デート・ア・ライブ 千璃ホロコースト   作:泰邦

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遅れた原因→AL/MI作戦のせい


第二十三話:来たる宿敵

 

 

 DEM社──デウス・エクス・マキナ・インダストリーという会社がある。

 業務執行取締役(マネージング・ディレクター)の名はアイザック・レイ・ペラム・ウェストコット。三十代半ばといった風貌だが、どこか老練さを感じさせる佇まいの男。

 秘書としてついているのは『世界最強の魔術師(ウィザード)』として名高いエレン・ミラ・メイザース。ともすれば十代後半程度にも見える、鋭利な雰囲気を纏った女性。

 世界で唯一顕現装置(リアライザ)を製造することの出来る会社の実質的なトップである。

 二人は一月ほど前にとある筋から手に入れた情報により、日本へと来ていた。

 黒塗りの車の後部座席に並んで座っているが、ウェストコットは心なしか嬉しそうでもある。

 

「……しかし、あれは本当に『センリ』なのでしょうか」

 

 国際空港から件の天宮市へと向かう道中にて、車の中でエレンはぽつりとそう呟いた。

 見た目は二十代程度の少女である。それほどの若さでウェストコットの秘書が出来ているのは優秀であること以上に、付き合いの長さがあるからだ。

 誰よりもウェストコットの傍にいた。世界最強の魔術師としてウェストコットの護衛でもある。この立ち位置だけはほかの誰にも譲らないという思いが、彼女にはあった。

 守られている当人であるウェストコットは、エレンの言葉に笑みを漏らしつつ答えた。

 

「あれは『センリ』だ。間違いなくね」

 

 確信をもって断言するウェストコット。まだ断言出来るほどの証拠は揃っていないはずだが、不思議とそれが当たり前だとエレンも腑に落ちていた。

 正体はわかっている。だが、どうしても信じきれない。

 三十年近く前に、己の手で殺したはずの女(・・・・・・・)が写真に写っていたのだから。

 それも精霊として確認されたというのだから、エレンが迷うのも無理はない。本来なら本人だと断言したウェストコットこそが異常なのである。

 

「彼女があの時とれた手段は限られていた。精霊化というのは些か以上に予想外だが──まぁ、彼女以上に精霊に詳しい存在など、それこそ『原初の精霊』くらいのものだ。ふふ、見事に裏をかかれたという訳だな」

「笑っている場合ですか。彼女は確実に報復に動きますよ。あれはそういう女です」

「ふむ。君がいれば大丈夫だと思っているが、君は違うのかね?」

「負けるつもりは毛頭ありません。──が、彼女のやり口を考えると真正面から戦うはずもありませんので」

 

 正面からの戦闘で勝ち目がないのは千璃とてよく分かっているだろう。エレンとしてはそこまで持っていければ『勝ち』なのだが、いかんせんそれが一番難しい。

 勇気と蛮勇をはき違えるような愚者ではない。徹底的に策を練り、神算鬼謀の手をもって殺しにかかるはずだ。

 彼女との戦いは単純な物理的戦法ではない。異常なまでに張り巡らされた罠をどうかいくぐり、彼女の情報を手に入れ、その首を落とすか。

 根城としている天宮市に踏み入れた瞬間──否、この日本に入った瞬間から、既にエレンとウェストコットは千璃の罠を警戒している。過小評価は決してしない。それがどういう末路をたどるのか、二人はよく知っていた。

 

「裏をかくなら彼女の策を予測したうえで打ち破るべきですが、私はそこまで彼女の思考を読み取れるわけでもありませんので」

「加えて、センリの他にも多数の精霊が観測されている。中々厄介なことになりそうじゃないか」

 

 複数の精霊が手を組むともなれば、流石のエレンも苦戦するだろう。千璃も千璃で最悪の事態に備えているということだ。

 打ち破るにはいくつか手を打たねばならないだろうし、あちらも手を打ってくるだろう。

 今はまだ焦らず、確実に、真綿で首を絞めるようにじっくりやっていくしかない。

 

「もっとも、あちらはそう認識していないかもしれないがね」

 

 刹那、あたりに空間震警報が鳴り響いた。

 

「──ッ!? アイクッ!!」

 

 咄嗟にウェストコットの頭を押さえつけて自身も同じように伏せるエレン。今まで頭部があったその場所を、一発の弾丸が通り過ぎていった。

 ガラスを砕いて破片を飛び散らし、再び放たれた銃弾の衝撃で車そのものが横滑りする。

 国際空港から天宮市まで向かう道として使ったのは高速道路だ。平日の日中であるためそれほど車の数は多くないが、それでも安心できる状況ではない。

 運転手の機転でスピンすることは避けられたものの、後続車との衝突の危険性は依然高いままであり──それを恐れて車外に出れば、それこそ次は銃弾の餌食になる。

 

 ──なんて行動の早さ。侮っていましたね。

 

 一度は殺しかけた相手だ。当時はまだしも今は完全な敵として捉えられている。手加減などあるはずもなく、同時に戸惑いもない。

 ウェストコットという要人が乗っている以上、車も小型の顕現装置を積んでいた特殊なものだったのだが、千璃の弾丸の前では障子紙に等しいということだろうか。

 相当な防御力を誇る堅牢な車だと自信を持っていたのだが、それも打ち砕かれた。

 

「……いや、車体そのものは貫通できていないようだ。狙われたのはおそらく給油部分だが、そこに撃ちこまれて車が爆発していない」

 

 ウェストコットがこのような状況にもかかわらず冷静に──いや、むしろこういう状況だからこそ冷静なのかもしれないが──分析していた。

 遠距離からの狙撃。常套手段ではあるが、高速道路を走る車の後部座席をピンポイントで狙うなど最早曲芸に近い。

 元来研究者であるはずの千璃に、それほどの技術があるはずがないのだ。

 姿を消した三十年前から今までの間で身に着けた技術、という可能性もあるにはあるが、狙ったのが本当に千璃ならまず最初に運転手を狙うはずだ。

 

「車はまだ動くか?」

「は、はい。エンジンが止まっただけで、まだ動くことは動きます」

「エレン。ガソリンが漏れてはいないか?」

「……大丈夫かと。臭いもしませんので」

 

 常に持ち歩いている小型の顕現装置を用いて周囲数メートルを調べ、大丈夫であることを確かめる。ワイヤリングスーツの補助も無しにこれほどのことをやってのける魔術師など、世界に数人といない。

 最初の殺す気だった一発目。おそらくは車の爆発炎上を狙った二発目。

 三発目は運転手に来るかウェストコットに来るか。

 ──そのどちらも、本気になったエレンがいる以上は心配する必要はない。

 

「行けるか、エレン」

「無論、問題ありません。最初こそ後れを取りましたが、次が来るなら確実にはじいて見せます」

「よし。運転手、車を出したまえ」

「し、しかし……」

「安心したまえ。エレンがいる以上、ホテルまで安全は保障しよう」

 

 渋々といった様子ではあったが、運転手はキーを回してエンジンを再度点ける。ワイヤリングスーツを纏ったエレンは油断することなく周囲に気を配っており、次の攻撃に備えていた。

 動き始めた車内ではガラスが割れたせいで強い風が入り込んでくるが、エレンはそれすらも随意領域を用いて制御してのける。

 車が走り始めたその瞬間に、エレンは弾丸を知覚した。

 

「──来ました」

 

 狙われたのは運転手。狙撃という手段である以上、狙撃手は動けない。弾丸の有効範囲から逃れられてはならないため、決めるなら一発でやるべきだった。

 随意領域に入った瞬間、正確無比に狙われた弾丸を逸らした。

 一度目、二度目の狙撃で来る方向はある程度絞れていた。弾くのはそれほど難しくない。

 弾丸の飛んできた方向をにらみつけるエレン。その方向にあるのは山だ。銃声を響かせたせいか多くの鳥が飛び立っているのが遠目に見える。

 方角を把握した以上、ここから先はどんなに撃たれようともエレンには通用しない。あるいは普通の魔術師には通用するかもしれないが、エレンは文字通り格が違うのだ。

 ジッと窓の外をにらみつけながら、エレンの口は自然と動いていた。

 

「次に会う時が命日だと知りなさい、センリ」

 

 貴女の首は、私が取る。

 エレンは表面上冷ややかに、しかし確かな熱をもって呟いた。

 

 

        ●

 

 

 士道の朝は早い。

 居候している身で言うのもなんだが、千璃は炊事洗濯などの家事が全く持って出来ない。私生活ではずぼらもいいところなのだ。

 それゆえ、居候している間だけはと士道が家事を引き受けていた。狂三はできそうなものだが、別に千璃のメイドという訳ではないのでやる義理はない。

 ないのだが、士道がやるといったら真っ先に手伝うを申し出たのもまた狂三だった。

 対抗するように十香も手伝いをはじめ、昨日は拠点の一つである一軒家の大掃除をしていた。ホテルでの交渉の後、程なく拠点を変えたのだ。

 拠点がばれようと狂三という数の利があるのだから問題はないので、単純に恒常的に使える拠点を確保しただけだ。まさかホテルに何か月も泊まっているわけにもいかない。

 それに加えて人数が増えたのでまめに家事をしなくてはならないのだが、当然千璃は出来ない。十香は知らない。狂三はやらないと来たら士道がやるしかなかった。

 まぁ、そんなこんなで士道は朝食の準備をしていた。

 

「士道君はあれだ。いい嫁になれる」

「なんでですか。俺は男ですよ……」

 

 どんなルートで手に入れたのか、二階建ての一軒家(庭付き)というかなり値が張りそうなものを千璃は持っていた。士道を味方に引き入れるにあたって新たに用意したらしいが、どんな伝手を使ったのかは怖くて聞けなかった。

 世の中綺麗なだけじゃやっていけないんだと、ちょっと社会の黒さを学んだ士道である。

 それはさておき、少し大きめのテーブルに四人がかけてそれぞれ朝食をとっていた。

 一応家主の千璃に、協力者である狂三。そして士道と十香の四人だ。配置は千璃の対面に士道、士道の両隣に狂三と十香というちょっと妙な構図ではあるが。テーブルがそこそこ広いので窮屈さはあまり感じないのが救いか。

 七罪は隣界へ消失(ロスト)しているため、今ここにはいない。

 

「本当、こんなに美味しいなんて……わたくし、自信を無くしてしまいますわ」

「うむ。シドーのご飯は何時食べても美味しいからな!」

 

 人並みには、という程度には料理が出来る狂三だが、士道の作った朝食に敗北感を感じていた。両親が家を空けることが多かったため、琴里のことも考えて自炊していたのが役に立ったといえる。

 ちなみに十香は手伝ってもいないのだが、なぜか士道の料理を誇らしげにして胸を張っていた。

 士道自身は単なる積み重ねの結果だと思っているので、そこまで褒められるとどうにもむずがゆく思ってしまう。

 

「そんなに変わるもんかね……誰が作ってもあんまり変わらないと思うけど」

「いやいや、これは一種の才能だよ。料理なんてめんど……あまりやらない私でもわかるね。だから納豆は勘弁して」

「嫌いなら嫌いって普通に言ってくださいよ。出しませんから」

「大人としての貫録がね……でもやっぱ匂いが駄目。腐った豆食べようなんて言い出したのは一体誰なのやら」

「納豆作ってる人を敵に回す発言はやめてください」

 

 十香も狂三も好き嫌いしないので楽なのだが、一番の難題が千璃だった。

 基本的に肉が好物なのだが、嫌いなものが多岐にわたる。一瞬士道が「アンタは子供か」と思ってしまう程度には多かった。

 これで大人の貫録がどうのこうのと言っているのを見ると、意外と子供っぽいところがあるんだなぁと感じる士道。

 味噌汁を飲みながら士道の方に視線を向け、飲み干した後で口を開く千璃。

 

「しかしまぁ、味覚がその状態でこんなに良いもの作れるとは……恐るべし士道君の才能」

「喜んでもらえたならそりゃ嬉しいですけども。……ってか、本当に味覚に異常あるんですか、俺?」

「軽く十香ちゃんと比べただけでわかるくらいにはね」

 

 目下気になっていたのはそこだった。

 数日前──正確には狂三が士道のフラッシュバックを起こした日──から、士道の味覚に微妙な異常が見られるようになったという。

 トラウマが味覚に異常を起こしているというのだが、士道自身には余り実感が湧いていなかった。完全な味覚障害という訳ではないのがそれに拍車をかけている。

 簡単に言えば、士道の状態は「何を食べても味が薄い」と感じるのだ。

 それなりに濃い味付けをすれば味覚もしっかり感じるだろうが、ほかの面々が嫌がるのでやっていない。

 

「まぁ、多分PTSD関連でのストレスが原因だと思うし、亜鉛製剤飲んでりゃそのうち治るよ」

「そんな適当な……」

「単純な怪我なら狂三ちゃんの天使で一発なんだけど、内的要因が関わってるとなるとそう簡単に行かないのが難しいところだからね」

 

 焼き魚をほぐして頬張りつつ告げる。両脇の二人は静かに食べながら話を聞いており、役に立てない狂三は若干悔しそうにしていた。

 千璃も軽い知識しかないので、出来れば病院に行った方がいいのだろうが──現状、あまり表をうろつくのはやめたほうがいいと千璃に言われている。

 昨日も士道と十香は家の掃除をしているだけで、買い物は狂三がやっていて千璃は千璃でどこかへ出かけたので家から出ていないのだ。特に用事はなかったとはいえ、〈ラタトスク〉から離反した身としては家にも帰りづらい。

 荷物も必要最低限しか持ってきていないので、学校に通うにしても道具は全て家にある。

 どうしても一度は帰らなければならないのだが、士道は踏ん切りがつかないでいた。

 

「味覚の方は気長にやるとして……士道君、一度家に帰った方がいいね」

 

 まるで士道の心の中を読んだような発言に、思わず千璃を凝視してしまう。

 千璃自身はそんな士道の様子も気にすることなく、食べ終わった食器を片付けながら言葉を続ける。

 

「ちょっと面倒なことになってね。琴里ちゃんが危険なんだ」

「琴里が!? 一体何があったんですか!?」

「落ち着きなって。逸る気持ちもわかるけど」

 

 考え抜いて決めた結果とはいえ、そこに後悔がなかったわけではない。裏切ったとはいえ大事な家族で、妹なのだ。

 第一、士道が信用できなかったのは〈ラタトスク〉であって琴里ではない。

 千璃もまたそれを理解している。どのみち精霊である以上、千璃としては見捨てるわけにはいかないのだからやることに変わりはない。

 

「この間の私との戦闘で、彼女は『天使』を発現させた。でも〈ラタトスク〉のデータベースによれば、彼女の精霊としての力は一度封印されている」

 

 ここまでは前にも話した。

 五年前に天宮市で大火災を起こした精霊〈イフリート〉の正体。士道と琴里が同じ家で育った以上、二人がキスをして琴里の力を封印できたとしてもおかしくはない。

 その方法自体は誰かの誘導だとしても、実際に封印したことは事実だ。

 

「でも彼女は力を一度完全に取り戻して以降、士道君へ力が戻っていない。ふりだしに戻っているんだよ」

「ふりだしに戻っている……?」

「そう。霊力を封印する以前の、精霊の状態。だからおそらく、精霊の力を再封印するにはもう一度キスするしかない」

 

 一度封印できたのだから二度目も出来るというやや楽観的な意見だが、実際に試したことがあるわけではない以上、この判断も仕方がないだろう。

 わからないことが多すぎるのだ。士道の霊力封印自体は千璃も知っていたのだが、その詳しいところまでは完全に解明できていない。あるいは〈ネームレス〉ならば何か知っているかもしれないが。

 能力の所有者が士道だとすぐにわかったのも奇跡に近く、最悪世界中を探し回ることになるのも覚悟していたほどだ。

 まぁ、今重要なのはそこではない。

 

「碌な調整もされてないままの霊結晶(セフィラ)を与えられてるみたいだし、タイムリミットは元々近かった。早いとこ封印してあげないと、琴里ちゃんの意識が乗っ取られるかもしれない」

「……そんな重要なことを、今まで黙ってたんですか?」

「〈ラタトスク〉と敵対した以上、あっちに属してる琴里ちゃんにおいそれと手助けするわけにもいかない、っていうのは表向きの建前として」

 

 実際にはギリギリまで粘って〈ラタトスク〉側から連絡が来るまで待っていたという方が正しい。

 助けたくても助けられない。精霊を救うには士道の力がどうしても必要になる以上、今のうちに互いの組織としての関係性をはっきりさせておく必要がある。

 いざというときに牙をむかれないためにも。

 

「そのために利用したのは謝るよ。でも、期日まではあと一日ちょっとあるはずだ。いまから動けば十分間に合う」

 

 どうしたってDEMやASTに士道を渡すわけにはいかない以上、〈ラタトスク〉は千璃側のサポートに回るしかないのだ。士道が自発的に〈ラタトスク〉へと戻ろうとしない限りは。

 とはいえ、こちらから勝手に手を貸すのと相手が膝を屈するのではまた意味合いが違う。

 ウッドマンも現在は居場所をくらませているため、千璃も下手に動けない。ただでさえウェストコットとエレンがいるのだから、あまり大々的に動くのも考え物だ。

 

「サポートには狂三ちゃんが回る。十香ちゃんはお留守番かな」

「な、何故だ!?」

「ほんとは琴里ちゃんと二人きりにしてあげたいところではあるんだけど、あっちが〈灼爛殲鬼(カマエル)〉の力を持ってる以上は無防備に行くのも危険だからねぇ」

「それでわたくしがサポートに、と」

「サポートというか、いざというときのための保険ね。何かあったらさっさと士道君連れて離脱していいよ。私はやることがあるからちょっと外れるけど」

 

 珍しいことに、千璃は来ないのだという。

 昨日も「ちょっと出かけてくる」と言って掃除が終わるまで帰ってこなかったが、あれは掃除をサボるための口実では無かったのだろうか。と士道は考えていた。

 ここ数日で千璃の性格をわかりつつある士道だが、行動の意図は読めなかった。

 

「何もないならそれでいいんだけど……ああ、あと琴里ちゃんは家で待ってるからって」

「……わかりました。精霊の力を封印するためにデートを──」

 

 士道が言葉を発している最中。

 街中に、空間震警報が鳴り響いた。

 

 




息つく暇もなく事件事件ですが、こういうのって途中に日常回とか挟んで山谷作った方がいいんでしょうかね。
次回は琴里と精霊絶対殺すウーマンさんの話(になる予定)。

……しかし、狂三が若干デレすぎな気が。原作からしてこんなもんって気はしますが。

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