巫女なボクと化身使いなオレ   作:支倉貢

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どうもどうも、座右の銘と申します。初めまして。
この作品は、私の処女作となります。
かなりの駄作となっていくかも…と不安ですが、少しでも楽しんで頂けるように、頑張りたいです。
それでは、どうぞ!




第1章 革命の風と狐火の少女〜希望の灯火〜
第1話 全ての始まりの出会い


紅葉side

初めまして! 蹴球神社の巫女をしています、於野(おの)紅葉(もみじ)です。これからよろしくね!

今日は、雷門中学校へ転校するんだ。ボクは今まで、神社の外へ出たことがなかったのさ。

ボクは家である蹴球神社の巫女一族の末裔で、1人でこの神社を守ってるんだ。掟のため、14歳の年になるまで、ずっと神社の中で隔離されていたんだ。

 

ザッ

 

ボクは階段を駆け下り、鳥居の前に立つ。

この鳥居には、ボクと外の世界を隔てる『結界』と呼ばれるものが張られている。

ボクには、『霊能力』という不思議なチカラがある。これは、代々宮司になる女の子だけにそなわるチカラなのさ。

……このチカラのせいで、ボクはずっとこの神社に閉じ込められていたんだ……。

でも、それも今日で終わりだ。

ボクはそっと、結界に手を伸ばした。……いつもなら、バチッて音がして、跳ね返されるけど……。今日からは……。

 

スッ

 

「あっ……」

 

跳ね返されることなく、手は結界を通り抜けた。

初めての経験に、胸の高鳴りが止まらない。

 

「……ボク……外に……」

 

自然と頬が緩み、ボクは思いっきり地面を蹴った。

初めて踏むコンクリートの、足の裏から伝わってくる感触に、心を落ち着かせ、ボクは歩き始めた。

 

 

 

優しいそよ風、花の香り、人の笑い声……。

何もかも新鮮だ。

コツコツと、ローファーの音を立てながら、ボクは足を止めて、目に入った建物を見た。

 

「……あ、あれかな……?」

 

校舎を飾る、大きなイナズママーク。きっとそうだ。

 

「ここが……雷門中……‼︎」

 

ボクが呟くと、またそよ風が吹き抜けていく。その風は、ボクの心臓を高鳴らせていった。

 

 

 

「えーっと、職員室はどこかな……?」

 

絶賛、迷子なうです。

広いよ……校舎がどれかすらわからないよ‼︎ 何でこんなに広いの⁉︎ 迷子になっちゃうよ‼︎ ムキー‼︎

……まあ、時間も時間だしなぁ……。今7時15分だし……。

今日は新入生の入学式があるらしいから……。

仕方ない。誰かが来るまで待つことにしよう。

ボクは手を空中にかざす。そして、チカラを集中させ、一個のサッカーボールを出した。

これはボクの能力の一つ、『時空転送』だ。異空間を通じて、取りたい物を取り出せる。

ボクはボールを蹴り、リフティングを始めた。

鼻歌交じりにボールを蹴っていると、

 

「ねぇ、君!」

「?」

 

 

【挿絵表示】

 

 

真新しい制服に身を包んだ少年が、こちらに駆け寄ってきた。少年はすっごい特徴的なチョココロネ型の髪で、大きな目をボールに向けている。満面の笑顔をボクに向けながら、少年はボクに話しかけた。

 

「それ、サッカーボールでしょ。サッカー部に入るの?」

「……へ?」

「あ、そっか、名前……。初めまして! 俺、新入生の松風天馬! よろしくね‼︎」

 

天馬、と名乗った彼は、ボクに右手を差し出した。

 

「ボクの名前は、於野紅葉……」

「よろしくね、紅葉!」

 

天馬くんの屈託のない笑顔に、ボクは迷いなくその手を握った。

 




楽しんで頂けましたでしょうか。
ここで、主人公である紅葉ちゃんについて、少し紹介します。
於野(おの)紅葉(もみじ)
・13歳(今年で14歳)=中学2年生
・女の子
・二重人格←重要‼︎
・一人称:(表)ボク、(裏)オレ
・性格:(表)優しい、(裏)荒々しい
・身長:とりあえず超低い←紅葉「うっせえバッキャロ‼︎(泣」
・体重は…ご想像にお任せします
・ポジションは基本的どこでも…。
…こんな感じですかね。
家族や友人などは、物語の中で書きます。
これからまだまだ頑張りますので、よろしくお願いします‼︎‼︎\(^o^)/

★追記★
書き方を直してみました‼︎
見やすくなりましたでしょうか?

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