デート・ア・ライブ 千璃ホロコースト   作:泰邦

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第四十四話:スカーレット・リコリス

「彼女を放っておいてよかったのですか?」

 

 とある部屋。決して下品でない程度に調度品の置かれた趣のある一室にて、女性はエリオット・ウッドマンへと話しかけた。

 声をかけられたウッドマンは車いすに座ったまま肩を竦め、好々爺然として軽い笑みを浮かべる。

 話の内容はわかっている。ウッドマンに従順なふりをし続けている琴里のことだ。〈フラクシナス〉の船員から逐一報告が上がっているが、左程その情報を信用出来るとは思っていなかった。

 どこの組織も一枚岩ではないとはいえ、〈フラクシナス〉という小規模に限定した中でならば十分に意思の結束は可能だろう。報告書を書く者がそれに影響されていないとは限らない。

 

「五河琴里のことならそれほど気にする必要はない。様子を見る限りは優先順位が士道君第一になっただけで、やること自体はさして変わらない」

「貴方を裏切る可能性は?」

「こちらが士道君の行動に好意的である以上は必然的に敵に回ることはないだろう。ただ、センリが関与してくるとなると話は変わってくる」

 

 あの女の危険性はよくわかっている。罪のない一般人を「必要だから」と平気な顔で実験台にする女だ。

 有り体にいっていかれている。善悪の概念がそもそも通用しない。

 必要だからやったまで。無駄な行動を省くことの何が悪い──合理性を突き詰めた結果として人間味を無くし、徹頭徹尾目的の為に邁進する。他者の言葉で揺らぐような精神性ではなく、物理的に息の根を止めることでしか彼女を止めることは出来なかった。

 その彼女が、ウッドマンは邪魔になると琴里に吹き込んだ場合。

 戦力を計りかねているために攻め込んでこないのだろうが、そもそも彼女の目的自体が叶ってしまえばウッドマンなど取るに足らないと考えているのかもしれない。

 

「おそらく、研究そのものは完成している。"遺産"は大半が紛失してしまったが、残った部分だけを解読してもおおよそではあるがそのことがわかる」

 

 精霊という存在を生み出した意味。

 千璃に憑りつく守護精霊。

 精霊たちがその存在を揺蕩(たゆた)わせている隣界。

 そして──五河士道と生命の樹(セフィロト)

 

「センリの手元には必要なピースが揃いつつある。手を打つならば二葉が介入した段階でというのが理想だが──状況によっては更に面倒なことになりかねない」

「……面倒なこと、とは?」

「原初の精霊──六華(りっか)の現出だよ」

 

 三十年前、千璃に味方した精霊は守護精霊と呼ばれる金髪の青年と原初の精霊である六華の二人。

 その両方を抑える役目として白羽の矢が立ったのは、当時最高戦力として存在した二葉だった。

 精霊は精霊でしか抑えられない。まだ幼かったエレンでは精霊と太刀打ちできるとは思えず、学者畑のウッドマンとウェストコットは端から戦力外。

 戦力外とは言っても三十年前の時点で拳銃は存在しているのだから、あくまでも千璃一人を相手にした場合でいえば十分すぎる戦力と言えた。

 

「確かに彼女の『天使』は防御に長けているが、あの二人を抑えきれるとは思えなかった。計画では一分一秒を争う電撃戦となることを予想していたのだが」

 

 予想に反し、二葉は二人を抑え込んだ。

 理由はウッドマンにはわからない。二葉自身も苦々しい顔をして語らなかったことから、六華たちはあえて突破しなかったという可能性もある。

 死ぬ直前になって現れた守護精霊と共に千璃は隣界へと逃げ延び、そして三十年の時を経て舞い戻ってきた。

 

「六華は盲目的なまでにセンリに従順だ。その彼女がセンリの身に危険が迫っても二葉を殺さず、センリを守ろうとすらしなかったというのは大きな違和感がある」

「この展開を狙っていたと、そういうことですか?」

「可能性としては考えられる、というだけの話だ。そしてその場合、我々の行動を全て把握したうえで実行に踏み切ったということ」

 

 一体この展開は誰の予想図なのか。千璃か、ウェストコットか。あるいはウッドマンの手の内なのかもしれないし、六華の掌の上かもしれない。いや、もしかすると千璃が"ネームレス"と呼んでいた精霊が掌握している可能性だってある。

 最後に笑うのは誰になるのか。

 ウッドマンとしては、到底許容できない願いを持つ千璃とウェストコットさえ押さえることが出来ればいいと考えている。

 例え偽善と笑われようとも、無関係の一般人に多くの被害を出す彼女たちの願いを受け入れることなど彼には出来なかった。

 

「決め手となるのは君だ」

 

 千璃を確実に殺害するための切り札。

 三十年前の時点ではまだ幼いからと会ったこともなく、千璃の警戒網に引っかかっていない。ウェストコットは当然知っているしエレンもわかっているのだろうが、彼らと千璃は現状ぶつかりつつある。

 うまくいけば、どちらか片方が倒れた段階でもう片方に強襲をかけることが出来るかもしれない。

 

「おそらく、二葉が動いた段階で君にも動いて貰うことになる。頼んだよ──カレン」

 

 ウッドマンは傍に控える女性──カレン・ノーラ・メイザースへと静かに告げた。

 

 

        ●

 

 

 DEM日本支部への急襲作戦は実に簡単な方法だった。

 真正面から装甲車で突破し、千璃が無秩序に破壊をばらまいて混乱した隙に士道たちが忍び込むだけ。

 まぁ、これだけ派手にやってしまえば忍び込むもクソもないような気はしているのだが、士道はもはや考えることをやめていた。

 

「……大丈夫ですかぁ?」

「心配されるほどじゃ、ない……」

 

 思わずついてきた美九が気にかけてしまうほど、士道の体調は最悪と言ってもよかった。

 顔は死人のように青白く、呼吸も安定しない。足取りはふらついていて到底大丈夫とは思えない状態だ。

 それでも、士道は十香を助けるために歩き続ける。美九は理解出来ないといった風な様子だが、ついてきている耶倶矢と夕弦、四糸乃は何とも言えない顔をしていた。

 今回の作戦は本来千璃が正面から行くようなものではなかったが、士道たちがどうしてもついていくと言ったために立てられた作戦だ。

 美九の〈破軍歌姫〉の術中にある三人は士道よりも美九を優先する気質を持つが、それでも相対的に上に来たというだけで士道への恩は丸々残っている。

 出来ることなら休ませたかった、というのが三人の共通意見だ。

 七罪と真那はエレンにやられて治療中である以上、この場にいる面々だけでどうにかしなければならない。

 

「……まぁ、いいですけどぉ。十香さんの場所はわかってるんですかぁ?」

「……知るわけ、ないだろ。どこかで聞きださないと……」

 

 DEMの魔術師たちはそのほとんどが千璃迎撃のために出ているが、全ての人員がそこに集まっているわけではない。各所に人は残っているし、魔術師ではない関係者だって探せばいくらでもいるはずだ。

 その中から今、ウェストコットやエレンがいる場所を聞き出す。エレンが最強の魔術師ならばそこに勝る防壁はないのだから、おそらく十香奪還を阻止するという意味でもそこにいる。

 おぼつかない足取りのまま歩を進め、美九の『天使』を用いてこちらに気付いた魔術師から情報を得る。

 妙に美九が協力的なのが気になるが、士道にとっては都合がいい。あとで何か礼をしなきゃな、と思いつつ気合を入れ直す。

 美九としてはどの段階で士道が諦めるのかを見たいという思いがあったことと──どうしても、士道が本当に不可能に近い十香の奪還を成せるのかを見届けたいという気持ちがあったからこそこの場にいる。

 

 ──どうしてそんなボロボロになってまで、一人の女の子に執着するのかが理解出来ない。

 

 今にも死にそうな顔色で、押しただけで二度と立ち上がれないような危うさを持ったまま、どうしてそこまでして助けようとするのかがわからない。

 美九にとって周りの人間など代えの効く人形だ。

 人間なんて信用するに値しないのだから当然だ。

 信じれば裏切る。信じたから裏切られた。その経験を持っている美九は士道だっていつかは裏切ると考えていた。

 だが同時に──裏切らないでほしいとも、思っていた。

 それは、もしかすると美九にとっての最後の希望なのかもしれない。本人が気付いていない中、士道が誰も裏切ることが無ければ美九ももう一度人間を信用出来るようになる、最後の可能性。

 

 ──そして、士道たちは最低限の戦闘をこなして十香がいるであろう場所まで辿り着いていた。

 

 

        ●

 

 

 一方、千璃の攻め込んだ正面入り口周辺は地獄絵図となっていた。

 炸裂する榴弾。吹き飛ぶ四肢に焼き焦がれた人肉。先程まで笑っていた友人が今は心臓を撃ち抜かれて死骸を晒している。

 千璃の随意領域には常に複数の榴弾が滞空しており、時折向かってくる魔術師の集団へと向けて射出を繰り返していた。

 右手に持った銃から撃ち出される弾丸は随意領域を引き裂いて貫き、硝煙と火薬のにおいが辺りに充満する。

 眼球を漆黒に染めた千璃の口元には煙草がくわえられており、十香の居所を探すように動かす目に連動するようにしてぴこぴこと動いていた。

 

「……まぁ、予想の範囲内か」

 

 迎撃している魔術師たちの相手は片手間に、千璃は片っ端から支部にあるパソコンへとハッキングを仕掛けて情報を得ていた。

 士道たちの居場所は士道に持たせた携帯のGPSで知ることが出来るため、そちらには流れ弾を行かせないようにするだけの簡単な作業だ。

 十香の居場所もわかったため、周りの魔術師を片付けてから向かおうとした刹那、それは現れた。

 

「リコリスシリーズってのはまともに扱えるモンじゃないって聞いたんだがね。意外と使うやつが多いじゃないか」

 

 〈スカーレット・リコリス〉を背負ったジェシカの姿が、そこにはあった。

 全身傷だらけで半殺しにしたはずなのだが、包帯を巻いただけで所々血がにじんでいる。無理を押してでもこの場に出てきたらしい。

 

「きひ、きひひっ……さァ、〈サイレント〉を殺して、真那も殺す……ッ!」

 

 明らかに尋常な精神状態ではない。目は血走って呼吸は荒く、口元には笑みを浮かべてこちらを見ている。

 正直アデプタス3の名を貰うだけあってそこらの凡俗どもとは一味違うジェシカの相手などしていられないのだが、真那と比べれば足元にも及ばない以上ここで潰しておいた方が後々にも響かないだろう。

 もっとも、放っておいても勝手に精神崩壊しそうな勢いではあるのだが。

 さてどうしたものかと一瞬考える千璃だったが、結局やることなど何一つ変わりはしない。

 

「ぶっ殺す」

 

 空間に揺らぎが発生するほどの濃密な随意領域で初手に放たれたジェシカのレーザーを弾き、千璃は右手の銃を構えて引き金を引く。

 続けざまに放たれた数十発のミサイルに着弾してややジェシカ寄りに爆発を起こさせるも、ジェシカは気にせず高出力レイザーブレードを装着した右手を振り回して肉薄する。

 千璃はすぐさま左手に同様のレイザーブレードを創り出し、力任せにぶつけてジェシカを弾き飛ばす。

 本来の千璃の間合いは中距離から遠距離。近接戦闘など苦手な部分を潰すために経験値を積んでいたに過ぎない。

 

「あはははははハはははハ──ッ!!」

 

 視界を埋め尽くすほどの夥しいマイクロミサイルが空中に放たれ、一斉に千璃へと向かう。

 それを一瞥すると千璃は銃を持ったままの右手を向けた。

 

「──フレシェット弾」

 

 生み出されたのはジェシカの放ったマイクロミサイルに比肩するほどの鉄矢を放つ爆弾だ。

 鉄矢とミサイルがぶつかり合って連鎖的に爆発を起こし、周りの魔術師たちにも多大な被害を出していく。

 だが、その被害を出した当人である二人は気にした素振りなど全くない。流れ弾で怪我する程度なら死んでしまえと言っているようで──彼女たちに恐れをなした。

 誰しもこの闘争に進んで参加しようとは思わない。この二人の闘争に交じればすぐにでも死が訪れるだけだと誰もが理解した。

 それでも、その中に進むとすれば──それは、相応の実力者に他ならない。

 

「やはりきましたか──センリ!」

 

 一閃。

 振るわれた剣戟は反射的に創造した鋼鉄の盾で防ぎ、続く二度目の剣閃は銃弾によって弾かれる。

 千璃はわずか二歩の距離を置いて無数の燃料気化爆弾を創造し、何の躊躇もなくそれを爆破させた。

 轟音が鳴り響き、爆発の熱波と衝撃波が辺りに撒き散らされ、爆炎の中からエレンがかろうじて逃れ出る。

 

「ぐ──ッ!?」

 

 これは流石のエレンも予想外だったらしく、自爆に等しい攻撃をした千璃からすぐさま距離を置いて息を整える。如何に酸素濃度を操作できるとはいえ、わずか一メートルほどの距離での大爆発では身を守ることに意識を裂かねばならない。

 これほどの規模の爆発では千璃とて無事で済むはずもないのだが、エレンはそう考えなかった。

 あの女が、自分の身を犠牲にしてまでやり通すことなど存在しないと知っているからだ。

 

「ち……これもダメか。どこまで人間離れしてんだか」

 

 周りの魔術師たちは驚嘆の極みにあるようだが、エレンだけは何時でもとびかかれるように剣を構えている。

 爆炎は未だ収まらないというのに、そのただ中にあってなお千璃の肉体には傷一つ存在していない。

 夕暮れの逢魔が時──その時間帯に、黄金の髪をなびかせ炎の中に佇む彼女の姿は幻想的でさえあった。

 

「あれを受けて傷一つないあなたも相当人間離れしていると思いますが」

「私はもう精霊だ……それに、自分の力で自分が傷つくわけがないだろう」

 

 四糸乃が氷結の力を使っても凍死しないように。

 琴里が炎の力を使っても焼死しないように。

 精霊は自分へ向ける自分の力は霊力に分解して影響がないようにすることが出来る。

 だが、それによって生じる二次災害までは範囲外だ。現に琴里は一度その方法で意識を奪われたことがあるし、千璃はどこまで適用できるかしっかりと熟知していた。

 

「なるほど……そのあたりは二葉との検証ではわからなかった部分ですね」

「あの子の『天使』は防性特化だからねぇ。お前でもあれを突破するのは難しいだろう?」

「難しいだけで、不可能ではありませんから」

 

 そういって笑みを浮かべて殺気をぶつけあう二人へと、空からマイクロミサイルが雨のように降り注ぐ。

 しかめ面をしてそれから逃れるエレンと、煩わしそうに爆弾で薙ぎ払う千璃。

 狂ったように哄笑をあげるジェシカを見て、千璃は嘆息した。

 おそらくは真那と同じ魔力処理を施したのだろうが、あれは長い期間をかけてやるものだ。数時間前に戦った際にはなかったことを考えると、この短時間で施したということは容易に予想がつく。

 馬鹿馬鹿しい、とは言えなかった。

 復讐のために力を求めるのは当然だし、己の矜持のために命を賭けるというのは、理解云々を除いても千璃が取った行動と同じだからだ。

 エレンが使うよりは数倍マシな状況ではあるものの、それでも〈スカーレット・リコリス〉は非情に面倒な相手だといえる。

 

「……さて、そろそろか」

 

 断続的に周りの社屋にも爆弾を射出して被害を拡大させ続けていた千璃だが、彼女とて霊力が無限にあるわけではない。

 必要最低限の分を残して、時間を稼ぐために無秩序に破壊をばらまいていただけだ。

 それも終わり。

 GPS反応が第一社屋に入ったことを悟りエレンを引き付けたものの、動きがほとんどないことを考えるとおそらく辿り着いたのだろうと考えられる。

 上空の衛星から位置を特定するモノである以上、GPSは上下運動を感知できない。それでも前後左右の動きならばある程度の精度で感知は可能だ。それでも動きがないということは、十香のいる場所へ辿り着いた可能性が高い。

 もちろん、エレンとてそれに気付かないはずがなかった。

 

「……アイク」

 

 第一社屋の方へと視線を投げかけたエレンは、何かに気付いたようにして千璃を一瞥し、焦ったように第一社屋の方へと翔けていく。

 おそらくウェストコットもその場にいるのだろう、と考える千璃。同様に第一社屋へ向かおうとした瞬間、千璃へ向けて巨大なレーザーが放たれる。

 〈ホワイト・リコリス〉に積まれた〈ブラスターク〉と同等の威力を持つレーザー兵器。ジェシカの放ったそれを随意領域で捻じ曲げて近くの建物に風穴を開けた後、煙草を付けてジェシカを睨む。

 邪魔をするなと言わんばかりに殺意を込め、霊力を練り上げる千璃の周囲の空間が歪み始める。

 必要な時間は稼いだ。持久戦を考慮して抑え気味だった霊力を最大まで練り上げて、それ(・・)は顕現する。

 

「──来い」

 

 空間を軋ませ、徐々に生まれるひび割れ。それを砕いて現れるのは──巨人もかくやというほどの巨大な〈鋼鉄の腕〉だった。

 機械的なフォルムのそれは肘から先だけで五十メートルほどの長さを誇り、月の明かりに照らされたそれはさながら死神の鎌のようにさえ思える。

 

「あ、あああ、ああああああぁぁぁぁぁぁぁぁァァァァ────ッ!!!」

 

 ジェシカは発狂したかのように声を上げる。

 それは、何故ならば──鋼鉄の腕と何もない空間の隙間に、ひび割れて繋がった向こう側(・・・・)の姿が見えてしまったから。

 生物の本能が何よりも優先して逃走しろと警鐘を鳴らす。

 あれは駄目だ。勝てない。戦ってはならない。

 どれほど理性を削り取ろうとも、生物としての根源的な恐怖は消えることなど無い。

 だからそれに従って逃走しようとした瞬間、ジェシカへその鋼鉄の腕が上空から迫り、わずかな抵抗など気にもかけずにジェシカの肉体を叩き潰した。

 

「塵が、何時までもちょろちょろと私の視界に映るんじゃあない」

 

 誰もが底冷えするような視線を一度だけ向け、千璃はすぐに興味を無くしたように第一社屋の方へと翔けていく。

 

 叩き潰されたジェシカの肉体からは夥しい血液があふれて大地を赤く染める──それはさながら、緋色の彼岸花(スカーレット・リコリス)のようだった。

 


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