ドラゴンボールTH ~地球育ちのサイヤ人の幻想入り~   作:超野菜

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7話目更新しました。
1ヶ月もかかってしまい、申し訳ありません。
学校が始まってしまったので、
これからの更新が遅くなると思います。
失踪はしないんでゆっくり待っていてください。


それぞれの闘い!!

 

 

 

 

 

紅魔館に入った霊夢達。

だが、紅魔館のエントランスには十六夜咲夜と紅美鈴が、

そして図書館にはパチュリーノーレッジが待ち受けていた。

主人公対紅魔館。果たして勝つのはどっちだ!?

 

 

 

 

 

 

ーー紅魔館、エントランスーー

 

 

「それじゃ、さっさと終わらせるわよ。」

 

先に動いたのは霊夢だった。霊夢は広範囲に弾幕を放つ。

咲夜と美鈴はなんとかこの弾幕を避けるが、

咲夜がいつの間にか後ろに回り込んでいた悟空の攻撃に当たってしまう。

 

 

「大丈夫ですか咲夜さん!?」

 

 

「闘っている時に油断しちゃいけねえぞ!」

 

咲夜を心配する美鈴。

だが、美鈴が今度は目の前に現れた悟空の気合砲をまともにくらってしまった。

もちろんこの気合砲は中途半端な威力ではなく、

美鈴は紅魔館の壁を貫いて外まで吹き飛んだ。

 

 

「霊夢!そっちは任せたぞ!」

 

悟空はすぐに吹き飛んだ美鈴の所に向かった。

 

 

「はあ。相変わらずむちゃくちゃな人ね。

 ・・・こっちもやるしかないか・・・。」

 

紅魔館のエントランスに残った霊夢と咲夜。

互いに相手の能力と実力は未知数。

どちらが勝ってもおかしくはない。

だが、真剣な表情の霊夢に対し咲夜は余裕そうな表情を浮かべていた。

 

 

「ふふっ。残念だけどあなたはここでおしまいよ。」

 

 

「そうかしら? やってみなくちゃわからないわ。」

 

 

「・・あなたの時間も私の物・・・。

 おめでたい色をした巫女に勝ち目は・・・・・ない!!」

 

そう言うと、咲夜は霊夢に突っ込んでいった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーー紅魔館の裏ーー

 

 

「くっ!!はあ・・・はあ・・・!」

 

美鈴は驚愕していた。

壁に激突してダメージを受けていたにしても、

全力をだしてここまで手も足もでないことは今までで一度もなかった。

 

 

(もうほとんど力が残ってない・・・!

 ここまで強いとは・・・! 誤算だった・・・!)

 

 

「どうした?おめえの力はそんなもんか?」

 

それに比べ、悟空はほとんど気を解放せず美鈴の相手をしていた。

しかも、やっと体が暖まってきたと言わんばかりに準備体操をしている。

誰が見てもこの差は圧倒的だ。

 

 

「いいえ、まだまだこれからです・・・!」

 

それでも美鈴は気力を振り絞り立ち上がる。

 

 

「そうこなくっちゃ。いくぞ!!」

 

悟空は美鈴に向かって突進する。

美鈴は悟空に向かって弾幕を放つが悟空は弾幕を弾き返しながら突進する。

かなりの密度の弾幕だったがあっさり悟空に突破されてしまった。

 

 

「今度はこっちの番だ!」

 

悟空は美鈴に向かって弾幕を放つ。

悟空の弾幕は少し密度が薄いが、

ものすごいスピードと威力を持っている。

当たればかなりのダメージは確実だ。

これでも悟空はかなり手加減している。

しかし、美鈴はこの弾幕についていけなかった。

少し被弾したが、なんとか悟空の弾幕を避けた美鈴だったが、

いつの間にか目の前にいた悟空の攻撃をまともにくらってしまった。

ギリギリでガードはしたものの、ダメージは大きかった。

 

 

(この人、動きも弾幕も速すぎる・・・!

 それに加えてものすごいパワー・・・!

 こうなったらとっておきの<アレ>をやるしかない!)

 

 

「おめえ、まだ力を残してんだろ。」

 

 

「!!・・・やっぱりバレてましたか。流石ですね・・・。」

 ・・・あなたに勝つにはもうこの技しかありません。」

 

 

美鈴の周りに赤いオーラが現れる。

 

 

(なんだ!? 美鈴の周りに元気が集まっていく・・・!?

 それに美鈴の気が膨れ上がって充実していく・・・。)

 

 

「お嬢様のためにも、ここで負ける訳にはいかないんです!!」

 

 

「おめえにこんな技があったなんてな。

 自分の周りの生きるもの達の元気をもらい、

 自分の能力を上昇させる・・・どうだ、違うか・・・?」

 

 

「やはり気づきましたか。その通りです。」

 

 

「おめえもオラと同じ気を使った闘い方をするからな。

 そんぐれえわかるさ。」

 

 

「あなたも気を扱うようですね。だから闘い方が似ているという訳か・・・

 だったらなおさら負ける訳にはいきません! 紅美鈴、参ります!!」

 

美鈴は悟空に弾幕を放つ。しかし、さっきまでの美鈴の弾幕ではなかった。

 

 

「さっきよりもパワーもスピードも格段に上がっている・・・!

 おもしれえ!オラワクワクしてきたぞ!」

 

それでも悟空には当たらない。

悟空は当たりそうな弾幕は弾き返し楽々と弾幕を避けていく。

 

 

「弾幕ではだめですか・・・それなら!!」

 

悟空に格闘で攻めようと接近する美鈴。

もちろんスピードも格段に上がっていた。

それでも悟空に攻撃を当てることは難しかった。

パワーアップした美鈴の攻撃を避け反撃する。

しかし、美鈴もなんとか悟空の動きについていけるようになっていた。

 

 

「うりゃりゃりゃりゃ!!」

 

 

ドガガガガガッ!! バチィッ!! シュバババッ!!

 

 

「せいせいせいせい!!」

 

 

悟空と美鈴の激しい打ち合い。

だが、美鈴の方が少し劣勢だ。

だんだん悟空の攻撃を受け止めることが難しくなっているのは目に見えている。

 

 

「そこだっ!!」   バチィィッ!!

 

 

「くっ!!」   ギュルルルルッ!!

 

そしてついに美鈴は悟空の攻撃をくらって吹っ飛ばされてしまう。

地面に激突することはなかったものの、大ダメージをくらってしまった。

 

(くそっ!この技を使っても全くかなわないなんて・・・!)

 

「なら、これならどうです!!」

 

(この人相手に遠慮なんかできない・・・!)

 

「スペルカード!華符[セネギネラ9]!」

 

美鈴はスペルカードを宣言する。

その瞬間、悟空の周りは弾幕だらけになっていた。

パワーアップしたおかげで、

美鈴の弾幕もかなりパワーアップしていた。

 

 

「すげえ数だ!なかなかやるじゃねえか!」

 

しかし、悟空は美鈴を称賛しながらも楽々と弾幕を避けていく。

 

 

「まだまだ!!スペルカード!

 虹符[彩虹の風鈴]!! 幻符[華想夢葛]!!」

 

美鈴はスペルカードをさらに2回宣言した。

合計3枚のスペルカードを宣言した美鈴の弾幕はものすごい数になり、

悟空に襲いかかる。悟空もだんだん避けていくのが難しくなる。

 

 

「今だ!!最大パワーーーっ!!」

 

 

「しまった!!くっーーー・・・」 ドゴオオオオン!!

 

そしてついに悟空に弾幕が当たった・・・

 

「やったか!?」

 

勝利を確信した美鈴。だが・・・

 

 

シュンッ!  「うおりゃーーーっ!!」

 

 

「なっ!?うわっ!!」 バチィッ!!

 

 

突然、悟空が美鈴の後ろに現れ、攻撃した。

油断していた美鈴は防御することもできずに吹っ飛ばされてしまった。

 

 

「・・・一体、どうやったんです?

 あの攻撃なら完全に当たっていたはずです。」

 

 

「瞬間移動だ。オラにはそれができる。」

 

 

「瞬間移動!?それはやっかいな能力ですね。」

 

美鈴は驚きを隠せなかった。

 

(スペルカードを3枚一気に使っても与えたダメージは一切なしですか・・・)

 

「あなた、反則のような強さですね。

 そんなに強いのならさっきの弾幕、

 瞬間移動を使わなくても避けれたんじゃないですか?」

 

 

「そうだな・・・おめえの言う通り、

 違う方法で避けることも一応できたぞ。

 例えば、気を使ってバリヤーを張ったり、

 弾幕を吹っ飛ばしたり・・・かな。ま、どうでもいいけど。」

 

 

「・・・もうそれチートですよ。」

 

美鈴は半ば悟空の強さに呆れていた。

 

(・・・正攻法じゃこの人に勝てない・・・)

 

「・・・次の一撃に私の全てをかけます!!」

 

美鈴は残りのスペルカードを取り出す。

 

 

(残りのスペルカードの弾幕の力を一つに・・・!!)

 

「はあああああああ・・・!!」

 

美鈴の全てをこめた一撃の気はものすごく、大気が震えるほど巨大だった。

 

 

「そいつがおめえの全力か・・・

 ならオラも全力で受け止めてやる!!」

 

悟空は両腕を前につき出す。

 

「さあ・・・こいっ!!」

 

「だああああっ!!」 ズボォッ!!

 

美鈴は悟空に向かってエネルギー波を撃った。

当然、凄まじい威力も持った一撃だ。

 

 

「はあっ!!」

 

悟空は美鈴のエネルギー波を受け止める。

 

 

「ぐっ!!ぎぎぎぎぎ・・・!!」

 

 

バチバチバチバチ・・・・・!!

 

 

「でやああああああ・・・!!」

 

若干、美鈴が優勢だった。しかし、次の瞬間

 

 

「・・・はあっ!!うおりゃーーっ!!」 ズボォッ!!

 

急に悟空の周りに青いオーラが現れ、悟空は

あっさりと美鈴のエネルギー波を上にはね返した。

 

 

「ふうっ。お~いちちちち。」

 

美鈴の全力のエネルギー波を受け止めたのにもかかわらず、

悟空は手が痺れた程度でしかなくダメージは皆無だった。

 

 

「はあっ・・・はあっ・・・くっ・・・!」

 

それに比べ美鈴は気力を限界まで使ったので

倒れる寸前にまで疲弊していた。

 

 

「おめえやるじゃねえか! いいエネルギー波だったぞ!」

 

悟空は美鈴の近くに来て手を差しのべる。

 

 

「はあっ・・・あなたにそう言ってもらえて光栄です。」

 

全力を出しきって負けたので美鈴に悔いはなかった。

美鈴が悟空の手を握ると急に美鈴の体力が回復した。

 

 

「!? 力が・・・一体どうやって・・・?」

 

 

「オラの気を少し分けてやった。後は自分で回復できんだろ?」

 

 

「そんなこともできるんですか・・・あなたには教わってばかりですね。」

 

 

「そんなことはねえぞ。

 おめえだって面白え闘い方してたじゃねえか。

 オラここに来てから少ししかたってねえから

 弾幕ごっこもあんまり上手くねえしよ。」

 

悟空は美鈴と話し合っているうちに、あることを思い出した。

 

 

「っと、今は異変の真っ最中だったな。

 そろそろ行かなくちゃならねえ。またな!」

 

そう言うと悟空は飛んで行こうとした。

 

 

「あっ!その前に後二つ教えてくれませんか?」

 

 

「なんだ?」

 

 

「さっきのエネルギー波、

 一瞬で押し返され、弾きましたよね?どうやったんです?」

 

 

「なあに、少し気を開放しただけだ。おめえなら出来っぞ。」

 

 

「なるほど、じゃ最後に・・あなたの名は?」

 

 

「オラは孫悟空だ。おめえは?」

 

 

「紅美鈴です。孫悟空さんですね。

 また手合わせをよろしくお願いします。」

 

 

「ああ!もちろんだ美鈴!よろしくな!」

 

そして悟空は飛んで行った。そして美鈴はあることを決意した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・悟空さん・・・次は負けませんよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回は(多分)咲夜対霊夢です。
今回はど遅くならないように頑張ります!

「次回も見ていってくれよな!」

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