巫女なボクと化身使いなオレ   作:支倉貢

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どうも、座右の銘です!
ついにこの作品もUA2000突破なりー‼︎ うひゃっほぅ‼︎
それではどうぞ‼︎


第19話 於野紅葉最強伝説?

翌日、放課後、紅葉side

こんにちは、於野紅葉です! ……え、授業はどうしたって? そんなの駄作者がめんどくさがっただけじゃないですか。

てことで、ボクはただいま、サッカー棟へ向かってます。よーし、今日も練習頑張るぞ!

 

 

 

 

 

 

 

 

ウィン

 

部室の中に入ると、何やら深刻な雰囲気が漂っていた。天馬くん達もいたけど、状況が飲み込めていない様子。

 

「あの、どうしたんですか?」

 

ボクが拓人に話しかけると、拓人はボクに目を向けず、紙に目を落としたまま答えた。

 

「栄都学園との練習試合が決まった」

「栄都学園?」

 

何処そこ? 強いとこなのかな? 今思えば、ボクあんまり他校のこと知らなかったや。ボクが首を捻っていると、信助くんが言った。

 

「それって、最近力をつけてきたって評判の学校ですよね!」

「そうなんですか⁉︎」

「はい! 元々は進学校で有名だったんですけど、最近はサッカーも強くなってきたって!」

 

へぇ〜そんなに強いって有名なとこなんだ。戦いたい‼︎ボクが目を輝かせていたところに、速水くんが付け加えた。

 

「フィフスセクターのおかげでね」

 

フィフスセクター。その言葉に、ピクリと反応した。

言ってたな。フィフスセクターが勝敗を管理してるって……。この試合も、そうなのかな……? そう考えると、胸が苦しくなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

下校中(買い物帰り)、反対側の歩道に、拓人と女性と男の子が立っていた。何やら話をしている。そして、女性が拓人に何かを手渡し、去っていった。拓人は渡された何かを、悔しそうに握り潰した。

何してるのかな……?

 

「拓人ーーーー‼︎」

「っ‼︎ も、紅葉……」

 

拓人はボクに気づいて、こちらを振り向いた。ボクは拓人のいるとこまで走っていった。

 

「……買い物帰りか?」

「うん!」

「そうか」

「拓人は何してたの?」

「……紅葉には関係ない」

 

そう言って、そっぽ向く拓人。何だか苦しそう……。

 

「…………あの人達と、何話してたの?」

「‼︎」

 

ボクの言葉に、拓人は振り返る。

 

「見ていたのか」

「うん」

「…………」

「あ、別に答えなくていいよ。無理には聞かないから」

 

すごく辛そうな表情をしていた拓人。きっと嫌な事だったんだ。ボクは安心させようと、微笑んだ。また拓人が顔赤くさせたけど。

 

「紅葉、荷物持つよ」

「え⁉︎ でも……」

「いいよ、気にするな」

「……うん、ありがとう……」

 

こういうとき、拓人は言っても聞いてくれないので、諦める。ありがたいんだけどね……。何か持たせることが申し訳ないというか……。

 

 

 

 

 

拓人に半分持ってもらい、ボクの家に着いた。

ボクの家とは、もちろん蹴球神社のこと。でも、そこに直に住んでいるわけではない。ちゃんと母屋がある。といっても小さな家だけどね。玄関前で、持ってもらった分を受け取った。

 

「本当にありがとう、拓人」

「ああ……」

「暗くなってきたし……送ってくよ」

「え⁉︎」

「だって拓人、危ないよ?」

「だ、大丈夫だ」

「拓人は神童財閥の御曹司でしょ? もし誘拐されたらどうするんですか! ってことで、ボクもついていきます!」

「…………あ、ああ……」

 

ってことで、半ば無理やりついていきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

拓人を送っていって、帰り道。さらに暗くなっちゃった。ま、そっか。ボクは少し足早に帰っていた。

 

ザッ

 

「?」

 

ボクの前に、数人の男が立ちはだかった。

 

「……お前が、於野紅葉だな」

「……?」

 

誰この人達? ボクは軽く拳を握り、男達を睨んだ。おそらく奴らはフィフスセクターから来たのだろう。

 

「だから何だよ。オレに何の用だ。用がなきゃとっとと消えろよ、殺されたいのか?」

 

オレの最大級のイライラをこいつにぶつけてやった。オレがキレたら楓の奴、泣きながら懺悔するんだよ。

で、奴らはというと……。

 

「「「「ヒィィィィィ‼︎ すみませんでしたぁぁぁぁぁ‼︎」」」」

 

フハハハハ‼︎ ざまーみろ‼︎ ってかあいつら何しに来たんだよ……。ま、いっか。ボクはお腹がすいたので、家に帰りました!




紅葉ちゃん、最強っすね。どんだけ怖かったんだろ。紅葉ちゃんのプレッシャー。見たいような、見たくないような……。
楓「見ない方がいい‼︎ てか、絶対見るなぁぁぁぁぁ‼︎」
……だそうです。
紅葉「次回もお楽しみ下さい^ ^」

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