冬木に綴る超越の謳   作:tonton

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-Black armor-

 

 遠坂を送り届けろという一方的な命令から、二人は切嗣からの呼び出しだと指定された場所へ向かう為に、一路新都方面へと歩みを変える。

 二人の家も深山町にあることを考えればそれは逆方向であり、家に大河を残してきたことを考えればあまり時間もかけられないという不安要素はある。だが、今回のコンタクトは長年切嗣の相棒であった舞弥を経由したものだ。その彼女も片付けを済ませておくという態で残ってくれている。だからそちらに関してはあまり心配する程ではないと切り捨てられた。

 

 思えば切嗣が冬木に戻ってくるのはいつ以来か。

 小さい頃、まだ自分が引き取られた当初は環境の変化になれるまで見守るつもりだったのだろうか。彼は比較的家にいる事が多かった。

 蓮が編入した小学校にも慣れ、知人にも面通しが済むとある日、とても大切な用事があるからと、彼は唐突に言って家を空けた。それも二三日の話しではなく、週単位で帰ってこない事などざらで、蓮が高校に上がった頃には月単位でいなくなることもあった。

 その彼が何処へいくのか、いつ帰ってくるのか何をしていたのかも口にしないので実は切嗣の事をあまり知らないのかもしれない。そう思うと自身がとても薄情な人間に思えるが、これで身よりの無かった自分を引き取り、普通に学生をやれる程度には援助してくれたりと感謝はしている。また、過度な干渉をせず、距離を取った対応も今思えばありがたかったと思う。いきなり環境が変わり、その変化に戸惑っていた時分には、その緩やかな距離感というものが必要だったように思うから。

 むろん、だからと言って欠片も文句が無い訳ではない。寧ろ感謝の数と同じく、いやそれより多く苦言は数え切れない。特に、付き合いの長い知人とはいえ、長期にわたって家政婦まがいの仕事をさせていた舞弥にはしっかりと謝罪をしてもらいたい。

 

 そうして道すがら、彼に会って一番にどんな文句を言うかと考え、自分に続く形で三人は坂を下る。

 すると、突然セイバーが纏っていたコートを投げ捨て、自分と凛を庇うように前へ出た。

 

「こんばんは。ようやく会えたね“お兄ちゃん”」

 

 無手のまま構え、セイバーが警戒するその先に立つ少女。

 絹のように滑らかに、月明りに輝く銀髪。

 宝石のように透き通った赤い瞳。

 一目見て小学生くらいだと見て取れる体つき。

 全体的に赤と白を基調にしたボアポンチョ。

 

 その白い肌も相まって、最初の印象は人形のようだと思う程、どこかかけ離れた容姿だった。

 

「お兄ちゃんって、衛宮君、アレ知り合い?」

 

 確かに聞き覚えがある。だが、それがどこであったかはどうしても思い出せない。

 少女の日本人ばなれした容姿は特徴的で、一目見たなら忘れようはないだろうと断言できる。昨今の開発が進んだ冬木では外国人が暮らしているのは珍しい事ではない。だか、今までの自分の短い人生で、ここまで綺麗に透明度のある少女は見たことがなかった。

 或いは、まるで雪のようと受けた独特の印象が強いせいもあるだろう。

 

「いや俺は知らないぞ。そもそも」

 

 自分に親類と呼べる存在は、養父である切嗣だけだ。

 10年前の大災害で両親を亡くし、いたのかも怪しい親戚から引き取りの声もなかった自分には近しい繋がりというものがない。

 覚え忘れもないだろうと記憶を探っていると、あろう事かセイバーは虚空より白銀の剣を顕現させた。

 

「警戒意識をあげてください。この感じ、常人のそれではありません」

 

 取り出した聖剣を手に、切先が一切ぶれることなく目の前の少女に向けられる。

 確かに、こんな時間に、それもただならぬ雰囲気を言葉の端に、佇まいからも漂わせている。そんな少女が一般人と大きく異なるのは、“魔術師”でなくとも違和感を覚えるだろう。当然、セイバーの意見に後ろにいるマスター達も異を唱えるつもりはない。しかし、それを考慮しても、セイバーの額に流れる汗、緊張に強張る顔は、何か他の要因に揺さぶられているように感じる。

 

「そう。貴女が今回のセイバーなのね。けど、そんなことどうでもいい、というより貴女って不粋ね。異国で折角出会えた姉弟の話に邪魔に入るとか、亀にでも踏まれてつぶれちゃえばいいのに」

 

「亀って……」

 

 その形容は歳相応に思える幼さが窺える。が、セイバーを視界に収めた彼女の瞳、その色が一瞬言い表せぬ狂気を宿したように見えた。ほんのわずかに、緩みかけた気が、知らず背筋に流れた汗の冷たさと共に引き絞られる。

 

「ああ、そういえば名前も聞いてないんだっけ。キリツグにも困ったものね」

 

「親父を知っているのか」

 

「ええ、よく知っているわよ。アイツがどういう人間なのか。貴方との関係も、この街も、このくだらない殺し合いがどういうものかも」

 

 とても冷めた目をする少女だと、その時、目の前に立つ少女へ対する印象が変わった。

 言葉にどこか感じさせる幼さと大人びた、いうなれば温かくも冷たいという対極の温度が混ざり合うアンバランスさが、一つの単語を境に零度へと一息に落ちていく。

 問いかけた言葉も、まるで沈黙しかけた火種に油を注ぐように、静かに、だが彼女の瞳は明確にソレが憎いと語っていた。

 

「イリヤ。イリヤスフィール・フォン・アインツベルン。と言えば大体は察してもらえるかしら。ああ、けど今日は他の参加者の顔を見に来ただけだから安心して。そんなに身構えられるとこっちも疲れちゃうから」

 

「へぇ、態々来て挨拶だけ? 私にはヤル気満々に見えるけど」

 

「貴方達にそれほど興味がなかったのはほんとよ。寧ろついでくらいだったんだから」

 

 ならばこのイリヤと名乗った少女は、いったい何を目的にこの場に姿を現したのか。

 戦う為ではない。とはいうが、彼女が聖杯戦争の関係者、十中八九マスターの一人だという事は、セイバーの警戒具合にも、その名前からも明らかだった。

 今朝はセイバーから、そしてつい先ほど遠坂から聞かされた聖杯戦争を始めた“御三家”、その経緯。聞き間違いでないのなら、彼女はその一つである“アインツベルン”を名乗ったのだから。

 そして当然、そんな言葉が信じられるかと前に出た遠坂に対し、本当に、“自分達に興味はない”と言うように少女は一言で切り捨てた。

 短く、ただオシオキをする為だと。

 

「どういう意味だ」

 

「どうも何も、そのままの意味。約束を守れなかった人に、言葉通り針を千本飲ませるの。ねぇ、さっきキリツグがどうとか言ってたわよね」

 

「だったら? それこそ貴方には関係の無い情報だと思うけ」

 

「キリツグはどこにいるの」

 

 凛の言葉に被せるように投げつけられた言葉。

 YesかNO、それ以外の言葉は聞かないし必要ないと言外に示す彼女の瞳は、この短い邂逅の中でも一際冷めきり、下手に話題を逸らそうものなら切貫かれる様な、刃物を想像させる鋭さがあった。

 だからか、反射的に彼の居場所は知らない、定期的に家を空けているからと事実を混ぜた嘘を告げてしまった。

 

 そして、それが決定的に間違ったのだと、次の瞬間この場の誰もが理解した。

 

「そ、ならもういいわ――バーサーカー」

 

 その“男”はいつからそこにいたのか。

 黒い甲冑は宵に染まったこの夜より濃く、淡い月明りの中でさえ深い闇色。

 

「っ、いつの間に」

 

「役に立たない人たちなんていらない」

 

 白銀の髪を持つマスターである少女が呼ばなければそこに存在していることをも見落としかねない存在感。

 主だろう少女に呼ばれて浮かび上がる黒甲冑。その深く彫られた虎兜の二つの窪みが、狂気を孕んだ赤い光を宿す。

 

「……やっちゃえ」

 

 それは小さく。自分たちの耳が微かにとらえた獣を野に放つ号令。

 だがそれで十分だった。

 少女の言葉を待っていたと言うように、傍らに控えた虎兜の狂戦士は、主の下知をもって鎖より解き放たれる。

 まるで長い間繋がれてた獣が歓喜の雄叫びを上げるように、人とはかけ離れた絶叫。

 獣さながらの雄叫びが、周囲一帯を震撼させた。

 

 

 

 

 

 小さく最小限の距離を取り、猛進する狂戦士を掻い潜る。

 だがそれは逃げの手を打つための回避ではない。後ろに残る主達を守るため、彼女が選んだのはあえて向こう側のマスターを狙うという誘導。

 

「かかったっ」

 

 後ろから追随するように遅れて聞こえる風切音。その空気にさえ悲鳴をあげさせる質量を圧を持った拳を、大凡の気配だけで当たりをつけ、身を沈ませることで回避する。

 

 狂戦士といえど、手綱を握るのはマスターだ。理性が無いのだから、彼等がとる戦闘における対応というのは大雑把にならざるおえない。その為、敵目掛けて特攻する狂犬を無視してマスターを狙うというのは少々の賭けでもある。が、読み通り、アインツベルンのマスターは本来コントロールが難しい狂戦士の手綱をしっかりと握っている。

 

 そして今の攻防で把握した重要なことはもう一つある。バーサーカーの速度がセイバーに追い付く類の域ではないということだ。

 

 最速の英霊とも称されるランサーとはまだ会敵していないものの、セイバーの速度は高ランクであるのは揺るぎようがない事実、そして利点だ。だからこそそれが優位に立てるかどうか、サーヴァント同士の戦いでは彼女にとって最重要事項となる。それ如何で戦略の立てようが大きく変わるのだから。

 獲物は最初の夜に戦ったアサシンと同じく徒手空拳だが、この相手は彼女程速度があるわけではない。直線的な威力、膂力は間違いなく狂戦士に軍配が上がるだろうが。

 よって、この程度なら彼女が遅れをとるわけがない。危なげなく背後からの奇襲を回避したセイバーの様子に、蓮が安堵しかけた時だ。

 

「っ!?」

 

 その行動は単なる直感、本能だ。

 

 回避したセイバーを正面からとらえる為に続けて放たれた拳の二連撃。

 一つ目を交わし、クロスするように刃を相手の手甲に走らせ、肩口からカウンターを見舞う。そのビジョンを描き、彼女が構えた刀身がバーサーカーに触れる直前だ。刀身と甲冑の間が後数センチも隙間の無い刹那、急に飛び退るように彼から距離を取ったのは。

 

「どうしたのかしら。それとも―――ああ、さっきといい、あなたって中々いい勘してるのね」

 

 二人のやり取りから距離のあった蓮達の目には、今のやり取りの間に何があったのか知る事は出来なかっただろう。何せ、セイバー自身も自分がなぜそのような行動をとったのか理解できていなかったのだから。

 

「セイバーっ」

 

「離れてください。いえ、それよりも二人は機を窺って離脱をっ」

 

 今のカウンターは間違いなく好機で、相手が迎撃にでても容易くそれを越えられるだろうとセイバーは思っていた。しかし結果は自身の第六感に従った回避行動。そして頭が理解するよりも先に、今の行動が間違いでなかったと納得している自分を自覚していたという不可解な感覚。

 

「離脱って、数ならこっちの方が上よ。このチャンスを――」

 

 凛の言うこの場での利を考えないセイバーではない。理屈でその勘定は既に天秤に乗せている。だから、それを考慮したうえで相手の危険度が高すぎるのだ。

 誓って、セイバーはバーサーカーの素性を把握している訳ではない。聖杯戦争における二回目の参加という特異例であり、記憶の継承もしている。いるが、その思い出した記憶の中に、こんな仰々しい黒甲冑の覚えはない。

 なのにこの背後から忍び寄られる様な不安は何か。そう問われれば答えに窮するが、あえて言葉にするのならその雰囲気。コレが纏う険呑さはそのままとても不吉な何かを連想させ、脳裏に駆ける警鐘が、思考が下す判断を待たず体に働きかけるのだ。

 

「オイオイなんだ、いまさらかブルっちまったとかいうきじゃねぇよな」

 

「アーチャー。貴方は今更」

 

 対峙する両者の間に走る緊張感を砕くのは、セイバーと違い霊体化していたアーチャーだ。その両腕には、昼間の戦闘による名残りである布が包帯代わりに巻かれていたままだが、気にした風でもなく古びた銃を取り出していた。

 

「いえ……今は貴方と言い合う時間も惜しい。貴方は凛たちの安全を確保しつつサポートに回ってください。どうにも、アレには寒気がします」

 

 援護よりも撤退を優先させろというセイバーの物言いは、聞くものには臆病風に吹かれた様に聞こえるだろう。事実指示されたアーチャーも面倒だというように手で側頭部をかいている。

 だが、事実として、この時この場にいる者はそれ以上の思考の中断を余儀なくされた。

 

「オォ――■■■■!!!!」

 

 虎兜の狂戦士が絶叫を伴ってセイバー目掛けて殴りかかる。

 一撃。二撃。三撃と、その全ては彼女を捕らえて屠る為のもの。ここまでくればあのアインツベルンの少女も、まずは邪魔な前衛を潰しに来たということだろう。数に利のあるこちら側だが、定石に従って考えるのなら前衛たりえるのは彼女のみなのだから。

 

「くっ、だがこの程度なら」

 

 打ち下ろされる砲弾と見間違うほどの拳圧を、セイバーは身体を逸らして躱しきる。が、初めのように、刀身を当てるようなことは決してしない。いや、彼女は全霊でバーサーカーとの接触を避けている。

 

「■■■!!」

 

「ぶざまね。避けてばかりじゃ、私のバーサーカーに勝つことはできないわよ」

 

 幸い、場所は住宅が密集した住宅街というよりかは散在している。人気が少ない時間帯というのも味方はしている。だが、少女の言うとおり、このままで勝機が無いのは誰の目にも明らか。

 故に、彼女が探るのはその勝機の程。突き刺さり主張する違和感の確証を得る為に全神経を集中させて見極めようとしているのだ。

 

 そして、その慎重さは、決して取越し苦労ではない。

 

「まあもし、仮に何か小細工をしようとしていても――」

 

 今までで一番大振りな腕の引き絞り。

 背後を壁に阻まれたセイバーの退路は左右上下の三方向。その一つ、上空を断つための打下しの為のものだ。

 だが半面、溜めと比例して隙を大きく晒す行為。通常ならこれ以上ない絶好の好機を、セイバーは空中でステップを踏む事で、空中を稲妻が昇るように駆け上がった。

 

「そんなもの、結局は無駄でしかないから」

 

 その結果、

 

「っ、やっぱり」

 

「嘘、だろ」

 

 セイバーに代わって彼女の交代を阻んでいたコンクリートの壁が吹き飛ぶ。

 砕けるのではなく、吹飛ばされる。瓦礫ではなく砂より微細な塵のように舞う壁だったそれらは、まるで砂城が吹き飛ばされたかのように、跡には何も残らない。

 

「アーチャー、凛! なんでもかまいません、バーサーカーに攻撃をっ」

 

「え、けど私の魔術なんて」

 

 魔術がサーヴァントに届かないという一般的な主張をセイバーはそんなことはどうでもいいと怒鳴り散らすように攻撃を求める。同じ援護なら弓兵のクラスであるアーチャーがいるだろう。

 確かに、凛個人は表には出さないが、条件付きで一度、いや二度程度なら英霊を打倒する一撃を見舞える。だが、それは本来奥の手。この聖杯戦争に勝ち残るために幼い頃より練りに練ってきた結晶なのだ。おいそれと使うのは躊躇われる。

 

「迷ってる隙ねぇだろ。俺らは後衛(サポート)だ――構えな、合わせてやるよ」

 

「アンタねっ」

 

 簡単に言ってくれるなと隣に立った弓兵は、しかし凛の予想に反してこれまで見た事がないほど緊張感に引締まった顔をしていた。

 これまで戦ってきた中、対サーヴァント戦でも飄々としてきたこの男が強張る姿。それは今もバーサーカーとつかず離れず距離を保つセイバーとも共通するもので、知らず凛も息を飲む。

 

「ええい!!」

 

 そして、だからこそそれらが決め手になったのだろう。

 戦術を選ぶのは結局己の経験と直感だ。前者は高々十そこらの少女が培った経験。戦場の華となった英霊には遠く及ばない。だが最後に縋る導が他人を指針にするなど遠坂 凛は看過しない。よって従うのは己の直感。

 

『――Anfang(セット)

 

 これは己の選択、彼に言われた可能性を考慮しただけに過ぎないと自分に言い聞かせ、取り出したのは彼女が保有する“宝石”の中でも大粒の一品。

 即席ではなく、それなりに値もはり、時間をかけた逸品だ。

 

「これで無駄になったら、貴方が責任持ちなさいよ!」

 

 主に金銭面でと主張する守銭奴の軽口も、知らず彼女が感じ、伝播してきた不安を払拭するためのものだろう。

 彼女も一流の魔術師として、師でもある己の父に認められる程の腕前、自負がある。だからこの程度何でもないと振り切るように掴んだ宝石を投擲、弾丸となるその一撃に、アーチャーが獲物である銃撃を追随させた。

 

 そして――

 

「よし、ビンゴッ」

 

 爆ぜる爆炎に次ぐ轟音。

 その威力は例え相手に大きなダメージを与えられずとも、注意を逸らす事は出来るだろう。そして後を追う形で放たれたアーチャーの弾丸の軌道を覆い隠す。

 連携は完璧だと、誰の目にもそう映っただろう。

 

 だが舞う煙の晴れたその先には、

 

「うそ、だろ」

 

「当たり前よ。私のバーサーカーは、誰にも傷一つ付けられやしない。最強のサーヴァントなんだから」

 

 ひび一つどころか、爆炎による煤もない健在な黒甲冑。

 二人の連撃に対し、たった一つの拳を撃ち下したかたちで仁王立ちとなる虎兜。

 彼が唯一持つ、無二である絶対の異能が、月明りの下晒される。

 

 

 





 黒甲冑、虎兜、拳――の時点でもうお察しだよね。名前は相も変わらず言いませんが(目逸らし
 あ、彼女の私服が原作と違うと思った方。ハイ、違いますワザと。なので言葉づかいもびっみょうにかえているんですが、前作から読んでいる方はわかる、のかな? 今作から読んでくれている方もいるようなので、今後ゆっくり明かしていきます予定なりよ!
 あと主人公、頑張らないとね(白目

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