この日はデジモンにとって大事な日です。
そう、初代デジモンアニメであるデジモンアドベンチャーの主人公達がデジタルワールドに飛ばされた日です。
いい加減、デジモンアドベンチャーを再放送しないかな……。
蓮太郎と延珠の騒動から翌日。
ゼツは
「怪我、は……してないと思うけど」
打ち身などはしてるよね。そう思うと更に罪悪感に悩まさせる。
兎に角、当分は里見家には帰れないな。そう思いながらゼツはダラダラしていると傍に誰かが近付いてきた。
「まだ落ち込んでいるのですので?」
「マリアちゃんか」
語尾に独特な喋り方をするマリアが隣の椅子に座る。
隣に座るとゼツの頭を撫でる。
「ナニコレ?」
「慰めているのです」
「そっか」
「もう少しリアクションが欲しいのですので」
「ゴメンね。今、リアクションする気力がなくて」
苦笑しながらまたテーブルに項垂れてしまう。
そんな不甲斐ない姿にマリアは何かを思ったのか、項垂れてしまっているゼツの身体を自身に向けさせ、そのままゼツの顔を胸に抱きしめた。
「ッ!?」
「ジッとするのです」
「いやでも!」
「動いたら噛むですので」
「……噛むって何処を?」
「…………」
「いや、黙らないでマリアちゃん」
そのままの状態が続き、マリアは子守唄らしき歌を歌いだす。何処か聞き覚えが有るような無いような、不思議な歌がゼツの耳に届く。
瞳を細めてマリアの歌を聴きながら心が落ち着いていき眠気に襲われる。
精神的にも安定したゼツ、そんな時であった。
「うん? 電話が鳴ってるですので」
「そうだね。……木更さん?」
相手を確認したゼツは電話に出る。
スマホから聞きなれた女性の声が聞える。
『ゼツ君、仕事よ。例のケースを持ったガストレアの居場所が分かったの。里見君たちは別で向ってるから現場で合流、出来る?』
「座標教えて、そこで落ち合う」
『お願いね』
「了解」
電話を切り、少し待つとスマホ画面から地図が表示され赤い点滅が現れる。
場所はこの場所からかなりの距離にある。普通の手段で向っては時間が掛かり過ぎる判断したゼツはデジモンで行く事にした。
「マリアちゃん、行ってくる。後、子守唄ありがと」
「行ってらっしゃいなのです」
マリアはそう言ってゼツの頬に軽くキスをしてきた。
流石のゼツもこの行動には驚きが隠せずに後ずさって顔を赤くする。だが、更にそれを大食堂の出入口でルリリア姉妹が見ていた。
「何、してるの?」
「ちょっとマリア、抜け駆け禁止でしょ!?」
ハイライトとが消えた瞳で見詰るルリと、憤怒して顔を真赤にしているリア。
自身は何かやましい事などしていないのに何故か罪悪感に攻められるゼツは、冷汗を流しながら空笑いを浮かべる。
「出かけるのですね。でしたら」
「私達も!」
両脇から一気にルリリア姉妹が襲い掛かり両頬からダブルキスをする。
キスされた事で流石のゼツも顔を真赤に染めて逃げ出すように
◆
ディアボロモンに乗って空を翔ける。
冷たく刺す風がゼツの頬を襲う。それを気にする事無くディアボロモンに飛行加速を上げるように命令する。
そこで、ある場所でディアボロモンを停止するよう命令した。
「あの子は……」
地上に視線を向けたゼツ。
視線の先には里見家であるアパート、その出入口に1人の少女が姿があった。その少女にはゼツは見覚えがあった。
少しだけ気になったゼツは空き地にデジモンを待機させ、その少女に話しかけた。
「何をしてるの舞ちゃん」
「ッ!? えっと、ゼツくん?」
その少女の名前は舞。延珠のクラスメイトであり友達だった少女である。
舞の両手には赤色の小学校指定のランドセルを持ち、戸惑った表情を浮かべている。
「うん。どうして此処にいるの?」
「あの、コレ忘れていったから」
「それは、もしかして延珠ちゃんのランドセル」
手渡されたランドセルを受け取ったゼツ。それは確かに延珠が普段使っていた鞄であった。
何故、このランドセルが舞が持って来たのか分からずゼツは頭を傾げる。
「あの、延珠ちゃんが、ランドセルを学校に置いていってお仕事行ったから」
「そう……」
顔を伏せてボツボツと答える舞。
延珠のお仕事、その言葉を聞いたゼツは核心してしまった。この子は延珠が"呪われた子供"である事を知っている。そうゼツが思っていたら一枚の手紙を渡してきた。
「あのゼツくん、延珠ちゃんにお仕事頑張ってて伝言、お願いできますか?」
「……相手は"呪われた子"だよ?」
「…………」
事実をゼツは付きつける。
舞は何も述べずに沈黙する。そして、顔を上げた瞳には涙を浮かべる。
「それでも延珠ちゅんは――友達、だから」
「……了解した。舞ちゃんの託、確かに伝えるよ」
「ゼツ君もお仕事頑張ってね」
「ありがとう。延珠ちゃんを友達だと言ってくれて」
深々とゼツは頭を下げた。
数少なくとも、理解して友と言ってくれる存在が居る。それだけでも、ゼツもまた救われた気持ちになる。
そして、空き地に待機させているディアボロモンを呼ぶ。
「行ってくる」
「延珠ちゃんの事、宜しくね!」
ディアボロモンの肩に乗り、目的地に向って翔け飛ぶ。
今まで感じた事のない高揚感に、ゼツは初めてこのエリアを守りたいと思う。確かに、此処だけではなく各地のエリアには闇が巣くっている。だが、それでも闇の中に光明があるのも確かだ。
その光明、絶やすわけにはいかない。守らなければならない。
「ディアボロモン、我に力を!」
「ケケケッ……GAAAAAAA!」
ゼツの高揚に反応するかの様にディアボロモンも不気味な笑い声から獣染みた雄叫びを上げる。その背後に一緒に飛行するミレニアモンも雄叫びを上げる。
飛行すること数十分、空が雨雲で敷き詰められ光が欠けだす頃、ゼツの肉眼でドクターヘリが目視できた。
ならばこの辺りに居るであろうとゼツは目を凝らして周囲を見渡す。すると、葉と葉の隙間に蓮太郎の顔が見えたゼツは飛び降りた。
木々の枝が顔に刺さらないように腕で隠しながら地面に着地、屈んだ態勢から一気に駆け出す。無造作に生える草や茂みを潜り抜け、目的の場所に到着する。
到着して最初に目に入ったのは腹部を一対の刀で刺されている蓮太郎だった。
「疾ッ!」
見ると同時にゼツは行動に移した。
身体を極限まで前かがみに下げた状態で駆け、蓮太郎の腹部を刀で刺している小比奈に猛烈な拳を放つ。
小比奈も急な一撃に態様出来ずに殴られ吹き飛ばされて大木に叩き付けられる。
急な来客に蓮太郎と影胤は驚く。
「おや、ゼツ君ではないか?」
「影胤」
影胤を睨むように見詰ながら蓮太郎を背にしてゼツは庇うように立つ。庇いながら今の最悪の状況を分析していく。
「ゼツ、お前」
「喋ると傷口に染みるよ。延珠ちゃんは?」
急なゼツの出現に蓮太郎も驚きの表情を浮かべる。だが、ゼツはそれを遮り延珠は如何して居ないのか手短に問う。
蓮太郎も多少冷静になったのか溜息を吐いて状況をゼツに説明した。
ケースを持ったガストイレアを倒した。だが、そこに蛭子親子に襲撃された。全滅を避ける為に延珠には増援を呼ぶように逃げした。その説明を聞いたゼツは呆れ顔になった。
あの影胤の純粋な戦闘能力は遥か蓮太郎を上回っている。更に延珠と互角に渡り合える小比奈も居て、一対二など自殺行為に等しい。
よくもまぁ自分の命を天秤に乗せれるな。そう思うながらゼツは現在の蓮太郎の容態を確認する。
肩下に撃ち抜かれている銃弾痕、身体全身に押し潰されたように傷、そして腹部に刺された刀傷、これで良く生きているなとゼツは思う。
だが、放置すれば間違いなく命の危険性がある。この蛭子親子を退けて病院に連れて行っても間に合わない恐れがあと判断したゼツは溜息を付きながら傍に待機しているであろうデジモンを呼ぶ事にした。
「ミレニアモン、蓮太郎を安全な場所に連れて行け!」
「GAAAAAAA!」
ミレニアモンの出現に蛭子親子は驚く。ゼツはそれを無視して蓮太郎を安全地に連れて行くように命令するとミレニアモンは二本の腕で蓮太郎を捕まえて飛び立つ。
飛び立ったミレニアモンを確認した後、ゼツは袖に入れていたスマホを取り出してカードを出す。
カードに描かれているのは一振りの大剣。
だが、その大剣には膨大なエネルギーが内包されていた。
「出て来い『龍魂剣』!」
カードは光、その中から一振りの剣が出現する。
十闘士すら超越し、炎の能力を持つ超越種デジモン『カイゼルグレイモン』。
流石のゼツも内包された膨大なパワーと大剣以上の大きい大剣のため、両手に襲う重量に額に汗を浮ばせる。
ガストレアとは違う化物、カードから出された武器、それら体験も見たこともない現象に影胤は訝しげな目でゼツを見つめる。
「ゼツ君、君は何者なんだ?」
「答える義理、我に無し!」
影胤の質問を無視して龍魂剣を振るう。
ゼツはその超重量級の大剣を一振りするのが精一杯だった。だが、その一振りは衝撃破と斬撃を飛ばす。
蛭子親子は危険だと判断して回避するが後から襲ってくる衝撃破に薙ぎ払われ、斬撃はゼツを中心に全ての大木を両断する。更に、両断された全ての大木は紅蓮の炎に包まれた。
「ちっ重いな!」
超重量級の重みにゼツは愚痴りながら振り回せる身体を懸命に支えて耐える。ゼツを中心に全ての森が燃え上がる。
その光景を見た影胤は大いに笑う。今の化物は何なのか。その武器は何なのか。それらの疑問を吹き飛ぶ程に大いに狂気して笑う。
「見事だゼツ君! 私は益々君が好きになった!」
「凄い! ゼツ、切りたい!」
蛭子親子は不適に笑い喜ぶ。
一通り笑った後に影胤は冷静になる。その影胤の手には例のケースが握られていた。
「もう少し君と戯れたかったが……時間のようだ。また会おうゼツ君!」
「今度こそ決着付けよゼツ!」
それだけ述べて蛭子親子は去っていった。
気配が遠ざかり追えないと判断したゼツは、肩で担いでいる龍魂剣をカードに戻して傍にいるディアボロモンを呼ぶ。
「ディアボロモン」
「ケケケッ」
ゼツはディアボロモンに乗り、蓮太郎を連れたミレニアモンの後を追う。
◆
都心に帰ってきたゼツは人気のない場所に降りて蓮太郎が運び込まれた病院に向かう。
歩いて数分で病院前に到着、その出入口前には木更が待っておりゼツを出迎えていた。
遠くからゼツを確認できた木更は手を振るう。
「お帰りゼツ君、そして里見君を助けてくれてありがと」
「うんん。それで蓮太郎の容態は?」
「無事、峠を越したわ」
「そうか」
現状報告を聞き、蓮太郎は無事である事が分かったゼツは安堵の溜息を吐く。もし、この様な場所で蓮太郎が死んでしまえば天童会社は分解する恐れがある。
「そう言えば延珠ちゃんは?」
「あぁ延珠ちゃんなら里見君の所よ」
「やっぱしか」
この後の話は追々として木更の案内で蓮太郎が寝ている病室に来た。ベットには痛々しく傷付いた蓮太郎が寝ており、その隣に椅子に座って心配している延珠の姿があった。
扉が開く音が聞えた延珠は視線を扉に向け、そこにゼツが居る事が分かると駆け寄る。
「ゼツ、蓮太郎を助けてくれてありがとうなのだ」
「うん。それと、コレを」
「ん。何なのだ?」
ゼツから渡された一枚の紙。
不思議に思う延珠は折り畳まれた紙を広げて中を見て瞬間、息を飲んで驚く。渡された紙とゼツを交互に見詰返す。
「コレは」
「舞ちゃんからの託を言うね。お仕事頑張ってだって」
「ッ!」
その言葉を聞いて延珠は涙を浮べ、声を殺して泣き出した。渡された友達である舞の手紙を胸に強く抱きしめながら。
急に泣き出した事に木更は驚くが、ゼツは困惑する木更を連れて一度病室から出た。
「ゼツ君、延珠ちゃんに何を渡したの?」
「何も、ただ普通の友達からの手紙だよ」
「手紙って」
扉越しに聞える泣き声。
その声は悲しみは感じられず、只単に嬉しく喜びに満ちた泣き声。その声を聞きながらゼツはこの光明を守りたいと思う。
すると、木更の携帯に着信のメロディが流れた。
「少し失礼するね」
「どうぞ」
廊下の奥に去っていく木更の背中を見詰ながらゼツは傍にある椅子に座る。
すると、蓮太郎の病室の扉が開かれた。
「すまぬ。急に泣き出して」
泣いて目は充血している延珠だが、その表情には暗い影ではなく天真爛漫の向日葵の笑顔が戻っていた。
その笑顔を見たゼツも笑顔で返して病室に入る。
用意されている椅子に座り、互いに話す事無く沈黙が続く。そんな沈黙を破ったのはゼツだった。
「延珠ちゃん」
「んっ何なのだ?」
急な呼び掛けに延珠は驚くも返事を返す。
「延珠ちゃんが"呪われた子"だと言って迫害される事は、はっきり言ってずっと続く。でも、その手紙みたいに延珠ちゃんを延珠ちゃんとして見てくれる人もいる。だから、全てを絶望で見ないでほしい」
「ゼツ、お主」
語られる内容を聞く延珠。ゼツはそのまま語る。
「人間は極端に弱い。そして、また強くもある。強さも弱さも双方を併せもつ、脆い存在が人間だ。だから、一部だけ見て判断しないでほしい。人間は、強くもあれる」
延珠に向ってゼツは頭を下げる。急なゼツの行動に流石の延珠は驚く。
その真剣な言葉に延珠は少し迷いながら答えた。
「妾は、蓮太郎が好きだ。木更もゼツも、舞ちゃんも皆大好きだ。だから、人間を嫌ったりせぬ。だから、頭を上げてくれ」
「……ありがとう」
互いに笑顔を向ける。
すると、扉が開かれ木更が病室に入ってきた。
「2人とも、私は今から防衛省に向かうわ。護衛はゼツ君、彼方が来て」
「……七星の遺産、それの詳細の説明か?」
「良く気付いたわね」
「大体予想が付くよ」
「妾はどうすれば良いのだ?」
「延珠ちゃんは里見君の看病をお願い」
「うむ、任せろ!」
「じゃっ行くわよ」
「了解した」
ゼツは病室を後にして木更の護衛に付いて行く。徒歩で駅まで向かい、電車に乗って防衛省近くの駅で降りて徒歩で進む。
以前とは違う場所の部屋に案内されて入ってみると、先日集められた民警の代表たちが集っていた。木更は指定されている席に座り、その後ろでゼツが待機する。
「これで全員ですね。では、今回の本当の依頼内容をご説明させてもらいます」
防衛省のお偉いさんらしき人物が出てきて民警代表たちを見渡した後、説明が開始される。
『七星の遺産』とはゾディアックガストレアを呼び出す触媒であり。蛭子親子は元IP序列百三十五位の実力者である。それらを聞かされた民警代表たちは気丈に耐えたが、数名の者達は顔を真青に染めて洗面所に駆け込む。
「嘘でしょ」
「大丈夫?」
「えぇ、自信は無いけどね。まだパニックにはなっていないわ」
「どっちかって言うと衝撃が大き過ぎて受け止められないって所かな」
周囲の代表達と同じく顔を青褪める木更にゼツは問う。声を震わせ木更も気丈に耐える。
一方、ゼツは冷静で状況分析しながら今後の事を考えていた。
あらかた説明を終えて代表達は去っていき、木更も蓮太郎の様子を確認しようと防衛省を後にして去ろうとした時、誰かに呼び止められた。
「待て」
「ッ!」
木更の表情が硬くなる。
呼び止めたのは天童菊之丞、その前には聖天子が居り、後ろには聖室護衛隊たちも随行している。
今まで見せた事のない殺気が木更から放たれる。
「何でしょうか?」
「貴様ではない。その小童に用がある」
菊之丞の鋭い眼光、それに対抗するようにゼツも睨み返す。睨み返していたゼツだが、隣から凄まじい殺気に気付いた視線を外して木更に向く。そして、溜息を吐いて木更の足を思いっきり蹴った。
「痛ッ!?」
「冷静になれ社長。用事があるのは俺のようだし先に行ってて」
「ゼツ君」
涙目になりながらゼツの意を汲んでその場を後にして1人で木更は去っていく。それを見送ってゼツは聖天子に向きなおす。
最初は菊之丞、次に聖室護衛隊たち、最後に聖天子を見渡した後、ゼツは話し出す。
「それで、俺に何のようだ?」
「小僧、聖天子様の前で無礼だぞ!」
聖室護衛隊のメガネを掛けた男が怒鳴り散らす。
たった一言述べただけでこの反応、面倒臭い。そう思うゼツだが、聖天子が腕を上げて怒鳴った聖室護衛隊を宥める。
「構いません。ゼツ君、で構いませんか?」
「お好きに」
「ではゼツ君と……。ゼツ君、彼方はどうやって新人類創造計画の事を知ったのですか? アレは高位の機密情報で今の彼方ではアクセスなど出来ない筈です」
「人の口に戸は立てられない。噂なんかを探れば色々と情報は手に入るよ?」
「そうですね。ですが、少なくともIISOのメインサーバーに侵入するのは並大抵ではないでしょう」
「……何が言いたい?」
聖天子の清んだ瞳はゼツを姿を映す。
「ゼツ君、彼方は何者ですか?」
「……何者かっか。そうだね、黙っとくのも面倒だし……改めて名乗るよ。デジモンテイマー、それ以上でも以下でもない存在だよ」
「デジモン、テイマー?」
「じゃっ、帰るから」
知らない単語を聞いて顔を顰める聖天子だが、それを無視してゼツはその場を後にした。
聖天子は呼び止めようろするが何も言わずにゼツの後姿を見送った。その隣で待機している天童菊之丞は未だに険しい表情でゼツを睨んでいた。
今回、舞ちゃんが出てきて延珠ちゃんのランドセルを持ってきた話が出てきました。
これは小説にもアニメにも描かれておらず、コミックのみ映写されたシーンです。延珠ちゃんが少しでも救われるように配慮しました(コミックでは舞ちゃんがランドセルを持ってきたことは延珠ちゃんは最後まで知る事はありませんでしたが)。
さぁさぁゼツくんと影胤との戦いが少しだけ披露されました。
使った武器は『龍魂剣』、デジフロでの神原拓也が炎・氷・風・土・木のヒューマンとビーストの計十個のスピリットでの進化で出てきた超究極体に分類されるカイゼルグレイモンの武器です。
本来は人間には扱えない程にでかいためにゼツくんは振り回されている設定です。
ゼツくんと聖天子様の会話、短いですよ(涙)
菊之丞は少しだけゼツくんに警戒している状態ですかね。
今回、遅くなって申し訳ありません。
頑張って続きを書いていますので、次回もお楽しみにです。