IS インフィニット・ストラトス 金と銀の瞳が見据えるモノ リメイクversion 作:フレイムバースト
ちなみに磨美のISスーツが新しくなります
「ん……」
朝日が差し込むベッドの上、柔らかなその光で私は目を覚ました
「……サッちー、起きて」
そして私と同じベッドで生まれたままの姿で寝ているサッちーを揺らす
ちなみに私もサッちーと同じ格好だ。つまり何も着てないし履いてないし着けてない。
サッちーに命令されたからこんな格好なんだけどまぁそもそも私は一夏くんの前でしかパジャマ姿を見せる気は無いし、普段から何も着ずに寝てるから問題はない。それに布団が擦れて気持ちいいし
消灯時間ごろの山田先生の訪問の時はパンツ一枚で応対している。正直な話、私の胸が収まるサイズのブラはあるのだがダサいし、みっともないので使いたくないのだ
ただ、サッちーが寝ぼけて変なことしてくるのが厄介だし、サッちーが許可しない限り素っ裸に近い状態なのは少し恥ずかしいものがある。今更だが。
それにしても最近また、胸が膨らんだ気がする。後ではかっておこう
「……ふぁ……?」
どうやらサッちーも起きたようだ。現在の時刻は朝の6時30分。
サッちーは起き上がった後、寝ぼけながらISスーツを着た
しかし、きちんと首筋のホックが止まっておらず、すぐ外れてしまう。
胸を抑えきれなかった布が弾け飛び、サッちーの胸が揺れる
「……shit.ごめん、磨美りん、ちょっとホック止めてくれない?」
「ん、わかったー…」
私のサッちーのISスーツをしっかりと留めた
「ありがと。磨美りん服着てもいいよん。そういやデビンヘインズから届いたんでしょ?それみせてよー」
「うん」
サッちーが見せてくれたデビンヘインズ社のカタログで注文した、新しいISスーツがつい昨日届いた。
私は動きやすさを重視しているからその引き換えに露出が高くなっても構わないし、むしろ肌が出ているほうが落ち着く
「よしっ……。胸が抑えられなくてスッキリするなぁ。まるでつけてないみたい」
私が注文したISスーツは全体の色が胸は蛍光ピンク色のバンドのみで最低限隠しているが、今まで使っていたやつと比べるとかなり露出が増えているのだが、バンド特有の締め付けがない
そして首から一筋のラインが伸びて、それが股間をTバック状に隠す。
下向きの矢印が私の体に浮き上がっていると考えたらわかりやすいデザインだ。
とても露出が増えているがスーツ自体の性能はかなり上がっていて、ISへの動きの伝達がかなりのスピードで上がっている
ちなみにさらに性能が良いものがあるが、それは透明な素材で作ってあるものだ。要するに事実上の素っ裸。
「デビンヘインズは作るものの性能は良いからね」
「露出が増えてるけど、結構動きやすくて良いね!特に胸が締め付けられないのがかなりいいよ!」
「デビンヘインズ社の作るISスーツはエロスを感じさせるデザインが多いのよね。ビキニ型ISスーツとか、ブラジル水着風のISスーツもあるんだよね。まぁ、私は一回パンツ以外透明なISスーツで、テストしたことあるんだけどね。よーするにパンイチでテストよ。」
「え、なにもされなかったの?」
「んー技術副主任のレズっ気のある人に危うく調べられた後で体に教え込まれそうになったなぁ。いや、もう教え込まれてたなぁ」
さらっとすごい事を言っているサッちーの話を聞いて私は苦笑いしかできなかった
要するにプレイをされそうになったってことだもの
「……ん?時間が時間だしさっさと着替えて朝食取るよ。遅刻はやだし。」
部屋にあるデジタル時計はすでに朝の7時10分を示していた
「あっ、ほんとだ」
その後、私とサッちーは急いで着替えて朝食を取り、教室に向かった
そこで私は懐かしい親友と巡り会えることなんてまだ思いもしなかった
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「サフィさんにアーデルハイトさんおはよー。二人は転校生の話聞いた?」
教室に入ると転校生の噂で教室が賑やかだった。
「あ、噂は聞いたよ。中国の代表候補生でしょ?」
「はてさて、どんな子なのかしらん。アタシの好みかしら」
「サッちー、何言ってんの……」
私は苦笑しながら、サッちーに突っ込んだ。
サッちーは同性と意味深な関係になりたがる所があるから私がストッパーにならないと多分いろんな意味で大変な事になるだろう
一夏くんの方を見ると、セシリアさんとほーちゃんにクラス代表戦のことで気合いを入れろとか言われていた。
「クラス代表戦は余裕でしょ、たしか専用機持ちは四組だけだし……」
「その情報古いよ」
「!」
私は聞き覚えのある、挑戦的な声を聞いて、その声がした方向を見た
そこには、小柄な体格で幼さを感じさせるつり上がった瞳を持ったツインテールの女子がいた
「鈴ちゃん……?鈴ちゃんだよね?」
私はその子に近づいて、そう確認した
「……あ!磨美りん!磨美りんだよね‼︎」
「やっぱり‼︎久しぶりぃ〜‼︎」
私は鈴ちゃんに抱きつき、友人との再会をただ喜んだ。
だけど私はまだ気がついていない
鈴ちゃんの登場で、一夏くんの取り合いがますます加熱することを。