ロウきゅーぶ!!!~エリーゼ・ルタスの大冒険~   作:藤林 明

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今回は非常に短いです…。
…まぁ、前回の続き要素が強すぎるから仕方ないけど。
あと試合は次回からです。すみません……



それではどぞ!


第9話:体育と組み合わせと転校生と

~エリーゼside~

 

……5時間目の授業が終わって今は休み時間。今日最後の授業は体育…なのですが…

 

「…えっ?合同…授業?」

 

「そうよ。エリーは始めての体験だと思うんだけど、今日D組の先生が出張で6時間目の授業が出来ないみたいでね。それならC組と合同でやらないか?ってみーたんが提案したのよ。そしたらD組の先生もそういうことならお願いしますってなったから今回は合同授業になったみたいね。…あ、でもみーたん的には別の目的もあるかもしれないわ」

 

…そうなんです。どうやら私が朝寝ぼけてる時に言ってたらしいのですが、今日の体育はD組という隣のクラスと一緒にやるみたいなのです。

 

「別の目的…ってもしかして昨日の話に関係あるって事?」

 

智花は「別の目的」という所に反応して紗季に問い掛けます。

 

「流石トモね。その通りよ。……あー、エリーはホームルームの最後の方寝てたから聞いてないかもしれないけど、実はD組にも4人転校生が来たのよ」

 

「えっ…じゃあもしかして…」

 

「ええ、エリーの想像した通りの可能性が高いわね」

 

驚く私に紗季は眼鏡を光らせてそう答えます。…転校生、どんな人達なんでしょう。

 

「うぅ~…久しぶりの合同授業、緊張するなぁ~」

 

そんな感じで紗季と智花と話していたら、着替え終わった愛莉がこっちへ来てそう言いました。

 

「ふふっ、大丈夫よ。授業自体はいつもと変わんないんだし、気楽にいきましょ」

 

「そうだよ愛莉。私達も一緒だから大丈夫だよ」

 

そう言って2人は愛莉を励ましてあげてました。…はぁ…私も気が利いた事言えたらなぁ…。

 

「おー?エリー、元気ないけどだいじょうぶ?」

 

「えっ…あっ!うん…大丈夫…です」

 

なんて落ち込んでいたら愛莉と一緒に来ていたひなに心配されてしまいました。…うー…情けない…です……。

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

 

そんな感じで沈みっぱなしのまま始まった合同授業の内容はというと…なんとバスケでした!

…しかもチームはクラス関係無しでランダム(というより既に美星先生が勝手に決めてきた)に決められてしまいました。

ちなみにチーム内訳は…

 

Aチーム

紗季、C組女子2人、D組女子2人

 

Bチーム

真帆、智花、D組女子3人

 

Cチーム

C組女子3人、D組転校生1人、D組女子1人

 

Dチーム

私、みずほ、D組転校生1人、D組女子2人

 

Eチーム

愛莉、ヒカリ、C組女子1人、D組女子2人

 

Fチーム

ひな、C組女子1人、D組転校生1人、D組女子1人

 

…こんな感じになりました。…よーし、頑張ろっ!

 




登場キャラ(一部)紹介

名前:八神ヒカリ

年齢:11歳

誕生日:12月23日

身長:170㎝

好物:?

ポジション:?

特技:?

備考:身長や誕生日は本作のみのオリジナル設定。不思議な力は継続中。

容姿:茶髪のショートカットに長い前髪を止める黄色いヘアピン、小学生離れした長い手足を持つ。体型としては小学生らしいスレンダーさが際立つ美人で普段は首からデジカメをぶら下げている。

設定:エリーゼと数日違いで転校してきた転校生で、昼休みに学級委員長の紗季に転校前に所属していた「チアリーディング部」がないことを聞き、成り行きでバスケ部に入部することになった。性格は明るく活発な印象を受けるが、その実内面は非常に脆く初対面の竹中のような荒い性格や暗闇をイメージさせられる雰囲気が大の苦手。美人を形容する容姿に誰もが一目で癒されるような笑顔を持つことからクラスだけでなく学校中から人気があり、転校初日は人だかりができるほどだったが、質問攻めの最中にでた「彼氏はいるか」という質問に「はい」と答えたことにより、執拗に言い寄ってくる男子は少なくなった様子。
なお、バスケについては本人曰く「体育で多少やった程度」しか経験は無いが、部活での練習と彼女曰く「彼氏」との毎日の特訓によってすさまじい勢いで成長していくことになる。
家族構成は父、母、兄に特殊な事情から猫(?)、恐竜(!?)と「同棲」という一応4人家族+ペットな感じ。そして重度の「ブラコン」らしい。


名前:神無月瑞穂(かんなづきみずほ)

年齢:12歳

誕生日:7月7日

身長:150cm

好物:母親特製肉じゃが

ポジション:?

特技:パス、スティール

備考:得意@パス全般、トリックプレイ、フェイク。苦手@フリースロー(10本に1本入るか入ん無いかレベル)、ミドルシュート(試合中は全く入らない。入っても奇跡レベルw)

容姿:色んな意味で小学生離れした容姿のメンバーが多い中で、唯一の小学生相応の体格の持ち主。だが普段着のセンスは残念極まりなく、制服を着ている時とのギャップが激しい。髪型はシンプルな黒髪ストレートロング(自覚は無いが女子達から羨ましがられる程に綺麗)で髪色と同じ黒い瞳を持つ典型的な大和撫子。

設定:ヒカリ同様エリーゼ達のクラスに転校してきた転校生の1人。昼休みに成り行きで一緒に居たヒカリと女バスメンバーとの昼食中にバスケ部についての話を聞いていて面白そうだと思い入部を志願した。また性格は非常に温厚で物腰も落ち着いておりその振る舞いは口調も相まってお嬢様を連想させるようなものなのだが、その反面チーム随一の腹黒キャラで、チームメイトもクラスメイトも関係なくその人物の秘密を盾にした交渉術を使って手玉に取る事を本人曰く「人生の楽しみ」としていたりする。(ちなみに出会った初日に紗季の秘密を握っている)
バスケプレイヤーとしては初心者ながらその抜きん出た腹黒さと上品な立ち居振る舞いとのギャップから繰り出される変則的なプレーで、紗季とは違った司令塔としての才能を覚醒していくことになる。
家族構成は母親との2人暮らし。所謂「母子家庭」で母親はとある会社の社長…らしい。


…あれ?本文のが短くね?(笑)

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