「いえいえ、私こそ、こんなに時間掛かってしまって」

 

 工房の外は既に日が落ちている。本来ならば灯りがぽつぽつと生まれているはずの町並みは、未だ警戒が解かれていないのか闇に包まれたままであった。

 

「なあルネ。やっぱりまだ戦闘終わってないんだろうか」

「……恐らくね」

 

 いたた、と飛竜との戦闘で受けたダメージを癒やしながら才人の問い掛けにルネはそう答える。ただ、戦闘自体は街の外に限定されているらしい。戻ってきた使い魔の連絡を受けながら、彼はそう続けた。

 

「ぼくもミス・シュペーを連れて戻ってこいとさ」

「そうか」

 

 ふむ、と才人は腕組みをする。このまま避難場所に向かうのも手である。が、自惚れではないが自分は戦力足り得る存在、ただ待っているだけというのも芸がない。避難場所の防衛はルネ達が任せろと言っている以上、才人の出番もない。

 そんなことを考えている彼を余所に、元の体に戻った『地下水』は失礼しますと工房の入り口へ歩いていった。その足取りはどう考えても避難場所に向かうものではなく、むしろ。

 

「あ、おい『地下水』」

「何ですか」

「何処行く気だよ」

「戦闘区域です。当たり前でしょう」

 

 やる気がないとはいえ主の命令、やらないわけにはいかない。そんなことを言いながら小さく溜息を吐いた『地下水』は、話が終わりならと扉を開けた。

 そんな彼女の横に、ああもうと頭を掻きながら日本刀を腰に下げた才人が立つ。彼もまた、避難場所に向かう空気は醸し出していなかった。

 

「来るんですか?」

「そりゃ、行くさ。てか、迷う必要なんか無かった」

 

 街を守るために戦っている者がいるのならば、手助けしない理由はない。ハルケギニアに来て二年経つか経たないかであるが、この場所に愛着を持つには十分過ぎる期間だ。知り合いだって沢山いる。大事な仲間だっている。

 何より、己の主がこういう時真っ先に飛び出していくのだ。使い魔である自分も、当然飛び出すに決まっている。

 後は頼んだ、とルネに告げ、才人は二人に見送られながら『地下水』と共に夜の街へと足を進めた。周囲は暗闇ではあるものの、二つの月によって道が見えないほどではない。加えるならば、竜巻や炎が定期的に舞い上がっているおかげで目的も一目瞭然だ。

 よし、と気合を入れると一気に走った。待ちなさいと『地下水』もそんな才人に続いて駆ける。ほどなくして戦闘音が大きくなり、亜人の悲鳴や怒号が耳に届いてきた。それにつれて、若干の破壊跡も見えてくる。亜人の死骸はあっても人の死体は見当たらない。そのことに少しだけ安堵しつつ、二人はそのまま街の入口まで駆け抜けた。

 

「あら、無事だったのね使い魔サイト」

「エレオノールさん!? 何でここに?」

 

 まず二人に気付いたのは負傷者の治療をしていたエレオノール。見て分からないの? と言う彼女の返しに、はいすいませんと才人は素直に頭を下げた。

 次いで気付いたのは大きなフード付きの外套を纏った大男。持っていた斧から水流を生み出し、目の前のオーク鬼を取り巻きのコボルトごと流して吹き飛ばす。そうしながら、そのフードの奥の牛頭の口角を少しだけ上げた。

 

「おや、少年。来たのだな」

「おっさん! ああ、手助けに来たぜ」

「……君は……まあ、いい」

 

 はぁ、と溜息を吐きながらラルカスは再度斧を振るう。その隣に立った『地下水』は、心中お察ししますと苦笑しながら同じように水流を生み出した。

 よし、と才人は気合を入れる。『地下水』達が戦っている場所とは反対側、そちらの方向に目を向けると、刀を抜き放ち一気に駆けた。突如現れた人間にオーク鬼の一体は反応が遅れ、しかしメイジでもない子供だと分かると獰猛な笑みを浮かべ自身の持っていた棍棒を振り上げた。

 

「前にルイズがやってたっけな、そういや」

 

 それを眼前に構えた刀で受け止める。本来そういう用途に使えるものではない武器で、自身の身長ほどもある棍棒を彼は防ぎきった。このまま押し切る、と力を込めてみたものの、流石に主人である彼女のようにはいかないらしい。ち、と舌打ちすると横へ逸らすように受け流し、すかさず踏み込むと胴を凪いだ。今までとは明らかに違う手応えが才人の中で感じられ、そしてそれを証明するようにオーク鬼が剣閃から真っ二つになる。

 

「ふん。誰かと思えば」

 

 ぐしゃり、とオーク鬼の上半身が地面に落ちたのを見て才人に気が付いたのか。いつの間にか彼の頭上にグリフォンがいた。そしてその背には彼も散々見ている髭を蓄えた美丈夫が一人。

 

「やはり生きていたか使い魔」

「はっ、あったりまえだろ髭面」

 

 そう言ってお互いに鼻を鳴らす。ふん、と嫌そうに、しかし笑顔でそんなやり取りをした二人は、そこで視線を外すと再度亜人の集団を睨んだ。

 

「その辺りは任せる。仕留め損なうなよ」

「誰に物言ってんだよ。俺はルイズの使い魔だぜ?」

 

 ワルドの言葉にそう返し、才人は別のオーク鬼に突っ込んだ。チェスト、と気合を込めた振り下ろしは、相手の棍棒ごとその体を縦に寸断する。それを横目で見ていたワルドは、楽しそうにクククと笑うとグリフォンを駆り再度中心部へと突撃していった。

 

「ああそうだサイト!」

「んだよワルド!」

「貴様の小さなプリンセスもそこで戦っている。きちんと援護してやれ!」

「は? ぷりんせす? 誰?」

 

 言うだけ言ってさっさと行ってしまったワルドの背中へ罵倒の言葉を投げながら、とにかく多分自分の知り合いがいるらしいと周囲を気にしながら亜人の群れに突進していった。戦っているというからには、一応戦闘は出来る人物のはずだ。そして少なくともルイズではない。

 その答えは程なく見付かる。猫耳フードを被った少女が、両の手に精霊の力で石の爪を纏って戦闘を繰り広げていたからだ。

 

「エルザ!」

「え? あ、お兄ちゃん!」

 

 コボルトの顔面を削ぎ落としながら、エルザはくるりと振り向き笑顔を見せる。良かった、無事だった。そんなことを言いながら、彼女は才人へと飛び付いた。

 

「一人で戦ってるって聞いたら、心配だったんだよ」

「あー、悪い。まあでもこの通り無事だぜ」

 

 ぽん、とエルザの頭に手を乗せながら才人は笑う。うん、と弾けんばかりの笑顔を見せたエルザは、じゃあ、と彼の隣に立つと再度石の爪を展開した。

 その行動の意味が分からない才人ではない。おうよ、と同じように笑みを浮かべ、自身の日本刀を正眼に構える。

 

「そういえばさ」

「ん?」

「こうやって一緒に戦うのって、初めてじゃない?」

「水の鱗ん時戦ってただろ」

「二人だけで戦うのは、ってこと! それにあの時のわたし普通じゃなかったし」

 

 はいはい、と才人は流す。むう、とエルザはそんな才人を見て頬を膨らませた。絶対言ってる本当の意味伝わってない。そんなことを思ったが、彼女は口には出さなかった。

 

「うし、んじゃエルザ」

「何よ」

「行くぜ。背中任せた」

「――うん! まっかせておいて!」

 

 不満げな表情は一変。再度笑顔に変わったエルザは、才人と共に亜人の群れへと突撃する。刀で、爪で、相手を薙ぎ倒しながら、突き進む。

 戦力の更に増したトリステインの防衛が終了するのに、そう時間は掛からなかった。




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