召喚少女のリリカルな毎日   作:建宮

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百三話~side 雨水~

前回のあらすじ

 

キャロ達と合流→ある程度の作戦流れを把握→ヴォルテールの召喚許可まで下りている→戦闘機人の戦力は知らないが少し哀れになってきた

 

とは言っても攻めて来るまでは暇な訳で(攻めて来ない事がこの作戦の本来の前提だけどね)

 

とうとうこんな遊びまで始めやがった

 

 

「あきパパ!」

 

「わんっ! 親父ー!」

 

「お父様」

 

「父さん」

 

 

ヴィヴィオ、シロ、イクス、キャロ、の順でお送り致しました

 

 

「バリエーション豊かに何やってんだお前ら・・・しかもキャロやイクスまで混ざって」

 

 

昨日は全員が兄系統で呼んできやがったが・・・ちなみに、あきにぃ、兄貴、お兄様、お兄ちゃんだった

 

如何やらヴィヴィオがこれだ! と言う呼び方を皆で考えているらしい

 

 

「あーきーもー」

 

「あん? 俺もだと? 誰に何て言えと」

 

「わたしは?」

 

「ヴィヴィオ」

 

「むぅー!!」

 

 

・・・他になんて呼べば良いんだよ

 

うん、それにしてもヴィヴィオは殴ってきても痛くないから安心だな

 

 

「ねぇねぇ! じゃーシロママはー?」

 

「シロだろ」

 

「イクスおねぇーちゃんは?」

 

「イクスだろ」

 

「キャロおねぇーちゃんは?」

 

「キャロに決まってる」

 

「・・・あきってつまんない」

 

 

俺遊びで飽きたのかトテトテとキャロの方に向かう

 

そして入れ違いでイクスが今度はやってくる

 

 

「お疲れ様です」

 

「そうでもないさ・・・キャロとシロで多少は慣れてる」

 

 

あそこまで幼女らしい幼女は、ヴィヴィオで初めてだけどキャロも出会った当初は今より幼かった

 

 

「私は如何ですか?」

 

「ん? イクスは手の掛からない子だな、実際見た目通りって訳でも無いからね」

 

「・・・。」

 

 

褒めたつもりだったのだが何故か俯いて黙ってしまった

 

 

「ど、如何した? 何か気に障ったか?」

 

 

やはりイクスも女の子だし年齢の話題は禁句とか言い出すのか?

 

 

「一つ」

 

「おう、なに?」

 

「一つ、興味がある事があるのですが」

 

「ん? 何か趣味にでも目覚めた?」

 

「なるべく管理局に関係のある学校に通いたいです」

 

 

・・・うわーなんでこのタイミングで厄介な話題を持ち出すかなー

 

いや、もしかしたら前々から考えていたのかも知れない

 

それがこう言った環境の変わった場所に来て気持ちが高ぶったか

 

 

「それにしても管理局関係の学校ねー」

 

「・・・駄目・・・ですか?」

 

 

んー普通の学校ならまだしも、管理局関係の学校だとイクスはちょっと難しいな

 

 

「普通の学校じゃ駄目か?」

 

「私は現代知識に欠けています」

 

「自覚あったの?」

 

「・・・有ります・・・だから私は一度現代の学校に通う必要性があると思いました」

 

 

へー・・・親孝行なもんだが。イマイチ理由としては足りないな・・・何か隠してないか?

 

女の子は秘密が多いって言うから詮索はしないけどさ

 

 

「そうだな。とにかく今はヴィヴィオの件が先決だから、これが終わったらじっくり話し合おうな」

 

「はい」

 

 

初家族会議が行われそうだ




精神年齢

ヴィヴィオ<シロ<キャロ<イクス

となっております

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