IS インフィニット・ストラトス 金と銀の瞳が見据えるモノ リメイクversion   作:フレイムバースト

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すこしえちぃ。さぁ、腹はくくったぞ。勧告なんざ怖かねぇっ!やろう投稿してヤラァァァァ


騒動の終わりと……

「……」

 

頭を抱えながら、私は一夏くんがいるという部屋に向かっていた。

一夏くんが運ばれるのを見てしまったせいで、最悪のイメージが頭の中でグルグルと掻き回される。そうでないことを望みたいが、そんな余裕は私にはなかった。

頭を押さえながら前を見ずに歩いていると黒いスーツを着た人とぶつかった

「おっと……。アーデルハイトか、ちゃんと前を見て歩け……」

目の前には面倒くさそうな顔をしている織斑先生がいて、私と同じように、頭を押さえていた。

「あ……、すいません、織斑先生……」

「……いや、私も前方不注意だったな。……一夏のことが心配か」

当たり前のように織斑先生は私の心を見透かしてくる。この人はあらゆるものを見通す千里眼でも持っているのだろうか。

「あ……えぇと、まぁ、心配しています。運ばれるのを見てしまったので……」

「そうか。まぁ、仕方あるまい。……なぁアーデルハイト、あのIS、おまえはどう感じた」

「えっ……あぁ……なんだか、私たちを試しているような気がしました」

 

唐突に向けられた話題にびっくりしながら、適当に言葉を選んでそれを返す。

 

「そうか。……まぁ、実際に、試されたな。誰に試されたのかはわからんが」

「そう、ですね。今回一回きりだといいんですが、試されていたのなら、次もありそうですよね……」

 

私たちが試されたのなら、次は今回以上の容赦ない武力が私たちを再び試すだろう。何時になるかはわからない。だけど、2度目はあるだろうという妙な確信は私の中にあった

 

「そうだな、まぁ、あんなシロモノ、潤沢な資金がなければそうそう作れるものでもあるまい。……すまないな、くだらんことで話をさせて。……これは救出部隊への協力の礼だ。とりあえず今日は良いものでも食べておけ」

そう言って織斑先生はポケットから食券を取り出し、私の制服のポケットにねじ込んだ。

「あ、ありがとうございます」

「それと、先の戦闘で一夏は疲れている。死んだような面で寝ていても起こすんじゃないぞ」

「……はいっ、わかりました、織斑先生」

 

織斑先生は遠回しに一夏くんは生きているから安心しろと言ってくれた。そのおかげか、頭をしめつけていたネガティブな思考は消え、肩も少し軽くなったような気がした

 

「よし、と……。」

 

一夏くんがいる病室の扉を開けると、まず目に入ってきたのは、鈴ちゃんが一夏くんに顔を近づけている様子だった。

 

「……へぇ、鈴ちゃんってば大胆だねー……」

「なっ!へっ!?磨美りん⁉︎いつの間に!?」

「今さっきだよ。扉を開けたら鈴ちゃんが一夏くんに顔を近づけてるものだから……まぁ、別にそういうのじゃないのならいいんだけど?」

「べ、べべべべ、別に!たまたま一夏の髪の毛にゴミが付いてたから取ろうとしただけだし!」

「そう?それなら私の気にすることじゃない、か」

「そーよ!磨美りんは気にしなくていーから!」

 

顔を真っ赤にしててきとうな言葉を並べる鈴ちゃんはどことなく猫のようで可愛らしい。

 

「……んん……なんだ……?少しうるさいぞ……」

騒ぎ過ぎたせいか、一夏くんを起こしてしまった。織斑先生に無理はさせるなと言われたのだが、まぁ、一夏くんが起きてしまったのなら仕方ない。

「あ、一夏くん、気がついた?」

「んぁ……あぁ……磨美と鈴か……おはよ……」

まだ寝ぼけ眼の一夏くんはぼうっとしながら私たちの方向を見る。

「ごめんね、起こしちゃって。……生きてて良かったよ。運ばれたの見たせいで、少し怖かったんだから」

「あぁ……うん、心配させて、わるかったな」

「ほんっと、あんたって周りを心配させてばっかね、一夏。誘拐された時だって確か磨美りん泣きじゃくって一夏のこと心配してたし。」

「待って鈴ちゃん、それは今言うことなのかな。今バラすことなのかな。」

 

鈴ちゃんが唐突に私たち3人の中学の時の事件を槍玉に挙げてきたことで、私はどきりとして、悪戯な笑顔を浮かべている鈴ちゃんに慌てて突っ込んだ。

鈴ちゃんの話していた事件は、ISの競技大会で織斑先生の二連覇がかかっていた時のこと、一夏くんが誘拐されてしまい、結局織斑先生が、競技大会への出場を辞退してドイツからもたらされた情報をもとに一夏くんを救出した事件のことだ。私はそのとき鈴ちゃんと一緒に一夏くんの身を案じることしかできず、そして一夏くんにもしものことがあったらという想像をしてしまい泣きじゃくることしかできなかった。事が収まった後、私は泣きじゃくっていた事を一夏くんには内緒にしておいて欲しいと鈴ちゃんに頼んだのだが、その約束はたった今、反故にされた。まぁ、気にするほどのことでもないが。

 

「……あぁ、うん、そこはわかってるし直そうとしてるよ」

「わかってるなら最初から心配させるような真似しないでよね、衝撃砲フルパワーで撃てなかったじゃない。」

「え、アレでフルパワーじゃねぇの……マジかよ……」

一夏くんの顔が青ざめる。どうやら一夏くんは衝撃砲を利用してなんらかの行動を起こし、そしてその際に全身に激痛を感じていたのだろう。そしてそれが全力でないと知り、まだ上の痛みがあることにびっくりしている。

「……そういえば、鈴、おまえが言ってた酢豚を毎日ってやつ」

「うぇっ⁉︎そ、それがどしたのさ!」

「もしかして、毎日味噌汁を食べてくれってやつじゃ───」

「あー!違う違う違う!うん、ごめん、アレ、作ってあげるから味見してって意味!毎日でも作っちゃうからさ!酢豚!」

「あ、あぁ……さすがに、毎日はいいけど、今度また、作ったら食べさせてくれよ、久々に鈴の料理食べたいしさ」

私の中のセンサーが、反応した。このままでは鈴ちゃんに一夏くんを取られてしまうのではないか。それだけは避けねば。

「あっ、私も食べたい。鈴ちゃんの料理すごく美味しかったし……」

私は咄嗟にそう言って一夏くんと鈴ちゃんの会話に割り込んだ。

「んもー……仕方ない客ねぇ……今度作ったげるから、不味くても絶対残さないでよね!それまでに胃袋空けときなさいよ!」

 

鈴ちゃんはそう言って、何処と無く嬉しそうにして病室を去っていった。

 

「……鈴ちゃん、何事もなかったみたいに行っちゃったね」

「あ、あぁ……喧嘩してたのが嘘みたいだ」

「……そうだね……。そうだ、一夏くん」

「ん?なんだ、磨美」

「一夏くんはさ、今日、とっても頑張ったから……」

鈴ちゃんが出て行った今、この部屋に訪れる人はいないだろう。ならば、今の内に私を一夏くんにアピールしておかねばならないと、私は直感的に感じ、上着とスカートを脱ぎ、Yシャツのボタンを外し始めた

「お、おい……磨美?」

一夏くんは少しびっくりしているようだ。まぁ、当然か。

「一夏くんは、今日とっても頑張ったから、ご褒美に、私の身体、好きなだけ触っていいからね……?」

ISスーツだけの姿になって、一夏くんの右手をとり、胸に当てる。好きな人に、自分の体を触ってもらうのは少し勇気がいるし、恥ずかしいけど、してほしいことでもある。

 

ゴクリ、と一夏くんが生唾を飲む音が聞こえた。

 

「ま、磨美……本気、か……?」

「本気もなにも、一夏くんが私のこと、何度も見てたの知ってるんだからね?男の子だもん、そーゆーのは、仕方ないってわかってるし……」

「そ、そうか……、そうなんだな……?」

 

その日、私は一夏くんが満足するまで、周りの物音を気にしながら、身体を一夏くんに捧げた。

 

この日は私にも、一夏くんにとっても、忘れられない日になるように。一夏くんの脳に、私のありのままを焼き付けてもらうために。私は数時間、一夏くんと共に過ちを犯した。

 

 




正直に言おう。


めちゃくちゃ怖い

一応、性行為はしてないとフォローだけしておきます。ただのボディタッチ!ボディタッチだからセーフ!セーフだよね⁉︎カープが優勝したから許してくれるよねっ!(

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