ロウきゅーぶ!!!~エリーゼ・ルタスの大冒険~   作:藤林 明

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遅くなってすいません…m(_ _)m
クラス分けやキャラ設定に手間取っていました(>_<)
…そしてご報告。次回は前サイトで投稿したキャラクター・設定と異なります。なのでそれらをまとめるのに少々時間がかかるので今週中に続きがあげられるかわかりません。

それではどぞ!


第7話:転校生再び 前編

~エリーゼside~

 

練習後に行われた話し合いも、予想外の出来事がありましたが無事に終わり、今日は夜も遅いという事で解散して今は自宅の自室で普段は机の上に飾ってあるティポを抱きしめながら今日の出来事について考えます。

 

「…ティポ、今日ジュードとレイアが学校に来てくれたよ。最初は驚いたけど、凄く嬉しかった」

 

…もちろんスイッチを入れてないのでティポは喋りません。…でも、1日1回はこうして話し掛けてます。…初めての友達…だから。

 

「それでね、昴さんや先生に皆で旅をしていた頃の話をしたんだ。2人共、凄く驚いてた」

 

懐かしいですね…あれからまだそんなに経って無いハズなのに…もう、何年も昔の事みたいに思えます。

 

「…あ、でもね!その後愛莉達も外で聞いてた事が分かってビックリしたんだよ」

 

そうなんです!なんと先に帰ったハズの愛莉達が帰らずに私達が話をしている会議室の外…廊下からこっそり聞いていたんです。…ちなみに気付いたのはジュードだけです。私達は話すのに夢中で気づきませんでした…。

 

「でもね、バレちゃった5人は美星先生から追加で宿題出されちゃったから大変そうです」

 

…ちなみに私は無いです。…後で真帆からメールか電話が来そうなので実質課題があるのと変わらなさそうですけどね…。

 

 

――ぼくらがただじゆうで~♪(着メロ)

 

 

……早速来たみたいです。なので

 

「ティポ、ちょっと真帆と電話してくるね」

 

と、ティポを机に戻しながらそう言って真帆からの電話に出ます。…今日の夜は寝れるのでしょうか…。

 

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~♪

 

 

 

 

 

 

 

 

「……………………眠い………です」

 

…おふぁよふござひまふぅ~…エリーゼでちゅ~……顔洗って来まひゅ。

 

 

~~~~~~♪

 

 

…ふぅ。ようやく目が覚めました。…けど…ふわぁ~…まだ凄く眠い…です。…実はあれから4時間近く真帆の予想通りのお願いに付き合っていたので、寝ようした時には日の出が見えてました。…ちなみに現在時刻は朝7時です。………紗季の苦労と昨夜の忠告の意味、昨日1日でわかった様な気がします。…眠い。

 

 

そして、ずっとこんな感じ→(ρд-)zZZな私は、お母さんにスクールバスのバス停まで連れて来て貰った挙げ句、バスへ乗せて貰うと言う醜態(以前紗季に意味を教わったので意味は知っている)をさらしてしまいました。…凄く…恥ずかしい…です。

 

…そして、私はスクールバスに乗ってる間、一度も起きませんでした。しかも学園に到着してから先生に起こされるまで爆睡…。…真帆のバホー…

 

そして…寝ぼけ眼で歩いていた私は、教室の入口が閉まっているにも関わらずにそのまま…

 

ガツン!!

 

「痛っ!」

 

扉にぶつかってしました。…はうぅ~…おでこが痛い…。

 

「だ、大丈夫!?エリーちゃん」

 

「…おでこが痛い…けど、大丈夫。ありがとう…愛莉」

 

ぶつかった音を聞いて、愛莉が扉の前で尻餅をついている私に手を貸してくれました。私は愛莉にお礼を言って立ち上がります。

 

「本当に?…あっ!おでこすりむいてる…エリーちゃんちょっと待ってて」

 

そう言って愛莉はポケットからバンソウコウというものを取り出して、私のおでこに貼ってくれました。

 

「愛莉…ありがとう」

 

「ううん、困った時はお互い様だよ♪…あ、そろそろ美星先生来ちゃうから早く席行こっか♪」

 

私がお礼を言ったら愛莉は笑顔でそう返してくれました。…本当に優しい人です。

 

 

 

~~~~~♪

 

 

 

「よ~しお前らよく聞け!今日はエリーゼに続いて転校生がうちのクラスに来るぞー!」

 

私と愛莉が席に戻ってすぐに教室へ来た美星先生は、入って来るなりいきなりそう私達に宣言しました。…転校生というのは珍しくないものなのでしょうか?

 

「こんな短期間に珍しいわね…」

 

…………訂正。珍しいものみたいです。…紗季が言うのなら間違いありません。…という事は

 

「…私達と「同じ」なのかな…」

 

「おー?エリー、大丈夫?」

 

「あ…うん、大丈夫だよひな」

 

…どうやら声に出してしまった様で、ひなに余計な心配をさせてしまいました。…ごめんねひな。

 

 

「入って来て良いぞー!」

 

ひなと話していたら美星先生が扉に向かってそう呼びかけました。…ふふっ、懐かしいです。

…なんて考えていたら転校生が入って来ました…が…

 

 

ガラガラガラ…

 

 

…ざわざわ…ざわざわ…

 

………えっ…と……クラスが騒がしくなるのも仕方ありません…よね?

 

「うひゃー!沢山いるなー」

 

「……はぁ…これはこれで大変そうね……」

 

真帆が興奮半分驚き半分なのも、紗季がこの先に見える騒ぎの予感にため息吐きたくなるのも仕方ありませんよね?…だって…

 

「静かにー…まぁ皆も驚いたと思うが、ここに居る「3人」が新しくこのクラスに入る事になった!仲良くしてやってくれよ~にゃふふ…てことで、自己紹介よろしく!」

 

 

…転校生が「3人」も同時に来たんだから…。

 

 

続く




後半へ~続くっ!

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