召喚少女のリリカルな毎日   作:建宮

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六十一話~side 雨水~

前回のあらすじ

 

イクスが泣いて眠った後にヒューズと交渉→半ばエリシアと一緒に脅し掛けて成立→イクスが今後ロストロギアとして再度封印されないようにする事を成功→局入り又は局の為になる事をすると言う条件付きだったがまぁ良しとしよう

 

幸い被害は俺だけだったので残り罪は百年単位前の時効のモノばかり

 

まぁ本人の意思しだいだが、この後何もしなければ単なる冥王だった少女(幼女と言ったら訂正を求められた)

 

 

「すみません、待ちましたか? ユーノ司書長」

 

「いえ、僕も来たばかりですよ」

 

「敬語は無しですって貴方が上なんですから」

 

「だったら雨水も」

 

 

お馴染みになった喫茶店

 

ユーノ司書長に呼ばれて行って見ると、そこで紅茶を飲みながら待っていた

 

紅茶似合うなこの人・・・さわやかイケメン?

 

 

「冥王の子は?」

 

「シロと一緒に留守番。あいつの脱走癖には困ったもんだが、シロが一緒だからな。いざとなったら人化で抑えれる」

 

「なるほどね」

 

「それで、今日は?」

 

 

ユーノ司書長は一度黙ると頭を下げる

 

驚いた

 

そして多少は周りの目を気にして欲しい、注目度抜群だな

 

 

「ごめん! あの遺跡が、かなり危険な場所だったのに僕のせいで」

 

「あーその事ね」

 

「うん、本当に。もしかしたら死んでたかも知れないくらい危険だった」

 

「まぁね、でもそこまで気にしないで下さい」

 

「だって」

 

 

真面目な人だなー

 

ある意味ではヒューズくらい軽かったら色々と楽なのに

 

いや、あれは度が過ぎるな

 

足して二で割ったくらい丁度良いんだろうな

 

 

「結果的には美少女の娘が出来た訳ですし、皆が聞いたら羨ましがる状況でしたって」

 

「・・・ポジティブなんだね」

 

「まぁ切り捨て上等の下っ端なんて皆こんなもんですよ」

 

 

ユーノ司書長は苦笑いをしながらチケットらしき物を懐から取り出す

 

 

「会員制のロストロギアオークション。今度僕が解説を任されたんだけど、暇だったら見に来て、もしかしたら役に立つのもあるかも知れないから」

 

「ロストロギアのオークションか」

 

 

俺としては、あの蒐集貯蓄のロストロギアが欲しい所だけど似た様なのが出てるか?

 

まぁオークションに掛けれる程度のランクの物だから実戦向けの期待は余り出来ない

 

 

「ありがたく・・・ホテルアグスタ?」

 

「うん、結構大きくて豪華な所だったよ」

 

「金持ちや御偉いさんが集まりそうだな」

 

「確かに民間の人は居ないかもね」

 

 

ペットは流石に駄目だろうから、またシロは留守番だな。人化の維持時間は延びてるけどまだ十分単位だし

 

三名まで

 

キャロもエリオも忙しいだろうからエリシアとイクスでも誘うか

 

エリシアは兎も角としてイクスは興味あるかな?

 

 

「あ、そうだ、頼みたい事が出来たんだけど良いか?」

 

「ん? 僕に出来る事だったら」

 

「古代ベルカ式の魔法文献を片っ端から貸して欲しいんだ。閲覧許可ってやつ?」

 

「古代ベルカ? イクスヴェリア関係?」

 

「まぁ一応。アイツの武器はマリアージュだけだけど、あれはモロに殺し専門だから物騒過ぎる。普通に魔法を教えようと思って」

 

「分かったよ、責任持って無限書庫にある全ての文献を閲覧出来るようにしておく」

 

 

古代ベルカの資料は少ないからな、無限書庫のを閲覧出来るならかなり幅が広がるぜ




六課との絡みです

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