影絵   作:箱女

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 帰りのホームルームのあたりから急に勢いを増してざあざあ降りになった雨が、窓の外の地面をたたく。風はなく、どんよりとした景色のなかにノイズが走るように水滴が絶えることなく白色を混ぜ込む。空を覆う雲は、断面を見たわけでもないのに分厚いと断言できるような色をしていた。あれが供給源なら止む気配がしないのも仕方ないな、と思えるほどの。

 

 雨の匂いがする。菫はそれを見事に表現する言葉を持たないが、たしかに晴れた日とは違う匂いがすると感じる。街が濡れた匂いとでも言えばいいのか、雨が降るとすべてが均質に包まれるような感じがするのだ。途切れることなく続く雨音を無意識に楽しみながら菫は歩く。

 

 週末に西東京地区予選を控えたその日、菫は部長に話したいことがあって部活の終わりに彼女を廊下で待っていた。部活が始まる前に約束を取り付けてあるから問題はない。それなりに人数規模の大きい部だ。部長としてするべき仕事の量も多いのだろう、部長が菫の前に姿を見せたのは部活が終わってから二十分ほど経ってからのことだった。スクールバッグを肩にかけて、菫にいたずらっぽく謝ってみせる。

 

 「さて、弘世ちゃん。それで話したいことって何かな?」

 

 毛先にほんの少しだけくせのあるショートボブを揺らして菫を見上げる。特別に小柄というわけではないのだが、なにより菫は背が高い。少なくとも女性の平均身長などとうに超えている。

 

 「ええ、その、宮永についてのことなんですが……」

 

 「宮永ちゃん?」

 

 とくに不思議がる様子もなく、視線は菫に続きを促している。

 

 「あいつは今後、かなり注目されることになると思います」

 

 「そうだね。私もそう思う」

 

 菫はひとつ呼吸を置いて、すこし言いにくそうに切り出した。

 

 「その、あいつは普段の態度がアレですから、部長の力で守ってやってくれませんか」

 

 「うん? 守る?」

 

 「あの、インタビューとかに対応できるイメージがまったく浮かばなくて……」

 

 くすりと小さく笑ったあと、慈しむように目を細めて彼女は菫の背中をやさしくたたいた。何も心配はいらないよ、と言われているかのようで菫はすこし安心した。

 

 「だーいじょうぶ。いくらエースとはいえ一年生にそんなことまでさせないよ」

 

 

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 西東京地区予選は土日で団体の代表を決め、個人戦の代表を決める戦いは平日に実施されることとなっている。これは他の地区との間にインターハイに向けた練習期間などに差が生じないようにと配慮されたものである。つまるところ、五月の最終週と六月の第一週でインターハイ本選に進む選手はすべて出そろう。この二週間は麻雀をやっている高校生にとって、目標のための大事な期間なのだ。

 

 団体予選の一日目はまた雨が降っていた。梅雨の季節らしい、細く長く続く雨だ。予選が行われる市民ホールは麻雀の対局が適切にできるようにきちんと設営されており、専用の施設にこそ及ばないが十分な機能を有していた。ホール内には大まかに言って対局場とスクリーンのある観客席があり、一般の方が見ていくことも可能となっている。地方予選と侮るなかれ、注目の試合にはプロの解説とアナウンサーがついており、地元ケーブルテレビで放送までしているのだ。もちろんそれはこの西東京地区だけでなくどの地方予選でも同様である。ここにも麻雀人気の一端を見ることができるだろう。

 

 

 背もたれに思い切り背中を預けて予選の組み合わせを見る。ここ数年はインターハイ出場を逃してはいるものの強豪であることには違いなく、白糸台は第三シードをもらっていた。四校が揃わなければゲームが成り立たないという競技の性質上、試合数の調整のためにシード校の扱いが毎年変わるのだが、今年は二回戦からの登場とのことだった。菫は映画館で売っているような大きな紙コップの飲み物を肘掛の先に置いて出場校をひとつひとつ確かめていく。名前だけで何がわかるというわけでもないのだが、そうせずにはいられなかった。隣では照がいつものように小説を読んでいる。なんとも頼りになるやつだ、と菫は呆れ半分で照に何かを言うこともなかった。

 

 百など優に超える出場校数のため、一日目にはどの高校にも控室が常時開放されているわけではなく、対局中の高校にのみ使えるようになっている。そのためそれ以外の時間は過ごし方を各自で考える必要があった。とはいってもそのほとんどが場内で他校の試合を観戦したり、あるいは精神状態を整えるなどの自分の試合に関わる行動をとっていた。事前にいろいろと準備をするのはインターハイを目指す高校にとっては当たり前のことなのだろう。

 

 「……宮永、試合は見なくていいのか?」

 

 次鋒戦が終わった時点で一度も顔を上げていない照に対してしびれを切らした菫が声をかける。それまで照は一心不乱に読書を続けていた。そもそも実況も解説もついていない試合だが、どうせこの様子だと実況がついていたところで聞きそうにも思えない。

 

 「うん。対局のときに見るから」

 

 顔さえ上げずにぽつりとつぶやく。どちらかといえば照は冗談を言うときに相手の顔をしっかりと見る。もちろん目を合わせればすべて冗談というわけではない。ただ表情を除いて照が女子高生らしくふざけるのはきちんと面と向かったときだけなのだ。それは菫がこの二ヶ月で発見した数少ない照の特徴のひとつだった。

 

 「東一局のときにじっと見てるアレか」

 

 「そう。いちばん精確」

 

 「じゃあ、その精確なやつじゃなくてもいいから先輩に情報を、とか考えないのか?」

 

 「考えない。先輩には先輩のプライドってあると思うから」

 

 「……お前、気を遣うなんてことできたのか」

 

 「驚いた?」

 

 やっと手に持った文庫本から視線を外して菫の方へ顔を向ける。菫は菫でスクリーンへ視線を固定していたが、何気なく照の方を見るといつもの鉄面皮がこちらを向いていた。

 

 「いや、最近はその感覚がマヒしてきててな」

 

 左の口の端をうすく上げて菫が応えると、照はひとつ息をついてまた紙上の文字へと視線を戻した。貴重とも言える反応があったもののそこから先は菫にはわからなかった。がっかりしたのかもしれないし、拗ねたのかもしれない。本当に表情を動かさないというのは厄介なものだな、と菫は思う。

 

 

 間もなく二回戦第三試合が始まります、と場内アナウンスが流れる。菫はただぼんやりとそれを聞いて、まだ誰も来ていないスクリーン上の卓に目をやった。いくら予選の一回戦とはいえ全ての局を見るのは疲労が残るのだろう、菫の手には目薬が握られていた。先ほどまで隣の席に座っていた照はすでに控室で待機している。彼女のポジションは大将ではあるが、おそらくどこかの試合で出場することになるだろう。団体戦において他校をトバすことはそう簡単なことではない。

 

 空調が利いてはいるのだろうが人口密度のせいでどうにもべたつく空気のなかで、菫は宮永照の特質について考えていた。まだ部内での対局しかないため、資料としては心許ないのは承知の上での話だ。基本的に麻雀において注目されるわかりやすいデータは打点、速度、守備率の三点であろう。当然のことだが打点は高ければ高いほど相手に与える脅威は大きいし、速度があれば他家に和了らせることなく稼ぐことができる。そして他家に振り込む回数が少なければそれだけ負ける確率が下がるのだ。その三点に着目して宮永照のデータを見ると、それこそ平均からかけ離れた数値がそこには出ている。

 

 第一に守備率である。照はこれまでの部内での対局で一度たりとも振り込んでいない。明らかにこれは異常と言えた。局の途中で他家をトバしてしまうということを差し引いても、である。全国においてもそれを貫けるとは菫もさすがに考えてはいないが、それでも驚異的な武器になることだけは間違いないだろうと予測していた。

 

 そして宮永照の最大の特徴と言える火力と速度については絡めて考えなければならない。

 

 彼女は和了るごとに打点を高めていくという極めて不可思議な形態を取っている。それも連続の和了でなければそれは成立しない。さらに言うならば、それは常に最低打点から始まるのである。打点が低いなら問題ないじゃないかと思うかもしれないが、それは大きな間違いだと言う他ないだろう。その連続和了を支えるのは圧倒的な速度なのだから。誰も聴牌にかすりもしない段階であっても関係なく照は点棒をさらって、打点を上げる要件を満たしていく。恐ろしいのが打点が上がった状態でも速度がそれほど落ちない点である。もちろん相応の役を作らなければならないのだが、宮永照はそれを軽々と跳び越えていく。

 

 これらの要素が強豪たる白糸台の部員たちをして誰ひとり半荘を消化することを許さなかったものである。どこに穴があるかと聞かれても答えるのは難しい。たしかに親であっても東一局を必ず見に費やすのは弱点と捉えることも可能だろう。そこで叩いてしまえばよいという考え方も否定はできないが、それを達成するには彼女の堅固な守備を打ち崩さなくてはならないのだ。

 

 

 普段から鋭いと言われる菫の目つきがさらに鋭さを増す。スクリーン上で始まった試合の趨勢が気になるわけではない。自身の属する白糸台が二回戦で躓くとは到底思えない。もちろん部員として観戦しながら応援自体はするが、思考はそこが中心ではなかった。その視線はなにか大事なものを探しているかのようにある点を見つめてはまた移動を繰り返していた。

 

 スクリーンでは照をマスコミから守ると約束してくれた部長が先鋒として卓を囲んでいる。照にこそ及ばないものの彼女の実力も相当のもので、全国でも上位に数えられるだけのものを有している。攻撃にも守備にも隙がなく、卓上全体を見渡したプレイは鮮やかといっても過言ではないだろう。ほとんどの高校はエースを先鋒か大将に配置する。冷徹に戦術のみを考えれば大将にエースを置くチームがおそらく最も多くなると考えられるが、先鋒にエース格を置く理由もいくつかある。ひとつは単にダブルエースで先行逃げ切りと最後に追い打ちをかけるため、という戦術面での判断である。もうひとつは麻雀が世界的に人気のある興行でもあるため、たとえば各国でプロリーグや世界選手権のテレビ放送がされている。そこで最も視聴者の多い先鋒に花形のエースを持ってくるという形式が高校の団体戦まで下りてきているという側面もある。実際にインターハイも日本では夏の風物詩となっている。

 

 観客席は思っていたよりは静かなものだった。客の入りは十分ではあったが、たまに感嘆の声やそういったものが聞こえるだけであとは誰もがじっと見入っていた。それだけ白糸台の勝利が予定調和ということなのだろう。スクリーンの隅に出ている持ち点に目をやれば早くも他三校の戦意を削げそうな点差がついている。菫は気付かないうちに舌打ちする。そこにどんな意図や思いがあったのかは知るところではない。

 

 

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 宮永照が公式非公式を含め、初めて大会に出場したのはインターハイ女子団体西東京地区予選の三回戦だった。

 

 後年になって、宮永照をもっともよく知る人物のひとりとして菫にこのときのことを尋ねると、彼女は苦い表情を浮かべる。自身と比べたのかもしれないし、あるいは対戦相手の希望を根こそぎ刈り取ってなお平然としていた照のことを思い出したのかもしれない。それらとはまったく関係のないことが原因なのかもしれないが、どちらにせよいい思い出に分類されないことは間違いのないところだった。

 

 

 照にバトンが渡されたのは、もはや決着がついたと言ってもいいほどの差が開いてからのことだった。その時点での二位との点差はおよそ七万点。半荘が二つあってもひっくり返すのは至難と言えた。

 

 ふつうならば静かに局を消化していくだけでいい試合展開である。なんだったら他家の連荘を止めるために差し込むことさえ選択肢に入れても問題はないだろう。勝利の決まっている状況でわざわざ自身の手の内を明かす必要もない。菫はそう考えていたし、また照が同じようなプレイングをするだろうことを疑っていなかった。しかし宮永照は砂粒ほどの手心を加えることもなく、いつものような徹底的な打ち方を変えることもなかった。

 

 例えるならそれは自分で起動スイッチを押すことのできるゴーレムのようだった。プログラムを自ら組んで、実行さえしてみせる。そこに人間的な躊躇や懊悩はなく、ただ対象を砕いて踏み潰してひとり歩いていく。そこにはチームを勝たせるという意志ではなくて、宮永照を全うする義務が存在しているように菫には見えた。そこにあるのは間違いなく純粋なものだった。善悪正邪の立ち入る余地などまったくない、だだっ広い空色の地平。

 

 菫は思わずスクリーンから目を背けた。観客たちは未だ宮永照という異質に気がついていない。ただあの白糸台の大将が一年生だということに注目しているだけだ。連続和了に対して流石だな、なんて悪気のない感想を口にしているだけだ。あまりに自分と違いすぎる照への理解に気分が悪くなって、菫は席を立たざるを得なくなった。結局その三回戦の間に、菫が再び観客席に姿を見せることはなかった。

 

 

 入り口付近のロビーのガラスの向こうはまだ雨が降っていた。灰色の雲の高さがいちだんと低くなったように感じられる。菫は背もたれのないミツバチの巣の断面図のような六角形のソファに腰を下ろして、じっと床を眺めていた。ロビーにはこれから試合に向かう選手や試合を終えて戻ってくる選手、あるいはどちらにも当てはまらない人たちがそこらじゅうをうろついている。今日この会場で一人になろうと本気で考えたら、それはトイレの個室に籠るくらいしかないだろう。

 

 考えをまとめさせてくれない周囲のざわめきに苛立ちを覚えそうになるが、そもそも何について頭を働かせるべきかさえわかっていない。菫のなかにたしかに存在するのは、今のところは静かな吐き気だけだった。ときおり通りがかった白糸台の部員たちが見るからに気分の悪そうな菫に声をかけていったが、それはほんのわずかな間だけ気を紛らわせる効果しかなかった。結局はまた思い出すことになるのだから余計に辛くなったと言えるかもしれない。

 

 「弘世、こんなところでどうしたの」

 

 耳慣れた声に顔を上げると、そこにはさっきまでスクリーンの向こうにいた少女が立っていた。

 

 「あ、ああ、ちょっとスクリーンに酔ってな」

 

 「ふうん、無理はしないほうがいいよ」

 

 そう言うと、照は当たり前のように菫のとなりに腰を下ろした。スカートとソファの生地が擦れて音を立てる。

 

 「なあ、どうして手を抜かなかったんだ? さっきの試合」

 

 「何を言いたいのかわからないけど、打つなら全力じゃないと失礼」

 

 迷いのない照の返答に、菫の胸中はざわつく。

 

 「……そうか」

 

 まるで気分は晴れないが、それでも頷くことのできる答えをもらって菫は安堵した。ならばなぜ吐き気がまだ止まないのだろう、と自問するが肉体はそれに返事をする手段を持たない。できることならすぐさま横になって目を閉じたかったが、そんな場所でも状況でもなかった。

 

 「……本当に体調を崩したのなら帰ったほうがいいと思う」

 

 「大丈夫さ。心配はありがたいが、お前も頑張ってるのにそうも言ってられないだろ?」

 

 照の瞳は微動だにしなかった。ただ滑らかに濃いブラウンを湛えた虹彩が、じっと菫を見つめていた。言葉を探しているようには見えなかったし、また言葉を待っているようにも見えなかった。見るという行為だけにこれほど集中した瞳に菫は出会ったことがなかった。それはほんの五、六秒のことだったが、ひどく消耗した気のする時間だった。

 

 

 もはや白糸台が負けることを心配するのは不可能に近かった。粒の揃ったバランス型のチームが代表に残ったことで大崩れすることなどなかったし、そしていちばん後ろの大将に控えているのは他でもない照だった。彼女を相手にしたときのセーフティリードなど見当もつかない。この表情を変えない怪物が全国に姿を見せるのはほとんど決定事項のようにさえ思えた。

 

 照の猛威は、それなりの実力校が残っているはずの準々決勝においてすらまったく衰える様子を見せなかった。その日最後の対局も他校の点を削りきり、翌日の準決勝進出を決めてみせた。

 

 

 帰りの電車の中では菫と照は離れた位置にいた。照はレギュラー陣に囲まれ、菫は同い年の部員ととりとめのない話をしていた。女子高生の会話の話題はあっちへ飛んではこっちへ飛ぶ。今日の試合の話をしているかと思えば今度の休みに遊びに行く話になっていたり、果ては好みの男のタイプまで実に様々な話題が浮かんでは消えていった。電車の中ではしゃぐなどはしたないと思う気持ちも多少はあったが、楽しい会話を打ち切るなんてことは高校一年生の菫にはまだ難しかった。

 

 

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 いくぶん小降りにはなっているものの、翌日もまだ雨は止んでいなかった。傘を差しても音など立たないくらいの小さな雨粒が、街や木々の隅々までじんわりと染み渡っていく。予報では明日には晴れると言っていたが、梅雨時の晴れ間ほど信用できない予報もないだろう。どこか陰鬱とした空気のなかで団体予選二日目は始まった。

 

 前日に比べて会場に人が多いように感じるのは勘違いなどではない。世界的に人気のある競技である麻雀は、日本においても注目を浴びている。なかでもインターハイというものは高校生という限られた期間にしか出場できず、またドラマチックな場面がよく見られることから特に高い人気を誇る。そのインターハイ出場を賭けた試合、ましてや全国的に激戦区と言われるこの西東京地区の試合となれば耳目を集めないわけがなかった。もちろんよその地区から偵察に来ている者も散見された。

 

 白糸台の部員たちは呆れるほどに混みあった観客席にある程度分散して座っていた。数人程度の小さな集団をいくつか作るのだ。まさか観客席の一角を白糸台だけで占領するわけにもいかないだろう。見渡せば夏服である白いワンピースタイプのセーラー服がちらほらと点在しているのがよくわかる。白を基調とした制服は数が少ないため、ひどく目立つのだ。

 

 「ねえねえ菫ちゃん、ウチ全国行けるかなあ」

 

 菫の隣に座る同い年の部員が期待七割、心配三割の表情で声をかける。おそらくはそれに対する返事の内容などわかりきっているのだろう。

 

 「……先輩方もそうだが、なにより宮永が負ける姿が想像できないな」

 

 「照ちゃんってホントすごいよね、なんだか落ち込んじゃいそう」

 

 「来年も再来年もあいつが味方で、私はほっとしてるよ」

 

 乾いた笑いとともに言葉を宙に投げる。言ってからこれは本心ではないのかと思い当って、菫はひとり眉をひそめた。ちょうどそのとき場内にアナウンスが入って、これから準決勝の第一試合が始まるとのことだった。

 

 

 

 

 

 

 


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