ロウきゅーぶ!!!~エリーゼ・ルタスの大冒険~   作:藤林 明

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何と言うか…他の人達より目茶苦茶短い(-.-;)
…修正しながらとはいえもう少し増やした方が良い、かなぁ?

あとやっぱりエリーゼ口調は難しい




…それではどぞ!



第2話:友達

~エリーゼside~

 

 

こんにちは。エリーゼです…自己紹介に失敗した私は今凄く泣きたい気持ちでいっぱいです。…だって、第1印象っていうのが1番大事だってこの前読んだ本に書いてあったんだもん。完全に失敗ですよね…あれじゃあ……

そんな感じで絶賛ネガティブゲイト~みたいな心境の中、美星さんに言われた席まで来ると、そこに居たのは…

 

 

…涙を流してる大きな女の子でした。

 

 

…正直、ジュード達以外の友達がドロッセルとティポ位しかいない私にはただただ驚くしかありませんでした。…もちろん何て声をかければ良いのかもわからないので、ただその場でアタフタとしてるしかなかったのですが…

 

「…エリーゼちゃん、大丈夫だよっ!エリーゼちゃんは、独りにならないよっ」

 

そう私に言って…私よりも大きいその女の子は、私の事を抱きしめてくれました。…優しい人、みたいです。

「……えっと、感動的な所すまんが……」

 

そんな事を考えながら自分の気持ちが落ち着き始めた頃に急に美星さんが申し訳なさそうな表情で切り出してきました。…どうしたのでしょう?

 

「…そろそろホームルームの続きしても良いか?」

 

「…あっ!ご、ごめんなさいっ!エリーゼちゃんもごめんね」

 

…そういえばホームルームの最中でしたね…すっかり忘れていました。…でま……ううん、きっと、この人とは良い友達になれそうです。

 

 

 

 

 

~~~~~~~♪

 

 

 

 

 

 

その後のホームルームと1時間目の授業もスムーズに進み、今は休み時間になった所…なのですが…

 

「ねーねー、エリーゼちゃんって何処から来たの?」

 

「エリーゼちゃんって何が趣味なの?」

 

「好きなもの何~?」

 

…………何故か凄い勢いで質問攻めにあってます。…私、そんなに珍しいのでしょうか??

 

「あの…えっと、その……」

 

…どうしよう…何を何処から答えて良いのかわかりません…ジュードが話かけてきた時以上に困りました…。

…と、そんな時

 

「こらー!!エリーゼが困ってるでしょ!?質問はひとつずつにしなさい!!」

 

…前から鋭い声が聞こえ、皆が静まりました。

前を見てみると、とても長い青い髪をみつあみにしている、眼鏡をかけた女の子が仁王立ちしてました。…ちょっと怖そうですが、助かりました。

 

「なんだよ~、サキ~?」

 

眼鏡の女の子の声に1番早く反応したのは、金髪の長い髪をツインテールにしたレイアみたいな元気の塊みたいな女の子。…多分、私の苦手なタイプですね。

 

「って何でアンタまで質問攻めに加わってるのよ!?ってひとまずそれは置いといて…コホン、自己紹介の時もそうだったけど、エリーゼって受け答えが苦手そうだったから、やっぱり誰かが間に入らないとマズイだろうなって思ったのよ!それで様子を見てたら案の定、というか予想以上だったけどね…」

「ふ~ん…ま、確かにさっきから昔のアイリーンみたいにアタフタしてるからな~…ふむ、てことで皆!ここはこのまほまほに任せたまえ~!」

 

「「「何でそうなるんだよ!?」」」

 

……なんだか、よく分からないことになってきました。

青い髪の眼鏡の人が私を助けてくれようとしているのはわかりますが、どうやら金髪のレイアみたいな人もなんだかんだで助けてくれるみたいです。…レイアもそうでしたが、こういう元気な人は皆こうなのでしょうか…?

 

 

 

 

そんなドタバタとした休み時間も終わり授業が始まる直前、私の席の両隣の女の子から声をかけられました。

 

「さっきはいきなりあんな事してごめんね?あ、私は香椎愛莉です。よろしくね」

 

さっきの大きな女の子はカシイアイリさんと言うそうです。

 

「おー、ひなは、袴田ひなた~。よろしくお願いします♪」

 

そしてカシイアイリさんの反対側の席の、彼女とは対照的なとっても小さなピンク色の髪の女の子はハカマダヒナタさんと言うそうです。

 

「えっと…エリーゼ・ルタス…です。よろしくお願いします…です」

 

私も自己紹介してもらったので改めて自己紹介をします。…よかった…今度は噛まずに言えました…。

 

「えへへっ、そんなに固くならなくて良いよ♪」

 

「おー、エリーゼ、リラックスリラックス~」

 

…けどやっぱり、緊張はしちゃうみたいです。…でも

 

「えっと、…カシイアイリさん」

 

「えっ?…あ、私の事は愛莉で良いよ?あと同じクラスなんだし普通に話しても大丈夫だよ♪」

 

「あ、はい。えっと、…愛莉…さっきはありがとう…です」

 

さっきのあれはね、とっても嬉しかったんだよって、ちゃんと伝えたかった。だからお礼を言っておきたかった…。

 

「エリーゼちゃん……ううん、私、エリーゼちゃんとお友達になりたかったから…だから、ね?」

 

「おー、ひなも、友達になりたい。エリーゼも、ひなのことひなって呼んで?」

 

二人は笑顔でそう答えてくれました。

 

「愛莉…ひな…うん!私も、二人と友達になりたい…です」

 

…私も、二人とは友達になりたかったので、本心を「自分の口から伝えたかった」からそのまま言葉にして伝えました。…ちゃんと伝えられたか分からないけど…でも、これが私の本心。だから…

 

「うん!…うんうんっ!これからよろしくねエリーゼちゃん」

 

「わーい、これからもよろしくお願いします♪」

 

この二人になら絶対伝わるって信じていました。…やっぱり、友達が出来るのは嬉しいです。

 

 

~sideout~




後書きスキット:バリボーふたたび!

エリーゼ「抱きしめてくれた時に思ったのですが…愛莉って凄いバリボーです!」

愛莉「えっ?バリボー?」

ひなた「おー、エリーゼにも、わかる?」

エリーゼ「はい!アレはとても柔らかくて、とても気持ちよかった、です!…私もいずれはああなりたい」

ひなた「おー、エリーゼには、難しい」

エリーゼ「うー…」

愛莉「………。(ね、ねぇひなちゃん)」

ひなた「?(おー?)」

愛莉「(バリボーって、何の事かな?)」

ひなた「(むーん…ひなもよく分からない。)」

愛莉「(ひ、ひなちゃん…)」

エリーゼ「愛莉!愛莉はとってもバリボー…です!…羨ましい…!」

愛莉「ええっ!?(い、一体何の事なのー!?(泣))」

おわり


御愛読ありがとうございましたm(_ _)m

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