ドラゴンボールTH ~地球育ちのサイヤ人の幻想入り~   作:超野菜

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4話目です!!
遅くなってすいません!!


紅霧異変の章
異変発生!!紅白の巫女と紅い霧


 

 

 

魔法の森での戦いを全て圧倒した悟空。

しかし、この世界についてなにも知らない悟空は魔理沙の提案により

博麗霊夢の住まう神社【博麗神社】に向かうことになった。

 

 

「なあ、悟空。ちょっと聞いていいか?」

 

博麗神社に向かう途中、魔理沙は急に悟空に質問してきた。

それもそのはず。悟空も魔理沙も一度戦っただけで

まだお互い名前しか知らないのだから。

 

 

「ん?なんだ魔理沙?」

 

悟空も魔理沙のことは名前しか知らないが

悟空の頭の中はこの世界の戦いの仕方のことばかりだった。

しかし、そのことについて聞く前に

魔理沙が質問してきたので悟空は素直に質問に答えることにした。

 

 

(聞きたいことはいっぱいあるけど・・・まずは悟空の強さについてだな。)

 

「悟空って何でそんなに強いんだ?」

 

 

「そりゃあ鍛えてるからさ。」

 

 

(・・・だめだ。答えになってない。)

 

「あ~、そうか。それじゃ次は・・」

 

魔理沙は少し考えた。そしてさっきの戦いを思い出し尋ねた。

 

 

「そういえば悟空ってここの戦いのルールって知っているか?」

 

 

「いや、知らねえぞ。」

 

悟空は戦いにルールがあることに驚いた。それもそうだろう。

悟空達の戦いはお遊びなんかではない、死闘なのだから。

 

 

「まあ、そうだよな・・・

 それじゃ教えるぜ。よ~く聞いとけよ~。」

 

早速説明を始めようとする魔理沙だったが

悟空との闘いを思い出し、あることに気が付いた。

 

 

「あっ!!悟空って弾幕撃てるのか?」

 

 

「??・・弾幕ってなんだ?

 さっき魔理沙が使っていたやつのことか?」

 

 

「ああ、そうだぜ。」

 

 

「だったら多分撃てっぞ。」

 

 

「そうか。じゃあ説明するぜ。」

 

 

ーー少女説明中ーー

 

 

「よし、分かったぞ。

 つまりこの世界では気弾だけで戦えばいいんだろ?」

 

 

「・・・ま、まあそんな感じだぜ。」

 

魔理沙は悟空の言った「気弾」というものが

いまいちよく分からなかったがそれどころではなかった。

悟空にスペルカードルール及び弾幕ごっこについて

説明するのにかなりの時間がかかったからだ。

 

 

(霊夢に会いに行くのがかなり遅れてしまったぜ。

 まあ、別にいいか。いつものように約束もしてないし。)

 

悟空に弾幕ごっこを教える前は移動しながら説明していたが、

悟空が口で説明しても理解できないので

魔理沙は弾幕を見せながら説明するはめになった。

そのせいで博麗神社に行くのが遅くなったのだ。

 

 

「魔理沙。次はオラが聞いてもいいか?」

 

 

「ん?聞きたいことってなんだ悟空?

 あ~、でも結構時間がかかっちまったからな。

 このまま止まっている訳にはいかないから移動しながら聞いてくれ。」

 

 

「分かった。」

 

そこまで言うと魔理沙と悟空は博麗神社に向かうため再び飛び始めた。

 

 

「そんで?聞きたいことって何だぜ?」

 

 

「これから会う霊夢っちゅうやつは魔理沙より強えんか?」

 

 

「ああ、すごく強いぜ。

 この幻想郷でもトップクラスの実力を持っているぜ。」

 

 

「へえー、そうなんか・・・

 オラそいつと戦ってみてーぞ!」

 

悟空は魔理沙の返答を聞き笑みを浮かべた。

悟空にとって強い者との戦いは食事と同じくらい大好きなのだから

もちろん強いと分かった霊夢とは一度戦ってみたいと思ったのだ。

 

 

「・・頼むから問題は起こさないでくれよ。」

 

悟空の満面の笑みを見た魔理沙はすごく嫌な予感がした。

 

 

「大丈夫、大丈夫。分かってるって。」

 

 

「お、話しているうちに着いたな。悟空、ここが博麗神社だぜ。」

 

 

「へえー・・・確かに強え気を感じるぞ。」

 

悟空は中から強い気を感じ、ますますワクワクした。

 

 

「気?まあいいや。中に行こーぜ。」

 

魔理沙はさっきから悟空の言っている気や気弾のことが気になったが

このことはとりあえず博麗神社で聞くことにした。

 

 

「おーい、霊夢ー。遊びにきたぜー。」

 

 

「何の用かしら魔理沙?

 私のおやつでも奪いに来たの?」

 

魔理沙が叫ぶと中から紅と白の服を着た少女が出てきた。

 

 

「今日はそんなことのために来たんじゃないぜ。

 あと、私のことドロボーみたいに言わないでくれ。」

 

 

「じゃあ何のためにーーって魔理沙、その人だれ?」

 

 

「こいつを紹介するために来たんだぜ。こいつはーーー」

 

魔理沙が紹介悟空をしようとすると・・

 

 

「オッス!オラ悟空!よろしくな!」

 

悟空がお馴染みのポーズであいさつした。

 

 

「・・・孫悟空。外来人だぜ。」

 

 

「・・・これまたハチャメチャな人ね。」

 

これには霊夢も魔理沙も呆れていた。

 

 

「まあ、ここで立ち話してもしょうがないからとりあえず中に入って。」

 

 

「そうだな。行くぞ悟空。」

 

三人は霊夢に案内され、中に入った。

 

 

「そんで、悟空はどうやってこの幻想郷に来たの?」

 

博麗神社の居間に悟空と魔理沙を案内した霊夢は悟空に質問した。

 

 

「んーと、まず、西の都に行って・・・」

 

 

ーー悟空説明中ーー

 

 

「そんで、ここに来たっちゅうわけだ。」

 

悟空は霊夢と魔理沙に幻想郷に来た理由を無駄に詳しく話した。

 

 

「・・・とても長い説明だったわね。」

 

 

「ああ、そうだな。長かったぜ・・・

 最初の方、別に説明しなくてもよかったんじゃないのか?」

 

 

「確かにそうね・・・」

 

 

「で、霊夢。どうだ?」

 

 

「ん? 何が?」

 

 

「悟空を元の世界に帰せそうか?」

 

 

「そりゃあ出来るわよ。ただ・・・。」

 

 

「ん?ただ何だよ?」

 

 

「さっき結界を修復したばかりなのよ。

 だからもう少し待っててほしいのよ。」

 

 

「霊夢・・お前なあ・・」

 

魔理沙は霊夢の発言に呆れた。

 

 

「オラは別にいいぞ。」

 

 

「え!?いいのか悟空?」

 

 

「ああ。ここには強えやつがたくさんいそうだしな。

 修行したり、闘ったりすれば退屈することはなさそうだ。」

 

 

「まあ悟空がそう言うならいいか。」

 

 

「でも今は暇だからな・・・」

 オラ、ちょっくら修行してくる。」

 

悟空はそう言うと居間を出て、博麗神社の裏に向かった。

 

 

(さっき強いやつがいっぱいいるから

 退屈しないって言っていたけど・・・悟空って強いのかしら?)

 

霊夢は悟空に疑問を持った。

見たところ悟空はそんなに強い力の持ち主ではなかった。

だが、ただ者ではない雰囲気を悟空は持っていたのだ。

 

 

「ねえ、魔理沙。」

 

 

「何だぜ霊夢?」

 

 

「悟空って強いの?

 あくまでも私の勘なんだけど、あの人ただ者じゃないでしょ?」

 

霊夢の質問を聞いた魔理沙は少し黙った。

しかし、すぐに返答した。

 

 

「・・・悔しいけどめちゃくちゃ強いぜ。

 正直、私じゃ全く歯が立たなかったぜ。」

 

 

「負けず嫌いの魔理沙が認める位なら悟空ってものすごく強いのね。」

 

 

「ああ。実際に戦ってみたけど本当にバケモノのような強さだったぜ。

 弾幕を放っても後ろに回られるし、当たってもノーダメージだぜ。」

 

 

「・・・それ本当? バケモノじゃなくて悪魔よ。それ。」

 

流石の霊夢もこれほどとは思っていなかったらしく、驚いた。

 

 

「でも悟空は悪いやつじゃないぜ。

 敵だったら恐ろしいけど味方だったら頼もしいぜ。」

 

 

「そうね。そんなに強い人が味方ならこれからの異変解決が楽にーーー」

 

 

「おーい、魔理沙ー。霊夢ー。ちょっと来てくれー。」

 

霊夢と魔理沙が話していると、悟空が大きな声で霊夢と魔理沙を呼んだ。

 

 

「・・魔理沙、あんた行ってきてよ。」

 

 

「いや、お前も呼ばれているだろ。ほら、いくぜ霊夢。」

 

 

「はあ、しょうがないなあー。」

 

霊夢と魔理沙は仕方なく悟空のいる博麗神社の裏に向かった。

 

 

「全く・・・一体どうしたの?悟空。」

 

 

「霊夢、魔理沙。この霧みてえな物は何なんだ?」

 

 

悟空が空を指差して言った。

だが悟空の言った空は普通の空ではなかった。

 

 

「紅い・・・霧・・?」

 

そう、紅い霧が幻想郷を覆っていたのだ。

これは明らかにおかしい。魔理沙はそう思った。

 

 

「なあ霊夢。これってもしかして・・」

 

 

「ええ、間違いなく[異変]ね。」

 

 

「イヘン?何だそれ?」

 

悟空は霊夢の言った異変というものが全く理解できなかった。

 

 

「まあ簡単に言うと普通じゃありえない問題事のことだぜ。」

 

魔理沙がバカにも分かるような説明をした。

 

 

「ふうん・・・じゃこれは異変っちゅうやつなんだな。」

 

 

「そういうこと。」

 

 

「そんで、この紅い霧をどうすんだ?」

 

 

「そんなの決まっているじゃない。止めるのよ。この霧をね。」

 

 

「へ?どうやって止めるんだ?」

 

 

「どこかにこの霧を発生させたやつがいるはずよ。

 そいつをボコボコにしてこの薄気味悪い霧を止めさせるの。」

 

霊夢が少女とは思えない発言をする。

 

 

「霊夢・・もう少し巫女らしいことを言えよな。」

 

 

「へえー。若えのに大したもんだな。」

 

「当たり前でしょ。私は幻想郷を管理する博麗の巫女なんだから。」

 

 

「でもどうするんだぜ?異変の犯人がどこにいるか知っているのか?」

 

 

「う~ん・・・まあ、適当に探していればいいんじゃない?

 いつかはたどり着けるはずよ。」

 

相変わらず、霊夢は適当である。

しかし霊夢の勘はすごく良く、

これまでの異変解決も持ち前の勘のよさを発揮している。

 

 

「異変の犯人だったらあっちにいると思うぞ。」

 

 

「?? なんでそう思うんだぜ?」

 

 

「そりゃあこの霧の妖気が向こうに集まっているからだ。」

 

 

「やっぱ悟空ってすごいな。」

 

魔理沙は改めて悟空に感心する。

(しかし、気のことは全く知らない。)

 

 

「本当、何でもありってかんじよね。」

 

霊夢も魔理沙の話を聞き、

悟空の常識はずれの能力を理解しているので素直に感心する。

 

 

「まあ、犯人の場所が分かったのならさっそく向かいましょ。」

 

 

「ああ。久々の異変だ。さっさと終わらせて祝勝会でもやろうぜ!」

 

 

「きっと強えやつがいるんだろうなぁ~

 くぅ~、オラわくわくしてきたぞ!」

 

霊夢と魔理沙、そして悟空は不気味な紅い霧を発生させた犯人を倒し

止めさせるために霧の発生源に向かった。

 

 

 

 

 

 




次からいろんなキャラとの戦いになります。
更新も今回ほど遅くならないようにがんばります。
次回も楽しみにして待っていてください。



「次回も見ていってくれよな!」

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