アニメを見てて面白いなと思い執筆に挑戦しましたが、未だに話しの内容が上手く頭に入っておらずめちゃくちゃ緊張してます…
また、現在はアニメのみの知識で書いており、原作は放送終了次第読んでいく予定です。
ノリと勢いで書いていこうと思うのでよろしくお願いいたします!
西暦2021年、人類は敗北した。
突如世界中に出現した謎の寄生生物「ガストレア」によって。
奴らの持つガストレアウイルスは血液感染、あるいは口内接触によって次々と人類に寄生していった。
寄生を受けた人間は遺伝子を丸ごと書き換えられ、ウイルスの体内侵食率が50%を越えると元の性質を保持したまま巨大化・凶暴化する。
これにより、1体のガストレアが2体に、2体が4体に、4体が8体に…
人類が身の危険を感じた時にはもうすでに手遅れだった。
しかし、総人口の80%以上を失いながらも、人類は絶滅したわけではなかった。
常人よりも遥か上の戦闘能力を誇るガストレアに対して、抵抗できる手段が2つだけ残されていたのである。
一つは、バラニウムと呼ばれる黒色の金属。ガストレアが持つ強靭な再生能力を阻害できる性質を持っており、現在では常人がガストレアに攻撃することのできる唯一の手段となっている。
また、大量のバラニウムは近づくだけでガストレアを衰弱させる磁場を発するため、モノリスと呼ばれる巨大なバラニウムの石版(この物語での主な舞台となる東京エリアの物は幅約1km、高さ約1.6km)を建造することによって、生活エリアへのガストレアの侵入を防いでいるというわけだ。
通常は刀や銃弾など、武器に加工しガストレアと戦う。
そしてもう一つは、世界で初めてガストレアが現れ始めたのとほぼ同時期に、それに対抗するようにガストレアウイルス抑制因子を持ち、ウイルスの宿主となっている子供たちのこと。
その子供たちのことを人は「呪われた子供たち」と呼んだ。
呪われた子供たちはガストレアウイルスに接触してしまった母体から生まれる子供のことで、出生時に瞳の色がガストレアと同じ赤かどうかで識別する。
人間の体をベースとしているが、抑制因子が備わっていることによってガストレア化する進行速度が通常と比べ著しく遅いのに加え、体内のウイルスの力を操り超人的な治癒力や運動能力等、様々な恩恵を受けることのできる非常に優秀な性質を持つ。
この子供たちの出現時には救世主などともてはやされたものだが、呪われた子供たちでさえ例外はなく、力の開放や治癒を繰り返すことで徐々に体内侵食率が増加していき50%を越えればガストレア化する。
一定条件でガストレア化してしまうことや、人間離れしたその能力から現在は差別や迫害を受けている。
これら2つの武器とも呼べる力を上手く使い、人類は今もガストレアに抗い続けている。
このままガストレアに喰らいつくされるか?それとも、ガストレアを倒すのか?そのどちらでもない答えに行き着くのか?
誰にも予想する事なんてできない未来へ向かって物語が今、始まる。